基 礎 知 識

事例❶ 医 科
保険請求の
Ⅰ型コラーゲン - C - テロペプチド(ⅠCTP)の
算定について
基 礎 知 識
いて、次のように示されています。
【通知 平成26年3月5日付け厚生労働省通知保医発0305第3号】
別添1
(11)「13」のI型コラーゲン‐C‐テロペプチド
(ⅠCTP)
、
医科診療報酬点数表に関する事項
区分番号「D008」内分泌学的検査の「20」のI型コラー
第2章 特掲診療料
ゲン架橋N-テロペプチド(NTX)又は同区分「32」
第3部 検査
のデオキシピリジノリン(DPD)
(尿)は、乳癌、肺癌
第1節 検体検査料
又は前立腺癌であると既に確定診断された患者につ
第1款 検体検査実施料
いて骨転移の診断のために当該検査を行い、当該検
D009 腫瘍マーカー
査の結果に基づいて計画的な治療管理を行った場合
13 Ⅰ型コラーゲン‐C‐
に限り、区分番号「B001」特定疾患治療管理料の
「3」
テロペプチド(ⅠCTP)
悪性腫瘍特異物質治療管理料の「ロ」を算定する。
本事例については、「左乳癌の疑い」の患者に対し、腫瘍マーカーの区分でⅠ型コラーゲンC-テロペプチド(ⅠCTP)が算定されています。Ⅰ型コラーゲン-C-テロペプチド(ⅠCTP)
については、「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」
(平成26年3月
5日付け保医発0305第3号)の通知に「乳癌、肺癌又は前立腺癌であると既に確定診断された患
者について骨転移の診断のために当該検査を行い、当該検査の結果に基づいて計画的な治療管理
を行った場合に限り、区分番号「B001」特定疾患治療管理料の「3」悪性腫瘍特異物質治療管
理料の「ロ」を算定する。」と記載されています。
本事例のⅠ型コラーゲン-C-テロペプチド(ⅠCTP)
については、傷病名欄に
「左乳癌の疑い」
とあり、乳癌であると既に確定診断された患者について骨転移の診断のために行ったものではな
いことから、当該検査料の算定はできませんのでご留意ください。
今回は①「Ⅰ型コラーゲン C- テ-ロペプチド(ⅠCTP)の算定につい
て」、②「入院中の患者以外の患者に対する早期リハビリテーション加
通知保医発0305第3号「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」にお
算 の 算 定 に つ い て」、 ③「「ダ ツ リ」 病 名 に お い て 再 装 着 で 治 療 が 終 了
する場合の歯科疾患管理料の算定について」を掲載します。
Ⅰ型コラーゲン-C-テロペプチド(ⅠCTP)の算定については、平成26年3月5日付け厚生労働省
月刊基金 January 2016
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