別紙5「審査基準」

【別紙5】
御船町立高木保育園引受法人選考基準
1 選考の概要
(1)選考基準の位置づけ
この選考基準は、御船町立高木保育園の引受法人を決定するにあたり、「御船
町立高木保育園引受法人選考委員会」
(以下「委員会」という。)において、引受
法人を選考するための方法、審査基準等を示すものである。
(2)基本的考え方
選考にあたっては、次に掲げる観点から審査を行い、最も優れた法人を引受法
人として選定するものとする。
ア 安定した経営が確保できるものであること。
イ 信頼できる良好な保育の実施が可能であること。
ウ 保育の質の向上に対する取組みが期待できるものであること。
(3)選考方法
選考は、資格等審査・書面審査及び面接審査によるものとする。
2 資格等審査・書面審査
(1)資格等審査
募集要項に規定する応募条件等について、応募書類等により審査する。
応募資格がない場合又は応募条件等を満たさない場合は失格とする。
(例:園長就任予定者の経験年数が条件に満たない等)
(2)書面審査
(ア)応募者から提出された各様式の記載内容並びに添付書類を審査し、採点す
る。
(イ)書面審査では、次の項目を設定して記載内容を審査し、評価する。
【審査対象】ア 保育の内容:どのような保育を実施しようと考えているか。
イ 子育て支援:子育て支援についてどのように考えているか。
ウ 質の向上策:保育の質の向上策についてどのように考えている
か。
エ 運営体制:安定した運営が確保できるか。
オ 建設地・建物:保育所建設場所、建物の概要(面積、屋外遊技
場等)
【審査項目】(1)保育理念・保育方針・保育目標(2)保育内容(3)年間行事
(4)延長保育(5)乳児保育(6)障がい児保育
(7)給食・おやつ・離乳食の考え方(8)調理の考え方
(9)事故防止及び安全対策(10)保護者との連携
(11)入所児童の保護者の子育て支援
(12)地域(小・中学校含む)の子育て支援(13)職員研修
(14)保護者の意見聴取・苦情処理等(15)職員配置計画
(16)職員採用計画(17)職員の処遇計画(18)引継計画書
(19)資産及び決算の状況(20)補助金の有無
(21)借入金の状況(22)送迎時の安全及び駐車場の確保
(23)整備地域エリア(24)保育実績(25)保育面積
(26)屋外遊技場面積(27)建物の構造(28)交通の利便性
(29)建設地について(30)特別保育室の確保
(ウ)評価は、次の3段階評価とする。
【評 価】 a 優れている
b やや優れている
c 普通
(エ)審査にあたっては、申込書及び記入シートの記載内容及び提出書類を客観
的に判断するとともに、内容から受ける印象も含め、各委員の専門的見地か
ら判断し、絶対評価を行う。
3 面接審査
(ア)面接審査は、理事長若しくは理事及び園長予定者の人物像を可能な限り明
らかにすることにより、見識と意欲、能力を有し、人格的に優れており、信
頼できる人物であるかどうかを総合的に評価・判定する。
【審査対象】 ア 理事長もしくは理事
イ 施設長(園長就任予定者)
(イ)次の中から質問項目を設定して質問し、各審査項目について評価する。
① 委員会が別に定める質問事項
② 提出書類の記載内容
③ 上記以外の事項(質問の回答に対する再質問など)
【審査項目】 1 見識
2 意欲
3 能力
4 人格
(ウ)評価は、次の5段階評価とする。
【評価】 A 優れている
B やや優れている
C 普通
D やや不安がある
E 不安がある
(エ)審査にあたっては、質問に対する回答内容を客観的に判断するとともに、
受け答えの態度(冷静さ・表情の明るさ)や話し方(説得力がある・信念が
こもっている)、話の一貫性など、対象者から受ける印象をも考慮して、各
委員の専門的見地から判断し、総合的に絶対評価を行う。
(オ)理事長若しくは理事と園長の2名となるが、理事長若しくは理事としての
評価と園長としての評価を別々に行う。
4 配点及び採点方法
(1)偏った採点を排除するため、書面審査及び面接審査については各委員の採点
から最高点と最低点を除外した5名の採点を合計した点数を得点とする。
(2)書面審査及び面接審査は委員が7名、書面審査が30項目、面接審査が対象
者2名で、各々の配点は次のとおりとする。
ア 書面審査
(1)~(21)の内容
a: 3点
b:2点
c:1点
(22)の内容
a:11点
b:8点
c:5点
(23)の内容
a:11点
b:8点
c:5点
(24)~(30)の内容
a: 5点
b:3点
c:1点
・ 各委員につき120点が満点(3点×21項目)+(11点×2項目)
イ
(5点×7項目)の配点とする。
⇒最高点と最低点を除外した5名の委員の合計で600点満点(120点
×5名)となる。
面接審査
・ A:20点
B:15点
C:10点
D:5点
E:0点
・ 対象者一人あたり、各委員につき20点満点の配点とする。
⇒最高点と最低点を除外した5名の委員の合計で、対象者1名あたり10
0点満点(20点×5名)となり、面接審査の満点は200点(100
点×対象者2名)となる。
配点
書面審査:600点満点
面接審査:200点満点(対象者1名あたり100点満点)
合
計:800点満点
(3)書面審査、面接審査、審査対象や審査項目について配点比率の軽重は設けな
い。
よって、書面審査、面接審査の得点の合計が、そのまま応募者の得点となる。
5 引受法人の選定
(1)書面審査及び面接審査の合計得点の上位1者を引受法人として決定する。
(2)最高点が同点の場合は、各委員による協議のうえ、より良いと思われるもの
を選定する。この場合、協議が整わないときは、各委員による無記名投票によ
り決定する。