2月の金融政策、政治・経済イベント

楽読
(ラクヨミ)
Vol.
1,060
2016年2月1日
2月の金融政策、政治・経済イベント
1月の金融市場では、月初に発表された中国の経済指標が予想を下回ったことをきっかけに、中国株式市場
や人民元が急落しました。加えて、イランへの制裁解除などに伴なう原油の需給悪化懸念を受けて、原油価
格が下げ足を速めたことなどから、世界的に投資家のリスク回避の動きが拡がり、株式市場が総じて下落し
たほか、円が買われました。しかし、下旬には、ECB(欧州中央銀行)総裁が3月にも追加金融緩和に踏み切
る可能性を示唆したほか、主要産油国の協調減産への期待が台頭し、株式などのリスク資産を買い戻す動
きが拡がりました。さらに、月末には、日銀がマイナス金利の導入を決定したことも市場で好感されました。
2月は、引き続き米金融政策の先行きが注目されます。1月末に開かれたFOMC(米連邦公開市場委員会)
では、3月15~16日の会合で追加利上げに踏み切る可能性が維持された一方で、声明文に世界の経済・市
場動向を注視するとの文言が盛り込まれ、市場への配慮が示されました。こうしたことから、3月の利上げ実
施については、今後の米経済指標や金融市場の動向を十分に精査した上で判断が行なわれるとみられます。
また、2月には、FRB(米連邦準備制度理事会)議長による半年に一度の議会証言が予定されており、その
発言内容にも市場の関心が集まるとみられます。
日本では、15日に発表される2015年10-12月期GDP速報値に注目が集まります。市場では、実質GDP成長
率が7-9月期(前期比年率1.0%増)から下振れし、2四半期ぶりにマイナス成長になるとの予想が浮上してい
ます。主な理由として、賃金の伸び悩みや暖冬などの影響で、個人消費が低調だったことが指摘されており、
仮に成長率がマイナスとなった場合、政策対応を求める声が強まるとみられます。一方で、中国では2月に春
節の大型連休を迎えることから、訪日中国人客の増加が期待されており、消費額が拡大すれば、年初から
の下落が目立つ小売株を中心に、日本株式の追い風になると期待されます。
2月の注目される金融政策および政治・経済イベント
予定
■中国、1月の製造業PMI、■米国、1月のISM製造業景況指数、
1日(月)
■米国、アイオワ州党員集会(大統領選挙の本格的なスタート)
2日(火) ●オーストラリア、金融政策決定会合
■TPP(環太平洋経済連携協定)署名式(ニュージーランド・オークランド)、
4日(木)
●英国、金融政策委員会
2月
5日(金) ■米国、1月の雇用統計
8日(月) ・中国春節(中国の旧正月、休みは7~13日の予定)
10日(水) ●イエレンFRB議長による半期議会証言(下院10日、上院11日)
●金融政策関連
■政治・経済関連
12日(金) ■ユーロ圏、2015年10-12月期GDP(速報値)
15日(月) ■日本、2015年10-12月期GDP(1次速報)、■中国、1月の貿易統計
17日(水) ●米国、1月のFOMC(連邦公開市場委員会)議事録の公表
18日(木) ■EU首脳会議(~19日、ベルギー・ブリュッセル)
19日(金) ■米国、1月のCPI(消費者物価指数)
23日(火) ●トルコ、金融政策決定会合
26日(金) ■日本、CPI(1月全国・2月都区部)、■G20財務相・中央銀行総裁会議(~27日、中国・上海)
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