大阪市保育人材確保対策事業業務委託 公募型プロポーザル参加募集要項 大阪市こども青少年局 保育施策部保育企画課 第1章 1 事業の目的及び概要について 事業の目的 本市におきましては、待機児童の解消に向けて、保育所及び認定こども園の整備など に取り組んでおり、これに伴い保育の担い手となる保育士や保育教諭の確保も進めてい く必要があります。 大阪府下の平成 27 年 11 月の有効求人倍率は 1.99 倍となっており、今後保育士及び保 育教諭の確保は一層厳しくなる見通しとなっております。 大阪市内の保育所では、年間 1,000 人を上回る保育士採用の需要が見込まれる一方で、 大阪府下の指定保育士養成施設の新卒者のうち市内の保育所に就職する数は 630 人程度 と見込まれております。 平成 27 年 1 月に厚生労働省より示された「保育士確保プラン」により、平成 29 年度 末までに 6 万 9 千人の保育士を確保するため、国及び地方自治体が、人材育成、就労継 続支援、再就職支援及び職場環境の改善の 4 本の柱とした取り組みをすすめています。 また、平成 27 年 12 月に国より示された「平成 27 年度補正予算」では、平成 29 年度末 までの保育の受け皿整備を 40 万人から 50 万人に拡大することとされ、平成 29 年度末ま でにさらに約 2 万人の保育士を確保するための取り組みが必要となっています。これに 対して、平成 28 年度は国家戦略特別区域限定保育士試験に加えて通常の保育士試験が年 2 回実施されます。 このようなことから、平成 28 年度においては、現在保育所に勤務していない保育士資 格保有者、国家戦略特別区域限定保育士資格保有者、幼稚園教諭免許状保有者等及び近 隣府県の保育士養成施設卒業見込者(以下「現在保育所等に勤務していない保育士等」 という。)に対し、大阪市内の保育所・認定こども園・小規模保育事業への就職を支援す る取り組みを通じて、約 250 人の保育士資格保有者(国家戦略特別区域限定保育士資格 保有者を含む。以下同じ。)を大阪市内の保育所等への就職につなげていく必要がありま す。 2 委託予定期間 平成 28 年 4 月 1 日(金)から平成 29 年 3 月 31 日(金)までとします。 また、職業紹介事業の許可が取り消された場合や委託契約事項を遵守しない場合など、 当該事業を継続させることが適当でないと本市が認めるときは、委託契約を解除するこ とがあります。 この場合、受託者の損害に対しては本市は賠償はしません。取り消しに伴う本市への 損害について受託者に損害賠償を請求することがあります。 3 業務内容 次の(1)~(13)の取り組みを含む、現在保育所等に勤務していない保育士等が、大阪市 内の保育所等(この要項中において、私立の認可保育所、公設置民営保育所、認定こど も園及び小規模保育事業をいいます。)に就職することを促進する総合的な取り組みを行 い、保育士資格保有者を大阪市内の保育所等への就職につなげてください。 なお、幼保連携型認定こども園には、保育士資格及び幼稚園免許状の両方を保有して 1 いる者を配置する必要があるため、適宜いずれかの資格・免許の保有者に他方の資格・ 免許を取得する支援を行うなどして、保育士資格及び幼稚園免許状の双方保有者をあっ せんするようにしてください。 本事業の目標は、本事業を通じて 250 人以上の保育士資格保有者が大阪市内の保育所 等に就職できるようにすることとします。 (1) 保育士資格保有者等の掘り起こし 現在保育所等に勤務していない保育士資格保有者及び幼稚園教諭免許保有者(※) に対し、大阪市内の保育所等への就職意欲を喚起するための取り組み及び本事業の 利用促進のための広報活動を行ってください。 【提案事項】 目安として 600 人以上の求人登録の獲得を目指し、保育士資格保有者及び幼稚園 教諭免許状保有者のうちどのような層を掘り起こしのターゲットとするか、どのよ うな手法でこれらの者にアプローチをするかを具体的に提案してください。 (※保育所等へ就職するまでには保育士資格を取得している必要があります。) (2) 近隣府県保育士養成施設の学生・卒業生への就職促進 近隣府県の保育士養成施設の学生・卒業生が、大阪市内の保育所等への就職を希 望していただけるように、保育士養成施設・公的機関等の関係者と連携を図りつつ、 近隣府県保育士養成施設の学生・卒業生向けの就職説明会や広報活動を実施する等 の就職促進の取り組みを行ってください。 