(別紙) 卓越研究員審査業務に係る体制・手続について 卓越研究員事業における審査業務については、その概要を公募要領本体に記 述しましたが、詳細な体制・手続を以下に記します。 なお、最終的な実施体制については、以下に記述する内容と選定された事業 者が提出した企画提案書の内容を踏まえ、文部科学省と事業者との間で協議を 行った上で、決定することとします。 1.審査体制 事業者が、有識者によって構成される卓越研究員選考委員会(以下「選考委 員会」という。)を設置し、文部科学省が卓越研究員候補者の審査を付託しま す。卓越研究員候補者の審査は、申請者から提出された申請書類(様式3・4) に基づき、選考委員会の各委員(以下「委員」という。)による書面審査及び 面接審査とその後の委員の合議により行います。卓越研究員候補者は、文部科 学省において、選考委員会の審査結果を踏まえ決定します。 選考委員会は、各研究機関より提示されたポストや申請のあった研究者の分 野・分科も考慮し設定する領域(例えば、8つの分野(人文学、社会科学、数 物系科学、化学、工学、生物学、農学、医歯薬学))ごとに、以下の点に留意 した上で、それぞれの分野の有識者を選定し、設置します。 ・書面審査においては、申請者1名につき、4名以上の委員が審査すること ・面接審査においては、申請者1名につき、4名以上の委員(そのうち、1名 は企業の研究開発に携わったことのある者とする。当該者については、文部科 学省が推薦を行う。)が審査すること。なお、当該委員については、書面審査 を担当した委員と同一であることを求めない。 2.審査方法 (1)事前審査 ・事業者が、文部科学省が掲げる申請要件に申請者の情報が合致するか確認 します。 (2)書面審査 ・書面審査は、委員が申請のあった研究者から提出された申請書類に基づき、 文部科学省が定める「審査の観点」について審査を行い採点します。採点表 については、文部科学省が別途作成します。 1 (3)面接審査 ・面接審査は、書面審査での得点を基に、最終的な卓越研究員候補者の約 1.2倍の人数を対象とすることとします。 ・面接審査は、申請者がプレゼンテーションを行い、その後質疑応答を行 うこととします。時間は入退場、プレゼンテーション、質疑応答含め、15 分以上とします。 ・委員は、面接審査に際し、文部科学省が定める「審査の観点」について 審査を行い採点します。採点表は文部科学省が別途作成します。 (4)面接審査後の合議審査 ・面接審査の結果等に基づき、委員が合議を行い、卓越研究員候補者を選考 します。その際、卓越研究員候補者の多様性(分野、性別、希望研究機関 の属性等)及び推薦の有無を考慮します。 (5)候補者の決定 ・選考委員会の審査結果を踏まえ、文部科学省において、卓越研究員候補者 を決定します。その際、卓越研究員候補者の多様性(分野、性別、希望研 究機関の属性等)及び推薦の有無を考慮します。 (参考:審査の観点) ① 我が国の科学技術・学術研究の将来を担う優れた研究リーダーとなるこ とが期待できること ② 世界水準の研究力を有し、新たな研究領域等の開拓が期待できること(海 外での研究経験歴を考慮する。) ③ 研究目的及び研究計画が明確かつ具体的であり、優れていること ④ 産学官の研究機関で活躍し得る意欲や柔軟性を有すること (以上) 2
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