理事長所信 - 下館青年会議所

理事長所信
公益社団法人 下館青年会議所
2016年度 理事長 永島 直樹
《はじめに》
私は青年会議所に色々な事を教えてもらいました。
事業を創る時のプロセスから、宴会時の作法まで様々な事を青年会議所を通し
て学びました。
青年会議所に入るまでも結構知っているつもりでした。
でも入会してみたら知らないことが沢山ありました、また知っているのと実際
にやるのは全然違うことを知りました。
そして、私が学んだことの中で一番素敵だなと思うことは、決して潰れないこ
とです。しっかりと胸を張ってどんな困難に直面しても絶対になんとかして乗
り越えること、その精神を行動をもって先輩方から学びました。
これは、どんなステージでも活かせる精神です。
人生は大変な事が沢山あります。ですが、この精神があれば必ずどんな事でも
前向きに乗り越えていけると確信しています。
青年会議所は40歳までの青年の団体です。
つまりはまだ未熟な若者の団体です。
しかし私は若者だからこそ描いた未来に責任を持って進んで行く事ができると
考えます。
日本青年会議所の戦後の焼け野原を前にして発せられた創始の精神「新日本の
再建は我々青年の仕事である」の言葉のとおり、未来を責任をもって創るのは
私たち青年なのです。
近年、地方創世という言葉のもと、地方活性化の重要性が説かれています。ま
た、10 年 20 年先を見据えたまちづくりというキーワードもよく耳にします。
10 年 20 年経っても私たち青年会議所メンバーはまだ50代です。
まさに私たちがこれからの未来をリードしていく必要があるのです。
宿命に生まれ、運命に挑み、使命に燃える
内閣総理大臣 小渕恵三
人はそれぞれ生まれ育った背景が違います。しかしながら、誰もが大きさや種
類は違えど何かしらの「宿命」を背負って生まれています。
そして今目の前にある現状や不確定な未来である「運命」に真っ向から立ち向
かい、その中で「使命」に気づきそれに熱い情熱を持って取り組む。
若輩ながら私は人生とはそのようなものであろうと感じています。
青年会議所は、運命に挑む精神と、取り組むべき使命を気づかせてくれる団体
だと思います。
《共に目標に立ち向かう仲間の拡大》
青年会議所運動は素晴らしい。この活動は地域を変えていける力があります。
そんな力をそんなノウハウをもっともっと広げて行きたい。仲間を拡大するこ
とは、まちに対してより良い影響力を及ぼす人材を拡大することです。
なんでもどんなことでも、人の行う所行なのです。スペースシャトルを飛ばす
のも、会社を経営するのも、田んぼに稲を植えるのも、庭いじりをするのも、
ごみをひろうのも、みんな人が行うのです。ですから、私たちのまちづくり活
動も人が行っています。なので、良い人材が沢山いればそれはよりよい地域を
創っていく最大の力になります。
青年会議所運動はまちが良くなるだけじゃない、私たちの会社の事業もより良
くする学びが沢山ある。新しい仲間との出会いは、新しい気づきがあり、その
気づきは自分達の事業に活かされていく。
人との出会いは宝物
友人と呼べる人に出会える確立は何億分の一だと言われています。
青年会議所運動は様々な事業を通して、友情を仲間の絆を深めることができま
す。何年も活動するとその絆は確かな友情となって残ります。
そんな、新しい出会いを今年も沢山増やしていきたい。
また、人は人によって磨かれると言います。新しい出会いは各個人の成長に繋
がっていきます。沢山の同世代の違った業種で働くメンバーとふれあうことで
自分とは違う考え方や価値観に接し、意見を交換し共に事業を創りあげること
で友情が芽生えそれは、一生の繋がりへとなっていきます。
40 周年まであとわずか。下館青年会議所の記念すべき年を沢山のメンバーで迎
えられるよう、ここ数年の会員拡大体制同様に、本年度も会員拡大を最重要課
