平成27年1月16日保保発0116第3号 厚生労働省保険局保険課長通知

保 保発0116第3号
平成 27 年1月 16 日
健康保険組合理事長
殿
厚生労働省保険局保険課長
(公印省略)
健康保険組合の平成 27 年度予算の編成について
平成 27 年度の予算については、健康保険組合(以下「組合」という。)の実情や
以下に掲げる事項を踏まえ、適正に編成いただくよう、お願い申し上げます。
第1
予算編成の重点事項について
1 保険料率
保険料率は、以下の事項を踏まえて適正な保険料率を設定すること。
(1) 医療費
最近の医療費の動向や、組合における過去実績を踏まえること。
(2) 標準報酬等
標準報酬や賞与は、設立事業所の決算状況や直近の労使交渉の結果を踏ま
えて推計すること。
なお、標準報酬等の推計は、年度内に収入の不足が生じないよう、適正な
ものとすること。
(3) 積立金
別途積立金や準備金限度外部分の保有状況を踏まえ、計画的な繰入を見込
むこと。
(4) 事業内容の見直し
事業内容全般について必要な見直し等を行うこと。
(5) 特定保険料率
特定保険料率は、平成 27 年度において保険者が納付すべき前期高齢者納付
金等(前期高齢者納付金、後期高齢者支援金、日雇拠出金、退職者給付拠出
金及び老人保健拠出金の合算額(前期高齢者交付金がある場合には、これを
控除した額)をいう。以下同じ。)を、被保険者の標準報酬月額の総額及び
標準賞与額の総額の合算額の見込額で除して得た率を基準として定めるこ
と。
1
2
保険料額の負担割合
保険料額の負担割合は、「健康保険組合の事業運営について」(平成 19 年2
月1日付保発第 0201001 号)の別紙2「健康保険組合事業運営指針」を踏まえ、
設定すること。
3 法定準備金
法定準備金は、早急に保険給付に要する費用(納付金等を含めない)に充て
る必要が生じた場合に備え、準備金のうち前3年度の保険給付費の平均年額の
12 分の1については、換金処分の容易な形態により保有すること。
また、法定準備金は、勘定毎にその保有規模が設定されているものではない
が、勘定毎の健全性を担保するため、健康保険組合予算編成基準別添(2)別表
(1)-1の「本年度末法定準備金保有率」及び「再掲 介護勘定における準備
金保有率」の各々が 100%となるように積み立てておくこと。
なお、法定準備金の基準については、当分の間、保険給付に要した費用の3
か月相当分を2か月相当分に見直されたことに留意すること(「健康保険法施行
令等の一部を改正する政令の施行について」(平成 26 年 11 月 19 日付保発 1119
第 4 号))。
4 一部負担還元金・付加給付
一部負担還元金・付加給付の最低自己負担額や給付額は、コスト意識や受診
する者としない者との負担の均衡等に留意し、組合の財政状況を十分勘案した
うえで、「健康保険組合の事業運営について」(平成 19 年2月1日付保発第
0201001 号)を踏まえ、適正に設定すること。
5 保健事業
保健事業は、以下の事項を踏まえること。
(1) 特定健康診査・特定保健指導
生活習慣に着目した疾病予防の重要性が一層高まっていることを踏まえ、
特定健康診査・特定保健指導の円滑な実施に取り組むこと。その際、被扶養
者の特定健康診査等の受診率の向上に特に配慮すること。
(2) 健康教育等
健康増進法に規定する健康増進事業実施者として、「健康増進事業実施者
に対する健康診査の実施等に関する指針」(平成 16 年厚生労働省告示第 242
号)や、「健康保険法に基づく保健事業の実施等に関する指針」(平成 16
年厚生労働省告示第 308 号)に基づき、被保険者等の健康の保持増進のため
の健康教育・健康相談・健康診査等の事業を積極的に実施するとともに、専
門スタッフを活用した保健指導や健康づくりに取り組むこと。
(3) 事業の見直し
従来から継続している事業は、これを漫然と計画することなく、分析・評
価を行い、効果が希薄と思われる事業は見直すこと。
2
(4) データヘルス計画
日本再興戦略(平成 25 年6月 14 日閣議決定)に示された、レセプト等の
データの分析に基づく加入者の健康保持増進のための事業計画(以下単に「デ
ータヘルス計画」という。)については、健康保険法等に基づく保健事業の
実施等に関する指針の一部を改正する件(平成 26 年度厚生労働省告示第 139
号)が告示されたので、これを踏まえて必要な予算を計上すること。
6 レセプト情報の活用
レセプトは、被保険者等の受診状況、医療機関や医薬品に関する情報を知り
得るデータであることから、その情報の収集・分析を目的とした事業や、外来
における重複・頻回受診等の是正指導を目的とした事業を積極的に取り組むこ
と。
なお、レセプト情報の活用により知り得た情報は、「個人情報の保護に関す
る法律」(平成 15 年法律第 57 号)や、「「健康保険組合における診療報酬明
細書等の開示の取扱いについて」の一部改正について」(平成 23 年6月 20 日
付保保発 0620 第1号)を踏まえ、プライバシーの保護等に十分に配慮し、必要
に応じ、これに必要な予算を計上すること。
7 減額査定があった場合の情報提供
減額査定があった場合の被保険者等への通知の実施について、「健康保険組
合における医療費通知の適切な実施について」(昭和 60 年4月 30 日付保文発
第 274 号)及び「減額等となった一部負担金等の額の医療費通知への付記につ
いて」(平成 22 年5月 21 日付保保発 0521 第4号)により依頼しているところ
である。
被保険者への適切な情報提供を推進するため、少なくとも、査定の結果によ
る自己負担相当額の減額分が1万円以上のレセプトについては、被保険者等へ
の通知の実施を重ねてお願いする。
8 保険給付の適正化の取組
保険給付に要する費用を適正に支出し、財政の健全化を図るため、以下の事
項を重点的に実施するようお願いする。
(1) 医療費通知
被保険者と被扶養者に対し、自らがかかった医療費の実情を理解してもら
うとともに、健康に対する認識を深め、これにより組合の健全な運営にも資
するようにするため、積極的に取り組むこと。
なお、実施に当たっては、5のとおり、個人情報の保護に万全を期すこと。
(2) レセプトの点検業務
レセプトの点検業務は、保険者の本来業務であることを認識し、不適正な
医療費を排除する観点に立って、一層の強化に取り組むこと。
(3) 傷病手当金の適正な支給
レセプト等関係資料との照合確認、調査等により、傷病手当金の適正な支
給を実施すること。
3
(4) 被保険者証の検認
無効となった被保険者証の回収や、被扶養者の認定の適否を確認するため、
毎年実施すること。
(5) 後発医薬品の使用促進
後発医薬品の使用促進については、後発医薬品を希望することが明記され
たカードの配布や後発医薬品に切り替えた場合の薬代の自己負担軽減額の通
知等、被保険者と被扶養者に対する更なる周知に積極的に取り組むこと。
(6) 柔道整復師の療養費の適正化
患者調査等の実施に当たっては、「柔道整復師の施術の療養費の適正化へ
の取組について」(平成 24 年3月 12 日付保保発 0312 第1号)及び「「柔道
整復師の施術の療養費の適正化への取組について」の適切な実施について」
(平成 25 年 3 月 19 日付事務連絡)を踏まえ、柔道整復師の療養費の適正化
に取り組むこと。
9 事務処理体制
事務処理体制は、以下の事項を踏まえること。
(1) 保健事業や医療費適正化事業の体制
保健事業や医療費適正化の事業を積極的、かつ、効率的に実施するため、
ITの活用や外部委託と併せて、事業内容に見合った職員の適正な配置、研
修等による職員の資質の向上など、組合の実情に応じた実施体制の整備に取
り組むこと。
なお、外部委託では被保険者等への照会の実施や保険給付の決定などを行
えないので、これらの業務を執行する職員は組合の職員であること、委託管
理者や補助者として業務を執行する職員が必要であることを踏まえ、事務処
理体制を整備すること。
(2) 事務処理の点検体制
事故防止等の観点から、監事による内部監査の徹底などによるチェック体
制の一層の強化に取り組むこと。
内部監査等に際しては、「健康保険組合における経理事故防止の事務取扱
いについて」(平成 23 年 12 月 26 日付保保発 1226 第1号)及び「健康保険
組合における自己点検の実施について」(平成 24 年4月 13 日付保保発 0413
第4号)を踏まえ、適切に実施すること。
特に、会計帳簿の突合・点検は確実に行うとともに、必要に応じて、監事
の補助者として、外部の経理事務に精通した者の活用も検討されたい。
(参考)外部の経理事務に精通した者の例
① 外部の公認会計士等の活用
② 母体企業や適用事業所の財務・監査部などの活用
③ その他、組合間で協同して、①②の活用など
4
10
共同事業の推進
生活習慣病対策を中心として、より専門性の高い保健指導や事務処理のIT
化が求められていることを踏まえ、保健事業や事務処理の充実・効率化と保険
者機能の強化の観点から、近隣の組合との共同事業の実施について積極的に検
討すること。なお、保健事業等については、健康保険組合連合会等が実施する
共同方式の事業への参加についても考慮すること。
第2 予算の計上について
1 事務費
事務費の国庫負担収入は、一般分と介護分の合計額を計上すること。
(1) 一般分
一般分の被保険者1人当たり月額は、単一組合(連合形態を含む)では 11
円とし、総合組合では 16 円とすること。
(2) 介護分
介護分の介護保険第2号被保険者(40 歳から 64 歳の被保険者・被扶養者
