2015年4月号(PDF/934KB)

みずほ日本経済情報
2015年4月号
◆ トピック
鉱工業生産は春先に足踏みもその後は緩やかに回復
鉱工業指数の年間補正で、一部業種の在庫積み上がりがよ
り鮮明に。今後の生産は一時的に足踏みした後、緩やかな
回復基調に復すると予想。
◆ 景気判断
回復している。先行きは、緩やかな回復が続くとみ
られる。
輸出・生産が回復基調にある中、設備投資にも回復の動き
がみられる。個人消費は力強さに欠けるが、緩やかな回復
基調を維持している。
1.総
括
日本経済の現状と先行
日本経済は回復している。足元の経済指標をみると、輸出・生産が回復基
き
調にある中、設備投資にも回復の動きがみられる。個人消費は力強さに欠け
るが、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調を維持している。た
だし、経済の活動水準は、潜在生産量(物価変動に対して中立的とみられる
生産量)を引き続き下回っている。
先行きの日本経済は、緩やかな回復が続くとみられる。経済活動の水準は、
潜在生産量を下回る状態が続く見込みである。
トピック
4 月 15 日に発表された鉱工業指数の 2 月分確報では、過去 1 年分の年間補
正(季節調整値の再計算など)が行われた。年間補正の影響をみると、生産
指数については、2014 年夏場の水準が上方修正されるなどの変化があったが、
足元にかけての動きは補正前から大きな変更はなかった(図表 1)
。在庫指数
については、補正前の数値では足元にかけて横ばい圏の推移となっていたが、
補正後は緩やかながらも上昇が続く形となった。
在庫指数の業種別内訳をみると、輸送機械が増税後に大幅に押し上げに寄
与した後、その後も在庫削減が進んでいない姿となっている(図表 2)
。補正
前は、輸送機械の在庫は 10~12 月期に緩やかに減少していたが、補正によっ
て足元の方向感に変化が生じたといえる。ただし、もともと当社は輸送機械
について在庫の高止まりが今後の生産回復を抑制する要因になると見込んで
いた。今回の補正により当社の見方が大きな修正を迫られるとはみていない。
なお、直近の 1~3 月期(2 月の値)については、はん用・生産用・業務用
機械の在庫が大きく押し上げに寄与している(年間補正によって寄与度はさ
らに高まっている)
。ただし、経済産業省によれば、はん用・生産用・業務用
機械は、排ガス規制の強化を先取りした新製品などの意図的な在庫増が影響
している模様であり、必ずしも先行きの在庫調整が懸念される動きではない。
以上を踏まえると、今後の生産活動は、一部業種の在庫調整の動きなどか
ら春先にかけて足踏みが予想されるが、その後は内外需の回復に支えられ、
緩やかな増産基調に復すると見込まれる。
図表 1
鉱工業生産指数・在庫指数
(2010年=100)
106
在庫指数
(年間補正前、右目盛)
図表 2 鉱工業在庫指数の寄与度分解
(前期比、%)
6
その他
電子部品・デバイス
5
鉄鋼業
4
(2010年=100)
114
在庫指数
(右目盛)
104
112
輸送機械
はん用・生産用・業務用機械
鉱工業
3
102
110
2
100
1
108
0
98
▲1
106
96
生産指数
▲2
予測指数
生産指数
(年間補正前)
94
92
104
▲3
▲4
102
13/1
13/4
13/7
13/10
14/1
14/4
14/7
(注)2015年3・4月は製造工業生産予測指数により延長。
(資料)経済産業省「鉱工業指数」よりみずほ総合研究所作成
14/10
15/1
Ⅰ
15/4
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
2013
(年/月)
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
2014
Ⅳ
Ⅰ
2015
(注)2015年1~3月期は2月時点の値。
(資料)経済産業省「鉱工業生産指数」
1
みずほ日本経済情報(2015 年 4 月号)
図表 3
景気判断
4月
3月
(現状判断)
(現状判断)
(先行き判断)
総括
対
外
部
門
企
業
部
門
家
計
部
門
政
府
経済活動の方向性
回復している
回復している
緩やかな回復が続く
経済活動の水準
潜在生産量を下回っている