【提案事項】 目安として 300 人以上への説明会等のイベント参加者又は求人登録者の獲得を目 指し、どのように近隣府県の関係者と連携を取り、どのような手法で近隣府県保育 士養成施設の学生・卒業生に就職促進をするかを提案してください。 (3) 保育士資格の取得相談及び保育士資格・幼稚園教諭免許の併有支援 保育士資格の取得を考えている方への資格取得や保育所等への就職にかかる相談 に応じ、資格取得や保育所等への就職にかかる助言を行ってください。 幼保連携型認定こども園への移行を見据え、幼稚園型認定こども園に就職を考え ている幼稚園教諭免許保有者への保育士資格取得の特例制度の紹介や、保育所に就 職を考えている保育士資格保有者への幼稚園教諭免許取得の特例制度の紹介など保 育士資格及び幼稚園教諭免許の併有にかかる助言及び支援を行ってださい。 【提案事項】 資格取得に関する助言や支援としてどのようなことを行うかを提案してください。 (4) 保育士試験受験者及び合格者への就職促進 保育士試験(国家戦略特別区域限定保育士試験を含む。)の受験者及び合格者に、 大阪市の内保育所等への就職意欲を喚起するための取り組み及び本事業を利用促進 のための広報活動を行ってください。 【提案事項】 目安として 100 人以上への説明会等のイベント参加者又は求人登録者の獲得を目 指し、どのような手法で受験者・合格者に就職促進するかを提案してください。 2 (5) 大阪市保育士・保育所支援センター利用登録(大阪市保育人材バンク登録) 本事業における大阪市内の保育所等への就職支援を利用する保育士等について、 最初に保育士・保育所支援センター利用登録(大阪市保育人材バンク登録)をして いただき、登録者情報を適切に管理してください。 今年度の登録者に対して、来年度以降の大阪市の保育人材確保施策の情報提供を 行うことがあるため、本市が後日登録者に情報提供の文書を送付して差し支えない か確認を行ってください。 (6) 潜在保育士の把握と継続的な復職支援 保育所等に対して、離職保育士による大阪市保育士・保育所支援センターへの届出 を行うよう働きかけるとともに、届出のあった離職保育士の情報管理や離職保育士に 対する再就職希望状況等の確認、求人情報や研修に関する情報提供を行ってください。 (7) 現在保育所に勤務していない保育士等からの就職相談 現在保育所等に勤務していない保育士等からの就職相談を受けてください。 求職の希望にとどまらず、保育所等への就職にあたっての不安についても相談に 応じてください。 【提案事項】 どのような相談体制を取り、どのようなスタッフを揃え、どのような相談を行う かを提案してください。 (8) 勤務ブランクがある保育士等の研修 保育士等のうち保育所等での勤務ブランクがあるものが保育士に就職できるよう に、保育実務の知識・技術にかかる研修を実施してください。 研修の受講が保育士就職へのきっかけとなることもありますので、受講者は広く 募るようにしてください。本研修は、保育士・保育所支援センター利用登録者のほ か、保育士資格を有するハローワークの求人者が受講できるようにしてください。 ○ 研修の実施にあたっては、ブランクの長短及び保育所等の勤務経験の長短に応 じた複数コースの研修・支援のプログラムを準備してください。 ○ 研修内容として、保育制度、安全管理、保護者対応の知識・技術の取得の支援 は十分に行ってください。 ○ ブランクの長い保育士等に対しては、このほか保育実務の基礎の知識・技術の 取得など現場感覚の回復に資するプログラムとなるようにしてください。 ○ 認定こども園への就職を見据え、幼児教育にかかる研修を含めるようにしてく ださい。 ○ 保育の知識・技術に触れる研修等のプログラムを 15 回以上開催してください。 【提案事項】 保育士等の経験、ブランクや家庭環境等を考慮し、どのような保育士等にどのよ うな研修を行うかを提案してください。 受講者数増加のためにどのような取り組みを行っていくかを提案してください。 (9) 勤務ブランクがある保育士等及び保育士試験合格者への保育所見学・保育実習 保育士等のうち保育所等での勤務ブランクがあるもの及び保育士試験合格者(国 家戦略特別区域限定保育士試験合格者を含む。)を就職あっせんするにあたり、当該 3 保育士等の希望に応じて、大阪市内の保育所等を見学し、保育実習を受けることが できるようにしてください。 【提案事項】 どのような形で保育所等見学や保育実習を実施するかを提案してください。 (10) 大阪市内の保育所等からの求人相談 大阪市内の保育所等からの求人相談を受けてください。 