の合計)1人当たり月額は、単一組合(連合形態を含む)では2円とし、総
合組合では3円とすること。
(3) 組合会
組合会費については、臨時開催も可能となる予算を見込むこと。
(4) 社会保障・税番号制度
システム改修等にかかる予算補助については、平成 27 年度政府予算案に計
上している。
なお、補助金の交付に備え、収入科目の「(款)国庫補助金収入(項)国庫
補助金収入(目)社会保障・税番号制度システム整備費補助金」に名目計上
(1千円)すること。
2 保険給付費の計上
組合の過去の実績値や、以下の内容を踏まえ、組合の実情に応じた適正な計
上を行うこと。
(1) 高額療養費の見直し
平成 27 年1月から、高額療養費の所得区分について、よりきめ細やかな対
応が可能となるよう細分化し、負担能力に応じた負担となるよう限度額を見
直すことから、「健康保険法施行令等の一部を改正する政令の施行について」
(平成 26 年 11 月 19 日付保発 1119 第2号)を踏まえて見込むこと。
(2) 70 歳代前半の被保険者の一部負担金等の軽減特例措置
平成26年度から新たに70歳になる者から段階的に法定の負担割合となった
ことから、「「70歳代前半の被保険者等に係る一部負担金等の軽減特例措置
実施要綱」の一部改正等について」(平成26年12月22日付保発1222第5号)
を踏まえて見込むこと。
5
(3)
審査手数料
診療報酬明細書の審査手数料は、組合が選択した審査支払機関の手数料を
計上すること。
(4) 被災者等に対する一部負担金等の減免措置
東日本大震災等による被災被保険者等に対する一部負担金等の減免措置を
講じる組合にあっては、平成 26 年度における一部負担金免除証明書の発行枚
数や、組合が定める免除対象者範囲などを踏まえて見込むこと。
なお、東京電力福島第一原発の事故による避難指示区域等(帰還困難区域、
居住制限区域、避難指示解除準備区域、特定避難勧奨地点)及び旧緊急時避
難準備区域等(旧緊急時避難準備区域、指定が解除された特定避難勧奨地点)
の住民に対する一部負担金等の減免措置については、平成 26 年 10 月以降は
既に区域設定等が解除された地域の上位所得層(被保険者の標準報酬月額が
53 万円以上)及び平成 27 年 10 月以降は平成 26 年度に指定が解除された避
難指示解除準備区域の上位所得層を除いて、引き続き延長することとして、
組合の財政状況に応じた予算補助を平成 27 年度政府予算案に計上している。
また、今後の自然災害に対して同様の措置を講じる方針である組合につい
ては、これも踏まえ見込むこと(これまでの実績が乏しく見込みによる計上
ができない場合にあっては、名目計上(1千円)して差し支えない。)。
3 前期高齢者納付金(前期高齢者交付金)、後期高齢者支援金、病床転換支援
金、退職者給付拠出金、老人保健拠出金
前期高齢者納付金(前期高齢者交付金)、後期高齢者支援金、退職者給付拠
出金及び老人保健拠出金の見込額は、「健康保険組合の平成 27 年度予算編成に
おける納付金等の見込額の算出方法について」(平成 27 年 1 月 15 日付事務連
絡)を参考に計上すること。
なお、病床転換支援金は、平成27年度において拠出を求めないので、予算の
計上は不要である。
また、納付金等で、過年度の概算納付額と確定納付額の差により、見込額が
マイナスとなる場合は、事務費拠出金のみの金額を支出科目に計上し、還付金
は(款)雑収入(項)雑入(目)補助金等追加収入に計上すること。
なお、今後、所要の法律改正等が行われる場合は、算定方法等も見直される
ことにご留意されたい。
4 日雇拠出金
日雇拠出金の見込額は、「健康保険組合の平成 27 年度予算編成における納付
金等の見込額の算出方法について」(平成 27 年 1 月 15 日付事務連絡)を参考
に計上すること。
5 介護納付金
介護納付金の見込額については、「平成 27 年度介護給付費・地域支援事業支
援納付金の算定に係る諸係数等について」(平成 27 年 1 月 14 日付事務連絡)
を参考に計上すること。
6
6 保健事業費
(1) 基本的な考え
保健事業費は、第1の5及び6を踏まえた効果的な事業計画を策定のうえ、
計上すること。
(2) 特定健康診査事業費及び特定保健指導事業費
特定健康診査事業費及び特定保健指導事業費については、第2期(平成 25
年度から平成 29 年度)特定健康診査等実施計画に基づき計上すること。
特定健康診査・保健指導補助金の見込額については、第2期特定健康診査
等実施計画及び「健康保険組合特定健康診査・保健指導費の国庫補助につい
て」(平成 23 年3月 31 日付厚生労働省発保 0331 第1号)の別紙「健康保険
組合特定健康診査・保健指導国庫補助金交付要綱」に準じて計上された
い。
なお、この交付要綱で示す「基準単価」は、別表1に示す「予算基準単価」
のとおりである。
(3) 健康保険法第 63 条第3項第3号に該当する病院若しくは診療所経費
健康保険法第 63 条第3項第3号に該当する病院若しくは診療所を有する
組合については、この施設が健康診査や人間ドックのみを実施する施設で、
療養の給付を行わない場合は、その経費(ただし、職員にかかる俸給及び諸
給を除く。(俸給等は(款)病院診療所費に計上すること。))は、(款)
保健事業費(項)保健事業費(目)疾病予防費に計上すること。ただし、一
部でも療養の給付が行われている場合は、(款)病院診療所費に全額を計上
すること。
なお、健康診査や人間ドックのみを実施する施設を直営で有する組合にあ
っては、常に費用対効果に意識を置くこと。
(4) 保養所費
(目)直営保養所費については、組合が所有する保養所を直営又は外部委
託している場合、その運営経費を計上すること。
保養所として施設を借り上げている場合は、(目)借上保養所費に経費を
計上し、また、組合の加入者の利用料補助を主とする場合は、(目)契約保
養所費に経費を計上すること。
(5) データヘルス計画
データヘルス計画(保健事業の実施計画)の策定に関する費用については、
(目)保健指導宣伝費に計上すること。
なお、この計画に基づき保健事業を実施する場合は、その実施にかかる費
用は、実施した保健事業ごとに費用計上すること。
7 財政運営安定化資金
中期財政運営を導入している場合のみ計上すること。
8 予備費・還付金
過去の実績等に基づき計上すること。
7
また、還付金については、これまでの実績が乏しく見込みによる計上ができ
ない場合にあっては、名目計上(1千円)して差し支えない。
9 特例退職被保険者の予算の計上
特定健康保険組合における特例退職被保険者の予算は、予算編成基準及びこ
の通知によるほか、「特定健康保険組合の昭和 60 年度予算の追加(更正)につ
いて」(昭和 60 年3月 16 日付保文発第 149 号)を参考に、組合の実情に応じ
て計上すること。
10 東日本大震災等による被災被保険者等を対象とした特定健康診査・保健指導
補助金の取扱い
平成 27 年度における東京電力福島第一原発の事故による避難指示区域等の
住民(平成 26 年 10 月以降は既に区域設定等が解除された地域の上位所得層及
び平成 27 年 10 月以降は平成 26 年度に指定が解除された避難指示解除準備区域
の上位所得層を除く。)に対する自己負担の免除措置については、平成 27 年度
政府予算案に計上していることから、特定健康診査・保健指導補助金にこの補
助分を計上されたい。
11 高齢者医療制度円滑運営事業費補助金
糖尿病性腎症患者重症化予防事業の実施に要する費用の予算補助を平成 27
年度政府予算案に計上している。
12 財政調整事業交付金
健康保険組合連合会からの交付金を見積計上する場合は、過大な見込となる
ことのないよう慎重に算出すること(積立金の保有水準や交付率等によって、
減少が見込まれることに留意すること。)。
13
健康保険組合給付費等臨時補助金
当該補助金については廃止となったところであるが、現行基準等に照らして
交付対象となる健保組合に対しては、高齢者医療運営円滑化等補助金の枠内で
引き続き措置する予定であるため、収入科目の「(款)国庫補助金収入(項)国
庫補助金収入(目)高齢者医療支援金等負担金助成事業費」及び「(款)国庫補
助金収入(項)国庫補助金収入(目)被用者保険運営円滑化推進事業費」いず
れにも名目計上(1千円)すること。
第3
予算編成の特例措置について
1 平成 23 年3月 11 日に発生した東日本大震災等による被災被保険者等に対す
る一部負担金等の減免を実施した組合は、次の特例措置を実施すること。
(1) 準備金保有率
準備金保有率の算出に当たっては、平成 24 年度、平成 25 年度、平成 26
年度及び平成 27 年度の保険給付費(見込)から、平成 24 年度及び平成 25
年度は東京電力福島第一原発の事故による警戒区域等の住民に対する一部負
担金等の減免、平成 26 年度は東京電力福島第一原発の事故による避難指示区
域等の住民(平成 26 年 10 月以降は既に区域設定等が解除された地域の上位
8
所得層を除く。)に対する一部負担金等の減免、平成 27 年度は東京電力福
島第一原発の事故による避難指示区域等の住民(平成 26 年 10 月以降は既に
区域設定等が解除された地域の上位所得層及び平成 27 年 10 月以降は平成 26
年度に指定が解除された避難指示解除準備区域の上位所得層を除く。)に対
する一部負担金の減免に要した費用を控除して計算すること。
(2)
法定給付費等に要する保険料率及び実質保険料率
法定給付費等に要する保険料率及び実質保険料率の算出に当たっては、平
