のみならず、世界に衝撃を与えた。転向の象徴となり、日本の建築界ービル︵﹂ 1 ９８３年竣工︶が彼のたはずの磯崎新の﹁つくばセンタブームとなり、モダニストであっ建築における新たな装飾や人間性になってしまったことを批判し、を見ることが難しく、退屈な建築されたことによって、形態に意味ニズムの建築において装飾が排除建築の世界ではポスト・モダンがポスト・モダンの建築は、モダ﹃週刊本﹄が刊行されていた頃、てつくられている。本﹄と版型と装丁をほぼ同じにしていた。﹃月極本﹄は、この﹃週刊ポスト・モダン原論だった。本﹄が選んだひとつが、磯崎新のマをもとに編集されていた﹃週刊想の世界で話題になっていたテー刷もシンプルで廉価な形態をとっラー印刷され、紙質や印な装丁は、表紙のみがカペーパーバックのよう年に発行された書籍。今から 31 年前、 1 ９８５原論﹄という本がある。磯ー崎僕ミ新のニ手マポ元ルスに﹄ト﹃。・週モ刊ダ本ン 17 レスは、﹃月極本 1 ニュリトルプレスから始まる旅今回紹介するリトルプ文● 根木慶太郎 volume 47 ミニマリズムの進化系。当時、デザインや文学、現代思今月のおすすめリトルプレス『月極本１ニューミニマル』世界の小さな住まい方をテーマにしたリトルプレス。監修：YADOKARI 企画・編集：宮下哲 2015年11月、YADOKARI刊 173 108ミリ（157ページ）1944円ーの家はレトロなワーゲンバス。れない。契約金２億円のメジャーリーガ﹃月極本﹄は示しているのかもしが、今回は掲載されている。０００事例の中から選んだ 50 事例いる世界中の小さな住まい方、２﹁未来住まい方会議﹂で公開してにつくられた﹃月極本﹄。次の時代に繋がっていくことをより、新たな価値をもって再び、らし︶、社会や自然との関係性にが、経済︵お金のこと︶、生活︵暮と形態を主に示していたミニマルで見つけた﹃週刊本﹄をきっかけかつてモダニズムの時代、機能この記事がおもしろい！﹁ Y A 現 D 在 O の K ミ A ニ R マ I ム﹂をが、標古榜本す屋る新たな価値を持った。本﹄ではニューミニマルとなり、森で、湖で、街で、新たなミニマルの世界が広がっている。はじめていた。ミニマリズムは過去のものとされされ、モダニズムの考え方を示すないことは退屈なこと︶﹂と揶揄モダンでは﹁レス・イズ・ボア︵少ことである︶﹂に対して、ポスト・︵より少ないことが、より豊かなての﹁レス・イズ・モアとされたミニマリズムが、﹃月極﹃週刊本﹄で 31 年前、批判の対象ニマルなオフィスを造る。タワービルの一室を改造して、ミニズム建築の伝説、中銀カプセルに佇む小さなボートハウス。モダち３つの顔を持つ家。美しい湖上ンライフ。素朴で器用、３日で建っをのモた担復ダ。う活ニはをズず標ムの榜の建し標築た語様次と式世しだ代ていける、スキマに暮らすアーバートルの倉庫。 1 坪あれば暮らし究極のミニマルハウスは 17 平方メポール・スミスが求めた休息小屋。『月極本１ニューミニマル』編集長から一言『週刊本』が創刊された8 0 年代当時と今とでは、メディア環境も社会的背景も全然違う。でも、そのミニマルな装丁と時代とリンクした内容は今見ても斬新で魅力的でした。『月極本』は、『週刊本』のように、30年後も色褪せずに読み継がれるコアな出版物でありたいと思います。ねき・けいたろう●岡山県玉野市で新刊や古書、洋書、リトルプレスを扱う書店『451ブックス』を経営。地元では「絵本を読む」教室なども開催。全国から取り揃えたリトルプレスはネットショップでも購入可。www.451books.com March 2016 SOTOKOTO 116