H26.10.1 地区別懇談会(黒保根山村開発センター)懇談概要 Q.1

H26.10.1 地区別懇談会(黒保根山村開発センター)懇談概要
Q.1
(Aさん)
有害鳥獣対策について伺いたい。黒保根猟友会の力や市の補助制度を活用して頑張って
いるが、イノシシ、シカ、ハクビシンなどがなかなか減らず、農作物を作ったそばから荒ら
されてしまう。基本的な対策があれば伺いたい。
(黒保根支所長)
直近3年間(平成 23~25 年度)の有害鳥獣の捕獲状況(狩猟期間を除く)は、イノシシ
が 190 頭、シカが 182 頭、サル 46 匹、クマが 14 頭、平成 26 年度に入ってからは、イノ
シシが 48 頭、シカが 59 頭、サルが3匹である。
黒保根猟友会の方々には絶大な協力をいただきながら駆除を行っているが、サルの捕獲・
防除についてはなかなか思うような成果が上がっていない現状である。防除対策としてこ
れまで、資材購入費の 30%補助を行っているほか、今年度は柏山地区において県の補助事
業を活用した防除対策を実施している。
効果的な防除対策、駆除対策について今後も情報収集も含め、調査・研究させていただき、
成果が上がるような方策を他の関係機関と連携しながら、探っていきたい。
(Bさん)
9月に黒保根中で駅伝大会の練習をするため、生徒が学校周辺の坂を走っていたときに、
一番後ろを走っていた女の子がサルに追いかけられたという話があった。その時は、その場
にいた男性の先生がサルを追い払ったので生徒にケガはなかったが、学校周辺でそうした
ことがあって生徒がケガをしては大変なので、特に学校周辺においては十分な対応をお願
いしたい。
(黒保根支所長)
今年度に入って、そうした話を聞いて中学校の門から 100mくらい下のところに檻を仕掛
けたが、捕獲できなかった。今後についても、特に清水入口あたりから中学校にかけては、
サルをしばしば目にしているので、職員の監視の目も光らせて事故がないように努めてい
きたい。
(市長)
パトロールを重要視しながらやっていきたい。
Q.2
(Cさん)
認知症グループホームの設置についてお考えを伺いたい。黒保根町の高齢化率が約 40%
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という中で誰もが認知症になる可能性がある。みどり市大間々町と東町には認知症グルー
プホームが設置されているが、黒保根町にはない。黒保根町にはしみずの里という大きな施
設もあるが、地域の情報ツールの発信基地としての認知症グループホームは重要だと思う
ので、ぜひお考えいただきたい。
(総合政策部長)
認知症グループホームについては、介護保険事業計画に基づき順次整備を行っており、平
成 24~26 年度にかけては、第5期計画として3施設を整備し、26 年度末には 17 施設 180
人の定員の施設整備が終わった。
そうした中で高齢者の増加に伴い、平成 27 年度から始まる第6期計画においては、圏域
あたりの高齢者人口が概ね 5,000 人程度になるように、これまで市内を5つの圏域に分け
ていたが、平成 27 年度からは8つの圏域にするということで再編整備を進めている状況で
ある。次の計画で黒保根町は川内町と新たな圏域を構成する予定である。今後、新たな圏域
の中で整備の検討がなされる予定になっている。ご理解いただきたい。
また、今後、みどり市との合併が進むと、今度は大間々町になるか東町になるかわからな
いが、ひとつの圏域の形成についても視野に入れる必要がある。高齢者の数などを勘案する
中で、どの地域にどういった施設を作ったらよいか、黒保根町と川内町での圏域ではなく、
より身近な圏域での考え方も出てくると思う。今後の合併の協議にも注目していただきた
い。
Q.3
(Cさん)
現在、交流促進センターに食糧の備蓄が行われているが、黒保根町は非常に広く、各部落
が細い道路で結ばれている中で、いざという時に交流促進センターに取に行くことは不可
能ではないかと思う。
役員会の中で話が出ているのは、各公民館や集会所などに分散型で食糧を備蓄すること
がお願いできないかと思っている。どこかが潰れても潰れていないところからの支援が可
能ではないかと思うので、ぜひご検討いただきたい。
(副市長)
今は異常気象で、我々が想像しないような局地的な災害が各地域で発生している。市も安
全安心課の組織を設置して、できるだけ地域の皆さんと一体となって、皆さんが一番やりや
すい形でということもあるし、災害時に孤立するような場所が出てくるなど、地域ごとの事
情もあろうかと思うので、市長から職員が地域に出向いて地域の皆さんとよく協議しなが