成27年2月以降も東京電力福島第一原発の事故による避難指示区域等の住民
(平成26年10月以降は既に区域設定等が解除された地域の上位所得層及び平
成27年10月以降は平成26年度に指定が解除された避難指示解除準備区域の上
位所得層を除く。)に対する一部負担金等の減免の実施を予定する組合では、
平成27年度の保険給付費(見込)から、その一部負担金等の減免に要する費
用(見込)を控除して計算すること。
2 指定組合は、国庫補助金の予算計上において、厚生労働大臣が承認した財政
健全化計画における補助金額を計上して差し支えない。
3 予算編成基準による一般勘定の予算の編成が困難な組合は、次の特例措置を
認めるものとする。
(1) 予算編成に当たり財源が不足する場合は、保険料率の引上げに代えて、繰
越金、別途積立金繰入及び準備金繰入(準備金限度内部分繰入を除く。)に
より、財源を確保して差し支えない。
(2) 診療報酬等の未払金は、支出予算に計上し、保険料率の引き上げ、付加給
付の見直し、積立金の取り崩し等により返済すること。
これらの対策を実施しても未払金の返済ができないと見込まれる組合は、
別表2「診療報酬等未払金返済計画」を策定のうえ、地方厚生(支)局保険
担当課に協議し、これが認められた場合は、この計画に計上した平成 27 年度
の返済額を支出予算に計上すること。
なお、社会保険診療報酬支払基金に対して診療報酬等支払計画書を提出し
ている組合は、この計画書を踏まえて診療報酬等未払金返済計画を策定する
こと。
診療報酬等未払金返済計画書は、予算届出書に添付すること。
(3) 保険料率改定が組合会等で承認が得られず、かつ、準備金の限度内部分の
繰入れを行っても財源が不足する場合は、地方厚生(支)局保険担当課に今
後の財政運営方針を示したうえで、国庫補助金(予算計上が可能な特定健康
診査・保健指導補助金を除く。)収入を見積計上して差し支えないこと。
ただし、計上することで準備金限度内部分を充たすことになる場合は、準
備金限度内部分を超える額については見積計上できないこと。
(4) 国庫補助金について、平成 27 年度に交付されることが見込まれる場合は、
名目計上(1千円)して差し支えないこと。
9
第4 積立計画について
1 対象組合
(1) 平成 27 年度予算において、準備金限度内部分を満たしていない組合は、別
表3(様式1)の「準備金限度内部分にかかる積立計画」(以下単に「積立
計画」という。)を策定すること。
(2) 平成 27 年度予算において、準備金限度内部分を満たしている組合において
も、平成 26 年度決算確定時などの年度途中で、準備金限度内部分を満たさな
いと見込まれる場合には、上記(1)と同様に積立計画を策定すること。
なお、平成 26 年度以降に新設した組合、指定組合(健全化計画期間が平成
27 年度に該当しない場合を除く。)及び既策定組合(既に積立計画を策定し
ている組合をいう。以下同じ。)については、積立計画の策定は必要としな
い。
ただし、既策定組合においては、以下の3~5については、これに準じた
取扱いとすること。
2 積立計画の策定
(1) 積立計画の策定に当たっては、平成 27 年度からの最長2年間を計画期間と
し、原則、計画期間中に準備金限度内部分を満たす計画とすること。ただし、
初年度では、保険給付費と前期高齢者納付金等の1か月分相当を確保された
い。
なお、積立計画を初年度で達成する計画の場合には、2年度目の計画の作
成は必要としない。
(2) 積立計画は、過去の実績等を踏まえ、組合の実情に応じた改善対策を講じ
ること。また、確実に遂行できるよう、地方厚生(支)局保険担当課(以下
単に「保険担当課」という。)と協議のうえ、策定すること。
(3) 積立計画の策定に当たってのその他の主な留意点は、次のとおり。
① 保険給付費の算出に当たっては、毎年度における1人当たり医療費の適
正な伸び率等を用い、的確に算出すること。
② 前期高齢者納付金等の算出に当たっては、当年度の算出方法をもとに、
当年度の概算分と前々年度の精算分をそれぞれ的確に算出すること。
③ 国や健康保険組合連合会からの補助金等の算出に当たっては、過大な見
込となることのないよう慎重に算出すること(積立金の保有水準や交付率
等によって、減少が見込まれることに留意すること。)。
3 積立計画の提出
積立計画は、組合会の議決を経たうえで、1の(1)の対象組合は予算書の届出
と併せて、1の(2)の対象組合は策定の都度、保険担当課に2部提出し、保険担
当課は1部を当課に提出すること。
4 積立計画の実施状況の報告及び積立計画の変更
(1) 積立計画の各実施年度の翌年9月末日までに、別表3(様式2)(準備金
限度内部分にかかる積立計画(実施状況報告))を保険担当課に2部提出し、
10
保険担当課は1部を当課に提出すること。なお、積立計画を初年度で達成し
た場合には、次年度の提出は必要としない。
(2) 積立計画の達成が困難と見込まれる場合には、保険担当課と協議のうえ、
積立計画の変更を行うこと。
変更の申請に当たっては、変更後の積立計画に、変更の理由と変更前の積
立計画の写しを添付すること。
5 予算科目
積立計画の策定により、予算上生じる剰余額は、一般勘定又は介護勘定にお
いて、それぞれ(款)予備費(項)予備費(目)予備費に計上すること。
第5
中期財政運営の導入組合の予算の計上について
中期財政運営を導入する組合は、第3にかかわらず「健康保険組合の中期財
政運営の導入について」
(平成4年 12 月2日付保文発第 804 号)を踏まえ、
(款)
財政運営安定資金(項)別途積立金繰入(目)別途積立金繰入に予算の計上等
を行うこと。
計上に当たっては、経済全体の景気変動や、設立事業所における過去の決算
状況などを踏まえた将来推計を行い、適正な財政運営計画を策定すること。
第6 その他
1 予算書の届出にあっては、健康保険組合予算編成基準の第1の6による添付
文書の他、組合会の会議録(写)、別表3(様式1)を添付すること(別表3
(様式1)はこれを策定した組合のみ添付すること。なお、組合会の会議録(写)
は1部、別表3(様式1)は2部登録すること。)。
収入支出予算概要表は、平成 27 年3月末日までに保険担当課に正本1部(地
方厚生(支)局分)、副本2部の計3部を提出すること。なお、提出の際は、
収入支出予算概要表(その1)の右上に、正本又は副本の表記をすること(提
出された副本1部については、健康保険組合連合会に回送される。)。
2 施設等の賃貸事業により賃貸料を徴収している組合は、過去の実績等を参考
として、これを見込んで計上して差し支えない。なお、賃貸料収入及び敷金・
保証金の経理上の取扱いについては、平成 23 年 11 月2日付事務連絡「「健康
保険組合の所有する施設等の賃貸について」に関する Q&A について」を参考と
すること。
3 必要に応じて保険担当課に対して助言又は指導を求め、適正に編成を行うこ
と。
11
(別表1)
○特定健康診査
実施方法
予算基準単価
<集団健診>
特定健康診査 基本的な健診項目のみ実施
のみ実施
基本的な健診項目と詳細な健診項目の実施
生活機能評価 基本的な健診項目のみ実施
と同時実施
基本的な健診項目と詳細な健診項目の実施
円
1,396
1,693
1,060
1,016
<個別健診>
特定健康診査 基本的な健診項目のみ実施
のみ実施
基本的な健診項目と詳細な健診項目の実施
生活機能評価 基本的な健診項目のみ実施
と同時実施
基本的な健診項目と詳細な健診項目の実施
円
1,830
2,200
1,150
750
(注)平成27年度の補助単価については、別途交付要綱で定めることとしており、
上記金額からの変更があり得るので留意されたい。
○特定保健指導
(1)平成27年度内に初回面接から実績(6ヶ月以上経過後)評価まで実施する場合
ア 動機付け支援(実施基準第7条第1項に規定する支援)
予算基準単価
2,040円
イ 積極的支援(実施基準第8条第1項に規定する支援)
予算基準単価
5,880円
(2)(1)以外の場合(特定保健指導の実施期間中、特定保健指導対象者が参加
しなくなった場合や被保険者資格を喪失した者も含む。)
ア 動機付け支援(実施基準第7条第1項に規定する支援)
支援段階区分
初回面接の終了まで ※(1)アの8/10
初回面接の終了から実績評価の終了まで ※(1)アの2/10
イ 積極的支援(実施基準第8条第1項に規定する支援)
支援段階区分
予算基準単価
1,632円
408円
予算基準単価
初回面接の終了まで ※(1)イの4/10
2,352円
継続的な支援の開始から実績評価の終了まで ※(1)イの6/10
3,528円
(別表2)
診療報酬等未払金返済計画書
(平成
組合の記号番号
(
組合設立年月日
)
年
健康保険組合 事 務 所 の 所 在 地
月
日 組 合 の 種 類
単
一
・ 連
合
・ 総
内
未払金の発生原因の把握
原
因
実
合
業
態
容
(詳細に記載すること)
施
時
期
方
法 ( 具 体 的 に )
内
容 ( 具 体 的 に )
未払金返済の対策
内
容
年
月
日作成)
今後の対策
財
政
状
未
予 算 合 計
千円
決 算 合 計
千円
経常収入合計
千円
経常支出合計
千円
経常収支差
千円
金
千円
払
金
額
所属月
況
未
金
収
額
千円
金
所属月 準
決
備
算
金
千円
23年度末
24年度末
25年度末
26年度末
(見込)
(注)各年度の返済計画については、今後の対策欄に記載すること。また、27年度の返済額を支出予算書の支出科目欄に再掲として括弧を附して計上すること。
残
別途積立金
千円