潜在生産量を下回っている
潜在生産量を下回る状態が続く
海外経済
緩やかに回復している
緩やかに回復している
緩やかな回復が続く
対外交易環境
大幅に改善している
大幅な前年比プラスが続いている
前年比プラス幅が徐々に縮小する
輸出
増加している
増加傾向にある
緩やかな増加基調が続く
輸入
上向きつつある
上向きつつある
低水準ながらも増加していく
生産・サービス活動
回復している
回復している
緩やかな回復が続く
企業マインド
緩やかに回復している
緩やかに回復している
緩やかな回復が続く
設備投資
回復している
回復している
回復が続く
雇用者所得
回復基調にある
回復基調にある
回復基調が続く
消費者マインド
持ち直している
持ち直している
緩やかに改善する
個人消費
緩やかな回復基調にある
緩やかな回復基調にある
緩やかな回復が続く
住宅着工
持ち直しの動きがみられる
緩やかに持ち直している
緩やかな持ち直しが続く
公的需要
緩やかな減少基調にある
緩やかな減少基調にある
当面緩やかな減少基調が続くが、徐々に底入れから持ち直しに向かう
税収
増加している
増加している
増加傾向が続く
前年比で低下している
前年比で低下している
前年比マイナスが続く
伸びが縮小している
前年比ゼロ%近傍で推移している
一旦前年比マイナスに転じる
日銀は金融緩和を強化している
日銀は金融緩和を強化している
2014年10月に決定した内容に即し金融緩和を進める
(注4)
国内企業物価
物
価
(注4)
消費者物価
金融政策
(注1)矢印の向きは景気の方向性を示している。上向きが拡大局面、横向きが横這い局面、下向きが後退局面を意味する。
(注2)矢印の色は生産の水準感を示している。白は潜在生産量を上回る、紺は潜在生産量を下回る、白紺の縦縞は潜在生産量程度の生産量を意味する。
(注3)先行き判断は、3カ月程度先の経済の動きに関する判断を示している。
(注4)国内企業物価と消費者物価は、消費増税の影響を除くベースで判断している。
(資料)みずほ総合研究所
図表 4
景気動向指数
FY2013 FY2014
-
2014Q3 2014Q4 2015Q1
-
2014/11 2014/12 2015/01 2015/02 2015/03
▲ 0.4
1.6
▲ 0.3
▲ 0.2
n.a.
CI 先行指数
前期差、Pt
CI 一致指数
前期差、Pt
-
-
-
-
-
▲ 0.7
1.4
2.4
▲ 2.8
n.a.
CI 遅行指数
DI 先行指数
前期差、Pt
-
-
-
-
-
1.0
36.4
▲ 0.3
45.5
▲ 0.3
60.0
▲ 0.2
55.6
n.a.
n.a.
DI 一致指数
DI 遅行指数
%
-
-
-
-
-
63.6
66.7
68.2
58.3
80.0
60.0
77.8
0.0
n.a.
n.a.
1.9
3.3
n.a.
n.a.
▲ 0.1
▲ 1.4
0.8
0.8
1.8
2.3
▲ 0.1
▲ 0.6
▲ 0.1
0.2
1.9
4.1
n.a.
▲ 3.1
n.a.
n.a.
%
%
全産業活動指数 全産業
鉱工業
国民経済計算
景気の全体観を示す主要統計
前期比、%
前期比、%
第3次産業
前期比、%
1.3
n.a.
0.4
0.7
1.4
0.1
0.0
1.4
n.a.
n.a.
建設業
公務等
前期比、%
10.9
▲ 0.3
n.a.
n.a.
0.7
▲ 0.3
2.0
0.1
▲ 0.9
▲ 1.3
▲ 0.9
▲ 0.4
0.4
▲ 0.6
▲ 0.8
▲ 0.8
n.a.
n.a.
n.a.
n.a.
2.1
-
n.a.
-
▲ 0.7
▲ 2.6
0.4
1.5
n.a.
n.a.
-
-
-
-
-
n.a.
n.a.
▲ 0.8
0.1
0.1
0.1
n.a.
n.a.
-
-
-
-
-
前期比、%
実質GDP
前期比、%
前期比年率、%
民需
公需
寄与度、%Pt
寄与度、%Pt
1.8
0.8
外需
寄与度、%Pt
▲ 0.5
n.a.
0.1
0.2
n.a.
-
-
-
-
-
名目GDP
年率、兆円
483.1
1.8
n.a.
n.a.
484.9
▲ 0.9
489.5
1.0
n.a.
n.a.
-
-
-
-
-
▲ 0.3
0.4
n.a.
n.a.
2.0
2.3
2.4
2.1
n.a.
n.a.
