新星会報第5号 - 福田利喜陸前高田市議会議員

発行・編集
陸前高田市議会会派
新 星 会
陸前高田市議会会派
平成 21 年 3 月
第5号
発行責任者
福 田 利 喜
陸前高田市小友町字谷地館21
新星会
℡0192-56-2166
百年に一度とか、未曾有と
いう形容詞が、新聞をはじめ
マスコミで使われている。良
い意味で使われるのなら大変
嬉しいのだけれど、その次に
続く言葉は「不況」
、「不景気」
である。
と思う。
家に、そして産業に育てたい
地域で応援し、素晴しい農
もしい限りだ。
スイチゴを栽培している。頼
小友町に農地を借り、ハウ
る。
の新規就農者が頑張ってい
を見つけてきた。北海道出身
そんな北風が厳しい中、春
け出さなければならない。
が、一日でも早い出口を見つ
た。様々な要因があると思う
そ れ が、 こ こ ま で に な っ
している。
街頭演説で話されたのを記憶
臣は、ほとんど影響がないと
とき、現在の財政金融担当大
ラザースが立ちかなくなった
昨年の十一月にリーマンブ
新規就農者として、イチゴ栽培を手がける辻さん(夏秋イチゴ苗の養生作業)
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Shinseikai
平成20年度を振り返って
べきか。
前高田市はどうある
わ れ て い る 現 在、 陸
曾有の経済危機とい
ら、 百 年 に 一 度 の 未
一年を振り返りなが
た。 本 日 は、 こ の
さんご苦労様でし
も 終 わ り ま し た。 皆
福田
三月定例会
す。
いても理解しているつもりで
せて合併がもたらす歪みにつ
し て お り ま し た。 ま た、 あ わ
可能性というものを高く評価
わ っ た 経 験 か ら、 合 併 が 持 つ
な組織ですが合併の実務に携
設 置 請 求 で す よ ね。 私 は、 別
さ れ た、 合 併 法 定 協 議 会 の
について伺います。清水さん、い
大きな市政のポイントとなるもの
最初に、この一年を振り返って
瀝しあって、合わせることにより
なと考えたところです。全てを披
肢として合併もあるのではないか
く環境を考えると、ひとつの選択
こと、現在の陸前高田市を取り巻
市で開催された、全国自治体交流
講師に勉強会もしましたし、盛岡
岩手県市町村課の戸舘課長さんを
本に、
様々な勉強をしてきました。
議論をしましょう」との考えを基
れ た よ う に、
「タブーをなくして
そ の、 自 分 が 経 験 し て き た
か が で す か。 市 議 二 年 目 に し て、
大きな力を発揮できるもの、合併
大 会 や 自 治 体 学 会 等 へ も 参 加 し、
べきかを中心にお話
大きな市政課題に直面したわけで
することにより手が届かなくなる
制度の勉強だけでなく、全国の生
を伺いたいと思います。
すが。
ものなどを検証し、まちづくりを
清水
市民有志の方々から出
て、 大 き な 判 断 を 下 し、 そ し
ま す。 市 議 会 議 員 二 年 目 に し
う。自分たちから市民の皆さんと
の皆さんの声を聞く会を設けよ
ま た、 そ の 結 果 と し て、 市 民
の声も聞いてきたところです。
てその判断をするために様々
積極的に話をする機会を持とうと
行う大きな機会だったと思い
勉 強 し た こ と は、 私 の 議 員 と
の考えで、他会派の議員のみなさ
民の皆さんと一緒に考える会」を
して大きな財産になったと思
福田
そ う で す ね。 私 ど も
市内十一会場で開催させていただ
んと議員有志の会を立ち上げ、「市
の会派は、
「合併ありき」では
きました。多くの市民の方々に参
います。
な く、 清 水 さ ん が お 話 に な ら
Shinseikai
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いまこそ議会は
どうある
にお伺いします。
ますが、参加した感想を佐藤さん
加して頂き、成果があったと思い
か な ど の 声 も 頂 き ま し た。 こ
なたたちに不利にならないの
そ ん な こ と ま で 説 明 し て、 あ