金
繰
処
越
金
千円
分
計
千円
別表3
(様式1)
準備金限度内部分にかかる積立計画
組合コード:
組合名:
(特に指定しない単位は千円)
項 目
26年度(決算見込)
27年度(1年目)
28年度(2年目)
保 険 料 率(/1000)
一般保険料
基
礎
被保険者数(人)
数
値 平均標準報酬月額(円)
総標準賞与額(千円)
報酬総額(千円)
健 康 保 険 収 入
繰 越 金 ・ 繰 入 金
国 庫 補 助 金 収 入
収 財政調整事業交付金
組合財政支援交付金
入 高 額 医 療 交 付 金
前期高齢者交付金
そ
の
他
総
収
入
事
務
費
保
険
法
給
定
給
付
費
付
費
(被保険者1人当たり)
(対前年度伸び率)
支
納
出
付
(被保険者1人当たり)
(対前年度伸び率)
保
総
金
健
事
業
費
積
立
金
そ
の
他
総
支
出
収
支
差
引
額
財 源 率
資産保有水準
資産保有月数(ヵ月)
準備金残高
一 般 分
介 護 分
保険給付費2/12+納付金1/12
(保険給付費+納付金等)1/12
保険給付費(3か年平均)
納 付 金 等(3か年平均)
介護納付金(3か年平均)
(注)1 財政状況の見通しの算出に当たっては、過去の実績等を踏まえ、組合の実情に応じた算定方法で算出すること。
2 保険料率、財源率、資産保有月数については、小数点第二位まで記載すること。
備考(算出方法等)
別表3
(様式1)
準備金限度内部分にかかる積立計画
組合コード:
組合名:
(特に指定しない単位は千円)
項 目
26年度(決算見込)
27年度(1年目)
保 険 料 率(/1000)
93.00
99.00
一般保険料
基
礎
被保険者数
数
値 平均標準報酬月額(円)
92.00
98.00
12,000
12,000
350,000
350,000
総標準賞与額(千円)
600,000
600,000
51,000,000
51,000,000
4,692,000
4,998,000
報酬総額(千円)
健 康 保 険 収 入
繰
入
金
国 庫 補 助 金 収 入
200,000
200,000
収 財政調整事業交付金
組合財政支援交付金
入 高 額 医 療 交 付 金
300,000
220,000
280,000
200,000
20,000
20,000
28年度(2年目)
備考(算出方法等)
最長でも、2年間。
1年度目で達成する場合は、2年度
目の計画は必要としない。
交付金等は、積立水準や交付率
等によって、減少が見込まれるこ
とに留意すること。
計上している項目以外の収入を
合計した額を記入すること。
※「繰越金」は予算計上しないこと。
前期高齢者交付金
そ
の
他
総
収
入
5,243,000
5,469,000
事
務
費
100,000
100,000
付
費
2,801,000
2,800,000
付
費
2,800,000
2,500,000
(被保険者1人当たり)
( 233,417)
( 233,333)
(△0.0%)
金
2,300,000
2,200,000
(被保険者1人当たり)
( 191,667)
( 183,333)
(△4.3%)
95,000
60,000
保
険
法
支
納
出
定
給
給
(対前年度伸び率)
付
(対前年度伸び率)
保
健
事
業
費
そ
の
他
総
支
出
5,201,000
5,100,000
額
42,000
369,000
100.00‰
92.16‰
15.35%
55.24%
0.31カ月
1.11カ月
142,000
511,000
42,000
100,000
411,000
100,000
保険給付費2/12+納付金等1/12
925,000
925,000
(保険給付費+納付金等)1/12
458,333
458,333
2,800,000
2,200,000
500,000
2,800,000
2,200,000
500,000
総
収
支
差
引
財 源 率
資産保有水準
資産保有月数(ヵ月)
準備金残高
一 般 分
介 護 分
保険給付費(3か年平均)
納 付 金 等(3か年平均)
介護納付金(3か年平均)
予算概要表(その2)の「収入合計」
と一致すること。
保険給付費と納付金の被保険者1
人当たりを算出し、計上すること。
被保険者1人当たりの伸び率を算
出し、計上すること。
計上している項目以外の支出を合
計した額を記入すること。
※ 予備費等を、積立予定額に充て
る場合には、計上しないこと。
予算概要表(その2)の「支出合
計」と一致しなくても差し支えない。
予算概要表(その1)の「本年度末
準備金保有率」と一致すること。
27年度予算における別添2「別表(1)
-1 本年度末準備金保有率」で算出
した「平成27年度準備金保有額(本
年度)」欄の「一般(o)+介護(p)」と
一致すること。
27年度予算における別添2「別表(1)
-1 本年度末準備金保有率」で算出
した「平均年額(3か年平均)」欄の「保
険給付費(h)+納付金等(i)+介護
納付金( j )」と一致すること。
(注)1 財政状況の見通しの算出に当たっては、過去の実績等を踏まえ、組合の実情に応じた算定方法で算出すること。
2 保険料率、財源率、資産保有月数については、小数点第二位まで記載すること。
別表3
(様式2)
準備金限度内部分にかかる積立計画(実施状況報告)
組合コード:
組合名:
(特に指定しない単位は千円)
27年度(1年目)
項 目
目 標
28年度(2年目)
結 果
目 標
保 険 料 率(/1000)
基
一般保険料
礎
数 被保険者数(人)
値
平均標準報酬月額(円)
総標準賞与額(千円)
報酬総額(千円)
健 康 保 険 収 入
繰 越 金 ・ 繰 入 金
国 庫 補 助 金 収 入
収 財政調整事業交付金
組合財政支援交付金
入 高 額 医 療 交 付 金
前期高齢者交付金
そ
の
他
総
収
入
事
務
保
険
法
定
給
給
費
付
費
付
費
(被保険者1人当たり)
(対前年度伸び率)
支
納
出
付
(対前年度伸び率)
保
健
事
業
費
積
立
金
そ
の
他
総
総
金
(被保険者1人当たり)
支
収
支
差
出
引
額
財 源 率
資産保有水準
資産保有月数(ヵ月)
準備金残高
一 般 分
介 護 分
保険給付費2/12+納付金等1/12
(保険給付費+納付金等)1/12
保険給付費(3か年平均)
納 付 金 等(3か年平均)
介護納付金(3か年平均)
(注)1 財政状況の見通しの算出に当たっては、過去の実績等を踏まえ、組合の実情に応じた算定方法で算出すること。
2 保険料率、財源率、資産保有月数については、小数点第二位まで記載すること。
結 果
参考
「健康保険組合の平成26年度予算の編成について(平成25年12月27日付保保発1227第1号)」
旧
新
健康保険組合の平成 27 年度予算の編成について
健康保険組合の平成 26 年度予算の編成について
平成 27 年度の予算については、健康保険組合(以下「組合」とい 平成 26 年度の予算については、健康保険組合(以下「組合」とい
う。)の実情や以下に掲げる事項を踏まえ、適正に編成いただくよう、う。)の実情や以下に掲げる事項を踏まえ、適正に編成いただくよう、
お願い申し上げます。
お願い申し上げます。
第1
1
予算編成の重点事項について
第1 予算編成の重点事項について
保険料率
1 保険料率
保険料率は、以下の事項を踏まえて適正な保険料率を設定する
保険料率は、以下の事項を踏まえて適正な保険料率を設定する
こと。
こと。
(1) 医療費
(1) 医療費
最近の医療費の動向や、組合における過去実績を踏まえるこ
最近の医療費の動向や、組合における過去実績を踏まえるこ
と。
と。
なお、平成 26 年度は、診療報酬等の改定の影響を踏まえ推
計すること。
(2) 標準報酬等
(2) 標準報酬等
標準報酬や賞与は、設立事業所の決算状況や直近の労使交渉
標準報酬や賞与は、設立事業所の決算状況や直近の労使交渉
の結果を踏まえて推計すること。
の結果を踏まえて推計すること。
なお、標準報酬等の推計は、年度内に収入の不足が生じない
なお、標準報酬等の推計は、年度内に収入の不足が生じない
よう、適正なものとすること。
よう、適正なものとすること。
また、平成 26 年4月から、産前産後休業を取得した被保険
者に、保険料の免除など、育児休業等と同様の配慮措置を講じ
る予定であることを踏まえ、保険料収入について適切に見込む
こと。この配慮措置の内容については、平成 26 年1月以降に
別途通知する予定であること。
(3) 積立金
(3) 積立金
(略)
別途積立金や準備金限度外部分の保有状況を踏まえ、計画的
1
旧
新
事業内容の見直し
(略)
(5) 特定保険料率
特定保険料率は、平成 27 年度において保険者が納付すべき
前期高齢者納付金等(前期高齢者納付金、後期高齢者支援金、
日雇拠出金、退職者給付拠出金及び老人保健拠出金の合算額
(前期高齢者交付金がある場合には、これを控除した額)をい
う。以下同じ。)を被保険者の標準報酬月額の総額及び標準賞
与額の総額の合算額の見込額で除して得た率を基準として定
めること。
2 保険料額の負担割合
(略)
な繰入を見込むこと。
(4) 事業内容の見直し
事業内容全般について必要な見直し等を行うこと。
(新設)
(4)
3
法定準備金
法定準備金は、早急に保険給付に要する費用(納付金等を含め
ない)に充てる必要が生じた場合に備え、準備金のうち前3年度
の保険給付費の平均年額の 12 分の1については、換金処分の容
易な形態により保有すること。
また、法定準備金は、勘定毎にその保有規模が設定されている
