平成24年3月 能美市PTA連合会 家庭教育委員会 発刊 寒い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。 年明けからの大雪も峠をこえ、暦の上では立春。子供たちも一年のまとめの時期になりました。 さて、家庭教育委員会では1月20日に講演会が行われました。 講師には芳珠記念病院副院長の多賀千之様をお迎えして、 「ありがとういっぱい運動」の演題で楽しくお話していただきました。 私たちも、はっと気づかされることばかりで、皆さんもぜひ実践して みてはいかがでしょうか。ここに、講演会の内容を一部ご紹介いたします。 * * * 講 演 会 か ら * * * 〇 ありがとうの7原則 ① ありがとうには人を動かす力がある。 人は「ありがとう」と言われるとうれしい気持ちになりませんか? ちょっとしたことでも「ありがとう」を言葉に出して相手に伝えると、また何かをしようとい う気持ちになるものです。 ② ありがとうとすみませんは違う。 ついつい「ありがとう」のつもりで「すみません」と言っていませんか? 相手が目上の人だったり、緊張する相手だったりするとそうなりませんか? 「すみません」と言われた方は、なんだかトーンが下がり次からの行動を躊躇して、その後の 会話やコミニュケーションがうまくいかないかもしれませんね。 ③ ありがとうは後出しでも効果あり。 「ありがとう」を言いそびれることありませんか? 何かをしてもらった時、すぐに「ありがとう」と言うのが理想ですが、少し時間がたってから でも「あっ、この間はありがとう」と言うのも、相手はなかなかうれしいものですよ。 ④ ありがとうのハードル 「ありがとう」を言う相手のハードルって、自分にとって最も大切な人が高かったりしません か? だんな様や我が子、両親だったりと・・・ それって素直に言えないとか、言わなくても分かっているとか、照れがあって言えないとか理 由は様々。でも、それは自分の一方的な思いであって相手には何ひとつ伝わっていないかも・・ 自分にとって最も大切は人に「ありがとう」と言ってみてはいかがですか。 最初は、小さい声でもいいですよ!(笑) ⑤ ありがとうは伝染する。 ⑥ ありがとうは言われるもの言うのもうれしい。 あるエピソードです。 保育園に通う子供に、自宅でおもちゃを片付けてくれたりした時に「〇〇ちゃん ありがとう!」と毎回言ったそうです。 するとその子供は保育園でも「ありがとう」とお友達に言うようになり、それが クラス中のお友達に広がったそうです。 「ありがとう」は、言われるほうも言うほうもなんだかうれしい!! 言われたほうは、また誰かに「ありがとう」と言いたくなる。温かい気持ちが 次々と広がって(伝染して)いくのですね。 ⑦ ありがとうのハードルは一度下げると上がらない。 自分にとって最も大切な人に「ありがとう」と言えなくて、いくら他人に「ありがとう」 と言えても、人間関係・信頼関係はできるのでしょうか? 一度「ありがとう」と言えるようになると次からは自然と素直に言えるようになりますよ。 なかなか改まって「ありがとう」と言うのは難しいもの・・・ 思いを込めるより、さらりと軽~く言ってみては? (言うまでは手に汗にぎるかもしれま せんが・・) そうするとだんだん「ありがとう」の魔法にかかるかもしれませんよ。 多賀先生からのアドバイス ・ありがとうの前に相手の名前を付けると良い。 ・何にありがとうなのかもを付けると良い。 ちなみに私はこの講演会から帰ったとき、家で留守番してくれていた家族に小さく 「ありがとう」 と言ってみました。(笑) まだまだ風邪やインフルエンザが流行っています。集団で生活しているのでどうしても 自己管理が必要になりますね。 ※ 手洗い ※ うがい ※ マスクの着用 ※ バランスのとれた食事 ※ 十分な睡眠 ※ 予防接種も必要かも 十分みなさん気を付けてくださいね。 3、4月と行事も増えますが、体に気を付けてケガのないようお過ごしください。 湯野小学校発刊
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