らいろいろな形で対応するように指示しているので、そうした折には検討させていただき
たいと思う。
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(Cさん)
今日、区長会でもその話が出て、担当課長から「各地域を回らせていただきます。
」とい
う話があった。よろしくお願いしたい。
(市長)
黒保根町の場合は、支所長が黒保根出身だから地域を知っていると思うが、桐生市の職員
だからといって全地域をくまなく分かる訳ではない。そこに住んでいる人達にとってここ
が一番安全だという場所があると思うし、学校や公民館が避難場所になっているだけでは
命は守れないかなと思っている。地域を見ながらより安全な対策をとっていきたい。
Q.4
(Dさん)
急傾斜崩落予測地域の点検と関係機関との円滑な連携について2点ほど伺いたい。
黒保根町水沼地域は急傾斜地域を抱えて、過去にも何度か国道 122 号に土砂が流出して
通行止めになったこともある。黒保根町全域における急傾斜崩落予測地域の再点検を行っ
ているのか、県に確認して実施済みであれば、地域の避難路の確保のため、その状況を教え
てもらいたい。また、土砂災害計画区域の指定状況について、桐生市は少ないというような
話もあるが、状況を伺いたい。
国道沿線でのり面や砂防工事が計画されている箇所があると思うが、全国的に対応しな
ければいけないことなので、国に対して早急に要請していただきたい。具体的な場所は、支
所の隣の郷土資料館の上流部に堂尻川という沢がある。行ってみると山腹の崩壊や倒木箇
所が見られるので、河床工事や砂防堰堤の工事を要請してほしい。
(副市長)
黒保根地区に限らず、市内には急峻な場所が多いので、県がこれまでに 50 回以上に渡っ
て調査し、危険箇所をそれぞれ地元の皆さんに説明してきた。こちらにも平成 24 年度以降
説明があったと思うが途中で区域変更があった。しかし、指定がなかなか進んでいかないと
いうことがあって、まず公民館や支所に県が把握している内容を早く皆さんのところにお
配りして、指定前であっても事前にこの地域はこうなのかということを認識していただき、
何かの時に役立ててもらえるように県と調整しながら、事前に配付させていただいた。早急
に指定していただき、それに対する対策を講じていくことが先決だろうということで話を
してきた。時間がかかったがようやくそうした動きができるようになった。
砂防堰堤なども必要なことであるので、先程の食糧備蓄などと合わせて安全安心課の職
員等が地域に伺った際に、いろいろご指導いただき、それを県と協議しながら進めていきた
い。忌憚のない意見をお願いしたい。今の話も繋げていきたいと思う。
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(Eさん)
土砂災害警戒区域の指定状況について、群馬県内では桐生市が一番遅いのではないか。東
毛地域では館林市は0だが、桐生市は 15 箇所しかない。みどり市は昨年 11 月に 542 箇所
が警戒区域に指定されている。先程の話で現在進めているということなので、ぜひよろしく
お願いしたい。
警戒区域に指定されるとその土地や家の取引はほとんどできなくなるし、いろいろ法律
的な規制もかかる。他の自治体では固定資産税の 30%減額を実施しているところもある。
自分の町会にも警戒区域に指定される家がある。後ろの山を崩れなくするには莫大な金額
がかかるので、該当者が移転する場合に、金融公庫では移転に関してお金を貸してくれる制
度があるが、市としても外から入ってくる人に対する優遇策と同じくらいの優遇策を考え
てもらえるとありがたい。
(市長)
お話のとおりだと思うし、これまで指定が遅れてきたのもそうした問題が多々ある。そう
した中でいかに行政としてお手伝いができるかという部分もある。今、移転をするのであれ
ば市内から市内であっても「住宅取得応援事業」の対象となると思う。いろいろな形で安全
策をとる、対策をする中で行政としていかにお手伝いができるかという部分も、これから皆
さんにご理解をいただく中で必要となってくると思うので、しっかりと検討していきたい。
Q.5
(Dさん)
生活道路の中で、未舗装のために雨季になると川のようになり、冬季になると通行不能に
なるような道路がある。具体的には鹿角の遠梁木線がある。黒保根の自然に魅力を感じて定
住された2世帯がいるが、毎年春先には凍結のため数週間通れない状況で、毎日の生活に支
障をきたしている。新規定住者に対する補助制度も大変素晴らしいが、既に定住されている