適宜、保育士等を紹介し、人材確保・人材活用に関する助言や支援を行ってくだ さい。 【提案事項】 人材確保に関する助言や支援としてどのようなことを行うかを提案してください。 (11) 就職を希望する保育士等と採用募集している大阪市内の保育所等とのマッチング 本事業を通じて就職を希望することとなる保育士等と、採用募集している大阪市 内の保育所等との求職・求人のマッチングを行い、保育士等が大阪市内の保育所等 へ就職できるようにあっせんを行ってください。 認定こども園には、可能な限り保育士資格及び幼稚園教諭免許状の双方保有者を 紹介するようにしてください。また再就職準備金に関する事業紹介も行ってくださ い。 【提案事項】 どのような形でマッチングを行うか、どのような形で双方のニーズや条件等の調 整を行うかを提案してください。 就職のあっせん先となる保育所、認定こども園、小規模保育事業は、その役割や 職員体制が異なるため、これらの施設の特性を考慮してどのような取り組みを行う かも提案してください。 (12) 保育所等に勤務することとなった保育士等からの相談 本事業を通じて大阪市内の保育所等に勤務することとなった保育士等からの職場 環境やキャリアにかかる相談があれば、それに応じてください。 (13) 行政機関との連携 保育士確保にあたって、適宜、大阪労働局、ハローワーク、他の自治体が設置す る保育士・保育所支援センター等の関係行政機関との連携や意見交換を行っていた だくことがあります。 4 事業の実施にあたっての条件 (1) 法令等を遵守した運営 本事業は、有料職業紹介事業に該当するため、受託者は、履行期間中、職業安定 法第 30 条の規定による有料職業紹介事業にかかる厚生労働大臣の許可を保持する とともに、職業安定法、職業紹介事業許可基準その他法令・基準を遵守し、適正な 事業運営を行ってください。 (2) 事業所の確保 受託者は、大阪環状線及びその内側にある地下鉄・鉄道の駅から徒歩1㎞以内の 場所に、職業紹介事業許可基準を満たし、本事業を実施するに適した事業所を確保 4 してください。なお、職業紹介事業許可基準を満たす既存の事業所を活用すること も可能とします。 本事業のための事業所の建物・入口の分かりやすい場所に「大阪市保育士・保育 所支援センター」の表札を掲げてください。 (3) 開所時間 開所日及び開所時間は次のとおりとします。 (4) ① 開所日 週6日 開所時間 午前9時~午後 8 時の間の 8 時間 相談時間 開所時間のうち 6 時間 実施体制 受託者は、(3)の開所時間について常時、電話対応・来訪者対応ができるようにし、 かつ、「3 業務内容」に掲げる業務が遂行できるような体制を整えてください。 ただし、相談については予約制をとることも可能とします。 ② 有料職業紹介事業許可基準の職業紹介責任者の要件を満たす者を通年にあたり事 業責任者として本事業に従事させてください。 ③ ①には、通年にわたり本事業に従事する常勤のコーディネータ1名以上を含めて ください。 (5) ・ 研修を行うにあたって 研修を行うにあたっては、研修計画及びカリキュラムの策定、実施場所の確保、 募集及び受付、講師の選任、教材等の準備、研修の実施を行ってください。 ・ 研修の場所確保、講師への報酬、教材等の準備等にかかる一切の費用は受託者の 負担とし、受講者から受講料、教材料等を徴収しないようにしてください。 (6) ・ 実習を行うにあたって 実習を行うにあたっては、本市とも調整の上で、受託者において実習先の確保を 行ってください。実習先は、基本的に大阪市内の保育所等とするようにしてくだ さい。 ・ 実習を行う上で、入所児童の保育に支障をきたすことがないように、実習受講者 への注意事項、事故・感染症の罹患の防止のための措置、緊急対応の方法等の説 明のためのオリエンテーションを行ってください。 ・ 実習前に腸内細菌検査及び麻疹・風疹抗体検査を実施してください。 ・ 実習先への報酬、腸内細菌検査及び麻疹・風疹抗体検査は受託者が負担し、受講 者から受講料、検査料等を徴収しないようにしてください。 ・ 実習を行うにあたっては、受講者が実習にかかる賠償責任保険及び傷害保険に加 入することを参加条件としてください。保険料については、実習受講者負担とし て差し支えありません。 (7) 研修及び実習を行う上での安全の確保 (6)のほか研修及び実習を行うにあたって、事故・感染症の罹患の防止の措置、緊 急対応等の入所児童の安全の確保に必要となる措置を講じてください。 (8) 個人情報保護の取り扱い 業務の履行に際して入手した個人情報及びデータの管理にあたっては、大阪市個 5 人情報保護条例の趣旨を踏まえるとともに、有料職業紹介事業許可基準第2項の基 準を遵守し、適切な管理を行っていただきます。 (9) 手数料の取扱い 受託者は、本市から支払われる本事業にかかる業務委託料のみを本事業にかかる 職業紹介の手数料とするものとし、本事業において保育士等又は保育所等に提供す る相談・職業紹介等のサービスについて、保育士等及び保育所等から、手数料、登 録料、紹介料その他いかなる名目の金員も徴収することができないものとします。 なお、本市から支払われる本事業にかかる業務委託料は、大阪市における保育士 の職業紹介にかかる手数料として職業安定法に基づく届出を行ってください。 受託者は、事業所の窓口に、本事業による相談・職業紹介等のサービスの利用が 無償である旨を掲示してください。 (10) 本委託事業以外の職業紹介事業の実施の制約 本事業を受託した事業者は、受託期間中、大阪市内保育所等に対して報酬を得て 保育士等の職業紹介を行うことはできないものとします。 また、受託期間中は、報酬を得て大阪市内に居住する保育士等を他市にある保育 所等に紹介することもできないものとします。 (報酬を得ずに行うことは可能です。) (11) 再委託等の禁止 ア 受託者は、業務の全部を一括して、第三者に委任し、又は請け負わせることはで きません。また、委託事業の総合的企画、業務遂行管理、保育士等からの就職相談 その他相談、大阪市内保育所等からの求人相談、就職マッチング・就職あっせんに ついては、第三者に委任し、又は請け負わせることはできません。 イ 受託者は、業務の一部を第三者に委任し、又は請け負わせようとするときは、あ らかじめ、書面により委託者の承諾を得なければなりません。 ただし、印刷、製本などの軽易な作業の再委託にあたっては、委託者の承諾を必 要としません。この場合、業務の一部を委任し、又は請け負わせた者の商号又は名 称その他必要な事項を委託者に通知するように受託者に請求することができるもの とします。 ウ 受託者は、イにより第三者に委任し、又は請け負わせた場合、委託者に対し、そ の第三者の受任又は請負に基づく行為全般について責任を負うものとします。 (12) その他 ア 受託者は、事業実施をするにあたり宗教活動及び政治活動、及び特定の公職者(候 補者を含む)又は政党を推薦、支持、反対することを目的とした活動を行わないで ください。 イ 5 受託者は、内容に疑義が生じた場合は、本市担当者と協議してください。 業務委託料 (1) 基本委託料 基本委託料は、27,863,000 円(消費税及び地方消費税を含む。)を上限としますの で、明細(様式 11)を付して提案してください。 ※ ただし、契約の締結は、平成 28 年度予算が発効したときとします。 6 なお、平成 29 年 3 月 31 日までに本事業を通じて大阪市内の私立の認可保育所、公 設置民営保育所、認定こども園及び小規模保育事業に採用された保育士資格保有者及 び平成 29 年 4 月 1 日採用が内定している保育士資格保有者の合計数(後述の≪就職実 績の算定ルール≫によるものとします。以下「就職者数」という。)が目標値 250 人の 80%を下回った場合は、次のとおり基本委託料の減額措置を講じます。 「基本委託料から減じる金額」=「基本委託料金額」×「減額率」 就職者人数 減額率 就職者数が目標値の 60%以上であり 80%を下回る場合 10% 就職者数が目標値の 40%以上であり 60%を下回る場合 20% 就職者数が目標値の 20%以上であり 40%を下回る場合 30% 就職者数が目標値の 10%以上であり 20%を下回る場合 40% 就業者数が目標値の 10%を下回る場合 50% ただし、大阪市内の私立の認可保育所、公設置民営保育所、認定こども園及び小規 模保育事業からの本事業の窓口への求人数が目標値の 80%を下回る場合(大阪市が保 育所等への照会によりその事実を確認した場合に限るものとします。)は、上表の「目 標値の」を「求人数の」に読み替えて減額措置を講じるものとします。 (2) インセンティブ 基本委託料とは別にインセンティブを設定します。 具体的に、就職者数が目標値 250 人の 120%を上回った場合は、次のとおり加算委 託料が支払われます。 