のような機会を継続して行
ってくれとの声がありました
佐藤
大 分、 手 厳 し い 声 も 頂
だ け で な く、 市 内 各 地 で、 市
分の後援会や地域で話をする
が、 私 た ち 市 議 会 議 員 は、 自
きました。でも、やって良かった
民 の 皆 さ ん と 意 見 交 換 を し、
大変厳しい声もいただき
ましたが、有意義でした。
との思いが一番ですね。
各地では様々な取り組みがなされ
市政課題について話し合うこ
とがとても大事であると再認識し
我 々 の 考 え を、 市 内 十 一 地 区
を全て回って話を聞いていただい
て い ま す。 本 市 の 検 討 に つ い て、
小松さんからお話いただけますで
た会でしたね。
私 と し て は、 今 後 も、 こ の 活
た。制度とともに、陸前高田市の
現状を説明し、どう進んだらいい
しょうか。
福田
大変貴重な機会でした
動を会派として続けてゆきたいと
ね。会派として今後の一番の事業
小松
各 会 派 か ら と、 無 会 派
かを胸襟を開いて市民の民さんと
としたいと思います。そのために
の方も入って頂き構成された、議
地方分権によって、新しい議
は、 私 た ち 議 員 も 一 層 の 勉 強
会 諸 課 題 検 討 委 員 会 で し た。 西
考えています。
り取りの中で、一方的な説明かと
をしなければ有意義な会とは
條議長から議会活性化のための方
話すことができたと思います。や
思ったら、色々な角度で話をして
な ら な い と 思 い ま す の で、 頑
向性をとのことでした。また、議
「議会諸課題検討委員会」で
さんを会長として構成された
そ の 中 心 と な っ た の が、 小 松
と 議 会 改 革 を 進 め て い ま す。
今、 議 会 で は 西 條 議 長 の も
在 の 議 員 定 数 か ら、 委 員 会 の あ
般について検討を重ねました。現
求められていることなど、議会全
機関から、提案型議会への変革が
表制の一翼であること。チェック
会は市民から直接選ばれる二元代
会が求められているのでは。
く れ て わ か り や す か っ た。 と か、
張りましょう。
した。議会の改革が叫ばれて、
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の議 会 基 本 条 例 が 必 要 で は な い か
して の 行 動 指 針 を 取 り ま と め た 形
から 、 議 会 と し て の 規 範 、 議 員 と
姿、 求 め ら れ る 議 員 の あ り 方 な ど
の方 向 性 と し て 、 議 会 の あ る べ き
で検 討 を 行 っ て き ま し た 。 ひ と つ
り方 、 議 員 個 々 の 活 動 の あ り 方 ま
町村の関係も、縦の上下の関係か
制度が変わりました。国・県・市
地方自治法をはじめ様々な法律や
十 一 年 の 地 方 分 権 一 括 法 に よ り、
ではないかと考えています。平成
とつの方向性というか指針が必要
変化すべきと考えていますが、ひ
そのひとりとして負けないように
感と向学心が強いので、わたしも
新 星 会 の 仲 間 は、 み ん な 責 任
が必要だと思います。
力をもっと発揮できるような勉強
るためには、一人ひとりが、その
生活が向上するかを提言・提案す
陸前高田市が良くなるか、市民の
営を行ってきたつもりです。結果
ら、横の同列の関係へと変わりま
福田
西條さんにお伺いしま
も大切ですが、結果が出る過程の
とな り 、 議 長 に 対 し 答 申 を し 、 現
く理解して、議員活動・議会活動
す。議長として重責を果たされて
議論の中に大切なものがあるとも
頑張ります。
を行うことが大切であるというこ
いるわけですが、議長としての立
考えています。
した。私たち議員がこのことをよ
な策 定 に 向 け た 作 業 が 行 わ れ て い
とを認識する必要があると考えて
場と、議員としての立場を問われ
在議 会 運 営 委 員 会 に お い て 具 体 的
ます 。
います。
会 派 の 皆 さ ん に は、 議 会 基 本
