個人で試せる! キ 画中 ット 生体センシング実験室 企 ダウンロード・データあります ご購入はこちら 生体センシング実験室 バ イ 第 4回 タ ル 心拍数を取得する 心電図の計測に用いる ハードウェア A-D変換の値を パソコンへ 静電容量型 センサ 加速度 センサ 赤外線 LED 各センサを接続するため の9ピンDサブ・コネクタ UART A-D 変換 アンプ& フィルタ回路 シリ アル 通信 CPLD MAX II アンプ& フィルタ回路 9V 9Vから5V, 3.3V, 1.65V を作る 9V乾電池 006P アンプ& フィルタ回路 生体計測学習キットボード フォトディテクタ 図 1 バイタル・センシング実験回路を使って心拍数を取得する 回路は第 2 回で紹介した 第 3 回(2016 年 2 月号)では,図 1 および写真 1 に 示すバイタル・センシング実験回路を使って心電図 (図 2)を計測しました.今回はこの心電図から心拍 数を求める処理について説明します. CPLD MAX II 写真1 バイタル・センシング実験回路を使って心拍数を取得する 回路の詳細は第 2 回(2016 年 1 月号)で紹介.生体計測学習キットボード と命名している 心拍数の求め方 医療機器で使われている瞬時心拍数の定義は,R 波 のピークから次の R 波のピークまでの時間 Δt[秒] (こ れを R-R 間隔という)を求め,60/Δt[拍 / 分]を計算す ることで,1 分間当たりの心拍数を求めます(たった それだけのことなのです) . しかし,一般の工業計測と異なり,信号源が生体信 号であるがゆえにノイズ問題が存在します.例えば, R-R間隔 1.0 3 R 電圧[V] 電圧[V] R 0.5 T 0 Bluetooth モジュール アンプ&フィルタ回路 Bluetooth モジュール A-D 変換用 アナログ 回路 アンプ& フィルタ 回路 電極 パッド 上田 智章,笹塲 育子,佐久間 春夫 T 2 T T波の方が大きく なってしまった… R T R 1 0 −1 Q −0.5 0 0 0.5 1 経過時間[s] 1.5 1 経過時間[s] 2 図 2 取得した心電図波形 図 3 ああ生体信号計測はムズかしい…上体の角度が異なると T 波の方が R 波よりも大きく観測されることもある 図 1,写真 1 の回路を使用して前回(第 3 回)取得 スポーツ選手の例 2016 年 3 月号 生体計測学習キットボードの読者プレゼントを用意しています. 読者プレゼントのコーナまで(p.10) . 123
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