「加算委託料の金額」=「基本委託料金額」×「乗率」 就職者人数 乗率 就職者数が目標値の 120%を上回り 140%以下の場合 5% 就職者数が目標値の 140%を上回り 160%以下の場合 10% 就職者数が目標値の 160%を上回り 180%以下の場合 15% 就職者数が目標値の 180%を上回る場合 20% ≪就職実績の算定ルール≫ 委託料にかかる就職者数の実績の算定ルールは次のとおりとします。 ① 本事業の利用者登録を行った保育士等のうち、本事業(就職相談、研修、保育実 習、就職先の紹介、就職あっせん等)を通じて、大阪市内の私立の認可保育所、公 設置民営保育所、認定こども園及び小規模保育事業者に直接雇用されたもの(専ら 保育所型認定こども園又は幼稚園型認定こども園の幼児教育に従事するものを除 く。)を就職者とします。 ② 近隣府県保育士養成施設の学生・卒業生向けの就職説明会等の参加者が、大阪市 内の民設の認可保育所、公設置民営保育所、認定こども園及び小規模保育事業者に 雇用された場合、利用者登録がなくとも参加の事実が確認できる者であれば、就職 7 者として取り扱います。 ③ ①②については、採用日に保育士の資格を保有するもの(指定保育士養成施設卒 業、保育士試験合格、国家戦略特別区域限定保育士試験合格又は平成 15 年改正前の 児童福祉法による保母資格証明書保有者であって、保育士登録申請中のものを含め る。)に限ります。 なお、幼稚園教諭免許保有者については、採用日に保育士の資格を保有するもの に限ります。 ④ ①のうち週の勤務時間が 20 時間未満のものは除くものとします。 ⑤ ①のうち現に民設の認可保育所、公設置民営保育所、認定こども園及び小規模保 育事業者に勤務しているものに対する転職のあっせんについては就職実績に含める ことはできません。 第2章 1 応募について 参加資格 次の各号に定める内容をすべて満たす株式会社、社会福祉法人、一般財団法人、一般 社団法人その他法人格を有する事業者であることとします。 (1) プロポーザル参加申請時に職業安定法(昭和 22 年法律第 141 号)第 30 条の有料職 業紹介事業の許可を受けていること (2) 地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の4の規定に該当しない者で あること (3) 本市入札参加資格を有する者については、プロポーザル参加申請時に大阪市競争入 札指名停止措置要綱に基づく指名停止措置及び大阪市契約関係暴力団排除措置要綱に 基づく入札等除外措置を受けていないこと (4) 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第2条第2項に掲げる暴力団及 びそれらの利益となる活動を行う者が構成員の中に存在する団体に該当していない こと (5) 平成 28 年 1 月1日現在、直近1年間の都道府県税、法人市民税、固定資産税、消 費税及び地方消費税等を滞納していないこと (6) 2 本業務委託を履行することができる体制が整備されていること 欠格事項 次の各号のいずれかに該当する法人は、委託事業のための選定を受けることができま せん。 (1) 職業安定法第 32 条各号のいずれかに該当する法人 (2) 役員のうちに次のいずれかに該当する者がいる法人 ア 大阪市暴力団排除条例第2条に規定する暴力団員等 イ 公務員で懲戒免職の処分を受け、その処分の日から2年を経過しない者 ウ 有料職業紹介事業許可基準第3項第1号のロ~チのいずれかに該当する者 (3) 民事再生法、会社更生法の適用を申請した、又は申請されるおそれのある法人 8 3 提出書類 書類については、次の(1)~(3)のとおり提出してください (1) 資格審査資料 申請事業者が本件公募プロポーザルの参加資格を有するかどうかを審査するため の資料となります。 それぞれ正1部及び副3部(副は複写可)の合計4部を提出してください。 ① 大阪市保育人材確保対策事業業務委託公募型プロポーザル参加申請書(様式1) ② 大阪市保育人材確保対策事業委託事業者選定申請に係る誓約書(様式2) ③ 法人概要(様式3) 法人定款又は寄附行為 最近2事業年度の賃貸対照表、損益計算書、事業報告(事業報告書) ④ 職業安定法第 30 条の規定による有料職業紹介事業の許可証(写し) ⑤ 大阪市契約関係暴力団排除措置要綱に基づく誓約書(様式4) (2) 提案内容・実績審査資料 申請事業者の提案内容を本件公募プロポーザルの参加資格を有するかどうかを審 査するための資料となります。 