人達に対しても安全な生活道路の確保をお願いしたい。
また、川口地内に緊急車両が通過できない道路がある。ここも雨季になると川が氾濫して
通行止めになる。計画的にこうした箇所の対策をお願いしたい。
(黒保根支所長)
黒保根町内の生活道路は林道と市道に分かれている。林道については毎年計画を立て少
しずつ県の補助をいただきながら整備を進めている。市道については前田原清水線や荻の
目栗門線などの狭あい道路については、順次計画的に改良している。
話があった特定箇所はもとより、人が居住する場所が変わってくる部分もあって対応が
難しいところもあるが、順次計画を立てて整備を行っていきたいと考えているし、職員が直
営で砕石を敷いたりするなど努力もしている。予算の関係もあるのでご理解いただきたい。
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凍結道路に関して、まず除雪については町内の幹線道路を中心に業者に委託してかなり
の密度で除雪していると考えている。小さい市道については従来はそこに住んでいる方々
のご協力で除雪されてきたが、最近では高齢化のために除雪ができないという話も聞いて
いる。予算の許す限り細かいところまでできるだけ対応している。融雪剤を地区の方に撒い
てもらっているが、職員も直営で撒いたりしているのでご理解いただきたい。
緊急車両が通行できないような狭あい道路についてはなかなか改良が進んでいないが、
消防車両などは、小さい車両を配備するなどなるべく皆さんに心配をかけないようにして
いる。
いずれにしても、なかなか希望どおりにはいっていないかもしれないが、できるだけ皆さ
んの満足度を高められるようにしていきたい。
Q.6
(Dさん)
黒保根村時代にソメイヨシノを一の鳥居から利平茶屋まで熱き想いで 1,000 本以上植え
た。当時はきれいな花が咲いたが、現在はかなり「てんぐす病」が蔓延している。これまで
地元でも切ったりしてきたが、ソメイヨシノが高木になってしまったこと、植えた人たちも
高齢になってきていることなどもあって対処することが難しくなっている。
重点的に手を加えてもらえたらと考えているが、検討していただいた経緯などあれば伺
いたい。
(黒保根支所長)
昭和 62 年に毎戸から人が出ていただいて、桜を 1,000 本植えていただいた。当時、自分
が企画課で担当だったこともあり、想い入れも大変強い。鍛冶屋坂から一の鳥居の間につい
ては、木が大きくなればなるほど「てんぐす病」が蔓延してきて困った状態になっている。
当時、発足した「サクラを育てる会」が平成 18 年に解散する際に、今後については、市の
観光事業の中でお願いして、サクラの手入れをしたらどうだということで皆さんの意見を
聞いているということを昔の記録から読み取った。
費用もかかるが、当時の想い入れや、黒保根町の観光、ソメイヨシノがたくさん咲いた時
には非常に見事であったこともあることから、また復活できるように努力していきたい。
Q.7
(Cさん)
黒保根地区に包括支援センターの設置をお願いしたい。平成 25 年にも市長に要望書を出
させていただいているが、新里地区にある中で、黒保根の状況をよく分かっていない職員の
対応が大変もどかしい。合併の部分なども含めていろいろ検討の条件になると思うが、ぜひ
検討いただけるとありがたい。
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(市長)
この件については、地域審議会でもしっかり意見が出ていたので指示をしている。
(総合政策部長)
地域審議会や要望書の提出を受け、市長から当該部局が指示を受け、これまで検討を続け
てきた。その結果、地域包括支援センターについては、来年度から皆さんのご要望に応えら
れる体制づくりをということで現在検討が進んでいる。
黒保根町ではこれまで、日常生活圏域を構成している新里町と一体で包括支援センター
の業務を進めてきたが、地域特性やセンターからの距離ということで問題もありご要望を
いただいたが、平成 27 年度からは日常生活圏域の見直しということで、川内町と一体でひ
とつの生活圏域の構成となる。これまでの経緯からすると、住み慣れた地域で継続して良好
な生活を営んでいただくということを支援するためには、地域の状況を熟知した職員の常
駐が最良であると福祉担当部局も判断した。
こうしたことから、来年度からの第6期介護保険事業計画においては、黒保根町に包括支
援センターの職員が常駐できるような方向で準備を進めており、その常駐者が相談や支援
業務にあたれるようにしていきたいと考えているので、ご了解いただきたい。
