業務委託仕様書 1 目的 人材育成に関して経験豊かで専門的なノウハウを有した人材育成アドバイザーが新宿区人 材育成基本方針を理解したうえで、新宿区の意向に沿った内容で以下の業務を実施する。 2 契約期間 平成28年4月1日(金)から平成29年2月28日(火)まで 3 契約方法 混合契約 4 履行場所及び納入場所 新宿区指定の場所 5 人材育成アドバイザーに関すること ・業務遂行に必要な人材育成アドバイザーを配置し、これらを統括するメインアドバイザー を指定すること。 ・人材育成アドバイザーの年度途中の変更は原則できないもとする。ただし、新宿区が指示す る場合を除く。 ・人材育成アドバイザーは人材育成に関して経験豊かで専門的なノウハウを有し、新宿区人材 育成基本方針を理解したうえで、新宿区の意向に沿った内容で受託業務を実施すること。 6 委託内容 (1)研修【総価契約】 ア 自考・自律型職員研修(キャリアデザイン) (ア)目的 自己の職務経験の振り返り、自分の特徴(強み)の点検、将来像(キャリアビジョ ン)の設定、仕事の将来展望や組織貢献目標を明確化させ、自ら行動する職員の育成を 行う。また、自らのキャリアを充実したものにするには、ポジティブな思考や失敗を恐 れずに挑戦する力が求められることから、逆境や困難を乗り越える力(レジリエンス) を高める方法を習得する。さらに、OJT支援を理解し後輩職員を指導する職員の指導 力の向上を図る。 (イ)対象 ① 自考・自律型職員研修Ⅱ 【対象】平成28年度末現在43歳の職員 ② 自考・自律型職員研修Ⅲ 【対象】平成28年度末現在33歳の職員 イ 自考・自律型職員研修(新規採用職員) (ア)目的 区がめざす職員像を理解し、キャリア開発のポイントを学ぶ。また、自考・自律型 職員の重要性を学び、主体的行動に結びつける。 (イ)対象 入区1年目の職員 ウ 自考・自律型職員研修(新任管理職) (ア)目的 自考・自律型職員が求められる背景と重要性を認識し、管理職として「人材育成」 を促進するための考え方を習得する。 (イ)対象 管理職昇任者 エ 係長マネジメント力向上研修 (ア)目的 組織の活性化、職場の人材育成を行う風土づくりのため、組織マネジメント、リーダ シップ等を学ぶ。 (イ)対象 課務担当係長昇任2年目の職員 オ 後輩育成支援研修 (ア)目的 新規採用職員や後輩職員の仕事における不安や悩みを解消するため、新規採用職員等 への助言と対話方法を学ぶ。新規採用職員をサポートすることで、相談役となる職員の 成長を促す。若手職員向けに後輩職員への助言や対話方法等をOJTの実践方法を学ぶ。 (イ)対象 2級職3年目の職員(入区4年目から入区8年目の職員) カ 女性職員の活躍推進研修 (ア)目的 仕事と生活の調和の推進のために、男性職員も含めて働き方改革の必要性を学び、全 ての職員が十分な能力を発揮できるよう、価値観・意識を改革する。 (イ)対象 主任主事2年目の職員 (2)随時業務【総価契約・単価契約】 ア キャリアビジョンに対する個別アドバイス【単価契約】 上記(1)自考・自律型職員研修(キャリアデザイン)受講者(新規採用職員、管理職 を除く)が研修受講中に作成するキャリアビジョンに対し、職員の育成的見地からコメント を記入すること。 ・職員キャリアビジョンシートの様式は、受託事業者が定めること。 ・新宿区と受託事業者の間の職員キャリアビジョンシート受け渡しは紙媒体で行う。 ・受託事業者は、シートを施錠できる保管庫に保管する等、善良な管理者の注意もって保 管及び管理にあたらなければならない。 ・受託事業者によるシートの複写及び複製は禁止とする。 イ スキルアップ個別相談【単価契約】 仕事の進め方や研修選択及び人材育成に関する相談をメールにより実施するものとす る。 ・スキルアップ個別相談の相談シート様式は、新宿区と受託事業者が協議のうえ定める。 ・実施期間は、四半期ごとに1か月間、年間4か月程度期間を定めて実施すること。(実 施時期は、受託事業者との協議による。 ) ・実施期間ごとに相談実績を報告書として提出すること。(個人の特定がされないように すること。 ) ・相談に対する回答期限はおおむね2週間以内とする。 ・受託事業者によるシートの複写及び複製は禁止とする。 ウ 人材育成通信の原稿作成【総価契約】 (ア)目的 能力開発の意識啓発、人材育成センター業務やその他新宿区の研修業務を周知するた め、広報紙として、人材育成通信「Jinzai」を発行する。 (イ)内容 ・人材育成通信「Jinzai」原稿の一部作成(A4判4ページ程度) エ その他新宿区の人材育成に対する支援 (ア)目的 受託事業者は、新宿区に対し、今後の人材育成の取り組みに活かすことのできる支援 を随時行う。 (イ)内容 ・研修実施報告 ・各種情報提供 ・新宿区の人材育成に関するアドバイス 7 業務計画 年度当初に1年間の活動方針と事業計画書の提出を行うこと。 8 業務報告 受託事業者は、業務報告書を2月末に提出すること。 9 支払方法 各月ごとに受託事業者からの請求により支払うこととし、請求書受領日から起算して30 日以内に支払うものとする。なお、単価契約分については、下記のとおりとする。 ①キャリアビジョンに対する個別アドバイス 作成期限の月に実績数に応じて額を確定させる。 ②スキルアップ個別相談 相談実施月の翌月に実績数に応じて額を確定させる。 10 その他 (1)天災その他不可抗力により、契約内容の履行が困難であると新宿区と受託事業者双方が判 断したときは、協議のうえ、契約内容を変更することができる。 (2)天災その他不可抗力により、契約内容の履行を中止せざるを得ないと新宿区が判断したと きは、履行日から遡って3日以内の場合に限りその履行に要する契約金額全額を新宿区が負 担する。その他の場合の負担は、新宿区と受託事業者双方が協議のうえ、決定する。 (3)事業実施にあたっては、新宿区と受託事業者は綿密な打ち合わせを行う。 (4)研修で使用するテキストは、受託事業者が用意するものとする。 (5)研修運営に関することについては、新宿区と受託事業者がその都度、協議し決定する。
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