バレーボール部通信 松戸市立根木内中学校 紫電一閃 ~負けの捉え方~ ~しでんいっせん~ 平成 26 年度第 14 号 TV「笑ってコラえて」でのグランドゴルフ対決で負けた後、「絶対勝つ!って、 言ってましたけど?」という質問に対してのコメント 本当の勝ちとか、本当の勝負というのは その 1 ホール、1 ホールで、スコアが低いとか高いとかじゃないですよ。 こういう新しい楽しみを手に入れて 「ヨシ、俺はこれから彼らに勝つために、前へ進んでいくぞ」って言って、 一歩一歩前へ進んでいく毎日があれば常に勝ちなんですよ。 その場は勝負に負けても「負けじゃねぇ」って! 俺、それを信じてますから!! そういう気持ちで「勝負」してますから!!! だから今日は俺、負けてないっス!!!! 武井 壮(第 81 回日本陸上競技選手権大会男子十種競技優勝 ・ゴルフ留学 4 年 第 20 回世界マスターズ陸上競技選手権大会 200m:40 秒 64 銅 100m:11 秒 15 4 位) 先日テレビを観ていて、武井壮さんのポジティブさに衝撃を受けた。根っからの「負けず嫌い」ならで はのコメントであり、次は勝ってやると本気で思っている彼の情熱に勇気をもらった。 一番の素敵な言葉は、 新しい楽しみ である。 新しい楽しみ = 負け を指している。私たちは、試合 で負けた時、 「なにかで埋め合わせをしないと、負けが負けの連鎖を生む」と知っている。武井さんは、 それを 新しい楽しみを手に入れた と捉えて、次の勝負で勝ちに結びつけようとしている。もちろん、 敗戦は避けたいモノだが、捉え方を変えれば 負け は自分が伸びる楽しい時間の始まりなのかもしれない。 ~「アウェイ」を怖がるのか?~ 先日の大会で、我孫子戦の 2 セット目に「アウェイ」の洗礼を受けた。ワンタッチ、アンテナ外、ライ ンジャッジ、などのミスがあり、正直精神状態として良い方向には向いてなかったと思う。結果、リズム をつかめずにセットを落とす結果に繋がったのではないかと分析している。 競技や仕事も同じだが、「自分や自分達が得意な領域を見定めて、それを有効活用しながら突き詰める ことが最も効率的であり、成長するのだ」というのは「ホーム(練習)」での考え方だ。 「ホーム」の考えは大事だが、長期を考えた時は「このやり方と、考えでいいのか?」と評価をする機 会、すなわち「アウェイ(不慣れで、不利な「場違い」の試合環境)」が必要である。「アウェイ」 は「ホームでの甘え」 「戦いの厳しさ」を、私たちに気づかせてくれるのかもしれない。 「井の中の蛙」ではないが、小さな井戸の中をうまく泳げる事の優越感には浸っていては、新しい能力 や知見を身につけることはできないだろう。「アウェイ」の環境に飛び出してみて初めて気がつく、本当 の自分の「強み」を見つけたい。3 セット目のスタートの「アウェイ」から切り返したように!! 「アウェイ」な環境に身を置くことは、自分を磨かせてくれ、視野を広げてくれるチャン ス!!ホームで引きこもっては、自分は磨かれない!!遠征という、アウェイで試練を求めろ!! 人生は常に頂上に近づくほど、困難が増してくる。 寒さは厳しく、責任は重くなる。 哲学者 ニーチェ
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