資料2 仕様書 - 新エネルギー・産業技術総合開発機構

仕様書
技術戦略研究センター
1.件名
人工知能に関する研究実態調査
2.背景及び目的
近年、人工知能の研究開発をめぐる国際的な競争が激しくなっており、人工知能は製造業、
交通、医療・健康、介護、物流、インフラ・エネルギーなど幅広い分野に渡り、我が国の競争
力に関わる重要な分野である。
現在、我が国においては、自然言語処理、画像処理、機械学習等、広範な人工知能技術が必
要にもかかわらず、人工知能の研究分野は細分化し、研究人材については大学や企業などに小
規模に分散している状況にある。
今後、より一層の人工知能研究を加速するためには、日本国内及び海外に関わらず、人工知
能分野の研究者数や専門分野及び研究機関の最新の動向、人工知能用ソフトウエアや人工知能
用データセットの最新の動向を把握する必要がある。
人工知能用ソフトウエアについては、オープンソースであれば、例えば、Berkeley「Caffe」
や Facebook「Torch」、 Google「TensorFlow」、IBM「システム ML」、Preferred Infrastructure
及び Preferred Networks「Chainer」、DARPA「PPAML」等がある。また、オープンソース
以外としては、例えば、IBM「Watson」、Google 「Google Prediction API」、Amazon 「Amazon
Machine Learning」
、
Microsoft
「Microsoft Azure ML」
、
NTT データ数理システム
「BAYONET」
等がある。このように、人工知能用ソフトウエアといっても、様々なものがあるため、日本国
内及び海外における主要なソフトウエアに関して調査が必要である。
また、人工知能用データセットについては、例えば、カリフォルニア大学アーバイン校の機
械学習用データセット、ミネソタ大学の推薦システム用データセット「Movie Lens」等がある。
近年は、画像・動画とテキストを含むデータセットも増えてきているため、日本国内及び海外
における主要なデータセットに関して調査が必要である。
3.調査内容
人工知能研究(自然言語処理、音声認識、画像処理、機械学習、エキスパートシステム、ニ
ューラルネットワーク(ディープラーニングを含む)、推論、探索、知識表現、データマイニ
ング、マルチエージェント等、人工知能に関わる研究)に関する研究実態調査に関して、以下
(1)~(3)の項目について調査を行う。
調査は、特許・論文・公開レポート等からの文献調査、企業・大学・研究機関等へのアンケ
ート調査及び個別ヒアリング等を通じて情報収集を行い、取りまとめて整理し、分析を行う。
なお、調査の実施状況については、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
(以下「NEDO」という。)と密に共有し、調査の方向性について適宜確認を行うとともに、
追加で実施すべき事項が発生した際には協力して対処する。
(1)研究者、研究機関等の調査
日本国内、海外の人工知能研究者の調査(経歴、所属機関、専門分野、論文等の業績
等)
日本国内、海外の人工知能研究を実施している研究機関、企業の研究所等の調査(当
該機関の概要、予算等の事業規模、人工知能に携わる研究者の人数、技術者の人数、
得意分野、ランキング、研究者の集め方における取り組みや工夫、ここ数年の変動や
今後の方向性等)
ここ数年で日本の大学や企業等に所属していた教員・研究員が海外企業の研究所へ異
動の状況
ここ数年の NIPS、IJCAI、ICML、ICCV、ACL 等の主要関係国際学会での accepted
Paper 等の著者、所属機関、国籍、分野等の傾向分析
なお、詳細な調査項目等については、事前に NEDO 担当者と調整すること。
(2)人工知能用ソフトウエアの調査
日本国内、海外において利用されている主要な人工知能用ソフトウエアを列挙し、そ
の内容や機能、提供元機関、開発期間、目的・使途、ライセンス、有償・無償、利用
料金、ユーザー数等を調査する。
列挙したソフトウエアについては、画像認識等での例題で実際に利用した上で、イン
ストールと実行の難易度、ネットワークの構成変更や学習パラメータ変更の柔軟さや
容易さ、実行速度(学習時や推論時等)等、パフォーマンスや特徴等について、比較
調査する。
なお、詳細な調査項目、例題、比較項目等については、事前に NEDO 担当者と調整す
ること。
(3)人工知能用データセットの調査
日本国内、海外において利用されている主要な人工知能用データセットを列挙し、そ
の内容や機能、提供機関、開発期間、目的・使途、ライセンス、有償・無償、利用料
金、ユーザー数等を調査する。
なお、詳細な調査項目等については、事前に NEDO 担当者と調整すること。
4.調査期間
NEDO が指定する日から平成 28 年 5 月 31 日まで
5.予算額
750 万円以内(NEDO が指定する日から平成 28 年 3 月 31 日まで)
750 万円以内(平成 28 年 4 月 1 日から平成 28 年 5 月 31 日まで)
6.報告書
提出期限:3.(1)の調査内容の項目についての調査報告を中間報告として平成 28 年 3
月 31 日までに提出し、3.(2)及び(3)の調査内容の項目を含めた全ての
調査報告を成果報告書として平成 28 年 5 月 31 日までに提出する
提出部数:電子媒体 CD‐R(PDF ファイル形式) 1部
提出方法:「成果報告書・中間年報の電子ファイル提出の手引き」に従って提出のこと
http://www.nedo.go.jp/itaku-gyomu/manual_tebiki_index.html
7.報告会等の開催
委託期間中あるいは委託期間終了後に、成果報告会及び関連する委員会等での報告を依頼す
ることがある。