条例 を 理 解 し て 頂 く た め 、 岩 手 県
には、どう議論し、どのように議
議 会 は、 誰 の も の で も あ り ま
議会・議員に求められる姿が大き
議会は議論の場であるとの考
会が機能しなければならないか考
る場面が多く大変だったのではな
福田
ラム に も 出 席 頂 き 、 勉 強 し て 頂 い
く変わってきている。地方分権の
え方を前面に出され、様々な議論
えてゆきたいと思っています。
せん。陸前高田市が発展するため
たと こ ろ で す 。 私 は 、 議 会 の あ り
推進により、地方自治体のあり方
を喚起されていたように感じた一
願いいたします。
頂きたいと思います。よろしくお
には今後とも私たちを引っ張って
議会をリードされてきた小松さん
ます。前議長として、陸前高田市
ることが大切だと私も感じており
そして、それが市民の皆さんにわ
す。私は、
議論を徹底的に尽くす。
下す内容のものがあったと思いま
合併協議会の件など大きな判断を
の一年は、陸前高田市を左右する
した。ありがとうございます。こ
のご協力で乗り切ることが出来ま
西條
議 長 二 年 目 も、 皆 さ ん
いて伺いたいと思います。
陸前高田市の向かうべき方向につ
あ る と 感 じ ま し た。 第 二 部 で は、
て行動する。」
、との大きな理念が
民にとって何が最善かを常に考え
になる市政運営を行うために、市
のものでもない。市民生活が豊か
いて、この新星会には「議会は誰
た。四人の皆さんのお話を聞いて
いかと思います。
方、 議 員 の 姿 と い う も の は 絶 え ず
も変わってきている。
このことを、
市職員は三百人です。そして、市
かるようにしたいと考えて議会運
小松
議 員 の 数 は 二 十 人 で す。
民は二万五千人です。
どうしたら、
福田
ありがとうございまし
年でしたがいかがでしょう。
小 松 さ ん が 話 さ れ た、
立大 学 公 共 政 策 学 部 主 催 の フ ォ ー
市民の皆さんと一緒に考える会
我々議員がきちんと理解し行動す
岩手公共政策フォーラムにて
全国自治体政策交流会議
自治体学会岩手・盛岡大会
テーマにセミナーが開かれ、八つ
の分科会が開かれました。新星会
のメンバーは、農と食を通して考
様々 な ま ち づ く り の 研 究 に 取 り 組
体学 会 へ の 参 加 を と お し 、 全 国 の
新 星 会 で は、 か ね て か ら 自 治
会が 開 催 さ れ ま し た 。
二十 二 回 自 治 体 学 会 岩 手 ・ 盛 岡 大
回全国自治体政策交流会議と第
日 に わ た り、 盛 岡 市 で 第 二 十 五
八 月 二 十 一 日、 二 十 二 日 の 両
各地から参加された自治体職員や
参加者の交流会が開催され、全国
例を紹介されました。
夕方からは、
市長がパネリストとして様々な事
大学の北川教授や、遠野市の本田
地方の自立」が開催され、早稲田
スカッション「分権時代における
基調講演、午後からはパネルディ
議が開催され、達増岩手県知事の
した。この二日間の大会に、新星
大変有意義な二日間となりま
しました。
指して~の分科会に分かれて出席
~市民の参加の新たなツールを目
議会~、市民と行政の協働型評価
の役割~議論する議会、提案する
めたか~、地方分権における議員
の今とこれから~合併は自治を高
会の仕組みづくり~、合併と自治
える持続可能な地域社会~循環社
んで き ま し た 。 本 年 は 、 盛 岡 市 が
地方議員、大学の研究者の皆さん
として大会の運営にあたり、自治
会場 と な っ た こ と か ら 、 全 員 が 参
二 日 目 は、 自 治 体 学 会 が 開 催
体学会の総会では議長を務めたと
会の福田利喜議員が地元運営委員
さ れ、「 生 活 者 起 点 に 立 っ た 内 発
と意見交換をしたところです。
をし た と こ ろ で す 。
初日は、全国自治体政策交流会
ころです。
合併新法と制度を学ぶ
について詳しく説明を受けたとこ
ろです。
戸舘課長からは、制度の一般的
な内容だけでなく、これからの市
町村経営のあり方、自主財源が乏