題として位置づけ本気でがんばってそして楽しく取り組んでいきます。
《これまでの検証、そして新しいまちづくりの可能性を示そう》
近年地方創世といわれ、地方の自立自活した活性化が求められています。下館
青年会議所ではちくせい市民討議会・さくらがわ市民討議会を通してサイレン
トマジョリティーの抽出を行い行政に市民の声を届けてきました。また、市民
討議会というツールを通じてまちの未来を想う市民を醸成してきました。筑西
市は 7 年、桜川市は 4 年連続で開催してきました。しかしながら、実際はなか
なか思うような成果となって現れていないように感じます。提言をしたまでは
いいですが、その後その提言がどうなったのか、どのように実現すれば地域が
良くなるのか、そのような検証が充分に行われてきていませんし、また提言し
た内容を実施しようともしてきませんでした。そこで本年は両市民討議会を一
度お休みして、これまでの提言内容の検証と青年会議所として出来ることはな
いのかと検討し実施していくという取り組みにチャレンジしたいと思います。
また、まちづくりの先進事例である小布施町にならい、
「わかもの会議」という
事業実施へ向けて取り組みを進めていきたいと思います。これは小布施町が実
施する前から、参加者を若者に絞りさらに主催者側が地域課題を選定した形で
青年会議所メンバーと近い年代のわかものにこれからの地域の未来を考えても
らいたいという想いがありました。
冒頭にも記載した通り、まちづくり活動は若者の力が必要だと思います。地域
へ想いを持って取り組んでもらうことで、もし市外へ転出することがあっても
他の地域でこの地域の誇りを発信してくれることでしょう。そしてきっかけが
あれば地域へ戻って来てくれる要因にもなると思います。
まちづくりはひとづくりとも言います、参加してくれたひとの心にあたたかい
気持ちと希望の種を蒔いていく、そして事業を通して地域に気づきを提供して
いく。ひとつひとつ想いを大切にそして楽しく事業を創りあげていきたいと思
います。
《JC を楽しもう!公益事業は簡単で楽しい!》
公益社団法人は筑西市では 2 法人しかいないほどの希少な団体です。シルバー
人材センターと私たち下館青年会議所です。利益を出すことを求められる法人
が圧倒的に多い中、公益を目的に活動しているというという事はとても尊いこ
とです。しかしながら近年公益という言葉が重りとなって大変だという意識が
あるように感じます。しかし私たちの青年会議所の運動は昔から公益的な活動
を行ってきました、もともと世の中の為になる事業をずっと行ってきたのです。
ですから私はこれまでに培われてきた青年会議所マインドがあればどんな事業
でも公益的な事業に出来ると考えています。メンバーに自由に事業を描いても
らい、それを公益にしていくというプロセスで公益を簡単にそして楽しい事業
に昇華させていきたいと思います。公益事業は地域のためになる事業で実施す
ることは大変誇らしいことです。地域に認められる事業は感謝に溢れます。感
謝されると言うことはうれしいことです。うれしければ楽しいです。
事業自体の楽しさもさることながら、事業を創りあげるプロセスも楽しんで実
施していきたいと思います。人を動かす法則として3つの「T」です。これは3
T の法則やサンタの法則などと言われています。3つの T とは3つの言葉のロ
ーマ字にした時の頭文字で「ためになること」
「頼りにすること」
「楽しいこと」
の3つです。例会や事業や委員会に参加して「ためになること」は沢山ありま
す。また、各委員会では「頼りに」もされるでしょう。そして一番大切なのが
「楽しいこと」です。年間を通して沢山の委員会活動がありますが、ひとつひ
とつ楽しい事を大切に実施していっていただきたいと思います。
また、青年会議所は奉仕・修練・友情の3つの信条を柱に活動しています。こ
れは青年会議所にとってとても大切なことですが、たまに商売のことを忘れが