審査は外部有識者で構成される事業者選定会議により書面審査及びヒアリング審査 を行う予定です。審査にあたっては、選定会議各委員には事業者名を伏せて行うこと となります。 正本1部、事務手続用副本(3部)及び選定会議用副本(4部)の合計8部を提出 してください。なお、選定会議用副本については法人名・住所を黒塗するなどして伏 せるようにしてください。 紙ファイル、背表紙、綴り紐等を用いて①~⑦までの一式ごとに冊子にして、冊子 中の各様式にインデックスを付けて提出してください。 ① 保育人材確保対策事業企画提案書(任意様式) 次の内容を含めて、事業の企画提案書を作成してください。 企画提案書は、ヒアリング審査の際のプレゼンテーション資料となりますので、 それを踏まえて作成してください。 プレゼンテーション用に説明ポイントを抽出した提案書本編と、内容を補完する 別添詳細資料に分けて作成することは可能とします。 企画提案書には、一切法人名・商標等を記載しないものとし、法人名を容易に特 定できる表現は避けてください。 ア 保育士資格保有者の掘り起こし及び人材確保の戦略・全体計画 (ターゲット・重点取組事項・スケジュールなど) イ 本事業の広報活動・利用促進 ウ 近隣府県の保育士養成施設の学生・卒業生への就職促進 エ 保育士試験合格者への就職促進・就職支援策 オ 保育士等への就職支援策(研修、保育所見学及び保育実習以外) 9 (就職相談、保育士資格取得支援、その他取組等の内容) カ 保育士への研修、保育所見学及び保育実習 キ 保育所・認定こども園・小規模保育事業者への人材確保支援策 ク 保育士と保育所・認定こども園・小規模保育事業者のマッチング手法 ② 職業紹介等実績調書(様式5) ③ 保育士・保育所支援センター運営計画書(様式6) ④ 保育士・保育所支援センター担当スタッフの経歴・業務従事調書(様式7) ⑤ 近隣府県保育士養成施設からの人材確保計画書(様式8) ⑥ 資格取得支援及び試験合格者への就職促進計画書(様式9) ⑦ 保育士研修計画書(様式 10) ⑧ 経費見積書(様式 11) (3) 選定結果通知用封筒 定型封筒に選定結果通知の送付先を明記し、特定記録郵便相当分の切手(240 円) を貼付したものを一部準備してください。 4 申請(応募)の手続き 受付にあたっては、いずれも土曜日、日曜日及び国民の祝日に関する法律に規定する 日は行いません。 (1) 申請書類の配付 ア 配付期間 平成 28 年 1 月 22 日(金)から平成 28 年 2 月 4 日(木) イ 配付場所 大阪市こども青少年局保育施策部保育企画課 大阪市北区中之島1-3-20 大阪市役所2階北側 配付資料についてはホームページからからプリントアウトして利用 することが可能です。 (2) 事業者説明会について ア 開催日時 平成 28 年 2 月 4 日(木)午後 4 時 15 分から イ 開催場所 大阪市北区中之島1-3-20 大阪市役所 地下1階 第6共通会議室 ※事業者説明会に参加しない場合は、プロポーザル参加の申請の受付はしません。 (3) 質問の受付及び回答 本募集要領に質問がある場合は、担当課宛に「質問票」 (様式 12)を平成 28 年 1 月 29 日(金)午後 5 時までにE-mail で「大阪市保育人材確保対策事業に係る業務委 託に関する質問」と標題をつけて送信してください。事業者説明会で、質問に関す る回答を行います。 また、事業者説明会後、質問がある場合は、平成 28 年 2 月 10 日(水)まで、質問 を受け付けます。後日、申請者全員にE-mail で回答します。電話、来訪など口頭等 による質問は受け付けません。 (4) ア 申請書類の提出 提出期間 平成 28 年 2 月 4 日(木)から平成 28 年 2 月 22 日(月) 10 午前 9 時から午後 5 時まで(午後 0 時 15 分~午後 1 時は除く) イ 提出場所 大阪市こども青少年局保育施策部保育企画課 大阪市北区中之島1-3-20 大阪市役所2階北側 提出書類は、必ず持参してください。送付された書類は無効とします。 (5) 提案内容の審査について ヒアリング審査を実施します。提案内容が本要綱の条件を満たしていることを確認 した上で、郵送によりヒアリング審査の開催日時及び場所を案内します。 5 応募上の注意事項 (1) 提出期間終了後の申請書類の再提出及び差し替えは、原則として認めません。 (2) 企画提案書等の提出書類全ての作成・提出に係る経費は、申請者の負担とします。 (3) 申請者から提出された企画提案書等申請に係る書類の著作権は、申請者に帰属す るものとします。ただし、本市は、受託者の決定の公表等に必要な場合には、企画提 案書等の内容を無償で使用できるものとします。また、提出された書類については、 大阪市情報公開条例の規定に基づき非公開とすべき箇所を除き、公開されることがあ ります。なお、提出された書類については、返却しません。 (4) 申請書類を提出した後に辞退する際には、書面により辞退届を提出してください。 (5) 本市より提供した資料及びその他知り得た全ての情報について、本市の許可なく 他の者へ漏らしてはなりません。 (6) 第3章 事務所所在地等申請内容等に変更が生じた場合、速やかに報告してください。 選定について 選定会議において応募書類により事業内容と応募法人の事業企画能力を審査のうえ、 委託する法人を選定します。 1 選定方針 (1) 大阪市保育人材確保対策事業の委託事業(以下「委託事業」という)の趣旨・目 的を十分に理解し、保育士の人材確保に強い意志を持っていること。 (2) 保育所・認定こども園・小規模保育事業が求める人物像、保育所・認定こども園・ 小規模保育における採用事情、保育士の就職の志向を十分に理解していること。 (3) 委託事業の目標の達成に向けて、職業紹介事業者としてのノウハウを生かし、効 果的かつ実現性の高い提案がなされていること。 (4) 保育士の確保にあたり、保育士の質の確保にも配慮がなされていること。また、 実習・職場体験等にあたり、児童の安全衛生に十分な配慮がなされていること。 (5) 事業の手法や事業所の場所・開所時間等が、保育士等や保育所等に過度の負担を かけるものではなく、保育士や保育所が利用しやすいものとなっていること。 (6) 委託事業にかかるスタッフの体制が充実しており、スタッフが経験・実績を有し ていること。 (7) 委託事業が、保育所、保育士及び地域住民と十分な意思疎通及び連携を図り、こ れら者との関係において良好に運営することが見込まれること。 11 (8) 職業紹介事業について高い実績を有し、委託事業を円滑に運営することが見込ま れること。 (9) 委託事業を「第1章 事業の目的及び概要について」「5 業務委託料」に記載して いる金額以下で実施する見込みであること。 (10) 募集期間の延長後、応募法人が1法人である場合は、選定会議において応募法人 の適格性を審査する。 2 審査方法 審査は、大阪市保育人材確保対策事業に係る委託業者選定会議(以下「選定会議」 という)において行います。 選定会議は外部有識者により構成され、委託事業者名を伏せた上で審査を行います。 ヒアリングにあたっては各委員に委託事業者名を伝わらないようにしてください。 選定会議各委員は、提出された申請書類をもとにヒアリング(プレゼンテーション 15分、質問15分)を実施し、企画提案内容について、下記審査基準に基づき技術点及 び価格点の合計採点の採点を行います。委員同士で意見交換を行った上で、評価結果 をとりまとめ、最も優れた提案をした事業者を委託事業者に選定します。 なお、最終結果において複数の申請者が同点数で並んだ場合の順位付けは次の順序 により行い、差がついた時点で最終決定することとし、それでもなお、同点数で並ぶ 場合は、くじ引きにより決定する。 ① 技術点の委員合計点(技術点計)の最も高い者 ② 技術点のうち審査項目「事業目的及委託内容の理解度」の委員合計点の最も高 い者 ③ 技術点のうち審査項目「実績」の委員合計点の最も高い者 ④ 技術点のうち審査項目「実施体制」の委員合計点の最も高い者 ⑤ 技術点のうち審査項目「企画内容の有効性」の委員合計点の最も高い者 【審査基準点】 ◆ 技術点(80点満点)における審査基準点は次のとおりとする。 審査基準点 非常に的確・非常に効果的・非常に優秀 5 的確・効果的・優秀 4 普通 3 やや不十分 2 不十分 1 ◆ 経費積算の妥当性(20 点満点)については次のとおり <視点> 明瞭性・・・経費積算の内訳が明瞭か。 整合性・・・事業計画の確実な遂行に必要な経費が的確に含められているか。 妥当性・・・経費積算の各項目の見積は妥当なものか。 効率性・・・経費節減・費用対効果を高める工夫がなされているか。 12 <各視点における基準点> 明確性 整合性 非常に明瞭 非常に的確 明瞭 妥当性 効率性 基準点 非常に妥当 非常に効率的 5 的確 妥当 効率的 4 普通 普通 普通 普通 3 やや不明瞭 少し漏れがある やや不適当 やや非効率 2 不明瞭 漏れがある 不適当 非効率 1 13 【配点】 ◆配点については、次のとおりとする。 