しい自治体の今後など、具体的な
事例を挙げて説明頂いたところで
す。
市町村のあり方については、「当
面・・・」とか、「出来るだけ・・・」
はない。行政は現状と今後の見込
みをきちんと分析し、住民に説明
や県が進めている具体策について
合併の制度、合併新法の中身、国
今後のまちの進むべき方向を決め
分 た ち の 負 担 を き ち ん と 理 解 し、
市民サービスの範囲や、今後の自
を 行 い、 住 民 は ど う あ る べ き か、
特 例 法 の 勉 強 会 を 開 催 し ま し た。
の勉強会となりました。
村 合 併 担 当 課 長 を 講 師 に 向 か え、
職員も参加して頂き、意見交換や
県市町村課、大船渡地方振興局の
一緒に議論しましょう。
す。今こそ、まちづくりについて
単独市を選択した陸前高田市で
るべきであると。
市町村合併と二十二年三月に期限
これまでの気仙地区での取り組み
新 星 会 と 新 志 会 の 議 員 十 名 と、
が切れる合併新法について市町村
県地域振興部市町村課の戸舘市町
キャピタルホテルを会場に、岩手
新志会との共催で、市町村合併
新志会と合同で
的まちづくりの可能性を探る」を
加し 、 そ れ ぞ れ 分 科 会 に 別 れ 研 修
Shinseikai
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今後、どのような
まちづくりが必要か
一本にした取り組みが必要と感じ
たところです。
そ の、 一 本 に す る 力 が 行 政 に
福田
前半では、一年間を振り
から、今後は生活できるまちづく
結果として出されたことです
次産業に従事されてきました。そ
福田
佐藤さんは、この間、一
求められていると考えています。
返っ て み ま し た が 、 後 半 は 単 独 市
の経験を生かして様々な提言をさ
はな く 「 責 任 を 持 っ た 単 独 市 」 が
市 長 は 話 さ れ ま す が、「 当 面 」 で
るなど、農業を産業として、そし
え、市民のところへ飛びこんでい
を応援する様々なプログラムを携
すすめていて、市の担当者が農業
市は農業のまちづくりを積極的に
りを行っていました。特に、登米
併効果を前面に出したまちづく
向の形で参加していただき、総合
りますが、関係機関や団体にも出
の養成施設として成果を上げてお
考えています。特に、新規就農者
す。これを生かさない手はないと
という大変すぐれた施設がありま
本市には、総合営農指導センター
佐藤
特 に、 農 業 分 野 で す ね。
た。やはり、農林水産業だけでは
なテーマとして取り組んできまし
とともに就労の場の確保も大き
新 星 会 で は、 地 場 産 業 の 育 成
でもらえることが大切ですね。
しでも多くの人がこのまちに住ん
が急速に進む本市においては、少
総合営農指導センターの
活用を
れていますが。
りが求められると思います。
新 星 会 の 研 修 で、 福 島 県 の 伊
達市と宮城県の登米市を視察させ
ていただきましたが、両市とも合
求 め ら れ ま す。「 行 け る と こ ま で
て加工・流通へつなげる施策を積
的な業務をこの施設に持たせるこ
就労環境は整わないと思いますが
併によって出来た市でしたが、合
はこ の ま ま で 」 と い う こ と は 出 来
極的に進めていました。
市内には、
とが、本市の農業を産業に押し上
有数の生産量・生産額を誇る三陸わかめ
清水
「 当 面、 単 独 市 」 と 中 里
ない と 考 え て い ま す 。
「 目 指 せ 農 業 出 荷 額 三 百 億 円、 一
との観点もありますが、空き農地
ま た、 新 規 就 農 者 を 確 保 す る
いかがでしょう。
大きな看板が掲げられ、その意気
込みが感じられました。
他の地域に負けない水産資源が
報発信をし、Iターンや団塊の世
インターネットをはじめ様々な情
います。一月五日の新年交賀会の
業誘致が大きなテーマになると思
小松
そうですね。やはり、企
や 空 き 屋 情 報 を 総 合 的 に 管 理 し、
あ り ま す。 品 質・ 市 場 シ ェ ア な
