厚生委員会行政視察 報告書 委員 長 日 程 大塚 正俊 平成28年1月19日(火)午後1時~3時 場 所 相 手 方 参加議員 氏 名 目 的 福岡県篠栗町「やまばと児童館」 篠栗町子ども育成課 井上 伸一課長 委員長 大塚 正俊 副委員長 髙野 良信 委 員 小住 利子、古江 信一、山影 智一 やまばと児童館における活動、運営、建設に係る調査を行い、南部 童心児童館の建設、活動、運営のあり方を検討する。 内 ≪市の概況≫ 篠栗町は、福岡市内から東に 12km のところに位置し、町域の中 央よりやや西側に篠栗駅があり、同駅の周辺部が中心市街地となっ ています。中心部とその西側の地域は福岡平野の東端部にあたり比 較的平坦で、福岡市のベッドタウンとして住宅開発が進んでいる。 中心部より東側は、福岡都市圏と筑豊を隔てる山地である。 容 ・行政面積 38.93 km²、総人口 31,198 人 ・財政規模 H25 年度決算(歳出約 95 億円) ・人口の推移 1995 年 26,314 人 2000 年 29,389 人 2005 年 30,985 人 2010 年 31,327 人 ・合計特殊出生率 1.79 ・小学校 3 校に児童館、幼稚園が併設されている。 ・児童館は、S52~59 年度に当初建設、学童保育は H 元年より実施 ≪やまばと児童館の概況≫ 篠栗町にある「やまばと児童館」は、近くに小学校があり、下校 時間になるとたくさんの子供たちで賑わ っている。遊戯室では、遊 具遊びやおもちゃ遊び、軽い運動などを楽しむことができ、図書室 では漫画や児童書などを自由に読むことができる。また、オムツ交 換や授乳ができる多目的トイレも設置されている。収穫体験や百人 一首大会など季節ごとに様々なイベントを開催しており、親子で楽 しむことができる。 ・建物(鉄骨平屋建て 480.8 ㎡、平成 18 年 3 月建設) ・建物工事費 1 億 23,900 千円 ・館内施設(学童保育室、遊戯室、調理室、図書室、多目的トイレ) ※バスケットゴール、卓球台、ベビーベッドあり ・学童保育定数 50 人(篠栗小児童数 500 人)、保育料 3,000 円/月 1 □平日 □土曜日 □長期休暇 児童館 10 時から 17 時、学童保育放課後~18 時 児童館 10 時から 17 時、8 時~18 時 児童館 10 時から 17 時、8 時~18 時 ・利用者数 H26 年度 22,094 人(内学童保育 11,015 人) ・児童館は自由来館であるが、保護者の同意カードを提示。 ・対象者は、0歳から高齢者までが気楽にこれる場として提供 ・職員数;6 人(内保育士資格 4 人) 責任者 1 人(常勤)、児童館担当 2 人(常勤 1・非常勤 1) 学童保育担当(常勤 1・非常勤 2)、 ※平成 25 年度から館の運営を業務委託(人材派遣)市の臨時、 嘱託職員の勤務年数の制限を解消するため。 ・篠栗小校区づくり実行委員会が、ボランティアで協力。 ・運営費 16,733 千円(内人材派遣委託料 13,753 千円) 成 果 ・町長は、地域の協働、連携に力を入れており、児童館の運営支援 に地域が関わっている。小学校区ごとの児童館なので小学校との連 携がスムーズに行われており、学校、地域と連携した児童館の姿が 好ましい。 ・保育料を払っている児童にはカリキュラムを作って学童保育を実 施しているが、学童保育と児童館を同じ施設で実施しており、学童 の児童と児童館に来た児童との線引きが難しいとのことで、できれ ば別施設の方が好ましいのではと考える。 ・子ども子育て事業の一本化を図るため平成 28 年度より教育委員 会部局へ組織統合を検討しているとのことで 、中津市も参考にして いきたい。 ・平成 28 年度から学童保育の対象年齢を小学校 6 年生まで引き上 げ、時間を 19 時まで延長する予定となっており、市設置の学童保 育の方がニーズに的確に対応できるのではないかと考える。 2
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