TPP協定に係る国試算に基づく本県農林水産物の影響試算 平成 28 年 1 月 20 日 山口県 TPP 対策検討チーム 1 試算方法 ※ 対象品目、算出方法等は国の試算と同様とした (1)試算対象品目 関税率 10%以上かつ国内生産額 10 億円以上の品目である以下の 33 品目 ○ 農産物(19 品目):米、小麦、大麦、砂糖、でん粉原料作物、牛肉、豚肉、 牛乳乳製品、小豆、いんげん、落花生、こんにゃくいも、茶、 加工用トマト、かんきつ類、りんご、パインアップル、鶏肉、鶏卵 ○ 林水産物(14 品目) :合板等、あじ、さば、いわし、ほたてがい、たら、 いか・干しするめ、かつお・まぐろ類、さけ・ます類、こんぶ類、 のり類、うなぎ、わかめ、ひじき (下線は本県関係品目) (2)影響の算出方法 ○ 品目ごとに、 「国が示した単価の低下額×県生産量」または 「国が示した価格の低下割合×県生産額」をあてはめたもの ○ 「牛肉の品種割合」 「魚の生鮮向けと加工向けの割合」など、本県での実態が 把握できるものは反映し、不明なものは、国と同様の算出根基を使用した。 2 試算の結果 山口県農林水産物の生産減少額:約5~10億円 (詳細は裏面のとおり) 3 TPP協定への県の対応について (基本方針) 農林水産物の輸入量や国内消費の動向等が明確に見通せない中で、本県農林水 産業の実態を踏まえた影響額を正確に算出することは困難と考えており、試算結 果に関わらず、国の体質強化対策や経営安定対策を活用しながら、足腰の強い農 林水産業の構築を図っていく。 (対応) ○ 国のTPP関連対策について予算が確保できるよう、国に対して要望活動を 行うなど、今後とも国の予算確保に努めていく。 ○ 本県農林水産業が持続的に発展できるよう、担い手対策をはじめ、ブランド 化や輸出促進など経営体質強化や競争力強化に取り組んでいく。 山口県と国の農林水産物の生産減少額 (単位:億円) 県 分野 国 (参考) H25 生産額 生産減少額 (参考) H25 生産額 生産減少額 4.4~8.6 655 878~1,516 84,668 4.0~8.0 184 723~1,337 27,092 0 253 0 17,807 林業 0.06 27 219 4,247 漁業 0.8~1.6 161 174~346 13,544 合計 5.3~10.3 843 1,271~2,081 102,459 農業 うち畜産 うち米 山口県の各品目の生産減少額 品目名 米 小麦 大麦 砂糖 でん粉原料作物 牛肉 豚肉 牛乳乳製品 小豆 いんげん 落花生 こんにゃくいも 茶 加工用トマト かんきつ類 りんご パインアップル 鶏肉 鶏卵 生産減少額 (百万円) 0 14 1 0 0 282~566 49~96 3~5 0 0 0 0 23~45 0~1 0 35~68 33~66 品目名 合板等 あじ さば いわし ほたてがい たら いか・干しするめ かつお・まぐろ類 さけ・ます類 こんぶ類 のり類 うなぎ わかめ ひじき 生産減少額 (百万円) 6 16~32 1~2 48~97 0 0 12~25 3~6 0 -
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