報道資料 山陰新幹線等の早期実現を展望した 北陸新幹線の京都府北部へのルート延伸を巡る要望書を提出 ‐山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議‐ 平成28年2月5日 京丹後市役所 ( 「山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議」事務局) 山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議(※)では、現在、政府・与党、関係地方自治体、 JRはじめ関係者の間で議論が本格化しつつある「北陸新幹線の延伸ルート」に関し、この機会 をしっかりと捉え、山陰新幹線等の早期実現を展望し、そこにつながる北陸新幹線のルートのあ り方について、要望書(別紙1. 「京都府北部地域を経由する北陸新幹線のルート延伸の速やか な具体化」及び「山陰新幹線等の早期実現」について)を取りまとめました。 つきましては、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム「北陸新幹線『敦賀・大阪間』整 備検討委員会」委員長に対し、下記のとおり、要望書の手交を行いますのでお知らせします。 記 ■与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム「北陸新幹線『敦賀・大阪間』整備検討委員会」 西田昌司委員長に対する要望書の手交 (1) 日時・場所 平成28年2月9日(火)13:30~13:50 参議院議員会館 西田昌司議員事務所 (11階 1110室) (2) 要望書(別紙1参照) 「京都府北部地域を経由する北陸新幹線ルート延伸の速やかな具体化」 及び「山陰新幹線等の早期実現」について (3) 要望書の主な手交者(予定) 「山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議」要望賛同自治体(別紙2) 会 長 深澤 義彦(鳥取県鳥取市長) (当日は代理者) 副会長 松浦 正敬(島根県松江市長) ( 〃 ) 事務局長 中山 泰 (京都府京丹後市長) ※ 「山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議」 (会長 深澤義彦鳥取市長、平成25年6月に創設。 別紙2及び3参照)は、山陰を縦貫し北陸に接続するとともに山陰から京都、大阪などの京阪神を 直接に結ぶ、リニア方式も含めた新幹線(以下「山陰縦貫・超高速鉄道」という。 )の早期実現を図 るため、関係機関への要請、必要な調査活動等を精力的に行っています。 お問い合わせ先: 「山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議」事務局 京丹後市企画総務部企画政策課 (担当:川口・野木 TEL0772-69-0120 FAX0772-69-0901) 別紙1 各 位 「京都府北部地域を経由する北陸新幹線のルート延伸 の速やかな具体化」及び「山陰新幹線等の早期実現」について 本会は、北陸から山陰道を経て下関に至る、いわば環日本海・本州西部地域が豊かな 自然資源や健康環境、我が国歴史の源流文化などの魅力や資源に恵まれ、将来ともに我 が国全体の経済・地域力の本格的な発展を支える中心的な国土軸の一つであることを踏 まえ、早急に、山陰を縦貫し北陸に接続するとともに山陰から京都、大阪などの近畿を 直接に結ぶ新幹線、リニア鉄道などの超高速鉄道(以下、 「山陰新幹線等」という。 )の 建設に着手・推進されるよう、関係諸機関への要請、必要な調査等の諸活動を真剣に推 進しています。 将来、山陰新幹線等を実現するに当たり京阪神圏域に接続するとともに、日本海側圏 域でこれを北陸新幹線に接続することは、山陰地域と北陸地域をしっかりと連結させる こととなり、これにより、両地域相互の発展に著大な効果をもたらすことが強く期待さ れるほか、本州の東西を貫く「環日本海国土軸」が形成され、国家的な防災・リダンダ ンシー確保の上でもその国益は極めて大きい。 その上で、北陸新幹線が京都府北部地域を経由して京都市、大阪市など京阪神圏域に つながるルートとして実現されることは、将来、山陰新幹線等を京阪神圏域とともに北 陸新幹線に接続していく上で、最も効率的で、円滑、合理的なルートとなるものであり、 後世代へと続く総合的な国益確保の上で、このルートによる北陸新幹線の速やかな具体 化、及びそれにより促進される山陰新幹線等の早期実現を強力に推進いただきますよう、 ぜひともお願いをいたします。 