復興総合計画(概要版) [3746KB pdfファイル]

南相馬市復興総合計画
みんなでつくる かがやきとやすらぎのまち 南相馬
∼ 復 興から発 展 へ ∼
概 要 版
南相馬市復興総合計画
概 要 版
みんなでつくる かがやきとやすらぎのまち 南相馬
∼ 復 興から発 展 へ ∼
発 行
福島県南相馬市復興企画部企画課
〒975-8686 福島県南相馬市原町区本町二丁目27
TEL:0244-24-5358
URL:http://www.city.minamisoma.lg.jp/
平成27年3月
福島県
南相馬市
南相馬市復興総合計画とは
現状と将来
■ 目標人口
東日本大震災によって、大きな乖離が生じたこれまでの施
人口減少や少子高齢化は日本全体の大きな流れであり、南相馬市もさらに進むことが予測されます。南相馬市では、一定の
策目標等を再検証し、
まちづくりの指針となる基本構想を見直
人口規模を維持する他、バランスのよい人口構造へと改善するために、以下のとおり目標値を掲げて取り組んでいきます。
し、新たに復興総合計画として策定しました。
計画の趣旨
南相馬市復興総合計画
■ 将来の人口
● 目指すべきまちの将来像やまちづくりの進め方などを示す計画です。
● 市民と行政が一緒にまちづくりを進めていくための目標や指針を示す計画です。
● ずっと住み続けられる市を目指し、市政運営の総合的な経営の指針となる計画です。
年少人口比率
■ 年齢別人口比率の推移
(人)
80,000
71,494
政策人口
帰還人口
市内居住人口
合計
推計
70,000
60,000
54,501
58,122
56,996
生産年齢人口比率
老年人口比率
(%)
100.0
目標値
26.6
55,567
80.0
34.6
10 年後
38.8
40.8
38.0
平成 27
28
29
30
31
32
33
34
35
36 年度
長期的な展望 目標年次:平成36年度
計画の
構成と期間
重点復興期
前 期 (平成27年度∼31年度)
基本
計画
後 期 (平成32年度∼36年度)
○避難指示区域 ○避難指示区域外
平成27∼31年度 平成27・28年度
56.3
H23
H27
(人)
4,000
3,000
(人)
7,000
老年人口
(65歳以上)
0
90
代
代
代
代
代
代
代
代
代
80
2,000
1,000
0
0
1,000
2,000
3,000
(人)
4,000
平成23年
平成36年
目標値
35∼39歳
24,141
18,082
19,799
30∼34歳
25∼29歳
19,740
20∼24歳
15∼19歳
9,649
70
※端数処理の関係上、合計が100%にならない場合があります。
40∼44歳
10,000
60
10年後
45∼49歳
18,809
50
5年後
50∼54歳
20,000
40
現状
55∼59歳
26,645
30
震災前
10.0
60∼64歳
急速な高齢化
4,000
20
9.1
65∼69歳
29,451
10
13.7
70∼74歳
40,000
若い世代の
人口減少
0.0
75∼79歳
生産年齢人口
(15∼64歳)
30,000
1,000
H36
80∼84歳
42,196
2,000
H32
85歳∼
(人)
50,000
3,000
H28
※政策人口は、定住政策や企業誘致等を進めることにより他自治体からの避難者の
受け入れ(4,200 人)や転入の増加(3,000 人)を見込み推計。
年少人口
(0∼14歳)
■ 年齢別人口の推移
5,000
9.3
20.0
0
ことで、
市民の力を生かした持続可能なまちづくりを目指します。
暮らしにさまざまな影響が及びます。
27年1月29日
8.9
52.0
誘致等を進めることにより、次世代にしっかりと私たちのまちを引き継いでいくためのバランスのよい人口構造へと改善する
まま人口構造のバランスが崩れた状態が続けば、子どもの教育環境、地域コミュニティの運営、医療・介護の環境など、
日々の
6,000
49.9
質の高いまちづくりを目指すためには、