ものではないが、勘定毎の健全性を担保するため、健康保険組合
予算編成基準別添(2)別表(1)-1の「本年度末法定準備金保有
率」及び「再掲 介護勘定における準備金保有率」の各々が 100
%となるように積み立てておくこと。
なお、法定準備金の基準については、当分の間、保険給付に要
した費用の3か月相当分を2か月相当分に見直されたことに留
意すること(「健康保険法施行令等の一部を改正する政令の施行
2
2
保険料額の負担割合
保険料額の負担割合は、「健康保険組合の事業運営について」
(平成 19 年2月1日付保発第 0201001 号)の別紙2「健康保険
組合事業運営指針」を踏まえ、設定すること。
(新設)
旧
新
について」(平成 26 年 11 月 19 日付保発 1119 第 4 号))。
4 一部負担還元金・付加給付
(略)
5
3
一部負担還元金・付加給付
一部負担還元金・付加給付の最低自己負担額や給付額は、コス
ト意識や受診する者としない者との負担の均衡等に留意し、組合
の財政状況を十分勘案したうえで、「健康保険組合の事業運営に
ついて」(平成 19 年2月1日付保発第 0201001 号)を踏まえ、
適正に設定すること。
4 保健事業
保健事業は、以下の事項を踏まえること。
(1) 特定健康診査・特定保健指導
生活習慣に着目した疾病予防の重要性が一層高まっている
ことを踏まえ、特定健康診査・特定保健指導の円滑な実施に取
り組むこと。その際、被扶養者の特定健康診査等の受診率の向
上に特に配慮すること。
(2) 健康教育等
健康増進法に規定する健康増進事業実施者として、「健康増
進事業実施者に対する健康診査の実施等に関する指針」(平成
16 年厚生労働省告示第 242 号)や、「健康保険法に基づく保健
事業の実施等に関する指針」(平成 16 年厚生労働省告示第 308
号)に基づき、被保険者等の健康の保持増進のための健康教育
・健康相談・健康診査等の事業を積極的に実施するとともに、
専門スタッフを活用した保健指導や健康づくりに取り組むこ
と。
(3) 事業の見直し
従来から継続している事業は、これを漫然と計画することな
く、分析・評価を行い、効果が希薄と思われる事業は見直すこ
と。
保健事業
保健事業は、以下の事項を踏まえること。
(1) 特定健康診査・特定保健指導
(略)
(2)
健康教育等
(略)
(3)
事業の見直し
(略)
3
旧
新
(4)
6
7
データヘルス計画
(4) データヘルス計画
日本再興戦略(平成 25 年6月 14 日閣議決定)に示された、
日本再興戦略(平成 25 年6月 14 日閣議決定)に示された、
レセプト等のデータの分析に基づく加入者の健康保持増進の
レセプト等のデータの分析に基づく加入者の健康保持増進の
ための事業計画(以下単に「データヘルス計画」という。)に
ための事業計画(以下単に「データヘルス計画」という。)に
ついては、健康保険法等に基づく保健事業の実施等に関する指
ついては、健康保険法等に基づく厚生労働大臣指針(告示)等
針の一部を改正する件(平成 26 年度厚生労働省告示第 139 号)
を本年度中に改正するので、追って通知する。
が告示されたので、これを踏まえて必要な予算を計上するこ
と。
5 レセプト情報の活用
レセプト情報の活用
(略)
レセプトは、被保険者等の受診状況、医療機関や医薬品に関す
る情報を知り得るデータであることから、その情報の収集・分析
を目的とした事業や、外来における重複・頻回受診等の是正指導
を目的とした事業を積極的に取組むこと。
なお、レセプト情報の活用により知り得た情報は、「個人情報
の保護に関する法律」(平成 15 年法律第 57 号)や、「「健康保
険組合における診療報酬明細書等の開示の取扱いについて」の一
部改正について」(平成 23 年6月 20 日付保保発 0620 第1号)
を踏まえ、プライバシーの保護等に十分に配慮し、必要に応じ、
これに必要な予算を計上すること。
減額査定があった場合の情報提供
6 減額査定があった場合の情報提供
(略)
減額査定があった場合の被保険者等への通知の実施について、
「健康保険組合における医療費通知の適切な実施について」(昭
和 60 年4月 30 日付保文発第 274 号)及び「減額等となった一部
負担金等の額の医療費通知への付記について」(平成 22 年5月
21 日付保保発 0521 第 4 号)により依頼しているところである。
被保険者への適切な情報提供を推進するため、少なくとも、査
定の結果による自己負担相当額の減額分が1万円以上のレセプ
トについては、被保険者等への通知の実施を重ねてお願いする。
4
旧
7 保険給付の適正化の取組み
保険給付に要する費用を適正に支出し、財政の健全化を図るた
め、以下の事項を重点的に実施するようお願いする。
(1) 医療費通知
被保険者と被扶養者に対し、自らがかかった医療費の実情を
理解してもらうとともに、健康に対する認識を深め、これによ
り組合の健全な運営にも資するようにするため、積極的に取り
組むこと。
なお、実施に当たっては、5のとおり、個人情報の保護に万
全を期すこと。
(2) レセプトの点検業務
レセプトの点検業務は、保険者の本来業務であることを認識
し、不適正な医療費を排除する観点に立って、一層の強化に取
り組むこと。
(3) 傷病手当金の適正な支給
レセプト等関係資料との照合確認、調査等により、傷病手当
金の適正な支給を実施すること。
(4) 被保険者証の検認
無効となった被保険者証の回収や、被扶養者の認定の適否を
確認するため、毎年実施すること。
(5) 後発医薬品の使用促進
後発医薬品の使用促進については、後発医薬品を希望するこ
とが明記されたカードの配布や後発医薬品に切り替えた場合
の薬代の自己負担軽減額の通知等、被保険者と被扶養者に対す
る更なる周知に積極的に取り組むこと。
(6) 柔道整復師の療養費の適正化
患者調査等の実施に当たっては、「柔道整復師の施術の療養
費の適正化への取組について」(平成 24 年3月 12 日付保保発
新
8 保険給付の適正化の取組み
保険給付に要する費用を適正に支出し、財政の健全化を図るた
め、以下の事項を重点的に実施するようお願いする。
(1) 医療費通知
(略)
(2)
レセプトの点検業務
(略)
(3)
傷病手当金の適正な支給
(略)
(4)
被保険者証の検認
(略)
(5)
後発医薬品の使用促進
(略)
(6)
柔道整復師の療養費の適正化
(略)
5
旧
0312 第1号)及び「「柔道整復師の施術の療養費の適正化への
取組について」の適切な実施について」(平成 25 年 3 月 19 日
付事務連絡)を踏まえ、柔道整復師の療養費の適正化に取り組
むこと。
9 事務処理体制
8 事務処理体制
事務処理体制は、以下の事項を踏まえること。
事務処理体制は、以下の事項を踏まえること。
(1) 保健事業や医療費適正化事業の体制
(1) 保健事業や医療費適正化事業の体制
(略)
保健事業や医療費適正化の事業を積極的、かつ、効率的に実
施するため、ITの活用や外部委託と併せて、事業内容に見合
った職員の適正な配置、研修等による職員の資質の向上など、
組合の実情に応じた実施体制の整備に取り組むこと。
なお、外部委託では被保険者等への照会の実施や保険給付の
決定などを行えないので、これらの業務を執行する職員は組合
の職員であること、委託管理者や補助者として業務を執行する
職員が必要であることを踏まえ、事務処理体制を整備するこ
と。
(2) 事務処理の点検体制
(2) 事務処理の点検体制
事故防止等の観点から、監事による内部監査の徹底などによ
事故防止等の観点から、監事による内部監査の徹底などによ
るチェック体制の強化に取り組むこと。
るチェック体制の強化に取り組むこと。
内部監査等に際しては、「健康保険組合における経理事故防
内部監査等に際しては、「健康保険組合における経理事故防
止の事務取扱いについて」
(平成 23 年 12 月 26 日付保保発 1226
止の事務取扱いについて」
(平成 23 年 12 月 26 日付保保発 1226
第1号)及び「健康保険組合における自己点検の実施について」
第1号)及び「健康保険組合における自己点検の実施について」
(平成 24 年4月 13 日付保保発 0413 第4号)を踏まえ、適切
(平成 24 年4月 13 日付保保発 0413 第4号)を踏まえ、適切
に実施すること。
に実施すること。
特に、会計帳簿の突合・点検は確実に行うとともに、必要に
応じて、監事の補助者として、外部の経理事務に精通した者の
活用も検討されたい。
(参考)外部の経理事務に精通した者の例
新
6
10
第2
1
旧
新
① 外部の公認会計士等の活用
② 母体企業や適用事業所の財務・監査部などの活用
③ その他、組合間で協同して、①②の活用など
共同事業の推進
(略)
9
共同事業の推進
生活習慣病対策を中心として、より専門性の高い保健指導や
事務処理のIT化が求められていることを踏まえ、保健事業や
事務処理の充実・効率化と保険者機能の強化の観点から、近隣
の組合との共同事業の実施について積極的に検討すること。な
お、保健事業等については、健康保険組合連合会等が実施する
共同方式の事業への参加についても考慮すること。
予算の計上について
第2 予算の計上について
事務費
1 事務費
事務費の国庫負担収入は、一般分と介護分の合計額を計上する
事務費の国庫負担収入は、一般分と介護分の合計額を計上する
こと。
こと。
(1) 一般分
(1) 一般分
(略)
一般分の被保険者1人当たり月額は、単一組合(連合形態を
含む)では 11 円とし、総合組合では 16 円とすること。
