様式4 - 静岡市

様式4
不利益処分の処分基準 個票
所管課かい名
No.
文化財課
不利益処分の内容
根拠法令等及び条項
文化財保護法第92条第2項の規定による発掘調査の禁止、停止又
は中止の命令
文化財保護法第92条第2項、文化財保護法施行令第5条第1項第
5号、静岡県事務処理の特例に関する条例別表第2の2の2の項
文化財保護法第92条
法
令
の
定
め
(調査のための発掘に関する届出、指示及び命令)
1 省略
2 埋蔵文化財の保護上特に必要があると認めるときは、文化庁長官は、前項の届
出に係る発掘に関し必要な事項及び報告書の提出を指示し、又はその発掘の禁止、
停止若しくは中止を命ずることができる。
1
文化財保護法第92条の規定による届出の内容が次のいずれ
かに該当し、発掘調査(※1)が適正に行われないおそれがあ
る場合は、発掘の禁止を命ずることができる。
(1)発掘担当者(※2)が、次に掲げる要件のいずれかを満た
していないと判断される場合
ア
大学(4年制)若しくは大学院で考古学を専攻し、考古
学に関する専門知識を有する者、又は学校教育法施行規則
(昭和22年文部省令第11号)第155条第1項の規定に該当
する者で、同程度の考古学・歴史学等の専門知識を有する
者で、発掘調査の実務経験が3年以上ある者
処
分
基
準
イ
基
準
(未設定の場合は
その理由)
発掘調査報告書(※3)の編集・執筆を適正に行った実
績が2遺跡以上ある者
(2)調査主体者(※4)が、次に掲げる要件のいずれかを満た
していないと判断される場合
ア 上記(1)に規定する発掘担当者としての要件を満たし
ている者を2人以上有していること
イ
発掘調査に係る一連の作業を適正に進行し、完了させ得
る十分な組織体制を有していること
ウ
発掘調査期間中、記録類、出土品、調査資料(作業日誌
等)を適正に管理・保管する施設と人員を有し、整理作業
場を静岡市内に設置していること
エ 過去に実施した発掘調査において、発掘作業から報告書
刊行作業までを適正に行っていること
(3)調査主体者が作成した発掘調査実施計画書の内容が、教育
委員会が提示した調査仕様書とかい離し、著しく適切さを欠
くと判断される場合
2
発掘調査が次のいずれかに該当し、調査の継続により埋蔵文
化財の保護が図られないことが明らかになった場合は、発掘の
停止を命ずることができる。
(1)発掘調査の内容が、発掘調査実施計画書と著しく異なり、
発掘調査が適正に遂行されないことが明らかになった場合。
(2)発掘担当者が、遺跡が持つ情報を正確に把握し記録できな
いなど、発掘担当者としての知識と技能が欠けていることが
明らかになった場合
(3)調査主体者が、上記2(2)に掲げる要件を満たしていな
いことが明らかになった場合
(4)発掘調査において、教育委員会が提示した調査仕様書以外
にも調査対象があるにもかかわらず、調査せず損壊した場
合
3
上記2に定める状況に該当し、停止を命じた場合において、
相当の期間経過後もその状況が改善されていないと認められ
るときは、発掘の中止を命ずることができる。
〔注〕
※1 「発掘(調査)
」とは、現地における発掘作業、出土品
等の整理作業及び発掘調査報告書の作成及び刊行作業ま
でをいう。
※2 「発掘担当者」とは、調査主体者と雇用関係にある者で、
発掘を責任をもって行う者をいう。
※3 「発掘調査報告書」とは現状保存を図ることができなか
った埋蔵文化財に代わって後世に残す記録のうち最も中
心的なもので、発掘調査の成果を周知し活用できるように
するものである。内容は、行政的に講じた措置の記録と学
術的な成果の記録からなる。
※4 「調査主体者」とは、適切な発掘調査の計画を立てその
調査の施行監理を行い、調査を完了させるべき立場にある
者をいう。
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