株式会社リコー

Oracle
Customer
Snapshot
株式会社リコー
世界数百万台規模で稼働する複合機のデータを蓄積・分析し、
顧客満足度を向上するプライベート・クラウド基盤を構築
「SPARC T5-2とOracle ZFS Storage ZS3-2を導入することで、世界数百万台にのぼる複合機から得られるビッグデータをより多くの部門で有効活用し、
お客様の潜在ニーズによりよくより早く対応できるビジネスインフラを低コストで構築できました。 優れたデータ圧縮機能など、将来のデータ量増大へ
の対応を見据えた拡張性も決め手の1つでした」
―株式会社リコー 経営革新本部 情報インフラ統括部 インフラオペレーショングループ シニアスペシャリスト 宮腰寿之氏
リコーは、1936年の創業以来、世の中にイ
ノベーションをもたらす画期的な製品やサー
ビスを次々と提供することで成長を続けてき
た。今や、世界約200の国と地域において、現
地に密着した販売・サービスを展開するグ
ローバル企業グループに発展を遂げている。
2014年3月31日現在、国内外のグループ企業
数は223社に上り、連結売上高における海外
比率も年を追うごとに上昇。2014年3月期に
は、連結売上高2兆1,956億円の58.3%を海外
が占め、
国内の売上高
(41.7%)
をしのぐ規模に
至っている。
主力事業分野は、全体の8割強を占める「画
像&ソリューション分野」で、そのなかでも
複合機や複写機、プリンタ、スキャナ、FAXな
ど、オフィス向けの画像機器を中心とする
「オフィスイメージング」事業が67%と強く、
「ネットワークシステムソリューション」事業
(14%)
「
、プロダクションプリンティング」事
業(8.4%)がそれに続く。2014年にスタート
させた第18次中期経営計画では、こうしたオ
フィス事業領域を中心に、インダストリー、コ
ンシューマー、商用印刷事業領域といった成
長分野での挑戦を加速させている。
■ 導入機器構成図
課題
• 世界100を超える国や地域の顧客が使用し
ている複合機の稼働状況や設定情報を顧客
管理者にレポートするサービス
「@Remote」
から得られるビッグデータを利活用し、顧客
の潜在ニーズへのさらなる対応を図る
• 数千項目を超えるデータを分析して障害の
未然検知や品質予測に活かす
「@Remote」
の環境を、部門独自に構築されていた従来
のシステムから、グループ全体で使える新
たな共通のシステムに変更することで、
「@
Remote」に接 続した全 機 種を対 象とした
データ蓄積や分析データの全社共有などよ
り有効にデータを活用できる体制を整える
•「@Remote」のデータを分析することにより
複合機の故障の予兆を検知、
「故障に手を打
つ対応」
から
「予兆で手を打つ対応」
へとサー
ビスモデルを転換し、保守点検の訪問件数を
最適化するなど業務効率の改善ならびにダ
ウンタイムを低減するなど顧客満足度の向
上につなげる
• 全世界の数百万台にのぼる複合機から送ら
れてくるデータを分析し、複合機のメンテナ
ンスに速やかに反映させるために、膨大な
データの収集・加工・分析を高速に実行で
きる環境を整える
• 10年 以 上 に わ た っ て 蓄 積 し て き た「@
Remote」の情報だけでなく、今後収集してい
くさまざまな情報も加えた大容量データの
収集と分析にも対応できる拡張性を備えた
インフラを、
最適なコストで構築・運用する
導入効果
•「@Remote」から得られるデータを蓄積す
るODS(Operational Data Store)と し て
Oracle ZFS Storage ZS3-2を、データ分析の
た め のCWH(Central Warehouse)の サ ー
バーおよびストレージとしてSPARC T5-2と
Oracle ZFS Storage ZS3-2を 採 用 す る こ と
で、社内ネットワークからの高速アクセス
が可能で、ビッグデータを全社で効率的に
蓄積・分析できる環境の構築に成功した
• 増大し続けるデータを効率よく処理する
ためのオラクルのデータ分割技術「Oracle
Partitioning」や、 デ ー タ 圧 縮 技 術「Oracle
Advanced Compression「
」Hybrid Columnar
Compression」の採用により、データ圧縮に
ついては投入したデータを実容量の30%以
下、一部のテーブルについては10%以下に
まで圧縮することができ、将来のデータ容
