スライド - 京都大学大学院エネルギー科学研究科

エネルギー社会論講座
エネルギー政策学分野
Energy Policy Lab.
(S-6)
宇根崎博信 教授
高橋佳之 助教
エネルギー政策を考察する
火力、水力、原子力、再生可能エネルギー等の
各種エネルギー源を最適利用し、
人類の福祉に資するための方策をととのえること、
これがエネルギー政策の目的です。
エネルギ̶政策は、
エネルギ̶技術の進展と、
社会システムの進展の両面に
密接なかかわり合いがあると
いう特徴があります。
エネルギー政策を考察するためには・・・
自然科学と社会科学との有機的なつながりを重視して、
柔軟な発想をもって、
エネルギー政策を体系的にとらえていくことが重要です。
地球環境
社会システム
テクノロジー
エネルギー政策
国際情勢
意識、世論
セキュリティ
エネルギー政策と
原子力エネルギー
• 数々のエネルギー源の中でも、原子力エネルギーのエ
ネルギー政策上の位置づけについてはさまざまな立場
が存在し、技術的側面と社会的側面の双方で議論が交
わされています。
• 資源論の観点からみたエネルギー安定供給確保、環境保全の観点
からみた排出抑制効果に加え、原子力特有の安全保障や核不拡散
といった特有の側面があり、エネルギー政策上、他のエネルギ̶
源とのバランスを考える上でも重要な要因となっています。
何を研究すべきか?
自然科学
原子力エネルギー
社会科学
エネルギー政策
エ
エネルギーセキュリティ
• 原子力エネルギーをキーワードとして、関連する工学など
の自然科学的な特性の探求と、社会的受容性、セキュリティ
などの社会科学的な側面の探求を通じて、今後のエネルギー
政策、エネルギーセキュリティーのあり方を考察します
みなさんに取り組んでいただきたい
研究テーマ
■原子力エネルギーがエネルギ—政策上果たしうる役割は?
■必要とされる工学的、社会科学的なアクションは?
■他のエネルギ—源とどのように組み合わせるべきか?組み合わ
せかたの信頼性(確かさ/不確かさ)は?
■セキュリティ、リスクへのインパクトは?
◆システムダイナミクス、 ファジー理論、原子炉核特性解析ソフトウエアな
どを用いたモデリングとシミュレーション
◆統計データ分析、意識・知識調査(アンケート等)、世論調査
◆核燃料、研究用原子炉、放射線発生装置
置等を用いた実験(京都大学原子炉
実験所の各種施設)
最近の研究テーマ例
• エネルギー政策評価手法のためのサステナジー指標の提唱
• 中国北部大都市におけるエネルギー需給バランス評価と小型原子力シ
ステムの果たしうる役割
• 核燃料多国間供給管理フレームワークの核拡散抵抗性の定量的評価
• 原子力エネルギー利用に対する短中期的脅威の分析と解決策
• ASEANのエネルギー協力体制に関する定量的評価
• 電力需給バランスに対する電源供給途絶の影響評価
• 福島事故以降のエネルギー意識に関する定量評価
• エネルギーセキュリティー評価のための新しいフレームワークの構築
• ファジー理論を用いたエネルギーセキュリティーの定量評価
研究室構成
宇根崎博信 教授
高橋佳之 助教
学年
博士課程
人数
2
M2
2
M1
2
備考
タイ、カナダ
熊取キャンパス(JR阪和線・熊取駅)
吉田キャンパス:工学部1号館4階・学生控室
京都大学原子炉実験所
これまでの在籍生の
出身学部、専門分野
理系【工学部・理工学部】:
原子力工学、放射線計測、大気環境、化学工学など
文系【政策学部等】
国際関係論、政策論など
国際関係論 政策論
就職先:エネルギー関連企業(電力、メーカー等)、
商社、銀行、コンサルタント会社、公務員、等
☞ 多岐にわたる進路
エネルギーのありかたについて
幅広い視点から
創造的な取り組みを志す
学生諸君を歓迎いたします!
☞ 続きはポスターセッションにて