審査項目 事業目的及 委託内容の 理解度 審 審査基準 ① 査 ウェイト 配点 5 ×2 10 5 ×4 20 5 ×2 10 5 ×2 10 5 ×2 10 5 ×2 10 5 ×2 10 基準点 本事業の目的・内容を正しく理解し、 保育所等が求める人材像や採用事情、保育 士等の就職の志向を理解した企画内容と なっているか。 ② 企画内容は、職業紹介事業者としての ノウハウを生かし、目標達成に向けて効果 的かつ実現性の高いものとなっているか。 ③ 企画内容の 有効性 事業の手法や事業所の場所・開所時間 等が、保育士等や保育所等に過度の負担を かけるものではなく、保育士等や保育所等 が利用しやすいものとなっているか。 ④ 保育士の確保にあたり、保育士の質の 確保にも配慮がなされているか。実習・職 技 術 点 場体験等にあたり、児童の安全衛生に十分 な配慮がなされているか。 ⑤ コーディネータ等のスタッフの体制 が充実しており、スタッフが経験・実績を 有しているか。 実施体制 ⑥ 保育士等、保育所等及び地域住民と十 分な意思疎通及び連携を図り、これらの者 との関係において良好に運営する ことが 見込まれるか。 ⑦ 実績 職業紹介事業について高い実績を有 し、委託事業を円滑に運営することが見込 まれるか。 小 経 費 積 算 点 計 経費積算の内訳が明瞭か。 事業計画の遂行に必要な経費が的確に含められているか。 経費積算の各項目の見積額は妥当なものか。 20 経費節減・費用対効果を高める工夫がなされているか。 合 計 ※ 80 100 委託事業者の選定は、申請者のプレゼンテーションを実施した後、選定会議によっ て行います。 14 3 失格事項 次の要件に該当した場合は、選定審査の対象から除外します。 4 (1) 審査に関する不当な要求など審査の公平性を害する行為があった場合 (2) 提出書類に虚偽の記載があった場合 (3) 提出期間内に提出書類等が提出されなかった場合 (4) 要項に違反又は著しく逸脱した場合 (5) その他不正行為があった場合 選定結果 上記の基準に照らして総合的に考慮し審査を行います。 選定結果については、申請を受け付けた事業者に文書で通知します。 第4章 事業の実施について 審査において決定された法人は、本市と委託契約を締結し、事業を実施していただき ます。 1 委託契約について 事業実施にあたり、原則として提案いただいた事業内容を基に本市と委託契約を締結 していただきますが、選定された法人と大阪市との協議により修正することがあります。 契約の際には、法人の印鑑証明書(申請日前3か月以内に取得したもの)を添付して いただきます。契約に関する主な注意事項は次のとおりです。 (1) 事業内容 原則として提案いただいた事業内容としますが、修正が必要な場合は、本市との 協議のうえ定めることとします。 (2) 委託金額 「第1章 事業の目的及び概要について」 「5 業務委託料」に記載のとおり。事業 内容を修正した場合でも、業務委託料を提案額を超えて変更することはしません。 (3) 業務委託料の支払い 受託者は、事業が完了し、実績報告書を提出した後に業務委託料の支払いを請求 することができます。 ただし、受託者は、本市が業務の円滑な遂行を図るために必要があると認めると きは、業務完了前に委託料の一部を出来高払いにより請求できます。 2 事業実施について 委託契約の締結後、契約内容に基づき事業を実施していただきます。ただし、本市と の協議により契約日を変更する場合があります。 (1) 報告書の提出 事業完了後、実績報告書を作成のうえ、提出していただきます。 (2) 事業の検査・確認 本市は、報告書受領後、事業内容や経費について検査するとともに、ヒアリングを 実施する場合があります。 15 ≪提出先及び問い合わせ先≫ 〒530‐8201 大阪市こども青少年局保育施策部保育企画課 住 所:大阪市北区中之島1-3-20 電 話:06-6208-8031 大阪市役所2階 FAX:06-6202-6963 E-mail:fb0010@city.osaka.lg.jp こども青少年局ホームページアドレス: http://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/index.html 16
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