一定の人口規模を維持していくことも大切ですが、
本計画で掲げる定住政策や企業
震災の影響により市外へ流出した人口のうち、
実に9割超が50代以下。
つまり生産年齢人口と年少人口の減少が著しく、
この
23年3月11日
52.2
10,000
■ 人口構造の推移
■ 南相馬市の現状と将来の人口
■ 現状の人口
59.7
推計
前期計画期間においては復興事業に重点的・優先的に取り組み、
復興の加速化を目指します。
0
40.0
20,000
本市が目指すまちの将来像、まちづくりの目標、基本指針を示しています。
10.0%
60.0
40,000
30,000
基本
構想
52.0%
38.0%
50,000
震災前
4,770
4,553
4,485
現状
5年後
10年後
男性
10∼14歳
5∼9歳
女性
0∼4歳
推計
1
2
南相馬市復興総合計画
南相馬市復興総合計画
前期基本計画における
施策展開
計画の体系
− 都市将来像 −
「みんなでつくる かがやきと やすらぎのまち 南相馬」
∼ 復興から発展へ∼
■ 前期基本計画における重点施策(平成27年度∼31年度)
各種復興事業を着実に成し遂げることが基礎となる
将来像の趣旨
ことから、復興事業の優先的な取り組みを進め、
最重点施策
放射線被ばくへの不安を払拭し、医療・介護資源の確保を図ることなどにより、
自然や人とのふれあい
復興事業の
優先的実施
の中で
「やすらぎ」
が感じられ、
地域コミュニティの再生・再構築を図りながら市民自治を醸成し、
市民と
の協働により
「みんなでつくる」
南相馬を目指すものです。
復興の加速化を目指します。
主な取組
若者が増え、地域産業を再生するとともに子どもたちの笑顔によってまちの「かがやき」
を取り戻し、
生活圏除染の推進、多重防潮機能の整備、避難路の整備、
コンパクトシティの推進、避難指示区域の住環境・生活関連サービスの整備、
沿岸部や未利用地における再生可能エネルギー基地の整備、
災害公営住宅の整備、学校施設の耐震改修及び大規模改修 など
また、
復興施策を着実に進めることで、
平成27年度から平成36年度までの10年間で本市の更なる発
展への基礎をつくり、
全ての市民が幸せを実感できるまちを目指します。
市民が将来にわたって
重点施策
◎
◎
◎
◎
逆境を飛躍に変え、元気で活気に満ちたまち
市民生活を取り戻し、地域、世代をつなぎ思いやりあふれるまち
人を育み、郷土を愛し、若い世代が夢と希望を持てるまち
原発事故を克服し、誰もが安全・安心に暮らせるまち
指針1
指針2
指針3
指針4
地域の特性を見つめなおし、
産業と交流がさかんなまちづくり
災害に対応できる
安全・安心なまちづくり
未来を担う人を
育む環境の充実
まちづくりを進めます。
妊婦健康診査料助成の充実、乳幼児こども医療費助成事業の推進、
子どもの遊び場整備事業の推進、保育料・授業料の無料化、
民間・大学等と連携した学力強化や学習活動の推進、
国際化に対応した英語教育の推進、ふるさと教育の推進 など
環境にやさしく、
快適に暮らせるまちづくり
市民の力を生かした
持続可能なまちづくり
都市将来像を実現するために4つのまちづくりの目標を定め、
若い世代が住んでみたい、住み続けたいと思える
重点施策
若い世代の
定住の促進
まちづくりを進めます。
主な取組
生きぬく力を育むまちづくり
重点施策
暮らすことができるまちづくり
指針6
指針5
自ら学び、自ら考え、
健康で安心して
医師や看護師の確保、脳卒中センターの整備、介護保険施設のサービス向上、
被ばく線量測定の実施、高齢者の健康増進と生きがいづくりの推進、
文化活動の推進、地域主体のまちづくりの推進 など
本市の将来を担う子どもたちが夢や希望を持てる
主な取組
6つの基本指針
主な取組
4つのまちづくりの目標
地域の絆づくりと
安心生活の再生
安心して生活ができるまちづくりを進めます。
企業誘致のための工業基盤の整備、街なか賑わいの創出、
起業支援体制の充実、農業の担い手及び青年就業者の育成、
復興大学など交流の促進、若い世代の定住に向けた住環境整備の推進、
未来を担う地域リーダーの育成 など
