家畜保健衛生だより

家畜保健衛生だより
家畜保健衛生だより
平成24 年度 第 11 号
抗菌剤・駆虫薬
駆虫薬は使用基準を
使用基準を守り、正しく使
しく使いましょう
抗菌剤、駆虫薬
駆虫薬などは
などは、使い方、使用量、
使用量、使用禁止期間(
使用禁止期間(休薬期
間)などの使用基準
などの使用基準を
って使用しなければいけません
使用基準を守って使用
使用しなければいけません。
しなければいけません。
使用基準を
使用基準を守らないと・・・
ないと・・・
出荷した
出荷した乳
した乳・肉・卵・蜂蜜に
蜂蜜に医薬品が
医薬品が残留基準値
残留基準値を
基準値を超えて残留
えて残留することが
残留することが
あります。
となります。
あります。その場合
その場合、
場合、当該畜産物は
当該畜産物は、回収や
回収や廃棄の
廃棄の対象となります
対象となります。
<使用基準
使用基準を
基準を守らず医薬品
らず医薬品が
医薬品が残留した
残留した事例
した事例>
事例>
(損害は
損害は農家負担)
農家負担)
・出荷前の
出荷前の豚に抗菌剤の
抗菌剤の入った飼料
った飼料を
飼料を誤って投与
って投与したため
投与したため、
したため、豚肉に
豚肉に残
留(2tを回収)
回収)。
・牛に抗菌剤を
抗菌剤を飼料添加で
飼料添加で投与すべきところを
投与すべきところを飲水投与
すべきところを飲水投与し
飲水投与し、休薬期間
を 1 日短く
日短く出荷したため
出荷したため牛肉
残留(124kg 回収)
回収)
。
したため牛肉に
牛肉に残留(
・採卵鶏に
採卵鶏に使用できない
使用できない抗菌剤
できない抗菌剤を
抗菌剤を投与し
投与し、卵に残留(
残留(自主回収も
自主回収も含め
約 101 万個回収)
。当該農家
万個回収)
。当該農家は
当該農家は廃業。
廃業。
・腐蛆病予防薬を
腐蛆病予防薬を専用飼料ではなく
専用飼料ではなく、
ではなく、自家調製
自家調製飼料に
飼料に添加したため
添加したため、
したため、
飼料が
飼料が巣箱内に
巣箱内に粘着。
粘着。洗浄で
洗浄で除去しきれず
除去しきれず、
しきれず、はちみつに残留
はちみつに残留(
残留(3t
回収)
。
回収)
(裏面に続く)
神奈川県湘南家畜保健衛生所
〒259-1215 平塚市寺田縄 345
TEL:0463-58-0152 FAX:0463-58-5679
<西部出張所>(足柄上合同庁舎第 2 別館 3 階)
〒258-0021
足柄上郡開成町吉田島 2489-2
TEL:0465-83-3003
FAX:0465-82-6330
使用基準の
使用基準の確認と
確認と使用の
使用の記録
<表示例>
動物用医薬品 ○○○○○(商品名)
効能・効果
豚回虫の駆除
動物用医薬品
○○○○○
用法・
用法・用量
飼料1t当たり○g を均一に混合
し、○日間経口投与する。
注意-使用基準の定めるところにより使用する
こと
使用基準は、囲み枠に記載
裏面に記載の場合もあり
注意:本剤は薬事法第83条の4の規定に基づき上記の用法及び用量を含めて
使用者が遵守すべき基準が定められた医薬品ですので、使用対象動物(豚)につ
いて上記の用法及び用量並びに次の使用禁止期間を遵守してください。
豚
: 食用に
食用に供するためにと殺
するためにと殺する前
する前○日間
対象動物
使用禁止期間(
使用禁止期間(休薬期間)
休薬期間)
医薬品を
医薬品を使用したら
使用したら、
したら、使用記録をつけて
使用記録をつけて保管
をつけて保管しましょう
保管しましょう。
しましょう。
① 使用年月日、②使用場所、③対象動物、④薬品名、⑤用法・用量、
⑥出荷可能日
獣医師の
獣医師の発行した
発行した動物用医薬品指示書
した動物用医薬品指示書や
動物用医薬品指示書や出荷制限期間指示書が
出荷制限期間指示書が
ある場合
ある場合は
場合は、使用記録と
使用記録と一緒に
一緒に保管しましょう
保管しましょう。
しましょう。
※未承認動物用医薬品(
未承認動物用医薬品(個人製造や
個人製造や輸入)
輸入)の使用は
使用は、薬事法で
薬事法で
禁止されています
禁止されています。
されています。また畜産物
また畜産物に
畜産物に残留した
残留した場合
した場合、
場合、回収・
回収・廃棄
の対象となり
対象となり、
となり、人で健康被害が
健康被害が発生した
発生した場合
した場合は
場合は、使用者の
使用者の責
任となります。
となります。