平成28年 2月 9日 山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議 会 長 深 澤 義 彦(鳥取市長) 別紙2 「山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議」要望書賛同自治体 ○会 長 深 澤 義 彦(鳥取県鳥取市長) ○副会長 松 浦 正 敬(島根県松江市長) ○幹事兼事務局長 中 山 泰 (京都府京丹後市長) ○会計監事 広 瀬 栄 (兵庫県養父市長) 番号 都道府県 1 自治体首長名 備考 防府市長 松浦 正人 2 山口市長 渡辺 純忠 3 松江市長 松浦 正敬 4 浜田市長 久保田 章市 5 出雲市長 長岡 秀人 6 益田市長 山本 浩章 7 大田市長 竹腰 創一 8 安来市長 近藤 宏樹 江津市長 山下 10 雲南市長 速水 雄一 11 奥出雲町長 勝田 康則 12 海士町長 山内 道雄 13 西ノ島町長 升谷 14 知夫村長 福山 孝行 15 隠岐の島町長 松田 和久 16 鳥取市長 深澤 義彦 17 米子市長 野坂 康夫 18 倉吉市長 石田 耕太郎 19 境港市長 中村 勝治 20 岩美町長 榎本 武利 若桜町長 小林 昌司 22 智頭町長 寺谷 誠一郎 23 八頭町長 吉田 英人 24 三朝町長 吉田 秀光 25 湯梨浜町長 宮脇 正道 26 琴浦町長 山下 一郎 山口県 9 21 島根県 鳥取県 副会長 修 健 会 長 27 北栄町長 松本 昭夫 28 日吉津村長 石 29 大山町長 森田 増範 30 南部町長 坂本 昭文 31 江府町長 竹内 敏朗 32 豊岡市長 中貝 宗治 33 養父市長 広瀬 朝来市長 多次 勝昭 35 香美町長 浜上 勇人 36 新温泉町長 岡本 英樹 37 泉大津市長 伊藤 晴彦 泉佐野市長 千代松 大耕 39 和泉市長 辻 40 阪南市長 福山 敏博 41 福知山市長 松山 正治 42 舞鶴市長 多々見 良三 43 綾部市長 山崎 善也 宮津市長 井上 正嗣 45 京丹後市長 中山 46 伊根町長 吉本 秀樹 47 与謝野町長 山添 藤真 34 兵庫県 38 操 栄 会計監事 大阪府 44 京都府 宏康 泰 幹事兼事務局長 (平成28年2月5日現在) 別紙3 「山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議」の設立趣意書 趣旨・目的 今、我が国全体の閉塞感を打破し、新しい21世紀の今後の百年を展望するとき、日本各地に広 く潜在する多彩多様な魅力や可能性の開拓・開発を永く中長期にわたって牽引することができる日 本全体の構造的な諸環境を整備していくことが、まずもって欠かせない。まだまだ地方には考えつ くせないほどの夢と可能性のタネが埋もれており、21世紀の新時代を通じ日本大に広がる夢と可 能性を地域から主体的に開拓していくことを可能とするためには、夢や活力の国家大・世界大の規 模の広がりを支える最低限の基幹道路や高速鉄道などのいわゆる“国土軸”の整備が重要不可欠で ある。 とりわけ、北陸から山陰道を経て下関に至る、いわば環日本海・本州西部地域は、本地域全面を 通じて地理的に東アジア諸国・地域に広く対面し、交流・交易の拠点を多数有して東アジア地域と 交流の最適前線拠点となる大きな可能性を有するとともに、地域全体を通じ多様な自然環境や健康、 いやしなどこれからの時代が地球規模で求めてやまない魅力や価値の原石に恵まれ、山陽・近畿・ 東海・北陸など国内他地域との多方面な地域間交流を通じて我が国全体の経済力・地域力の将来の 本格的な発展を多角的に支える中心的な国土軸の一つとなりうるものである。 それにもかかわらず、現状は、戦後来、基幹道路や高速鉄道等の基幹的な社会基盤の整備が、国 内他地域に比べ、格段に遅れをとっている状況にある。加えて、東日本大震災の経験を我が国とし て最大限に活かしていくためにも、国内他地域で万一大規模災害が発生した場合における国土大の 住民避難・地域支援のための大移動を可能とする環日本海を横断する道路、鉄道等基幹路線の整備 をすみやかに確保しておくことが重要不可欠である。 このうえで、特に鉄道については、国内各地域とも概ね新幹線又はリニア鉄道が敷設又は計画さ れ、低負荷・大量輸送の手段が整備されつつあるのに対し、いわゆる環日本海西側の山陰地方は、 全く置き去りにされており、上掲したような環日本海国土軸創建に係る国家的、時代的な意義を踏 まえれば、早急に、山陰を縦貫し北陸に接続するとともに山陰から京都・大阪などの近畿を直接に 結ぶリニア鉄道又は最低限、新幹線などの超高速鉄道の建設に着手・推進されるよう、本地域、国 をあげて強く要請する。 平成25年6月5日 山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議設立総会
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