税関と権利者の関係強化に向けたラウンドテーブルディスカッションを開催 CIPIC 事務局は会員 5 社の協力を得て、一般社団法人発明推進協会アジア太平洋工業所 有権センターの主催する「JPO/IPR 研修(実務者向け模倣品対策コース)」に参加しました。 当該コースは、模倣品被害が多い国の税関職員を対象に、日本における模倣品対策の取り 組みを習熟させ、自国における模倣品の水際対策の能力を高める目的で発明推進協会がチ リ、インド、インドネシア、カザフスタン、ミャンマー、シンガポール、タイ、ベトナム の 8 か国 12 名の税関職員を招聘して開催したものです。 模倣品の水際対策強化のためには、権利者と税関の協力が不可欠なことから、CIPIC に 対して、権利者と税関の関係について理解を深めるために、研修参加者と CIPIC 会員との ラウンドテーブルディスカッションを開催できないかとの要請があり、会員 5 社の協力を 得て研修生と意見交換を行いました。 税関と権利者との関係強化に向けた問題点について研修生側と権利者側が、率直に意見 交換を行い、双方とも満足する意見交換となりました。特に、現地代理人の活用方法を含 む税関から権利者への効率的なコンタクトの方法、及び権利侵害疑義物品を税関が差止し た場合の写真による真贋判定の実施の可否の問題については、双方の立場から突っ込んだ 意見交換が行われました。 権利者及び税関職員の参加者双方にとって、相手方の立場や課題について理解を深める 良い会合となりました。
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