センカフィックスNFC

パンフレット№ AP025
1998年 7月 作 成
工
業
用
直接染料用フィックス剤
センカフィックスNFC
(SENKAFIX
NFC)
セ ン カ フ ィ ッ ク ス N F C は 非 ホ ル マ リ ン 型 液 体 フ ィ ッ ク ス 剤 で す 。直 接 染 料 で 染 色 さ れ た
セ ル ロ ー ス 系 繊 維 染 色 物 の 洗 濯・ 熱 湯・汗・ 水 堅 牢 度 等 の 湿 潤 堅 牢 度 向 上 に 顕 著 な 効 果 を 発
揮 い た し ま す 。ま た 、直 接 染 料 だ け で な く 、反 応 染 料 染 色 物 に 対 し て も 優 れ た 堅 牢 度 向 上 効
果を発揮いたします。
性
質
・
性
状
外
観
淡黄褐色透明液体
成
分
水溶性カチオンポリマー(ポリアミン型)
性
カチオン
イ
オ
ン
pH
溶
特
約 6 .5 ( 1 % 水 溶 液 )
解
性
任意の水に溶解します。
徴
1.センカフィックスNFCはホルマリンを含んでおりません。
2 .セ ン カ フ ィ ッ ク ス N F C は 直 接 染 料 染 色 物 の 水 ・ 熱 湯 ・ 洗 濯 ・ 汗 堅 牢 度 を 向 上
させます。
3 .セ ン カ フ ィ ッ ク ス N F C は 反 応 染 料 染 色 物 に 対 し て 、経 時 変 化 に よ る 諸 堅 牢 度
の低下を防止します。
センカフィックスNFC
使
用
方
法
使 用 す る 染 料 の 種 類 ・ 濃 度 、被 染 物 の 種 類 ・ 形 態 、処 理 法 に よ り 異 な り ま す が 、一
般的には下記の通りです。
染料濃度
センカフィックスNFC使 用 量
淡
色
2 ~ 4 % o.w.f.
中
色
4 ~ 6 % o.w.f.
濃
色
6 ~ 7 % o.w.f.
4 0 ~ 6 0 ℃ ×1 5 ~ 2 0 分 処 理 し た 後 、 水 洗 ・ 乾 燥 し ま す 。
脱フィックス処方
セ ン カ フ ィ ッ ク ス N F C の 脱 フ ィ ッ ク ス 処 方 と し て は 、還 元 ― 酸 化 処 理 法 ま た は 酸
処理法が効果的です。
①還元-酸化法
還元工程
ハイドロサルファイト
3 ~ 5 g/ L
90~ 100℃ ×20~ 30分
ソーダ灰
1 ~ 2 g/ L
酸化工程
過酸化水素(35%)
3 ~ 5 cc/ L
ソーダ灰
1 ~ 2 g/ L
EDTA・4Na
0 ~ 1 g/ L
エフカッター800
2 ~ 3 g/ L
90~ 100℃ ×20~ 30分
・含金属系染料により染色されている場合や、用水中の金属イオン濃度が高い場合
等、金属によるトラブルが生じるおそれのある場合には、酸化処理浴にキレート
剤(EDTA・4Na等)を併用して下さい。
・酸化処理後、繊維上に過酸化水素が残留しないよう充分に水洗して下さい。
(必要に応じて、脱過酸化水素処理を行って下さい。)
・被 染 物 の 色 相 、フ ィ ッ ク ス 剤 の 使 用 量 に よ っ て は 還 元 工 程 で エ フ カ ッ タ ー 8 0 0
を使用し、酸化工程を省いた一浴一段処理法によっても脱フィックス可能です。
センカフィックスNFC
②酸処理法(被処理物の脆化にご注意下さい)
シュウ酸
1 ~ 3 g/ L
50~ 60℃ ×20~ 30分
エフカッター800
2 ~ 3 g/ L
・酸性条件下での処理となりますので被処理物の脆化にはご注意下さい。
また、繊維上にシュウ酸が残留しないよう充分に水洗して下さい。
ご
注
意
使用に際しましては充分試験の上ご使用下さい。
入
目
18㎏
取扱いおよび保管上の注意事項
1 )取 扱 い 中 は 、直 接 身 体 に 触 れ な い よ う に 保 護 手 袋 、保 護 メ ガ ネ を 着 用 し て 下 さ
い。
2 )も し 誤 っ て 眼 や 口 に 入 っ た と き は 、直 ち に 流 水 で よ く 洗 い 流 し 医 師 の 手 当 て を
受けて下さい。
3 )皮 膚 に 直 接 触 れ た 場 合 は 、直 ち に 流 水 で よ く 洗 い 流 し て 下 さ い 。も し 発 疹 そ の
他の異常が生じた場合は速やかに医師の手当てを受けて下さい。
4)取扱い後は手洗い、うがいを充分に行って下さい。
5)使用途中の容器は密閉し、異物が入らないようにして下さい。
6)保管に際しては直射日光を避け、冷暗所(5℃~35℃)で保管して下さい。
7)廃棄するときは、産業廃棄物として処理して下さい。
お
願
い
弊 社 発 行 の「 製 品 安 全 デ ー タ シ ー ト( M S D S )」を 用 意 し て お り ま す 。併 せ て ご
活用下さい。