ちになってしまう側面があるように感じています。私たち青年会議所メンバー
は地域で何かしらの事業を行っている青年経済人でもあるのです。青年会議所
運動を通して自分の事業へ反映するのも大切ですが、自分の事業を通しての地
域貢献も忘れてはいけません。ゆくゆくは青年会議所で学んだことを活かして
自分の事業を通して地域へ貢献していくことが出来ると思いますが、今から出
来るのであれば今から実施するべきです。そんな想いから本年は私たちの会社
の為になる、経営者として為になる事業を企画していきたいと思います。
《教育は国の礎、地域を愛する心を若い世代から育もう》
子どもは地域の宝です。次の世代を担う大切な人材に成長していくのですから。
しかしながら、現代の子ども達を取り巻く環境は様々な問題を抱えています。
インターネットの普及による弊害によって、有害情報により子ども達が犯罪に
巻き込まれたり、SNS 等による誹謗中傷やいじめも頻発しています。またスマ
ートフォンやタブレットなどの個人情報端末の拡大によって、家族間のコミュ
ニケーションも稀薄になって来ているのではないでしょうか。他にも、公の意
識が希薄になり自己の利益のみを大切にする、自分さえよければといった利己
的な風潮もあるように感じます。私たちの子どものころは、基本的には子ども
だけで屋外で勝手に遊んでいました、そのなかで嬉しいこと楽しいこと悲しい
こと悔しいこと様々な体験をしました。今では子ども達だけでは犯罪に巻き込
まれてしまう危険があるため、そのような光景は見られなくなってしまいまし
た。屋外での体験は様々な学びを提供してくれます。太陽の暖かさ、雨の冷た
さ、風のさわやかさ、色々な生きものがいること、色々な植物があること、そ
のにおいや感触や温度、外で食べるご飯の美味しさなど、素敵な経験が溢れて
いるのです。また、その自然を通して友だちや JC メンバーや地域の人達とコミ
ュニケーションを取ること、その全てが貴重な経験になると思います。
私たちの暮らす筑西市桜川市そして茨城県は幸いにして自然に溢れています。
自然の楽しさ豊かさを存分に体感してもらい、地域の良さを感じてもらいたい
と思います。
成長に大切な心を育みながら、自分達の地域を好きになってもらい、郷土を愛
する心も育んでいきたいと思います。また、2013 年度に立ち上がった中高生に
よるボランティア団体である筑桜 UC(ちくおうユナイテッドチルドレン)も拡
大継続出来るような取り組みを行っていきたいと思います。中高生はその学生
生活の中で自分の人生の選択をしなくてはいけない子ども達です。色々な事に
取り組みながらも迷い葛藤して選択を行っていきます。そんな時期に自分の生
まれ育った地域をより良くするための活動に参加することで、地域を想う心を
育てたいと考えます。また、私たちの事業に参加する事で中高生の人生におい
て郷土愛以外にも前向きに取り組む姿勢の大切さなどを伝えられる機会にして
いきたいと思います。
《公益法人としての誇りは確かな支えがあってこそ》
下館青年会議所は公益社団法人ですから、定款に基づいて運営されています。
定款に基づいて総会が開かれ、青年会議所の方向性が決定されます。そして理
事会が様々な事業を決定していきます。これらの会議は青年会議所の根幹です。
この会議で計画された事業について様々な意見を交わし、より良いものにして
いきます。そんな大切な意思決定の場をしっかりと準備設営すること、そして
しっかりと運営すること、受け継がれてきたものを守ること、当たり前のこと
を当たり前にやること、これは簡単なようですが大変なことです。特に公益社
団法人格を取得して公益事業を行っていく団体としてしっかりとした組織運営
が求められています。私たち青年会議所は誇りをもって事業を展開しています
から、総会などのお客様をご招待する会議でもしっかりと胸を張り、誇りを持
って準備開催していきます。
