障害者相談支援事業委託仕様書 1 業務名 障害者相談支援事業委託 2 実施期間 平成28年4月1日から平成29年3月31日まで 3 実施地域 成田市(以下、「市」という。)全域 4 業務実施時間 業務の実施時間は、原則として、日曜日、祝日及び年末年始(12月29日から翌 年の1月3日まで)を除く、午前9時から午後6時までとする。 なお、相談・支援の状況によっては、上記時間外の対応が必要となる場合がある。 5 事業実施上の原則 (1)相談支援事業 地域の障がい者(児)の福祉に関する問題につき、本市に在住する障がい者等本人 又はその保護者もしくはその介護を行うものからの相談に応じ必要な情報の提供及び 助言などを行う。 (2)相談対応方法 相談は来所、電話によるもののほか、訪問支援も含めた対応も図るものとする。 (3)その他の事業の実施 (ア)地域の相談支援事業所との連携体制の構築、および支援、また相談支援専門員 の育成支援 (イ)成田市地域自立支援協議会の運営 (4)公正な業務遂行 業務の遂行に当たっては、常に公正・公平な姿勢を保つことを心がけるものとする。 (5)相談内容等の記録 相談内容、支援の経過等に関しては、必要に応じて参照可能なように記録及び台 帳を整備する。 (6)事業の報告 毎月、委託事業の実施状況を書面により、市に報告する。また、本事業の実施経 過等について別に国等への報告が必要となる場合、市の指示により報告書を作成し、 市へ提出する。なお、報告書の詳細については、市と協議の上、別途決定する。 (7)事業効果の検証 (6)の報告のほか、本事業の効果や課題については、適切に分析、検証を行い、 必要に応じ市に報告する。 6 実施体制 (1)相談拠点 成田市保健福祉館内。 (2)人員配置 受託者は、委託費用の範囲内で障がい者相談業務の経験を有する社会福祉士又は 精神保健福祉士の有資格者1名を含む2名以上の職員を配置しなければならない。 (3)職員の研修 受託者は、必要に応じて配置職員に対する研修を行い、資質の向上を図るものと する。 (4)苦情対応 業務中に生じた苦情に関しては、市への報告の上、対応を行う。 7 個別事業の内容 委託する業務は下記の事業とする。 (1)相談支援事業 ①相談支援 障がい者(児)及び家族、介護者(以降障がい者等と称する)の相談に広く応じ、 当該者が抱える課題を把握するとともに、その置かれている状況や本人の意思を十分 に確認し、関係事業との連携を含めた支援を包括的・継続的に実施する。 ②関係機関とのネットワークづくり、支援調整会議の実施 障がい者の抱える複合的な問題を早期に把握し、地域での見守り体制構築や関係 機関のネットワークづくりを行う。また、関係機関の担当者が参加し、支援内容を調 整する支援調整会議の実施を行う。 ③支援の実施 (ア)福祉サービスの利用援護に関すること 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、施設入通所、日常生活用具、 補装具、更生医療、居宅サービス等に関する情報提供や相談 職業、年金など社会的更生を図るための相談や援助。 (イ)公営、民間賃貸住宅への入居支援に関すること。 (ウ)成年後見制度利用支援等、権利擁護のために必要な援助。 (2)成田市地域自立支援協議会の運営 ①対象 市内の障がい者の支援に関わる、障害福祉サービス事業所職員、雇用・労支援機 関の職員、療育・教育機関の職員、当事者団体等から選任された委員 ②内容 地域の障がい者の抱える様々な要望を吸収し、障がい者福祉に関するシステムの構 築、連携を図る為の相互協議を行う。 総会、各部会(児童、生活、就労、計画相談)の運営、講演会の企画実施。 8 備品等 ①受託者が用意するもの 支援に必要な車両及び自動車保険加入掛金、車両燃料費、車両維持費、パソコン等 その他業務に必要な機器類を用意すること。 ②成田市が用意するもの 相談窓口のカウンター、カウンター用椅子、職員用椅子、職員用机、キャビネット。 9 業務の適正な実施 ①個人情報の保護 本事業を実施する上で個人情報を取り扱うため、その取扱いに十分留意し、漏えい、 滅失及び毀損の防止その他個人情報の保護を徹底すること。「成田市個人情報保護条 例」をはじめとする関係法令等を遵守し、個人情報の適切な保護と利用を行うこと。 また、事業に携わる者に、個人情報の保護に関する誓約書を提出させるなどして周 知徹底を図ること。 ②守秘義務 受託者及び「障害者相談支援事業委託」の支援員に配置された者は、本事業を行う にあたり、正当な理由なしに業務上知りえた秘密を他に漏らし、又は自己の利益のた めに利用することはできない。また、委託業務終了後も同様とする。 ③業務の一括再委託の禁止 受託者は、受託した業務を一括して第三者に委託し、又は請け負わせることはでき ない。ただし、業務を効率的に行う上で必要と思われる業務については、市と協議の 上、業務の一部を委託することができる。 10 実施計画書並びに実施状況報告書 (1)受託者は、6(2)の「人員配置」の状況について、組織図、実施体制及び事務 分掌表を作成し、業務開始日までに、市に提出すること。 (2)受託者は、相談支援事業について、月ごとの実施状況に係る報告書を作成し、 実施月の翌月10日(ただし、年度末の3月は月末)までに市に提出するとともに、 各年度終了後2か月以内に年間実績報告書を提出すること。 11 業務及び支援対象者の引継 受託終了時に業務を引き継ぐ必要が生じた場合は、データ及び成果品の全てを市の 立会いの下、新たな受託事業者に適切に引き継ぐこと。また、継続支援が必要な対象 者についても支援の内容やその経過等を同様に引き継ぐこと。 なお、この場合は、受託期間中に引継ぎ期間を設け、新たな受託事業者が引き継ぐ ための必要経費は、新事業者の負担とする。 12 支払条件 半年払いとする。 13 留意事項 (1)市は、受託者が事業の実施にあたり本仕様書に反した場合は、委託契約額の一部 又は全部を返還させる権利を有するものであること。 (2)本業務で得られたデータ及び成果品は、市に属するものとし、市の許可なく他に 使用あるいは公表してはならない。 (3)著作権、肖像権等、他の個人・団体等の権利を侵害しないように十分留意するこ と。 (4)本業務の遂行に当たって、支援対象者等からの申し込み問い合わせについては、 原則として受託者が対応することとする。また、本業務に関するクレーム等には、 迅速かつ誠実な対応を行うとともに、速やかに市に報告すること。なお、受託者の 対応能力を超えるクレームの場合は、迅速に市と対応を協議すること。 14 疑義 本仕様書に関して疑義が生じた事項及び本仕様書に定めのない事項については、 すべて市と協議の上、これを解決するものとする。
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