Q.8
(Cさん)
過疎対策としての都外施設の誘致について伺いたい。これは、桐生市が丸抱えで福祉施設
を実施していくよりは、他の自治体と協働関係の中で実施できれば、持ち出しの金額も少な
くなるのではと考え提案した。
過日、新聞で南牧村の人口減対策ということで、低価格で利用できる公設民営のサービス
付き高齢者向けの住宅の整備において4年で 30 人の正規雇用創出がなされたとか、村が介
護度に応じて 50 人程度受け入れられる2つの施設を新設して、20~25 人の雇用が確保で
きたとか、空き家を貸して定住を促すということで、現在村内にある 350 戸の空き家のう
ち5戸程度購入する補正予算を 12 月議会に出しているということを考えているようだ。
都外施設にこだわるわけではないが、特に福祉関係は雇用を伴うこと、福祉施設で使用さ
れるいろいろな消耗品等も含めて消費にもつながることなどを考えて、地域審議会でも提
案した。ぜひ検討いただきたい。
(総合政策部長)
過去には東京都などでは全国に障害者施設などの設置を進めてきた経緯があり、地方で
も過疎対策の一環としてそうした施設を誘致した経緯は聞き及んでいる。
しかし、介護保険法が施行されて以来、特別養護老人ホームなどの福祉施設への入所の考
え方が、行政が入所施設を決める「措置」から利用者が入所施設を選べる「契約」に移行し
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た。施設も居住の場といった観点から、家族の面会の利便などを考慮する中で利用者が施設
を選ぶ状況になってきている。加えて厚生労働省においては、高齢者が可能な限り住みなれ
た地域で自立した生活ができるように、老人ホームなどでは入所者へのサービスだけでな
く、地域包括ケアシステムの拠点としての役割をつけて、住み慣れた地域で自立した生活を
目指す方へのサービスを提供する流れになっている。
東京都などにおいても、地域包括ケアシステムの確立が命題になっており、都の保健福祉
計画を見てもこうした内容に沿った計画となっている。東京など人口が過度に集中する地
区を抱える自治体であっても、在宅福祉施策の充実を考え合わせる中で、最近では圏域外に
高齢者施設を建設することは非常に稀な状況であると聞いている。
現時点で、他の自治体が設置する福祉施設を誘致することは大変難しい状況だが、類似施
設ということであれば、先程お話にあったサービス付きの高齢者向け住宅であるとか、優良
老人ホームなどは福祉施設と別に誘致することは可能である。そうした施設が立地されれ
ば同じような雇用、経済循環の効果は期待されると思われるので、そうした施設の誘致の検
討の余地はあると思われる。
また、目的が過疎対策ということであれば、こうした施設誘致に限らず、特色ある教育の
推進や地域特性を生かした様々な施策を推進することで、地域の魅力を発信して交流人口
の増加、定住人口の増加に繋げていけるように人口減少対策の上からも検討していきたい。
今後も地域の皆さんのご意見を伺いながら、過疎の進展に歯止めが掛けられるような政
策を地域と一緒に考えていきたい。
Q.9
(Dさん)
本日の懇談会では身近な要望や提案が多かったが、これから、地域がより輝くような、町
民が桐生市と合併して良かったと思えるような取組みなどについて、市長の考えを伺いた
い。
Q.10
(Eさん)
全国的に高齢者の単身世帯が山村部には多いが、ひとり暮らし高齢者で数万円の年金し
かもらっていないが、土地や家があると生活保護が受けられない。同じような状況で、街中
の借家に住んでいる場合は、財産がなければ生活保護が受けられる。
子供から外に出ても援助してもらえる人は良いが、援助がない人もいるので、そうした人
には何らかの援助施策を考えていただきたい。
(市長)
合併をして 10 年が経とうとしている。地域審議会についても継続して意見が聞ける場づ
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くりを進めていきたい。なんといっても皆さん方が合併して良かったというまちにしてい
かなくてはいけないと思っている。
桐生市全体として抱えている人口減少や少子化、高齢化などの課題があるが、いろいろな
意味でここに住んでいて良かったというまちをつくっていかなければならない。国でも施
策の検討を始めているが、安倍内閣では地方創生大臣をつくって、石破大臣の話を聞けば、
地方からどんどん提案してくればお金は出すよという話も聞いている。
みどり市との合併ということもあるし、黒保根・東を一体的な地域として発展させるため