-
-
-
-
-
前期比、%
GDPデフレーター
内需デフレーター
前年比、%
前年比、%
(注1)全産業活動指数は農林水産業生産指数を除く。産業別内訳のうち、鉱工業は鉱工業指数、第3次産業と公務等は第3次産業活動指数の値。
(注2)実数データより変化率を計算しているため、公表値と一致しないことがある。
(注3)2015年1~3月期前期比は、1月または1・2月の10~12月期平均に対する変化率。
(資料)内閣府「景気動向指数」、「四半期別GDP速報」、経済産業省「全産業活動指数、全産業供給指数」、「鉱工業指数」、「第3次産業活動指数」よりみずほ総合研究所作成
2
みずほ日本経済情報(2015 年 4 月号)
2.対外部門
海外経済
海外経済は緩やかに回復している。米国は、3 月の製造業ISM指数が 51.5
(2 月 52.9)と 5 カ月連続で低下した(図表 1)
。ドル高を背景に輸出受注が
3 カ月連続で 50 を下回るなど、新規受注の鈍化が押し下げにつながった。一
方、3 月の非農業部門雇用者数は前月差+12.6 万人(2 月同+26.4 万人)と
増加幅が低下したが、悪天候による押し下げを除けば概ね堅調を維持してい
る。ユーロ圏の 3 月の製造業PMIは、ユーロ安で輸出受注が高い伸びとな
ったことなどから、52.2(2 月 51.0)と上昇した。中国の 3 月の製造業PM
Iは生産持ち直しなどにより 50.1
(2 月 49.9)
と 3 か月ぶりに 50 を上回った。
今後の海外経済は緩やかな回復が続く見込みである。米国経済はドル高に
よる輸出悪化が当面の懸念材料となるが、3 月の雇用下振れは悪天候による一
時的なものであり、今後も雇用・所得の改善を背景に個人消費など最終需要
の回復が続く見通しである。ユーロ圏経済は、ユーロ安を背景とする輸出拡
大やサービス部門の堅調が支えとなり、緩やかな回復が続く見込みである。
中国経済は、財政・金融政策の下支えにより景気腰折れこそ回避されるが、
弱含みが続く見通しである。
対外交易環境
対外交易環境は大幅なプラスが続いている。3 月は輸入物価の前年比下落幅
がやや縮小したことから、対外交易条件は前年比+12.7%(2 月同+14.3%)
とやや鈍化したが、2 桁のプラス幅を維持した(図表 2)
。原油価格は低水準
が続いているものの、前年比でみた下落幅のピークは 2 月とみられ、今後は
原油安による輸入物価押し下げ圧力は徐々に縮小する見通しである。今後の
対外交易環境は前年比でみたプラス傾向が続くものの、プラス幅は徐々に縮
小するとみられる。
輸出
輸出は増加傾向にある。2 月の輸出数量指数(※)は前月比▲2.5%(1 月
同+3.0%)
と 3 か月ぶりに低下した
(図表 3)
。
中国向けの低下が続いたほか、
中国を除くアジア向けや、このところ高い伸びが続いていた米国向けがマイ
ナスに転じた。もっとも、1~2 月平均の輸出数量は 10~12 月期比+1.6%と
堅調な伸びを維持している。先行きについて、緩やかながらも海外経済の回
復が続く中で円安傾向が定着しつつあり、幅広い輸出押し上げが期待される。
今後の輸出は緩やかな増加基調が続く見通しである。
輸入
輸入は上向きつつある。2 月の輸入数量指数(※)は前月比+5.9%(1 月
同▲1.1%)と大幅に増加した。商品別にみると、国内生産活動の回復を受け
原料別製品等が増加した。今後は国内経済の回復に向かう動きが続くなかで、
輸入は低水準ながらも増加していくとみられる。
(※)みずほ総合研究所の季節調整値
経常収支
経常収支(季節調整値)は高めの黒字が続いている。2 月は輸出の減少によ
り貿易赤字が拡大したことから、経常収支の黒字は 7.2 兆円(季節調整済み年
率、1 月 12.7 兆円)と縮小した(図表 4)
。もっとも、輸出の減少は一時的で
あり、今後は貿易赤字の縮小が見込まれる。当面の経常収支の黒字は高めの水
準が続く見込みである。
3
みずほ日本経済情報(2015 年 4 月号)
図表 1
米欧中の業況感(製造業)の推移
60
図表 2
対外交易条件の推移
(前年比、%)
15
米ISM指数
10
55
5
0
50
▲ 5
45 中国PMI指数
▲ 10
ユーロ圏PMI指数
輸入物価
輸出物価
▲ 15
40
交易条件
▲ 20
11
12
13
14
(注)指数が50超のとき業況拡大を示す。直近値は2015年3月。
(資料)米サプライマネジメント協会、Markit、中国物流購買連合会
図表 3
12
15
地域別輸出数量指数の推移
図表 4
(2010年=100)
120
13
総合
米国
欧州
14
15
(注)1.交易条件=輸出物価/輸入物価。直近値は2015年3月。
2.輸入物価は、グラフ中のマイナスが上昇を表す。
(資料)日本銀行「輸出入物価指数」
(年/月)
25
アジア
(年/月)
経常収支の推移
(兆円)
第一次所得収支
経常収支
20
110
15
10
100
5
0
90
▲5
▲ 10
80
▲ 15
サービス収支
▲ 20
70
10
11
12
13
14
図表 5
海外経済
対外収支
15
(注)季節調整済年率換算値。直近値は2015年2月。
(資料)日本銀行「国際収支統計」
(年/月)
対外部門の主要統計
FY2013 FY2014
2.6
n.a.