《変わらないために変わる、私たちは若者なのだから》
また、本年度は公益社団法人日本青年会議所が使用している新しい予算決算様
式を導入します。今までの会計様式よりもより予算の配分や裏付けがはっきり
とししっかりとした計画と実施が出来るようになることが考えられます。また、
勘定科目の意味などもより明確になります。この新会計様式を通して各メンバ
ーの会社や事業にも役立つ会計についての理解を深める機会としたいと思いま
す。青年会議所は各業種のプロフェッショナルの集まりです、せっかくの学び
の機会を活かし、会計だけでなく各メンバーの様々な事業の中から得られた知
識を紹介しそれぞれの事業へ活かせるような楽しい勉強会も開催していきます。
《私たちの活動を広く地域へ発信しよう!》
私たちは公益的で楽しく若者らしい事業を沢山実施しています。これらをもっ
と多くの地域の人々に伝えたい。下館青年会議所はある層のイメージではあま
りよい印象を持たれていない現実があります。特に年配の会社経営者に多いマ
イナスイメージですが、今の青年会議所は本当によりよい事業を行っています。
私たちの前向きで地域によりよい変化のきっかけをもたらす事業をそんなマイ
ナスイメージを持った人達にも知ってもらい、印象を少しでも変えるきっかけ
になって欲しいと考えます。
また、広報はメンバーの各会社事業においても学ぶ事が沢山あります。新サー
ビス、新商品、新事業はもちろん従来のサービスの PR にどんな手法があって、
どういう手順を使えばどんな層に PR 出来るのかを学ぶとても有効な機会にも
なると考えています。近年は SNS の普及によって様々な情報発信方法が選択で
きるようになりました。また表現の方法も様々です。色々な手法を用いて新し
い広報に楽しく取り組んで行きたいと思います。
《さらなる高みへ挑戦しよう》
青年会議所は下館だけではありません。茨城ブロック協議会や関東地区協議会、
日本 JC、APDC、JCI と世界まで繋がるネットワークがあります。より高いス
テージにチャレンジすることは新しい出会い、新しい気づきに接することです。
そこには地域にいるだけでは出会えない仲間達に出会えます。
国内においては、日本青年会議所の主催する京都会議、サマーコンファレンス、
全国大会では、696LOM の日本中の青年会議所メンバーが集いセミナーを受
けたり交流を深めたりしています。これらの大会は非常に刺激を受けますし、
地域にいるだけでは得られない情報や気づきに溢れています。
関東地区にも各種フォーラムと大会があり、一番近い日本青年会議所である茨
城ブロック協議会にも沢山の学びと出会いの機会があります。私も2015年
度に茨城ブロック協議会に次世代育成委員会の副委員長として出向させていた
だきました。新規事業を担当させていただいたこともあって、茨城県というと
ても大きいステージに仲間と共に挑戦できたことは、これかの人生においても
大変な宝になると確信しています。折角 JC に入ったのだから地域の青年会議所
だけでなく、何年かある JC ライフの中で外の世界も体験するといいと思います。
青年会議所と言えば、日本中繋がり会える仲間が沢山いるのです。
個人の成長が、組織の成長となります。まだ見ぬ高いステージへ楽しんで挑戦
し、個人の力をあげて、下館青年会議所そして各自の事業の成長に繋げていく
ことが大切だと考えます。
《おわりに》
徳は孤ならず必ず隣有り 青年会議所は学びと気づきそして友情に溢れています。沢山の事業があり沢山
の担いがあり大変だと思うことも多いでしょう。しかし、私たちは一人じゃ無
い。日頃からしっかりと活動していれば必ず大変なとき仲間が助けてくれるは
ずです。仲間と共に目標を乗り越えたときまた乗り越える過程でも沢山の学び
や気づきそして友情に出会えることでしょう。
共に熱く楽しく活動しよう!一年間よろしくお願い致します。