(2) 介護分
(2) 介護分
(略)
介護分の介護保険第2号被保険者(40 歳から 64 歳の被保険
者・被扶養者の合計)1人当たり月額は、単一組合(連合形態
を含む)では2円とし、総合組合では3円とすること。
(3) 組合会
(3) 組合会
(略)
組合会費については、臨時開催も可能となる予算を見込むこ
と。
(4) 社会保障・税番号制度
(4) 社会保障・税番号制度
システム改修等にかかる予算補助については、平成 27 年度
独自にシステム改修等を行っている組合にあっては、改修等
政府予算案に計上している。
に要する費用の予算を見込むこと。なお、改修等にかかる予算
7
旧
補助については、平成 26 年度政府予算原案に計上している。
新
なお、補助金の交付に備え、収入科目の「(款)国庫補助金収
入(項)国庫補助金収入(目)社会保障・税番号制度システム
整備費補助金」に名目計上(1千円)すること。
2 保険給付費の計上
組合の過去の実績値や、以下の内容を踏まえ、組合の実情に応
じた適正な計上を行うこと。
(削除)
2
(1)
高額療養費の見直し
平成 27 年1月から、高額療養費の所得区分について、より
きめ細やかな対応が可能となるよう細分化し、負担能力に応じ
た負担となるよう限度額を見直すことから、「健康保険法施行
令等の一部を改正する政令の施行について」(平成 26 年 11
月 19 日付保発 1119 第2号)を踏まえて見込むこと。
(2) 70 歳代前半の被保険者の一部負担金等の軽減特例措置
平成26年度から新たに70歳になる者から段階的に法定の負
担割合となったことから、「「70歳代前半の被保険者等に係る
一部負担金等の軽減特例措置実施要綱」の一部改正等につい
て」(平成26年12月22日付保発1222第5号)を踏まえて見込む
こと。
(3)
(4)
審査手数料
(略)
被災者等に対する一部負担金の減免措置
東日本大震災等による被災被保険者等に対する一部負担金
等の減免措置を講じる組合にあっては、平成 26 年度における
8
保険給付費の計上
組合の過去の実績値や、以下の内容を踏まえ、組合の実情に応
じた適正な計上を行うこと。
(1) 診療報酬等の改定
平成 26 年度の診療報酬と薬価の改定は、次のとおりである。
影響率 0.1%(診療報酬改定 0.73%、薬価改定等▲0.63%)
(2) 高額療養費の見直し
高額療養費の所得区分について、よりきめ細やかな対応が可
能となるよう細分化し、負担能力に応じた負担となるよう限度
額が見直される予定であることから、「高額療養費の見直しに
伴う関係政令等の改正内容について」(平成 25 年 12 月 24 日
付事務連絡)を踏まえて見込むこと。
(3) 70 歳代前半の被保険者の一部負担金等の軽減特例措置
平成26年度から新たに70歳になる者から段階的に法定の負
担割合となることから、「70歳代前半の被保険者等に係る一部
負担金等の軽減特例措置の取扱いについて」(平成25年12月24
日付事務連絡)を踏まえて見込むこと。なお、平成25年度中に
「70歳代前半の被保険者等に係る一部負担金等の軽減特例措
置実施要綱」の一部改正を行う予定である。
(4) 審査手数料
診療報酬明細書の審査手数料は、組合が選択した審査支払機
関の手数料を計上すること。
(5) 被災者等に対する一部負担金の減免措置
東日本大震災等による被災被保険者等に対する一部負担金
等の減免措置を講じる組合にあっては、平成 25 年度における
新
一部負担金免除証明書の発行枚数や、組合が定める免除対象者
範囲などを踏まえて見込むこと。
なお、東京電力福島第一原発の事故による避難指示区域等
(帰還困難区域、居住制限区域、避難指示解除準備区域、特定
避難勧奨地点)及び旧緊急時避難準備区域等(旧緊急時避難準
備区域、指定が解除された特定避難勧奨地点)の住民に対する
一部負担金等の減免措置については、平成 26 年 10 月以降は既
に区域設定等が解除された地域の上位所得層(被保険者の標準
報酬月額が 53 万円以上)及び平成 27 年 10 月以降は平成 26
年度に指定が解除された避難指示解除準備区域の上位所得層
を除いて、引き続き延長することとして、組合の財政状況に応
じた予算補助を平成 27 年度政府予算案に計上している。
また、今後の自然災害に対して同様の措置を講じる方針であ
る組合については、これも踏まえ見込むこと(これまでの実績
が乏しく見込みによる計上ができない場合にあっては、名目計
上(1千円)して差し支えない。)。
3 前期高齢者納付金(前期高齢者交付金)、後期高齢者支援金、
病床転換支援金、退職者給付拠出金、老人保健拠出金
前期高齢者納付金(前期高齢者交付金)、後期高齢者支援金、
退職者給付拠出金及び老人保健拠出金の見込額は、「健康保険組
合の平成 27 年度予算編成における納付金等の見込額の算出方法
について」(平成 27 年 1 月 15 日付事務連絡)を参考に計上する
こと。
なお、病床転換支援金は、平成27年度において拠出を求めない
ので、予算の計上は不要である。
また、納付金等で、過年度の概算納付額と確定納付額の差によ
り、見込額がマイナスとなる場合は、事務費拠出金のみの金額を
支出科目に計上し、還付金は(款)雑収入(項)雑入(目)補助
9
旧
一部負担金免除証明書の発行枚数や、組合が定める免除対象者
範囲などを踏まえて見込むこと。
なお、東京電力福島第一原発の事故による避難指示区域等
(帰還困難区域、居住制限区域、避難指示解除区域、特定避難
勧奨区域のほか、既に区域設定等が解除された地域(旧緊急時
避難準備区域、特定避難勧奨区域))の住民に対する一部負担
金等の減免措置については、平成 26 年 10 月以降は既に区域設
定等が解除された地域の上位所得層(被保険者の標準報酬月額
が 53 万円以上)を除いて、引き続き延長することとして、組
合の財政状況に応じた予算補助を平成 26 年度政府予算原案に
計上している。
また、今後の自然災害に対して同様の措置を講じる方針であ
る組合については、これも踏まえ見込むこと(これまでの実績
が乏しく見込みによる計上ができない場合にあっては、名目計
上(1千円)して差し支えない。)。
3 前期高齢者納付金(前期高齢者交付金)、後期高齢者支援金、
病床転換支援金、退職者給付拠出金、老人保健拠出金
前期高齢者納付金(前期高齢者交付金)、後期高齢者支援金、
退職者給付拠出金及び老人保健拠出金の見込額は、「健康保険組
合の平成 26 年度予算編成における納付金等の見込額の算出方法
について」(平成 25 年 12 月 27 日付事務連絡)を参考に計上す
ること。
なお、病床転換支援金は、平成26年度において拠出を求めない
ので、予算の計上は不要である。
また、納付金等で、過年度の概算納付額と確定納付額の差によ
り、見込額がマイナスとなる場合は、事務費拠出金のみの金額を
支出科目に計上し、還付金は(款)雑収入(項)雑入(目)補助
新
金等追加収入に計上すること。
なお、今後、所要の法律改正等が行われる場合は、算定方法等
も見直されることにご留意されたい。
4 日雇拠出金
日雇拠出金の見込額は、「健康保険組合の平成 27 年度予算編
成における納付金等の見込額の算出方法について」(平成 27 年
1 月 15 日付事務連絡)を参考に計上すること。
5 介護納付金
介護納付金の見込額については、「平成 27 年度介護給付費・
地域支援事業支援納付金に係る諸係数等について」(平成 27 年
1 月 14 日付事務連絡)を参考に計上すること。
6 保健事業費
(1) 基本的な考え
保健事業費は、第1の5及び6を踏まえた効果的な事業計画
を策定のうえ、計上すること。
(2) 特定健康診査事業費及び特定保健指導事業費
(略)
(3) 健康保険法第 63 条第3項第3号に該当する病院若しくは診
療所経費
10
旧
金等追加収入に計上すること。
4
日雇拠出金
日雇拠出金の見込額は、「健康保険組合の平成 26 年度予算編
成における納付金等の見込額の算出方法について」(平成 25 年
12 月 27 日付事務連絡)を参考に計上すること。
5 介護納付金
介護納付金の見込額については、「平成 26 年度介護給付費・
地域支援事業支援納付金に係る諸係数等について」(平成 25 年
12 月 25 日付事務連絡)を参考に計上すること。
6 保健事業費
(1) 基本的な考え
保健事業費は、第1の4及び5を踏まえた効果的な事業計画
を策定のうえ、計上すること。
(2) 特定健康診査事業費及び特定保健指導事業費
特定健康診査事業費及び特定保健指導事業費については、第
2期(平成 25 年度から平成 29 年度)特定健康診査等実施計画
に基づき計上すること。
特定健康診査・保健指導補助金の見込額については、第2期
特定健康診査等実施計画及び「健康保険組合特定健康診査・保
健指導費の国庫補助について」(平成 23 年3月 31 日付厚生労
働省発保 0331 第1号)の別紙「健康保険組合特定健康診査・
保健指導国庫補助金交付要綱」に準じて計上されたい。
なお、この交付要綱で示す「基準単価」は、別表1に示す「予
算基準単価」のとおりである。
(3) 健康保険法第 63 条第3項第3号に該当する病院若しくは診
療所経費
新
(略)
(4)
(5)
7
8
保養所費
(略)
データヘルス計画
データヘルス計画(保健事業の実施計画)の策定に関する費
用については、(目)保健指導宣伝費に計上すること。
なお、この計画に基づき保健事業を実施する場合は、その実
施にかかる費用は、実施した保健事業ごとに費用計上するこ
と。
財政運営安定資金