まちづくりの目標を達成するための施策の大綱として6つの基本指針を定めます。
3
4
南相馬市復興総合計画
小高区の復興関連事業
12
11
県道広野小高線
被災した県道の災害復旧を進めています。また、一部区間については
路線変更を検討しています。
太陽光発電施設整備事業(民間)
太陽光発電の売電収益の一部を活用し、観光施設
の整備や将来的な営農再開など、地域の復興に向け
現在進めている小高区の主な復興関連事業です。これらの事業を着実に進め、復興の流れ
た取り組みを進めています。
を大きく、より確かなものにしていきます。
10
1
防潮堤
小高区市街地整備事業
津波・高潮等による被害を減少させるため、防潮堤の
整備を進めています。
完成は平成28年度末の予定です。
⑩
※イメージ図
小高駅前通りを中心に、歩いて暮らせるコンパクト
なまちをつくります。その中心には拠点となる複合施
⑪
設を整備します。
2
9
⑥
⑧
①②⑥
④ ③
⑤ ⑥
⑨
⑧
小高商工会
⑦
福島県で実施している海岸防災林造成事業と併せ
⑧ ⑪
⑧
⑧
⑧
て、防災効果を高めるため、防災林の中に災害がれき
を再利用した高盛土を整備しています。
⑫
小高商工会の事務所を市街地の中心に移転整備
5
小高区仮設店舗設置
8
農地の復旧・再整備
被災した農地の原形復旧及び大区画化などのほ場
整備を行い、農地の再整備を進めます。
しています。
3
海岸防災林(高盛土)
4
5
市道
県立小高商 ・ 工業高校の改革
6
災害公営住宅整備事業
※写真は鹿島区に設置されているものです。
※写真は仲町学校線です。
小高区内に仮設店舗の設置を進めています。平成
被災した市道の復旧を進めています。現在、被災を受けた市
機械科の増設、産業革新科の 新設を行い、地元企業が求める
東町・上町・万ヶ迫地区に災害公営住宅の建設を進めていま
27年7月完成予定です。
道の85%の工事が完了しています。全ての完成は平成27年度
人材の育成を行います。
す。完成は平成27年度末の予定です。
の予定です。
※東町に整備する災害公営住宅のイメージです。
7
仮設焼却炉
災害がれきの処理を進めるため、下蛯沢地区に仮
設焼却炉を整備しています。平成27年5月から焼却
を開始します。
6
南相馬市復興総合計画
12
鹿島区の復興関連事業
11
みちのく鹿島球場サブグラウンド整備
再生可能エネルギー基地整備
被災したみちのく鹿島球場を復旧し、加えて多目的に使えるサブグラウンドを
整備します。完成は平成29年度の予定です。
現在進めている鹿島区の主な復興関連事業です。これらの事業を着実に進め、復興の流れ
を大きく、より確かなものにしていきます。
1
南相馬鹿島サービスエリア
至 仙台
市が目指す「原子力エネルギーに依存しないまち
づくり」を進めるため、再生可能エネルギー基地を整
備します。
完成は平成30年度の予定です。
10
至 いわき
園芸施設整備
福島県内の常磐自動車道では唯一となるサービス
①
エリアが整備されました。
セデッテかしまは平成27年
4月にオープンします。
2
⑩
②
③
③ ③ ⑤
④
鹿島体育館整備事業
大型のハウスを整備し、大規模な園芸施設を整備
⑫
⑪
震災により使用できなくなった鹿島体育館を再整
備します。供用開始は平成28年度の予定です。
3
します。
営農開始は平成28年度の予定です。
9
⑪ ⑨
⑧
⑦
災害公営住宅
真野川漁港
⑥
※写真は西町地区です。
津波で被災した真野川漁港を再整備しています。
西川原・西町地区に災害公営住宅の建設を進めて
完成は平成27年度です。
います。西川原・西町は完成済、西川原第二は平成28
年1月入居開始予定です。
4
消防鹿島分署
5
子どもの遊び場
6
南相馬パークゴルフ場
7
8
海岸防災林(高盛土)
防潮堤
海岸防災林イメージ図
海側
陸側
防災林(保安林区域):約200m
海岸保全区域
計画堤防高さ
標高 7.2m
防潮堤
2.4m
※写真は消防小高分署です。
※写真はわんぱくキッズ広場です。
現地盤(地下水位)
7
消波堤
高盛土
離隔距離:約100m
消防鹿島分署を移転新築します。完成は平成28年
