マンション管理アドバイザー制度協定書公益財団法人東京都防災・建築まちづくりセンター（以下「甲」という。）と管理アドバイザー（以下「乙」という。）は、マンション管理アドバイザー制度実施要領（以下「実施要領」という。）に基づき、以下の事項に関し協定を締結する。（目的）第１条この協定は、東京都内に所在するマンションの維持管理等に対し、管理組合、管理組合が組織されていない場合には区分所有者の任意の団体、賃貸マンション所有者（以下「管理組合等」という。）又は区分所有者からマンションの維持管理等に関してマンション管理アドバイザー（以下「管理アドバイザー」という。）の派遣申し込みを受け、管理アドバイザーを派遣するときに必要な事項を定めることを目的とする。（役割）第２条前条の目的を達成するために、甲及び乙は相互に協力し、甲は乙に対して管理組合等又は区分所有者からの派遣内容等の情報を適切に提供、指示をする。（管理アドバイザーの登録）第３条甲は、乙を実施要領第７条第２項の定めにより、登録する。２甲は、登録された乙に対し、実施要領第１０条の登録証を交付する。（登録の有効期間）第４条管理アドバイザーの登録期間は、登録証の交付日から平成 31 年 3 月 31 日とする。（管理アドバイザーの業務）第５条管理アドバイザーは、管理組合等又は区分所有者の現地に赴いて業務内容等の説明を行う。２業務内容は以下のとおりとする。（１）講座編として次の内容を解説、説明をするア分譲マンション維持・管理ガイドブックの解説イ分譲マンション長期修繕計画・計画修繕ガイドブックの解説ウ管理委託の仕方エ計画修繕工事のすすめ方オ滞納管理費・修繕積立金督促の仕方カ管理組合の設立の仕方 -1- （２）相談編として次の内容について相談、説明をする。ア管理組合の設立、運営、管理規約に関することイ管理費、修繕積立金等の財務に関することウ管理委託契約等の契約に関することエ修繕計画の作成や修繕積立金等の設定に関することオ建物・設備等の劣化診断等及び修繕工事の相談に関することカその他、マンションの維持管理に関することただし、長期修繕計画書の作成、劣化診断調査の業務は含まない。（３）その他、管理アドバイザー派遣申込者の要望事項について、業務内容の範囲内で解説、説明を行うものとする。（説明等の時間）第６条前条の業務の説明時間は原則として２時間とする。２相談編に対する説明等を行う場合は、事前に関連資料の内容の解析、問題点の把握等を行い現地説明に赴くこと。（乙の遵守事項）第７条乙は、本協定書を遵守しなければならない。２乙は、第５条の業務を行うにあたっては、誠意をもって対処し、区分所有者間等の紛争には関与してはならない。３乙は、管理アドバイザーの業務で知り得た内容を管理アドバイザー派遣申込者以外（センターを除く）に漏らしてはならない。また、管理組合等又は区分所有者から借り受けた関連資料については、他に貸与、譲渡してはならない。４乙は、派遣先で自らの営業を目的とした行為（勧誘、誘導等）をしてはならない。（登録証の携帯）第８条乙は、管理アドバイザーの業務を行う場合には、常に登録証を携帯し、管理組合等又は区分所有者から求められたときは、登録証を提示しなければならない。（管理アドバイザー名簿の公開）第９条甲は、管理アドバイザー名簿を原則として公開することができるものとする。（管理アドバイザーの業務報告および業務費の支払い）第１０条乙は、管理アドバイザーの業務を完了したときは、甲に対し実施要領第２４条に定める報告書兼請求書を提出するものとする。甲は乙から請求があったときは、乙の業務が完了したことを確認し、乙の指定する口座に速やかに納入するものとする。 -2- （管理アドバイザーの登録抹消）第１１条甲は、乙が次の各号に該当した場合は登録を抹消する。（１）登録者申込書及び登録申請書の内容に虚偽の記載があったとき。（２）甲が不適格と認めたとき。（３）乙が自ら登録抹消を申し出たとき。（４）乙がマンション管理士又は一級建築士及び双方の資格を失ったとき。（５）管理組合等又は区分所有者から書面で苦情の申し出がなされた場合において、甲の指示に従わなかったとき。（６）本協定書に違反したとき。２甲は、（２）、（５）及び（６）の事由により登録を抹消しようとするときは、実施要領第１４条による審査会に諮らなければならない。（登録事項の変更の届出）第１２条乙は登録事項に変更が生じた場合は、速やかに甲にその内容を実施要領第７条第３項により届け出なければならない。（その他）この協定締結を証するため、本書２通を作成し、甲、乙記名押印の上、各自が各々１通を保有する。平成年月日甲東京都渋谷区渋谷２－１７－５シオノギ渋谷ビル公益財団法人東京都防災・建築まちづくりセンター理事長乙住所：氏名： -3- 室木眞則