中期財政運営を導入する場合のみ計上すること。
予備費・還付金
過去の実績等に基づき計上すること。
11
旧
健康保険法第 63 条第3項第3号に該当する病院若しくは診
療所を有する組合については、この施設が健康診査や人間ドッ
クのみを実施する施設で、療養の給付を行わない場合は、その
経費(ただし、職員にかかる俸給及び諸給を除く(俸給等は(款)
病院診療所費に計上すること。))は、(款)保健事業費(項)
保健事業費(目)疾病予防費に計上すること。ただし、一部で
も療養の給付が行われている場合は、(款)病院診療所費に全
額を計上すること。
なお、健康診査や人間ドックのみを実施する施設を直営で有
する組合にあっては、常に費用対効果に意識を置くこと。
(4) 保養所費
(目)直営保養所費については、組合が所有する保養所を直
営又は外部委託している場合、その運営経費を計上すること。
保養所として施設を借り上げている場合は、(目)借上保養
所費に経費を計上し、また、組合の加入者の利用料補助を主と
する場合は、(目)契約保養所費に経費を計上すること。
(5) データヘルス計画
データヘルス計画の策定に関する費用については、(目)保
健指導宣伝費に計上すること。
なお、この計画に基づき保健事業を実施する場合は、その実
施にかかる費用は、実施した保健事業ごとに費用計上するこ
と。
(新設)
7
予備費・還付金
過去の実績に基づき計上すること。
なお、予備費については一般勘定においてのみ設定できるこ
と。
新
また、還付金については、これまでの実績が乏しく見込みによ
る計上ができない場合にあっては、名目計上(1千円)して差し
支えない。
9 特例退職被保険者の予算の計上
(略)
10
東日本大震災等による被災被保険者等を対象とした特定健康
診査・保健指導補助金の取扱い
平成 27 年度における東京電力福島第一原発の事故による避難
指示区域等の住民(平成 26 年 10 月以降は既に区域設定等が解除
された地域の上位所得層及び平成 27 年 10 月以降は平成 26 年度
に指定が解除された避難指示解除準備区域の上位所得層を除
く。)に対する自己負担の免除措置については、平成 27 年度政
府予算案に計上していることから、特定健康診査・保健指導補助
金にこの補助分を計上されたい。
11 高齢者医療制度円滑運営事業費補助金
糖尿病性腎症患者重症化予防事業の実施に要する費用の予算
補助を平成 27 年度政府予算案に計上している。
12
財政調整事業交付金
(略)
(削除)
12
旧
また、還付金については、一般勘定および介護勘定において、
これまでの実績が乏しく見込みによる計上ができない場合にあ
っては、名目計上(1千円)して差し支えない。
8 特例退職被保険者の予算の計上
特定健康保険組合における特例退職被保険者の予算は、予算編
成基準及びこの通知によるほか、「特定健康保険組合の昭和 60
年度予算の追加(更正)について」(昭和 60 年3月 16 日付保文
発第 149 号)を参考に、組合の実情に応じて計上すること。
9 東日本大震災等による被災被保険者等を対象とした特定健康
診査・保健指導補助金の取扱い
東京電力福島第一原発の事故による避難指示区域等の住民(平
成 26 年 10 月以降は既に区域設定等が解除された地域の上位所得
層を除く。)に対する自己負担の免除措置については、平成 26
年度政府予算原案に計上していることから、特定健康診査・保健
指導補助金にこの補助分を計上されたい。
10
高齢者医療制度円滑運営事業費補助金
被扶養者の健診受診率向上に向けたオプショナル健診事業及
び糖尿病腎症重症化予防事業の実施に要する費用の予算補助を
平成 26 年度政府予算原案に計上している。
11 財政調整事業交付金
健康保険組合連合会からの交付金を見積計上する場合は、過大
な見込となることのないよう慎重に算出すること(積立金の保有
水準や交付率等によって、減少が見込まれることに留意するこ
と。)。
12 法定準備金
法定準備金は、早急に保険給付に要する費用(納付金等を含め
新
旧
ない)に充てる必要が生じた場合に備え、準備金のうち前3年度
の保険給付費の平均年額の12分の1については、換金処分の容易
な形態により保有すること。
また、法定準備金は、勘定毎にその保有規模が設定されている
ものではないが、勘定毎の健全性を担保するため、健康保険組合
予算編成基準別添(2)別表(1)-1の「本年度末法定準備金保有
率」及び「再掲 介護勘定における準備金保有率」の各々が100
%となる準備金を積み立てておくこと。
(注)法定準備金の保有規模については、現在、その規模について検
討を行っているところであり、見直しをした場合には、別途通知する。
(新設)
13
健康保険組合給付費等臨時補助金
当該補助金については廃止となったところであるが、現行基準
等に照らして交付対象となる健保組合に対しては、高齢者医療運
営円滑化等補助金の枠内で引き続き措置する予定であるため、収
入科目の「(款)国庫補助金収入(項)国庫補助金収入(目)高齢
者医療支援金等負担金助成事業費」及び「(款)国庫補助金収入
(項)国庫補助金収入(目)被用者保険運営円滑化推進事業費」
いずれにも名目計上(1千円)すること。
第3 予算編成の特例措置について
第3 予算編成の特例措置について
1 平成 23 年3月 11 日に発生した東日本大震災等による被災被保 1 平成 23 年3月 11 日に発生した東日本大震災等による被災被保
険者等に対する一部負担金等の減免を実施した組合は、次の特例
険者等に対する一部負担金等の減免を実施した組合は、次の特例
措置を実施すること。
措置を実施すること。
(1) 準備金保有率
(1) 準備金保有率
準備金保有率の算出に当たっては、平成24年度、平成25年度、
準備金保有率の算出に当たっては、平成23年度、平成24年度、
平成26年度及び平成27年度の保険給付費(見込)から、平成2
平成25年度及び平成26年度の保険給付費(見込)から、平成23
4年度及び平成25年度は東京電力福島第一原発の事故による警
年度は東日本大震災等による被災被保険者等に対する一部負
戒区域等の住民に対する一部負担金等の減免、平成26年度は東
担金等の減免、平成24年度及び平成25年度は東京電力福島第一
13
旧
新
原発の事故による警戒区域等の住民に対する一部負担金等の
京電力福島第一原発の事故による避難指示区域等の住民(平成
減免、平成26年度は東京電力福島第一原発の事故による避難指
26年10月以降は既に区域設定等が解除された地域の上位所得
層を除く。)に対する一部負担金等の減免、平成27年度は東京
示区域等の住民(平成26年10月以降は既に区域設定等が解除さ
れた地域の上位所得層を除く。)に対する一部負担金等の減免
電力福島第一原発の事故による避難指示区域等の住民(平成2
に要した費用を控除して計算すること。
6年10月以降は既に区域設定等が解除された地域の上位所得層
及び平成27年10月以降は平成26年度に指定が解除された避難
指示解除準備区域の上位所得層を除く。)に対する一部負担金
の減免に要した費用を控除して計算すること。
(2) 法定給付費等に要する保険料率及び実質保険料率
(2) 法定給付費等に要する保険料率及び実質保険料率
法定給付費等に要する保険料率及び実質保険料率の算出に
法定給付費等に要する保険料率及び実質保険料率の算出に
当たっては、平成27年2月以降も東京電力福島第一原発の事故
当たっては、平成26年2月以降も東京電力福島第一原発の事故
による避難指示区域等の住民(平成26年10月以降は既に区域設
による避難指示区域等の住民(平成26年10月以降は既に区域設
定等が解除された地域の上位所得層及び平成27年10月以降は
定等が解除された地域の上位所得層を除く。)に対する一部負
平成26年度に指定が解除された避難指示解除準備区域の上位
担金等の減免の実施を予定する組合では、平成26年度の保険給
所得層を除く。)に対する一部負担金等の減免の実施を予定す
付費(見込)から、その一部負担金等の減免に要する費用(見
る組合では、平成27年度の保険給付費(見込)から、その一部
込)を控除して計算すること。
負担金等の減免に要する費用(見込)を控除して計算すること。
2 (略)
2 指定組合は、国庫補助金の予算計上において、厚生労働大臣が
承認した財政健全化計画における補助金額を計上して差し支え
ない。
3 予算編成基準による一般勘定の予算の編成が困難な組合は、次 3 予算編成基準による一般勘定の予算の編成が困難な組合は、次
の特例措置を認めるものとする。
の特例措置を認めるものとする。
(1) (略)
(1) 予算編成に当たり財源が不足する場合は、保険料率の引上げ
に代えて、繰越金、別途積立金繰入及び準備金繰入(準備金限
度内部分繰入を除く。)により、財源を確保して差し支えない。
(2) 診療報酬等の未払金は、支出予算に計上し、保険料率の引き
(2) 診療報酬等の未払金は、支出予算に計上し、保険料率の引き
上げ、付加給付の見直し、積立金の取り崩し等により返済する
上げ、付加給付の見直し、積立金の取り崩し等により返済する
こと。
こと。
14
新
これらの対策を実施しても未払金の返済ができないと見込
まれる組合は、別表2「診療報酬等未払金返済計画」を策定の
うえ、地方厚生(支)局保険担当課に協議し、これが認められ
た場合は、この計画に計上した平成 27 年度の返済額を支出予
算に計上すること。
なお、社会保険診療報酬支払基金に対して診療報酬等支払計
画書を提出している組合は、この計画書を踏まえて診療報酬等
未払金返済計画を策定すること。