千倉体育館の南に遊び場を新築します。
津波により流出した牛島パークゴルフ場
度の予定です。
完成は平成27年度の予定です。
の代替として整備します。一部供用開始は
福島県で実施している海岸防災林造成事業と併せて、防災効果を高めるため、防
平成28年10月の予定です。
災林の中に災害がれきを再利用した高盛土を整備しています。
津波・高潮等による被害を減少させるため、
防潮堤の整備を
進めています。
完成は平成27年度末の予定です。
8
南相馬市復興総合計画
16
原町区の復興関連事業
現在進めている原町区の主な復興関連事業です。これらの事業を着実に進め、復興の流れ
15
宅地造成事業
市民が安心して居住できる住宅用地
将来の新たな産業技術の開発及び事業化
を整備します。分譲開始は平成28年度
中の予定です。
による地域経済への波及効果を図るため、
一般社団法人藻類産業創成コンソーシアム
消防・防災センター
成27年度の予定です。
八木沢トンネル
災害時の拠点となる南相馬市消防・防災センター
①
を整備しました。防災センターでは防災に関する展示
など、
消防防災意識の高揚を図ります。
②
震災により交通量の増えた県道12号(原町川俣線)
13
の八木沢峠にトンネルを整備します。開通は平成30
年以降を予定しています。
2
14
により、研究施設が整備されます。完成は平
を大きく、より確かなものにしていきます。
1
藻類バイオマス研究施設
復興工業団地
北泉海浜総合公園
⑬
⑮
③
④
⑯ ③
③
震災により失われた雇用を確保するため、下太田・萱浜・
深野地区に工業団地を整備します。下太田は平成25年度
に完成しており、萱浜の完成は平成29年度の予定です。
3
④④
④
⑭
⑤⑥ ④⑨
⑦⑧
長期避難者生活拠点
③
⑫
津波で被災した北泉海浜総合公園の再整備を進め
ています。
完成は平成29年度の予定です。
②
⑪
⑩
②
12
再生可能エネルギー基地整備
原発被災者向けに県が復興公営住宅を整備しま
す。完成は平成28年度の予定です。
4
市が目指す「原子力エネルギーに依存しないまち
づくり」を進めるため、再生可能エネルギー基地を整
備します。
完成は平成30年度の予定です。
災害公営住宅
6
脳卒中センター
7
(仮称)浜地域農業再生研究センター
8
オフサイトセンター
9
環境創造センター
大町・栄町・萱浜地区に災害公営住宅を整備しま
す。入居開始は大町東・西は平成27年4月、大町南・栄
町・萱浜は平成28年4月の予定です。
9
子どもの遊び場
原子力災害により外で遊ぶ機会が減った子どもの
運動機会の確保のため、全天候型の遊び場を整備し
ました。
防潮堤
津波・高潮等による被害を減少させるため、防潮堤
の整備を進めています。完成は平成27年度末の予定
です。
※大町西地区のイメージです。
5
11
10
相双地区の医療充実を図るため、脳卒中
センターを整備します。開院は平成28年度
予定です。
原子力災害により被害を受けた地域の農業
の再生を図るための研究施設として、福島県
が整備します。
開所は平成27年度の予定です。
原子力災害が発生した場合の「緊急事態
応急対策拠点施設」として福島県が整備し
ます。開所は平成28年度の予定です。
原子力発電所周辺のモニタリングや安全
監 視を担う施 設として福 島 県 が 整 備しま
す。開所は平成27年度の予定です。
海岸防災林(高盛土)
福島県で実施している海岸防災林造成事業と併せ
て、防災効果を高めるため、防災林の中に災害がれき
を再利用した高盛土を整備しています。
10
南相馬市復興総合計画
みんなでつくる かがやきとやすらぎのまち 南相馬
∼ 復 興から発 展 へ ∼
概 要 版
南相馬市復興総合計画
概 要 版
みんなでつくる かがやきとやすらぎのまち 南相馬
∼ 復 興から発 展 へ ∼
発 行
福島県南相馬市復興企画部企画課
〒975-8686 福島県南相馬市原町区本町二丁目27
TEL:0244-24-5358
URL:http://www.city.minamisoma.lg.jp/
平成27年3月
福島県
南相馬市