株式会社リコー
経営革新本部 情報インフラ統轄部
インフラオペレーショングループ
シニアスペシャリスト
宮腰 寿之氏
株式会社リコー
開発プロセス革新本部
副本部長
佐藤 敏明氏
量の増加にも容易に対応できる拡張性に優
れたシステムが実現した
• 従来の部門単位の分析環境ではなく、グ
ループ全体で共通利用できる新システムを
導入したことにより、全機種を対象とした
データ蓄積や分析データの全社共有などが
容易になり、
「@Remote」で収集したデータ
の活用件数が以前に比べ2 ~ 3倍に増大し、
顧客の潜在ニーズの発見とサービスモデル
の転換、業務効率の改善ならびにダウンタ
イムの低減など、ビッグデータを顧客満足
度の向上につなげるためのビジネスインフ
ラが構築できた
• CWHのサーバーに、検討段階より安価な構
成でも要件を満たす性能で稼働するSPARC
T5-2を採用したことでスモールスタートが
可能となり、今後のデータ容量の増加や分
析ニーズの多様化に応じて拡張しながら運
用できるシステムが低コストで実現した
オラクル選定理由
データのマート化がおこなえることを確
認済みであったOracle Database Enterprise
Editionの利用を前提とし、より速くデータ
ベースを動かし、膨大なデータ容量にも対応
可能なシステムを要件に選定を進めていっ
た。当初は、パブリック・クラウドの利用や
他社サーバーの構築も検討したが、
「Hybrid
Columnar Compression」 を サ ポ ー ト す る
Oracle ZFS Storage ZS3-2や、総合的な圧縮機
能でストレージ・コストの削減を実現する
Oracle Advanced Compressionを利用したシ
ステムであれば、社内ネットワークからのア
クセス速度や導入コストの点で優位と判断
し、SPARC T5-2とOracle ZFS Storage ZS3-2
の採用に至った。また、SPARC T5-2とOracle
ZFS Storage ZS3-2を40Gbpsの帯域を備えた
InfiniBandネットワークで接続することで、
データ転送速度の向上、ストレージI/Oボト
ルネックを解消できる点も評価された
「今後どこまでデータが増えるか予想が難し
いなか、パブリック・クラウドについての知
見も豊かなオラクルに、将来の変化への柔軟
な対応も期待しました」―株式会社リコー
経営革新本部 情報インフラ統轄部 インフラ
オペレーショングループ シニアスペシャリ
スト 宮腰寿之氏
「データを円滑に収集・加工・分析するには、
他のシステムとの連携も重要なポイントで
す。インテグレーションの引き出しも豊富
なオラクルであれば、有効な提案をしてくれ
ると考えました」―株式会社リコー 開発プ
ロセス革新本部 副本部長 佐藤敏明氏
導入プロセス
「@Remote」で 蓄 積した デ ー
2013年4月、
タの本格的な分析・活用環境の構築に着手。
2014年10月より、全社で共通利用が可能な新
システムの稼働を開始した。並行して、情報
分析のノウハウをもつ「データサイエンティ
スト」
の育成も進めている。
Oracle Customer
株式会社リコー
・URL:www.ricoh.co.jp/
・業種:High Technology
・年間売上:2兆1,956億円
(2014年3月期・連結)
・従業員数:108,195(2014年3月末現在)
Oracle Partner
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
・URL:www.ctc-g.co.jp/
オラクル製品とサービス
•SPARC T5-2
•Oracle ZFS Storage ZS3-2
•Oracle Database Enterprise Edition
•Oracle Partitioning
•Oracle Advanced Compression
(本事例は2015年2月のものです。)
Copyright © 2015, Oracle. All rights reserved. *Oracle と Java は、Oracle Corporation およびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。
文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。 Published April 2015