代の退職後の人々を呼び込むよう
本 市 に も、 ワ カ メ、 カ キ な ど、
ど、十分競争できる水産業の一層
に頼ってこなかったから失業者が
あいさつで、中里市長は企業誘致
福田
そうですね。少子高齢化
な施策も重要と考えます。
には、行政・産業団体・生産者を
の振興をはじめ、一次産業の振興
雇用の場の確保が最大の
市政課題
げる力になると思います。
行政・産業団体・生産者を
一本にした取り組みが必要
す。
べき か に つ い て 伺 い た い と 思 い ま
を選 択 し た 陸 前 高 田 市 が ど う あ る
第二部
日 一 億 円 の 出 荷 を し よ う。
」との
産地化をめざす
イチゴ栽培
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Shinseikai
少な か っ た と 市 民 に 印 象 を 与 え ま
した が 、 こ の 地 域 に は 働 く 場 が な
田に 働 く 場 を 求 め て い ま す 。 い か
ある よ う に 、 多 く の 若 者 が 陸 前 高
じま す 。 成 人 式 の ア ン ケ ー ト に も
が少 な か っ た の で は な い の か と 感
のですが、都市間競争といわれて
の議長さんと話をする機会が多い
へ出席することが多く、色々な市
そして県内の市議会議長会の会議
西條
ここ二年間、
全国や東北、
企業があることは有利
にし て 、 雇 用 の 場 を 確 保 す る こ と
い る と お り 様 々 な 形 で、 地 域 力、
企業の城下町であるとその企
地域職業相談室、
登米市では、合併により地域が広
がったことやバス運行に多くの補助
金を出していたことから、総合的な
公共交通機関のあり方を検討し、路
二月三日と四日の二日間、新星会の 線・運行時間を見直して、市が直接
平成二十年度特定課題研修として、福 運行に係わるどこまで乗っても百円
島県伊達市と宮城県登米市を訪問しま という、ワンコインバスをバス会社
した。福島県伊達市は、地域職業紹介 に委託して行っておりました。小学
室について。宮城県登米市は、ワンコ 生以下は無料、高校生の部活動や通
インバス(市民バス)事業とビジネス 学、病院への通院に配慮されたシス
チャンス支援事業についてを、勉強さ テムになっていました。
せて頂きました。
また、農業を主産業ととらえ、生
ハローワークが無い市でも、それに 産するだけから、加工・流通まで複
代わった業務を行う仕組みを行ってい 合的な事業にしようと、市独自の補
る 伊 達 市 を 先 進 事 例 と し て 訪 れ ま し 助制度の充実を図り産業振興に努め
た。
ておりました。この、施策の積極的
伊達市地域職業相談室として運営さ な活用を図るため、担当課の職員が
れており、雇用保険や求人手続き等は 地域や、利用を検討している事業者・
行えませんが、求職情報の紹介を主に 農家まで出向き、説明やその後の相
行っており、多くの方が利用されてい 談にのるなど積極的な行政の係わり
ました。運営主体はハローワーク福島 があると感じたところです。
で、相談員二名と受付等を行う嘱託員 この研修の成果は、早速三月定例
一名の三名体制で業務を行っていまし 会で一般質問や、予算等の質疑にい
た。伊達市は、地域職業相談室の建物 かすことが出来ました。
を提供し、ハローワークと市との運営
役 割 分 担 を 行 っ て お り ま し た。 ま た、
市役所及び各支所の入口付近に、毎日
更新される求人情報を掲示し、必要な
方はすぐに脇のコピー機を使って情報
を手にすることができるシステムもあ
わせて行っておりました。毎日、担当
課とハローワークとの間で情報の交換
をしているとのことでした。
地域交通事業等を研修
が出 来 る か が 最 大 の 市 政 課 題 だ と
それも経済力をどう付けるか様々
いか ら 今 回 の 経 済 危 機 で も 失 業 者
考え ま す 。
業 や 漁 業、 林 業 に 就 業 す る に は
業 の 業 績 に よ っ て、 町 の 経 済 や
な努力をしていますね。
