はじめに(PDF:177KB)

は じ め に ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 目黒区では、平成 24 年3月に「目黒区保健医療福祉計画」と「目黒区介護保険
事業計画」を改定し、だれもが住み慣れたまちでその人らしく自立し、健康で充実
した生活が送れるよう、この3年間、総合的に施策を推進してまいりました。
この間、目黒区でも、高齢化の進行によりひとり暮らし高齢者や高齢者のみ世帯
が増加しているとともに、高齢者が高齢者を介護する「老老介護」や認知症の方が
認知症の方を介護する「認認介護」など、様々な課題を抱えた世帯の存在も浮かび
上がっています。
また、区内の障害者手帳をお持ちの方や生活困窮者の増加傾向も見られ、広範囲
な福祉施策の充実が求められています。
このような課題に対応していくためには、従来から行ってきた介護 ・ 福祉サービ
スの充実に加え、地域の相互の信頼関係や協力関係によって地域の力を高め、地域
の多様な主体との連携・協力による取り組みも重要となっています。
「支える側」
「支えられる側」という画一的な関係性ではなく、世代間はもとより、高齢者相互
にも地域住民が共に支え合う地域づくりを進めていくことも求められます。
そこで、区では、日々変化する社会情勢やこれら課題に適切に対応するため「目
黒区保健医療福祉計画」を改定するとともに、
「第6期目黒区介護保険事業計画」
を策定いたしました。
この計画では、
「個人の尊厳と人間性の尊重」を基盤とした「自立生活の確立」
と「健康寿命の延長」を柱として、地域包括ケアを推進するとともに、高齢者・障
害者・生活困窮者などが地域で自立した生活を送るための支援、健康で安心して暮
らせるまちづくりの推進など、諸課題解決に積極的に取り組むことといたしました。
今回の計画改定・策定にあたっては、目黒区地域福祉審議会で議論をいただいた
ほか、区民のみなさまから多くのご意見やご提案をいただき、改めて心から感謝申
し上げます。
今後は、区民のみなさまにより深いご理解とご協力をいただきながら、この計画
を着実に推進することで「住みたいまち、住み続けたいまち めぐろ」の実現を目
指してまいります。
平成27 年3月
目黒区長
元気で
イルカな?
「見守りめぐねっと」は、地域の皆さんが高齢者の
「ちょっと気掛かり」なことに気づいたときに地域
包括支援センターにご連絡いただく、ゆるやかな見
守りの仕組み。オレンジイルカの「まもりん」は、
その PR キャラクターです。名前を公募し、「守る」
「ネットワークの輪=りん」の意味を含んでいること
から採用されました。口ぐせは「元気でイルカな?」