2014Q3
2014Q4 2015Q1
0.2
1.0
0.1
2014/11 2014/12 2015/01 2015/02 2015/03
0.4
0.6
▲ 0.4
n.a.
n.a.
前期比、%
米国
ユーロ圏
前期比、%
前期比、%
3.0
0.5
n.a.
n.a.
1.0
▲ 0.5
1.1
0.4
▲ 0.1
0.4
1.2
0.3
▲ 0.2
0.2
▲ 0.3
0.2
n.a.
n.a.
n.a.
n.a.
アジア
製造業の業況
前期比、%
5.6
n.a.
0.8
1.4
▲ 0.2
0.6
1.6
▲ 1.4
n.a.
n.a.
米国(ISM)
DI
-
-
-
-
-
57.6
55.1
53.5
52.9
51.5
ユーロ圏(PMI)
中国(PMI)
DI
-
-
-
-
-
50.1
50.3
50.6
50.1
51.0
49.8
51.0
49.9
52.2
50.1
▲ 2.9
10.3
2.8
2.9
▲ 1.6
2.2
2.2
5.4
12.2
2.8
1.7
7.1
5.2
5.4
9.6
2.3
14.3
2.7
12.7
3.6
DI
前年比、%
輸入
14
CPB生産指数
対外交易環境 対外交易条件
輸出物価
輸出
13
(年/月)
(注) みずほ総合研究所による季節調整値。直近値は2015年2月。
(資料) 財務省「貿易統計」よりみずほ総合研究所作成
貿易収支
第二次所得収支
▲ 25
15
前年比、%
輸入物価
前年比、%
13.5
0.2
3.7
3.2
▲ 8.3
5.4
0.2
▲ 6.7
▲ 10.1
▲ 8.1
実質実効為替レート
輸出数量
前年比、%
▲ 18.8
0.6
n.a.
n.a.
▲ 3.4
0.7
▲ 8.0
3.2
n.a.
1.6
▲ 10.2
▲ 2.0
▲ 8.1
0.9
▲ 5.3
3.0
▲ 6.9
▲ 2.5
n.a.
n.a.
米国向け
欧州向け
前期比、%
▲ 0.0
▲ 1.5
n.a.
n.a.
▲ 2.6
▲ 1.9
3.9
2.1
2.3
3.6
0.6
▲ 8.2
1.9
8.2
4.0
1.1
▲ 6.2
0.0
n.a.
n.a.
中国向け
中国を除くアジア向け
前期比、%
前期比、%
3.2
▲ 1.8
n.a.
n.a.
1.7
2.5
1.4
5.7
▲ 5.1
4.3
0.3
1.9
▲ 2.0
▲ 5.6
▲ 2.0
8.9
▲ 4.0
▲ 2.2
n.a.
n.a.
実質輸出
前期比、%
0.6
n.a.
1.8
3.8
2.1
▲ 0.8
2.4
4.1
▲ 6.2
n.a.
輸入数量
実質輸入
前期比、%
1.9
3.7
n.a.
n.a.
▲ 0.4
0.7
▲ 0.1
1.2
3.3
3.6
▲ 4.6
0.2
4.8
1.2
▲ 1.1
1.0
5.9
3.3
n.a.
n.a.
経常収支
貿易・サービス収支
年率、兆円
年率、兆円
1.5
▲ 14.5
n.a.
n.a.
0.7
▲ 4.7
3.3
▲ 3.1
n.a.
n.a.
8.9
▲ 10.1
10.5
▲ 7.8
12.7
▲ 3.7
7.2
▲ 9.3
n.a.
n.a.
年率、兆円
17.4
n.a.
6.2
7.1
n.a.
20.5
19.5
17.7
19.6
n.a.
