県境不法投棄現場原状回復対策推進協議会 委員を募集します。 この度、青森県では、青森・岩手県境不法投棄事案の原状回復対策などについて、広 く県民の方の御意見を反映させるため、青森・岩手県境不法投棄現場原状回復対策推 進協議会の委員を募集します。 みなさまの積極的な応募をお待ちしております。 1 募集要領 1 募集人員 2 応募資格 2名以内 (1)平成28年4月1日現在、20歳以上の青森県内在住者で、青 森・岩手県境廃棄物 不法投棄事案に関心がある方。 ※ 県及び市町村議会の議員、公務員の身分にある方、県境不法投棄現場原状 回復対策推進協議会の公募委員経験のある方は除きます。 (2)青森市又は八戸市などで開催される協議会に出席可能な方。 3 応募方法 次の事項を記入し、郵送、ファクシミリ、電子メールのいずれかの方法で、環境保 全課に応募してください。 ※ 様式、字数は自由です。 ① 氏名、性別、年齢、住所、電話番号、職業、県の他の審議会・懇話会・協議会等 の委員の経験、自己PR(環境ボランティア活動等の経験など) ② 『県境不法投棄問題に対する考え』(裏面の 2 県の取組を参考に) 4 募集期間 平成28年2月1日(月)から平成28年2月29日(月)17時(必着)まで 5 選考方法 提出された意見・提言等を審査し、一定以上の評価を得た方の中から委員候補 者を決定し、その結果を各応募者に通知します。 6 委員の任期など 委嘱の日(平成28年4月1日)から2年間です。 ※ 協議会に出席した場合は、県の規程による謝金及び旅費が支給されます。 《 応募・問い合わせ先 》 〒030-8570 青森市長島1-1-1 青森県 環境生活部 環境保全課 県境再生対策グループ 原、蝦名 電話:017-734-9261 / FAX:017-734-8081 電子メール:[email protected] 2 県の取組 青森・岩手県境廃棄物不法投棄事案とは、田子町と岩手県二戸市にまたがる原野に、 大量の廃棄物が不法に投棄されていたものです。 県では、平成15年8月に、この不法投棄された現場の原状回復に当たって、馬淵川水 系の環境保全のため、汚染拡散の防止を最優先として、「廃棄物及び汚染土壌は全量撤 去 を基 本 とす る 」 原 状 回 復 方 針 を決 定 、 平 成 1 6 年 1 2 月 か ら 廃 棄 物 等 の 撤 去 を 開 始 し、 平 成25年12月に完了しました。その総量は約115万トンとなっています。 その後は、引き続き現場内に残 る汚染地下水の浄化を行い、平成34年度までに原状回 復事業を完了することとしています。 ま た、 現 場 跡 地 に つ いては 、不 法 投 棄 に よって 失 わ れ た 自 然 環 境 を 取 り 戻 す た め 、 植 樹 による森林整備を行いました。 1 汚染拡散防止対策 廃棄物に触れて汚染された 浸 出 水 が 現 場 外 に 出 な いよ う 遮 水壁を設置しています。 集められた浸出水は浸出水 処理施設に送られ、汚染物質を 除去した後に放流しています。 2 環境モニタリング 現場内及び周辺の26地点に おいて定期的に水質モニタリン グ調査を実施しています。汚染 は現場内 に留まっており、周辺 の生活環境への影響は確認さ れていません。 3 環境再生計画 県 で は 、 平 成 2 2 年 3 月 に 「 青 森 ・ 岩 手 県 境 不 法 投 棄 現 場 ・ 環 境 再 生 計 画 」 を策 定 し ま し た。環境再生の取組は、原状回復対策事業で培われてきた経験等を埋没させることなく 、 貴重な財産として次世代に引き継ぎ、活用することを基本的な考え方としています。 そのための施策を3つの方向性(①自然再生、②地域の振興、③情報発信)から展開 し、 本 事 案 の よ う な 不 幸 な 出 来 事 を 二 度 と起 こ さ せ て は な ら な い という メ ッ セ ー ジ へ とつ な げていきます。 《 県の取り組みや協議会の内容について、詳しく知りたい方はこちらへ! 》 ◇ 青森・岩手県境不法投棄事案アーカイブ http://www.pref.aomori.lg.jp/nature/kankyo/kenkyo-archive-toppage.html
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