それ な り の 環 境 が 必 要 と な り ま す
福田
今の経済情勢からする
財政が大きく変わるなどの弊害的
働く 場 が で き る 。 こ こ に 人 が 住 む
と、 企 業 の 新 規 設 備 投 資 は 非 常
が、 企 業 へ の 就 職 と な る と 多 く の
こと が 増 え る 。 そ し て 、 企 業 か ら
に厳しいものがることも現実です
な要素もありますが、やはり企業
は固 定 資 産 税 が 入 る と 考 え た ほ う
が、 西 條 さ ん の お し ゃ る よ う に、
人 に チ ャ ン ス が あ る と 思 い ま す。
がい い の で は と 考 え て い ま す 。 な
きちんと戦略を持って企業誘致
があることは、まちづくりにとっ
か な か、 難 し い の で す が、「 市 と
や、一次産業の振興にしてもあた
その た め に は 、 市 と し て 目 先 の 利
し て こ の よ う な 考 え が あ り ま す。
るべきだと私も感じています。今
て大きな強みであると感じていま
み な さ ん ど う で し ょ う。」 と、 市
後も、様々な議員活動をとおして、
益を 考 え る の で は な く 、 投 資 と の
民 に 向 け 議 論 を 喚 起 す る こ と が、
市民が何を求めているのかをつか
す。本市も企業誘致に戦略を立て
情報発信にもつながると思いま
みながら、陸前高田市の市民生活
考え 方 が 必 要 に な っ て く る と 思 い
す。 是 非 、 こ の 点 を 市 議 会 で も ま
の向上に向け頑張りましょう。
てあたるべきだと考えます。
た取 り 上 げ た い と 思 い ま す 。
ま す。 市 有 地 を 無 償 で 貸 し て も、
福田
私も同じ考えですね。農
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と当時が異なっていること。十一
共同 で 、 学 校 給 食 費 徴 収 金 の 見 直
い 経 済 状 況 が 見 込 め る こ と か ら、
生を持つ世帯にとっては大変厳し
質 疑 が 行 わ れ、 給 食 原 料 費 は
幹事長
教育民生常任委員会委員長
西條 廣
三月定例会
平成二十一年度一般会計予算案
月のリーマンブラザースショック
しを 求 め る 修 正 動 議 を 予 算 等 特 別
もう一度見直しを行うべきである
の 値 上 が り に よ り、 学 校 給 食 費
父 母 の 負 担 が 原 則 で あ る こ と や、
事務局長
産業建設常任委員会副委員長
学校給食費値上げに、
見直し修正案提出
に修 正 案 を 提 出 し ま し た 。 福 田 利
委員 会 ( 佐 藤 信 一 委 員 長 ) へ 提 出
として、給食費の現状維持を求め
以来、景気低迷が激しく、小中学
しま し た が 、 賛 成 少 数 で 否 決 さ れ
て予算案の修正動議を提出しまし
喜議 員 と 新 志 会 の 菅 野 広 紀 議 員 が
まし た 。
を値 上 げ す る と の 当 局 提 案 に 対 し
学校給食運営委員会で決めたこと
た。
て、 値 上 げ が 検 討 さ れ た の が 昨 年
であるので当局提案どおりすべき
こ れ は、 四 月 か ら 給 食 原 材 料
十月 時 点 で あ り 、 現 在 の 物 価 動 向
ではないかとの質問もいただきま
した。
結 果 と し て、 新 星 会・ 新 志 会
顧 問
議 長
会派代表
議会運営委員会委員長
顧 問
総務常任委員
福田利喜
小松 眞
の議員が賛成しましたが、賛成少
数となりました。
今 後 と も、 市 民 に と っ て ど う
影響するか、市の今後についてど
うあるべきかを着眼点として、市
民生活と行政の役割について様々
な議論と提案をおこなってまいり
ます。
佐藤信一
平成二十一年三月発行
陸前高田市議会会派
新星会報
発行・編集
新星会
この会報は、政務調査費を充当しています。
清水幸男
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