子ども読書活動推進情報 平成28年1月19日 №282 子ども読書活動推進アドバイザー兼指導課特別指導員 石川 善憲 学力診断テストが行われました。今年も、出典一覧を載せてみます。これらの本が学校図書館にあるか チェックしたり、選書の参考にしたりしている学校は多くあります。今年の問題は学校図書館に置いてな い本が多いのではないかと思います。 文学的な文章は、いずれも登場人物の心情を読み取る問題です。人物の心情を味わうような読み方がで きるようになっているかが問われています。普段から、学年相応の、深く考える場面のある本を読めるよ うになっていることが必要です。お薦めの本の紹介は各学校で行っているかと思いますが、各先生方から、 「こんな本も読むといいですよ」というアドバイ スがほしいところです。適切な指導が行われない と、ただおもしろいというだけの読書になりがち です。 説明的な文章の問題は、子どもたちが普段目に しないような本から出題されています。書いてあ ることが正確に読み取ることができているかが問 われています。本年度は生物に関する話題の本が 多かったようです。普段の授業の中で、子どもた ちが様々なことに興味をもち、調べてみたいとい う気持ちを引き出していけるかがカギです。それ には、先生方も子どもたちと同じように学校図書 館へ足を運び、多くの本を目にする必要がありま す。多くの分野の本を読めるようにアドバイスし てほしいと思います。 古典は、成績に差が出やすいジャンルです。最近では、読みやすい古典の本がたくさん出版され、各学 校でも揃えています。出題される作品は限定されていますので、読みやすい本でよいので、たくさん読む ように指導したいところです。 年末の12月19日にノスリがいつも止まる桜の木に大きな鳥 がとまっているので、いつものノスリかなと思って写真を撮りま した。すると、ノスリとは明らかに違う鳥が撮れました。断定で きないのですが、腹の横縞模様と、尾羽の模様からハイタカのメ スかと思われます。ハイタカは平成13年に出た茨城県のレッド データブックに希少種として記載されています。その中で、 「近年 著しく減少」と書かれていますので、現在では、もっと貴重にな っている種かと思います。速いタカがハイタカになったというよ うに飛翔能力に優れた鳥です。日立市(久慈町)で見られるとい うのはうれしく思います。飛んでいる姿も何度か目にしました。 冬に見られる鳥ですので注意して見てください。トビやノスリと 思っているものがハイタカの可能性があります。
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