に考えていくことや、若い人の働く場をつくらなくてはいけないということもある。将来的
に黒保根にもう一度スポットライトが当たって、ここに住む人が誇りを持って住めるまち
づくりを進めていきたい。
具体的にこれだという決定打はないが、これからしっかり皆さんとともにやっていきた
い。ご理解とご協力をお願いしたい。
Q.11
(Bさん)
今日配布された資料に大河ドラマの「花燃ゆ」の資料があるが、ここにある女性がハル・
ライシャワーさんで、黒保根の小学校、中学校が姉妹校として交流を行っている西町インタ
ーナショナルスクールの創立者の奥さんである。この方の関係で姉妹校になった。
自分としては、黒保根の小学校、中学校は桐生市内で一番グローバルな学校ではないかと
思っている。黒保根単独ではカナダでのホームステイも行っていたくらいグローバルな学
校であるので、子育て世代が黒保根の小学校、中学校にぜひ通わせたいというくらいにグロ
ーバルな学校にしてもらいたい。黒保根地域の特色を生かしてやっていただきたい。モデル
校としてなど、どういった形でも良いので、小中学校の英語教育の充実を図ってもらって、
子供たちが海外に行っても自分の力で全てコミュニケーションが取れるように、グローバ
ルな子供たちが育つような環境整備をお願いしたい。
(市長)
先日の地域審議会でも質問され、地元の市議からも一般質問でされた内容でもある。今、
教育委員会で真剣になって考えている部分もあるが、先程、お話ししたサイエンスドクター
事業や未来創生塾などいろいろな事業をやっている中で、英語力というか国際力といった
力をつける人間がこれからどんどん必要になってくる。
少子化対策のひとつとして、特区的にこの地域の今までの歴史を踏まえた教育の在り方、
国際協調という部分でも考えていきたい。期待していただければと思っている。
(Fさん)
西町インターナショナルスクールとの交流といっても、具体的に分からないと思うので、
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田植えや稲刈りなど西町インターナショナルスクールの子が来て交流している場に時間が
あれば来てもらいたい。
(市長)
行事が終わった後に話を聞くことが多い。行事の前に話をもらえれば日程調整できると
思う。行事があれば日程を調整して来たい。私が来れない場合は副市長や教育長が来ること
もできると思う。
Q.12
(Gさん)
水沼駅のはじの方に小水力発電所を作ったが、壊れてしまって利用しなくなって年数が
経っている。その運用について市に話をしたが、その後どうなっているのか。
また、観光に関して水沼駅の川向こうに 10 年前からヒガンバナを植えており、大分咲く
ようになってきた。今年あたりはずいぶん観光客が来るようになってきたが、観光案内所が
なく温泉センターが聞かれると答えている程度である。合併前は観光部署があって開花情
報などを宣伝してくれていた。今後、「花燃ゆ」などが始まると観光客が増えると思うので
考えてもらいたい。
(市長)
花の開花情報などは市のホームページに出ていると思う。支所でどういった形でPRで
きるか、観光案内ができるかというのも検討させていただきたい。
(Gさん)
前は道の駅「やまびこ」の画面をつかって観光情報を載せてもらっていたように思うが。
(市長)
国交省の画面ですか。それもこれからどのようにするか検討したい。
(副市長)
小水力発電施設については、我々も心配している。環境省の予算を使って実証実験という
形で事業を実施してきたが、なかなか調整が進まずご迷惑をおかけしている。
緑の分権ということで、国の予算を使って桐生地域にどれだけ小水力発電に適した地域
があるかを調査し、そこで発電をしていこうということで取り組んでいた。
ひとつは田沢に県の企業局がダムを作って 2,000 戸の電力を供給する形になって、もう
ひとつは群大と一緒になって、お話しの小水力発電施設でできた電気を街中へ運んで使っ
ていったらどうだという実験をした。
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こちらから環境省に更なる提案を行っているが、今のところなかなか難しい部分もあっ
てこういう形になっている。
我々とすれば、地域の特性を生かした、自然環境を考えた環境先進都市ということでやっ
ているので、更に力を入れていきたいと思っているので、しばらくご辛抱いただきたい。
(Gさん)
せっかくお金を使って作ったものだから、あれでなくしてしまうともったいない。
(市長)
十分こちらも環境省と調整し、多方面から検討しながらやっていきたい。