【実践的血統学2016】0207_京都11R_きさらぎ賞

R
レース名
11
きさらぎ賞
枠
番
印
馬名
1
2
3
4
5
6
7
8
8
1
2
3
4
5
6
7
8
9
消 オウケンダイヤ
△
レプランシュ
▲
ロイカバード
消 ロワアブソリュー
消 オンザロックス
消 ウルトラバロック
消
モウカッテル
消
ノガロ
▲ サトノダイヤモンド
特注血統
―
―
―
―
条件
3歳・オープン・G3(別定)
距離
芝1800m・外(B)
性齢 斤量 総
牝3
牡3
牡3
牡3
牡3
牡3
牡3
牡3
牡3
54
56
56
56
56
56
56
56
56
―
B
A
C―
ポ
シ
エ
A A+ A
A+ A+ A
A+ A+ CEB
―
D- C- B B
A A+ A+ A
特
父
概要
2016年 2月 7日(日) 2回京都4日目 9頭 [15:35発走]
想定馬場
勝負度
自信度
波乱度
荒
D
C
E
母父
母母父
オウケンマジック ジャングルポケット サンデーサイレンス
ディープインパクト
Fasliyev
Kaldoun
ディープインパクト
Jade Hunter
Ahonoora
ゼンノロブロイ
Souvenir Copy
Alleged
サムライハート ティンバーカントリー
Danzig
ヴィクトワールピサ
Bob Back
Topsider
アンライバルド
タニノギムレット スターオブコジーン
キングカメハメハ ダンスインザダーク
Sharpo
ディープインパクト
Orpen
Southern Halo
騎手(*乗替)
調教師
*国分恭介
内田博幸
武豊
M.デム
*小崎綾也
*ヴェロン
*バルジュ
*松若風馬
ルメール
(栗)西村真幸
(栗)高野友和
(栗)松永幹夫
(栗)須貝尚介
(栗)森秀行
(栗)松田国英
(栗)森秀行
(栗)音無秀孝
(栗)池江泰寿
展望
クラシックで勝ち負けする素質馬が順当に勝つレース。今年はディープインパクト産駒の2頭を筆頭に面白いメ
ンバーが揃った。伏兵を見つけようとしたものの、上位勢に比べて能力も適性も劣っている馬ばかりで紛れがあ
るとしたら超スローの前残りのみだと判断。普通にやれば上位勢で決着すると結論づけざるを得ない
各馬評価
1
2
3
1
2
3
消
△
▲
4
4
消
5
5
消
オウケンダイヤ
さすがに相手が強いし、重賞レベルにない
レプランシュ
ディープ産駒は昇級戦の期待値が高い。ただ母系がファルブラヴ×カルドゥンと重厚なため、キャリアで示されている数字ほどの
切れ味は感じない。スパっとキレるというより、いきなり4速ギアに入れて徐々に加速していくイメージ。となるとどうしても差し遅れ
の懸念が頭をよぎる。さらに母系が晩成血統なのもネック。ギュスターヴクライやブレイズアトレイルなど、ほとんどがクラシック戦
線で活躍できずに古馬になってから本格化している。この馬も完成するのは先だろう。ここはメンバーに恵まれたため十分に好走
できると思うが、自信を持って重い印を打てる馬じゃない。どちらにしても差し遅れて2、3着なイメージ
ロイカバード
ほとんどサトノダイヤモンドと同じような評価。「昇級戦」、「距離短縮」など好走条件に合致していて、血統的なポテンシャルは高
い。脚質が差し一辺倒なのがネックであるものの、上がり1位を使えているように才能あるディープなので人気上位なら逆らえな
い。前走はメイショウタチマチをおさえているし、重賞を勝てる器はある。ただ今回はサトノダイヤモンドがいるので差し届かずに2、
3着のイメージ
ゼンノロブロイ産駒ということでGII、GIIIでは期待値が高い。昇級戦というのも○。普通の重賞であれば積極的に買いたい。ただ
し、今回は点数を絞らなければいけない。となると、粗が気になってくる。まずゼンノロブロイ産駒は基本的に晩成型で叩き良化
型。キャリア1戦での重賞挑戦は(0-0-1-12)と好走例がほぼないし、そもそも出走例が少なく、適性の低さを表している。母系
ロワアブソリュー を見ても兄弟のシュプリームギフトやベステゲシェンクは古馬になってから力をつけたタイプで、3歳春の重賞に対応できるのか疑
問符がつく。舞台設定も微妙。京都外回りの重賞での同産駒の実績といえばトレイルブレイザーが京都記念を勝ったくらい。
2000m未満ではスワンSのオメガヴェンデッタくらいしか好走歴がない。同産駒は荒れ馬場や冬場が苦手なので馬場も合わないと
思う。展開に恵まれそうだし、力だけで来てしまう可能性は否定しないが、ここでは買いづらい
オンザロックス
さすがに相手が強いし、重賞レベルにない
6
6
消
ウルトラバロック
7
7
消
モウカッテル
8
8
ノガロ
ピサ産駒は穴馬としてのポテンシャルはまずまず。しかし、さすがにここは相手が強い。前走は超スローペースの中で逃げて最先
着。展開に恵まれたことに加え、メンバーレベルも高くなかった。重賞で期待値の低い1戦1勝馬という点も含めて、ここでは厳しい
さすがに相手が強いし、重賞レベルにない
キンカメは3歳限定の2000m未満の重賞における期待値が極めて低く、穴馬としてのポテンシャルは「D-」。ほとんど穴をあけてい
ない。年齢を問わず2000m未満の京都外回りの重賞では不振。特に牡馬は単勝100倍以上の人気薄を省いても(0-0-3-17)と
連対がゼロという成績になっている。この馬のキャラ的にも瞬発力勝負になると厳しい。キャリアで1度も上がり1位を使っていない
し、勝ったレースの上がりは36秒台。明らかに上がりのかかるレースを得意としている。最近で言えばロスカボスのようなタイプだ
から普通に考えて若駒Sのような結果になると思う。好走するとすればクイーンスプマンテパターンくらい
8
消
9
血統面は文句なし。超良血に加え、ディープはダンジグ系との相性が良いため、重賞・GIレベルで活躍できる下地は十分にある。
ディープ産駒の買い時である「昇級戦」、「初重賞」、「外国人騎手」といった条件に合致。加えてきさらぎ賞は人気のディープ産駒
▲ サトノダイヤモンド
がすんなり勝つレースのため、嫌える要素はほとんどない。キャリア2戦のパフォーマンスも上々で「ただの良血馬」ではないことは
明らか。十中八九、勝ち負け(というか、勝つ)だろう