診療報酬等未払金返済計画書は、予算届出書に添付するこ
と。
(3) (略)
(4)
第4
1
国庫補助金について、平成 27 年度に交付されることが見込
まれる場合は、名目計上(1千円)して差し支えないこと。
旧
これらの対策を実施しても未払金の返済ができないと見込
まれる組合は、別表2「診療報酬等未払金返済計画」を策定の
うえ、地方厚生(支)局保険担当課に協議し、これが認められ
た場合は、この計画に計上した平成 26 年度の返済額を支出予
算に計上すること。
なお、社会保険診療報酬支払基金に対して診療報酬等支払計
画書を提出している組合は、この計画書を踏まえて診療報酬等
未払金返済計画を策定すること。
診療報酬等未払金返済計画書は、予算届出書に添付するこ
と。
(3) 保険料率改定が組合会等で承認が得られず、かつ、準備金の
限度内部分の繰入れを行っても財源が不足する場合は、地方厚
生(支)局保険担当課に今後の財政運営方針を示したうえで、
国庫補助金(予算計上が可能な特定健康診査・保健指導補助金
を除く。)収入を見積計上して差し支えないこと。
ただし、計上することで準備金限度内部分を充たすことにな
る場合は、準備金限度内部分を超える額については見積計上で
きないこと。
(4) 国庫補助金について、平成 26 年度に交付されることが確実
に見込まれる場合は、名目計上(1千円)して差し支えないこ
と。
積立計画について
第4 積立計画について
対象組合
1 対象組合
(1) 平成27年度予算において、準備金限度内部分を満たしていな
(1) 平成26年度予算において、準備金限度内部分を満たしていな
い組合は、別表3(様式1)「準備金限度内部分にかかる積立
い組合は、別表3(様式1)「準備金限度内部分にかかる積立
計画」(以下単に「積立計画」という。)を策定すること。
計画」(以下単に「積立計画」という。)を策定すること。
(2) 平成27年度予算において、準備金限度内部分を満たしている
(2) 平成26年度予算において、準備金限度内部分を満たしている
15
新
組合においても、平成26年度決算確定時などの年度途中で、準
備金限度内部分を満たさないと見込まれる場合には、上記(1)と
同様に積立計画を策定すること。
なお、平成26年度以降に新設した組合、指定組合(健全化計
画期間が平成27年度に該当しない場合を除く。)及び既策定組
合(既に積立計画を策定している組合をいう。以下同じ。)に
ついては、積立計画の策定は必要としない。
ただし、既策定組合においては、以下の3~5については、
これに準じた取扱いとすること。
2 積立計画の策定
(1) 積立計画の策定に当たっては、平成27年度からの最長2年間
を計画期間とし、原則、計画期間中に準備金限度内部分を満た
す計画とすること。ただし、初年度では、保険給付費と前期高
齢者納付金等の1か月分相当を確保されたい。
なお、積立計画を初年度で達成する計画の場合には、2年
度目の計画の作成は必要としない。
(2) (略)
(3)
積立計画の策定に当たってのその他の主な留意点は、次のと
おり。
① (略)
②
前期高齢者納付金等の算出に当たっては、当年度の算出方
法をもとに、当年度の概算分と前々年度の精算分をそれぞれ
的確に算出すること。
③ (略)
16
旧
組合においても、平成25年度決算確定時などの年度途中で、準
備金限度内部分を満たさないと見込まれる場合には、上記(1)と
同様に積立計画を策定すること。
なお、平成24年度以降に新設した組合、指定組合(健全化計
画期間が平成26年度に該当しない場合を除く。)及び既策定組
合(既に積立計画を策定している組合をいう。以下同じ。)に
ついては、積立計画の策定は必要としない。
ただし、既策定組合においては、以下の3~5については、
これに準じた取扱いとすること。
2 積立計画の策定
(1) 積立計画の策定に当たっては、平成26年度からの最長3年間
を計画期間とし、原則、計画期間中に準備金限度内部分を満た
す計画とすること。例えば、積立計画を初年度で達成する計画
の場合には、2年度目以降の計画の作成は必要としない。
(2)
積立計画は、過去の実績等を踏まえ、組合の実情に応じた改
善対策を講じること。また、確実に遂行できるよう地方厚生
(支)局保険担当課(以下単に「保険担当課」という。)と協
議のうえ、策定すること。
(3) 積立計画の策定に当たってのその他の主な留意点は、次のと
おり。
① 保険給付費の算出に当たっては、毎年度における1人当た
り医療費の適正な伸び率等を用い、的確に算出すること。
(新設)
②
国や健康保険連合会からの補助金等の算出に当たっては、
新
3
積立計画の提出
積立計画は、組合会の議決を経たうえで、1の(1)の対象組合は
予算書の届出と併せて、1の(2)の対象組合は策定の都度、保険担
当課に2部提出し、保険担当課は1部を当課に提出すること。
4 積立計画の実施状況の報告及び積立計画の変更
(1) 積立計画の各実施年度の翌年9月末日までに、別表3(様式
2)「準備金限度内部分にかかる積立計画(実施状況報告)」
を保険担当課に2部提出し、保険担当課は1部を当課に提出す
ること。なお、積立計画を初年度で達成した場合には、次年度
の提出は必要としない。
(2) (略)
5
第5
予算科目
積立計画の策定により、予算上生じる剰余額は、一般勘定又は
介護勘定において、それぞれ(款)予備費(項)予備費(目)予
備費に計上すること。
旧
過大な見込となることのないよう慎重に算出すること(積立
金の保有水準や交付率等によって、減少が見込まれることに
留意すること。)。
3 積立計画の提出
積立計画は、組合会の議決を経たうえで、1の(1)の対象組合は
予算書の届出と併せて、1の(2)の対象組合は策定の都度、保険担
当課に2部提出し、保険担当課は1部を当課に提出すること。
4 積立計画の実施状況の報告及び積立計画の変更
(1) 積立計画の各実施年度の翌年9月末日までに、別表3(様式
2)「準備金限度内部分にかかる積立計画(実施状況報告)」
を保険担当課に2部提出し、保険担当課は1部を当課に提出す
ること。なお、積立計画を初年度で達成した場合には、次年度
以降の提出は必要としない。
(2) 積立計画の達成が困難と見込まれる場合には、保険担当課と
協議のうえ、積立計画の変更を行うこと。
変更の申請に当たっては、変更後の積立計画に、変更の理由
と変更前の積立計画の写しを添付すること。
5 予算科目
積立計画の策定により、予算上生じる剰余額は一般勘定におい
ては、(款)予備費(項)予備費(目)予備費に、介護勘定にお
いては、(款)積立金(項)積立金繰入(目)準備金繰入に計上
すること。
中期財政運営の導入組合の予算の計上について
第5 中期財政運営の導入組合の予算の計上について
中期財政運営を導入する組合は、第3にかかわらず「健康保険
中期財政運営を導入する組合は、第3にかかわらず「健康保険
組合の中期財政運営の導入について」(平成4年 12 月2日付保
組合の中期財政運営の導入について」(平成4年 12 月2日付保
文発第 804 号)を踏まえ、(款)財政運営安定資金(項)別途積立金
文発第 804 号)を踏まえ、予算の計上等を行うこと。
繰入(目)別途積立金繰入に予算の計上等を行うこと。
計上に当たっては、経済全体の景気変動や、設立事業所におけ
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旧
新
る過去の決算状況などを踏まえた将来推計を行い、適正な財政運
計上に当たっては、経済全体の景気変動や、設立事業所におけ
営計画を策定すること。
る過去の決算状況などを踏まえた将来推計を行い、適正な財政運
営計画を策定すること。
第6 その他
第6 その他
1 予算書の届出にあっては、健康保険組合予算編成基準の第1の 1 予算書の届出にあっては、健康保険組合予算編成基準の第1の
6による添付文書の他、組合会の会議録(写)、別表3(様式1)
6による添付文書の他、組合会の会議録(写)、別表3(様式1)
を添付すること(別表3(様式1)はこれを策定した組合のみ添
を添付すること(別表3(様式1)はこれを策定した組合のみ添
付すること。なお、組合会の会議録(写)は1部、別表3(様式
付すること。なお、組合会の会議録(写)は1部、別表3(様式
1)は2部登録すること。)。
1)は2部登録すること。)。
収入支出予算概要表は、平成 26 年3月末日までに保険担当課
収入支出予算概要表は、平成 27 年3月末日までに保険担当課
に正本1部(地方厚生(支)局分)、副本2部の計3部を提出す
に正本1部(地方厚生(支)局分)、副本2部の計3部を提出す
ること。なお、提出の際は、収入支出予算概要表(その1)の右
ること。なお、提出の際は、収入支出予算概要表(その1)の右
上に、正本又は副本の表記をすること(提出された副本1部につ
上に、正本又は副本の表記をすること(提出された副本1部につ
いては、健康保険組合連合会に回送される。)。
いては、健康保険組合連合会に回送される。)。
2 (略)
2 施設等の賃貸事業により賃貸料を徴収している組合は、過去の
実績等を参考として、これを見込んで計上して差し支えない。な
お、賃貸料収入及び敷金・保証金の経理上の取扱いについては、
平成 23 年 11 月2日付事務連絡「「健康保険組合の所有する施設
等の賃貸について」に関する Q&A について」を参考とすること。
3 (略)
3 必要に応じて保険担当課に対して助言又は指導を求め、適正に
編成を行うこと。
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