第一次所得収支
前期比、%
前期比、%
前期比、%
(注1) 実数データより変化率を計算しているため、公表値と一致しないことがある。
(注2)2015年3月の値が未発表の2015年1~3月期前期比は、1月または1~3月平均の対2014年10~12月期平均に対する変化率。
(注3) 輸出数量及び輸入数量はみずほ総合研究所による季節調整値。中国を除くアジア向け輸出数量は2010年輸出金額ウェイトにより算出。
(注4) 対外交易条件=輸出物価指数÷輸入物価指数。
(資料) 財務省「貿易統計」、日本銀行「実質輸出入」、「国際収支統計」、「企業物価指数」、「外国為替相場」、CPB Netherlands Bureau for Economic Policy Analysis
4
みずほ日本経済情報(2015 年 4 月号)
3.企業部門
生産・サービス活動
生産・サービス活動は回復している。
2 月の鉱工業生産指数は前月比▲3.1%
(1 月同+4.1%)と、1 月の反動もあり大幅に低下した(図表 1)
。はん用・
生産用・業務用機械(同▲5.5%)や電子部品・デバイス(同▲7.9%)など
が全体を押し下げた。非製造業について、1 月の第 3 次産業活動指数は前月比
+1.4%(12 月同±0.0%)と 2 カ月ぶりに上昇した(図表 2)
。卸売業(同
+5.6%)や運輸業(同+2.0%)などが全体を押し上げた。建設業活動指数
はこのところ足踏みが続いている。
今後の生産・サービス活動は、緩やかな回復が続く見込みである。製造業
では、輸送機械やはん用・生産用・業務用機械などを中心に、消費増税後の
景気回復の遅れから増加した在庫の解消には至っていない。製造工業予測指
数をみると、3 月(前月比▲2.0%)に減産した後、4 月(同+3.6%)は増産
計画となっている。在庫調整圧力が残存することから春先に一旦足踏みした
後、内外需の回復を受けて緩やかな増産基調へ復する見込みである。非製造
業については、内需の持ち直しとともに緩やかに回復するとみられる。
企業収益・財務
企業収益は回復している。日銀短観(3 月調査)の 2014 年度経常利益計画
(全規模・全産業)は前年比+1.9%(修正率+2.2%)と 12 月調査から上方
修正された(図表 3)
。製造業(修正率+5.0%)では、円安基調による輸出採
算向上などを受け、加工業種を中心に大きく上方修正された。非製造業(修
正率+0.3%)は上方修正された業種が多いものの、卸売業の大幅な下方修正
や電気・ガス業の減益計画への反転などが全体を押し下げ、小幅の上方修正
にとどまった。2015 年度は前年比+0.6%とやや慎重な計画となっている。
今後の企業収益は、円安による輸出企業の業績改善や内需の持ち直しに加
え、原油安によるエネルギーコスト減も追い風となり、緩やかな回復が続く
とみられる。
企業マインド
企業マインドは緩やかに回復している。3 月の景気ウォッチャー調査では、
現状判断DI(企業動向関連)が 52.7 と 4 カ月連続で上昇した。設備投資を
加速させる動きがみられるなど需要回復を指摘する声がみられた。今後の企
業マインドは、内需の回復に伴う売上の持ち直しなどを受けて緩やかな回復
が続くだろう。
設備投資
設備投資は回復している。1・2 月平均の投資財総供給(国内向け出荷+輸
入)は前期比+2.3%と増加基調が続いている。日銀短観(3 月調査)の 2014
年度設備投資計画(土地を含みソフトウェアを除くベース、全規模・全産業)
は前年比+4.4%(修正率+0.7%)と、非製造業を中心に上積みされた(図
表 4)
。2015 年度(前年比▲5.0%)は 2014 年度の当初計画をわずかに下回る
スタートとなっているものの、3 月調査時点では計画が定まっていない企業
が大半であるため、今後上方修正される可能性が高い。生産や収益が回復し
ていることから、設備投資も回復が続くだろう。
5
みずほ日本経済情報(2015 年 4 月号)
図表 1 鉱工業生産指数
図表 2 第 3 次産業活動指数と建設業活動指数
(前月比、%)
5
4
3
情報通信機械
(2005年=100)
(2005年=100)
90
第3次産業活動指数
輸送機械
その他
2
105
予測指数
化学
100
85
95
80
1
0
▲1
▲2
建設業活動指数(右目盛)
一般機械
▲3
電子部品・デバイス
90
▲4
14/5
14/7
14/9
14/11
15/1
15/3
(年/月)
13/7
13/9
13/11
14/1
14/3
14/5
14/7
14/9
14/11
15/1
(年/月)
(注)「一般機械」は「はん用・生産用・業務用機械工業」。
(資料)経済産業省「鉱工業指数」、「製造工業生産予測調査」
(資料)経済産業省「第3次産業活動指数」、「全産業活動指数」
図表 3 経常利益計画の推移(日銀短観)
(前年比、%)
35
図表 4 設備投資計画の推移(日銀短観)
(前年比、%)
30
2012年度
2014年度(旧ベース)
8
2013年度
6
25
4
20
15
10
2014年度(新ベース)
2014年度(新ベース)
2013年度
2
2012年度
2015年度
0
5
▲2
0
▲5
▲4
2015年度
2014年度(旧ベース)
▲ 10
3月
6月
9月
12月
見込
▲6
実績
3月
(注)1.全規模・全産業。
(注) 1.全規模・全産業。
2.2014年12月調査までは調査対象見直し前の旧ベース、2015年度3月調査は
2.2014 年 12 月調査までは調査対象見直し前の旧ベース、2015 年 3 月調査は新ベース。
新ベース。
(資料)日本銀行「全国企業短期経済観測調査」より、みずほ総合研究所作成
出荷・在庫バランス
製造工業設備稼働率指数
第3次産業活動指数
収益・財務
前期比、%
前期比、%
前期比、%
%Pt
前期比、%
前期比、%
売上高
製造業
非製造業
前年比、%
経常利益
前年比、%
前年比、%
前年比、%
前期比、%
マインド
製造業
前年比、%
非製造業
企業倒産件数
大企業業況判断DI
前年比、%
製造業
非製造業
設備投資
中小企業景況判断指数
景気ウォッチャー調査DI(企業関連)
機械受注(船舶・電力除く民需)
建築物着工床面積(非居住用)
資本財出荷(除く輸送機械)
ソフトウェア受注額
前年比、%
%Pt
%Pt
%Pt
%Pt
前期比、%
前期比、%
前期比、%
12月
見込
実績
企業部門の主要統計
FY2013
生産・サービス 鉱工業生産指数
活動
鉱工業出荷指数
鉱工業在庫指数
9月
(資料)日本銀行「全国企業短期経済観測調査」より、みずほ総合研究所作成
(資料)日本銀行「全国企業短期経済観測調査」より、みずほ総合研究所作成
図表 5
6月
(注) 1.全規模・全産業。土地を含みソフトウェアを除く。
(注)1.全規模・全産業。土地を含みソフトウェアを除く。
2.2014 年 12 月調査までは調査対象見直し前の旧ベース、2015 年 3 月調査は新ベース。
2.2014年12月調査までは調査対象見直し前の旧ベース、2015年度3月調査は新ベース。
(資料)日本銀行「全国企業短期経済観測調査」より、みずほ総合研究所作成
FY2014
2014Q3
2014Q4
2015Q1
2014/11
2014/12
2015/01
2015/02
2015/03
3.3
2.9
▲ 1.2
n.a.
n.a.
n.a.
▲ 1.4
▲ 0.5
1.1
0.8
0.9
0.9
2.3
2.8
n.a.
▲ 0.6
▲ 0.7
1.1
0.2
▲ 0.2
▲ 0.1
4.1
5.5
▲ 0.4
▲ 3.1
▲ 4.4
1.1
n.a.
n.a.
n.a.
4.1
4.8
1.3
n.a.
n.a.
n.a.
▲ 5.0
▲ 2.1
0.4
▲ 8.1
1.6
0.7
n.a.
2.0
1.4
▲ 11.4
▲ 0.4
0.1
▲ 6.3
1.0
0.0
▲ 7.7
3.1
1.4
▲ 9.8
▲ 3.2
n.a.
n.a.
n.a.
n.a.
2.5
1.7
2.8
n.a.
n.a.
n.a.
2.9
0.9
3.8
2.4
0.1
3.4
n.a.
n.a.
n.a.
-
-
-
-
-
23.6
23.6
36.0
n.a.
n.a.
n.a.
7.6
1.3
19.2
11.6
10.0
16.4
n.a.
n.a.
n.a.
-
-
-
-
-
17.5
▲ 5.7
-
n.a.
▲ 10.5
-
1.4
▲ 9.6
13
8.3
▲ 14.3
14
n.a.
▲ 5.9
16
▲ 18.2
-
▲ 10.9
-
▲ 12.5
-
▲ 18.0
-
13.8
-
-
-
13
13
12
16
12
19
-
-
-
-
-
11.5
n.a.
5.6
0.4
3.8
47.7
44.6
1.3
46.7
46.6
8.3
46.3
46.7
▲ 1.7
46.5
51.1
▲ 0.4
49.8
52.7
n.a.
7.9
5.5
1.9
n.a.
n.a.
n.a.
▲ 4.0
1.0
1.7
4.3
2.7
3.6
0.6
3.5
n.a.
▲ 20.2
▲ 0.9
0.9
▲ 8.7
▲ 0.4
4.3
1.5
10.7
4.4
29.0
▲ 12.0
2.7
n.a.
n.a.
n.a.
前年比、%
(注1) 実数データより変化率を計算しているため、公表値と一致しないことがある。
(注2) 2015年1~3月期前期比は、2015年1月もしくは1・2月平均の2014年10~12月期平均に対する変化率。
(資料) 経済産業省「鉱工業指数」、「第3次産業活動指数」、「特定サービス産業動態統計調査」、財務省「法人企業統計」、日本銀行「全国企業短期経済観測調査」、
帝国データバンク「全国企業倒産集計」、商工組合中央金庫「中小企業月次景況観測」、内閣府「景気ウォッチャー調査」、「機械受注統計調査報告」、国土交通省「建築着工統計調査報告」
6
みずほ日本経済情報(2015 年 4 月号)
75
4.家計部門
雇用者所得
雇用者所得は回復基調にある。2 月は有効求人倍率が 1.15 倍と前月から
0.01 ポイント上昇し、失業率は 3.5%と前月から 0.1 ポイント低下した。労
働需給は引き締まった状態にあり、常用雇用は回復が続いている。2 月の名目
賃金は前年比+0.1%と 3 カ月連続で増加した(図表 1)
。調査対象事業所のサ
ンプル替えに伴い 2014 年の賃金の伸びは下方に修正されている(2014 年
▲0.4%Pt)
。もっとも、2015 年入り後は賃金の大部分を占める所定内給与の
前年比がマイナス圏を脱するなど、賃金は緩やかな回復基調にある。物価調
整後の実質雇用者所得(常用雇用×実質賃金(※))は、前年比▲0.3%のマイ
ナスとなったが、2014 年 5 月を底にマイナス幅の縮小傾向が続いている。
先行きの雇用者所得は回復基調が続くだろう。医療・福祉や宿泊・飲食サ
ービスなどで労働需要の高い状態が続いており、雇用の改善が続く見込みで
ある。名目賃金も緩やかな増加傾向が続くだろう。生産とほぼパラレルに推
移してきた所定外給与は、生産の回復に伴い緩やかな増加が続く見通しであ
る。連合が 4 月 14 日に集計した賃上げ率は、2.24%と昨年から 0.07%Pt 上
昇した。賃金改定は労働組合がない中小・零細企業も含めて今後本格化する
とみられ、所定内給与は改善が続くだろう。
(※)消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合)を用いて実質化。
消費者マインド
消費者マインドは持ち直している。3 月の消費者態度指数は、構成項目であ
る 4 つの意識指標の全てが改善した。今後の消費者マインドは、物価の伸び
の鈍化や雇用・所得環境の改善を背景に緩やかに改善するだろう。
個人消費
個人消費は力強さに欠けるものの、緩やかな回復基調を維持している。2
月の実質小売業販売額(※)は前月比+2.8%(1 月同▲0.7%)と 3 カ月ぶり
に増加した(図表 2)
。ガソリン価格の低下や株高が販売増加の背景にあると
みられる。もっとも、2 月は春節により都心の百貨店等で外国人観光客の消費
が増加した模様であり、それを除けば緩やかな回復に留まっているとみられ
る。また、3 月の新車販売台数(登録車と軽自動車の乗用車、みずほ総合研究
所による季節調整値)は、軽自動車販売がプラスに寄与し前月比+1.5%と増
加した(図表 3)
。(※)実質化及び季節調整はみずほ総合研究所による。
先行きの個人消費は、雇用者所得の回復が支えとなる中でマインドの改善
もあり、緩やかな回復が続く見込みである。
住宅着工
新設住宅着工戸数は緩やかに持ち直している。2 月の着工戸数(季調済み
年率)は 90.5 万戸(前月比+4.7%)と 2 カ月ぶりに増加した。持家(同
+4.6%)
、貸家(同+5.8%)が大幅に増加したほか、分譲(同+0.7%)も
押し上げに寄与した。首都圏を中心に持家と貸家の着工が大幅に増加したこ
とが全体の押し上げ要因となった(図表 4)
。また、大手ハウスメーカーの受
注も持家・分譲ともに前年比プラスの推移が続いている。今後は、相続税対
策の影響で貸家が高水準で推移するほか、持家と分譲住宅は駆け込みの反動
減からの回復が続くため、住宅着工は緩やかな持ち直しが続く見込みである。
7
みずほ日本経済情報(2015 年 4 月号)
図表 1
名目賃金の推移
図表 2
(前年比、%)
2.5
特別給与
所定外給与
2.0
所定内給与
総額
消費関連指標の推移
(2013年=100)
115
(2013年=100)
103
広義対個人サービス
(小売業除く、右目盛)
102
110
105
1.5
小売業販売額
101
100
1.0
100
95
0.5
99
90
0.0
消費支出
(家計調査)
85
▲ 0.5
80
2013/07
▲ 1.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2
2014
2015
(年/月)
図表 3
2014/01
2014/04
2014/07
2014/10
97
2015/01
(年/月)
(注)1.実質季節調整値。
2.広義対個人サービス(小売業除く)は、広義対個人サービスと小売業の活動
指数を基に、みずほ総合研究所作成。
(資料)経済産業省「第3次産業活動指数」。「商業販売統計」、総務省「家計調査」
「消費者物価指数」より、みずほ総合研究所作成
▲ 1.5
2013
2013/10
98
新車販売台数の内訳
図表 4
(前月比、%)
地域別・利用関係別着工戸数の変化
(前月比、%)
20.0
20
軽自動車
15.0
10.0
登録車
15
合計
10
5
5.0
0
0.0
▲5
▲ 5.0
▲ 10
▲ 10.0
▲ 15
▲ 15.0
▲ 20
持家 貸家 分譲 持家 貸家 分譲 持家 貸家 分譲 持家 貸家 分譲
▲ 20.0
14/01
14/04
14/07
14/10
15/01
就業者数
有効求人倍率
新規求人数
所定外労働時間
名目賃金
マインド
個人消費
住宅着工
%
前期差、万人
倍
前期比、%
前期比、%
前年比、%
実質賃金
名目雇用者所得(常用雇用×名目賃金)
実質雇用者所得(常用雇用×実質賃金)
消費者態度指数
消費総合指数
前年比、%
家計消費水準指数(除く住居等)
実質小売業販売額
百貨店売上高(既存店)
新車販売台数(乗用車)
広義対個人サービス活動指数
前期比、%
景気ウォッチャー調査DI(家計関連)
合計
持家
貸家
分譲住宅
前年比、%
前年比、%
%
前期比、%
前年比、%
前年比、%
年率、万台
前期比、%
%Pt
年率、万戸
年率、万戸
年率、万戸
近畿圏
その他
(注)2015年2月の値。
(資料)国土交通省「住宅着工統計」よりみずほ総合研究所作成
図表 5
雇用・所得 完全失業率
中部圏
首都圏
(年/月)
(注)みずほ総合研究所による季節調整値。
(資料)(社)日本自動車販売協会連合会「新車販売台数状況」、
(社)全国軽自動車協会連合会「軽四輪車新車販売」より、みずほ総合研究所作成
家計部門の主要統計
FY2013 FY2014
3.9
n.a.
2014Q3 2014Q4 2015Q1
3.6
3.5
3.6
2014/11 2014/12 2015/01 2015/02 2015/03
3.5
3.4
3.6
3.5
n.a.
47
0.98
8.4
4.8
▲ 0.3
n.a.
n.a.
n.a.
n.a.
n.a.
10
1.10
▲ 0.5
▲ 1.1
1.1
2
1.12
1.8
0.1
0.4
15
1.15
1.0
0.6
n.a.
▲4
1.12
1.6
▲ 0.6
▲ 0.2
26
1.14
2.9
▲ 0.3
0.9
▲2
1.14
0.4
1.9
0.6
2
1.15
▲ 3.5
▲ 1.9
0.1
n.a.
n.a.
n.a.
n.a.
n.a.
▲ 1.4
0.7
▲ 0.4
-
n.a.
n.a.
n.a.
-
▲ 2.9
2.7
▲ 1.2
0.3
▲ 2.6
1.9
▲ 1.1
0.6
n.a.
n.a.
n.a.
▲ 0.1
▲ 3.1
1.3
▲ 1.6
38.4
0.6
▲ 2.0
2.5
▲ 0.4
39.3
0.2
▲ 2.3
2.5
▲ 0.3
39.5
▲ 0.4
▲ 2.3
2.2
▲ 0.3
40.9
▲ 0.1
n.a.
n.a.
n.a.
41.7
n.a.
1.5
1.9
483.7
1.2
n.a.
n.a.
445.3
n.a.
1.2
▲ 3.2
436.0
0.7
1.3
▲ 2.4
474.9
0.7
▲ 1.0
n.a.
428.5
0.7
0.8
▲ 2.4
▲ 1.0
446.9
1.1
▲ 0.6
▲ 2.5
▲ 1.7
525.4
0.3
▲ 0.7
▲ 4.6
▲ 2.7
426.3
0.2
▲ 0.2
▲ 3.8
1.1
426.4
n.a.
n.a.
n.a.
n.a.
432.8
n.a.
98.7
35.3
37.0
25.9
n.a.
n.a.
n.a.
n.a.
86.1
27.0
34.3
24.2
88.0
27.0
35.8
24.1
88.5
28.7
34.9
23.5
39.5
87.3
27.0
35.1
23.7
44.2
88.3
27.4
36.3
23.3
43.9
86.4
28.0
33.9
23.4
48.4
90.5
29.3
35.9
23.6
50.9
n.a.
n.a.
n.a.
n.a.
年率、万戸
(注1) 実数データより変化率を計算しているため、公表値と一致しないことがある。
(注2) 2015年1~3月期の前期比・前期差は、2015年1・2月平均の2014年10~12月平均に対する変化・変化率。
(注3) 消費総合指数は四半期系列、月次系列ごとに季節調整がかけられるため、月次平均と四半期値は一致しない。
(注4) 実質小売業販売額は、名目販売額を消費者物価指数(「電気・都市ガス・水道」を除く「財」の全国消費者物価指数)で除したもの。
(注5) 新車販売台数はみずほ総合研究所による季節調整値。
(資料) 総務省「労働力調査」「家計調査」、厚生労働省「一般職業紹介状況」「毎月勤労統計」、内閣府「消費動向調査」「景気ウォッチャー調査」「消費総合指数」、
経済産業省「商業販売統計」「第3次産業活動指数」、国土交通省「建築着工統計」、日本百貨店協会、日本自動車販売協会連合会等より、みずほ総合研究所作成
8
みずほ日本経済情報(2015 年 4 月号)
5.政府部門
公的需要
公的需要は緩やかな減少基調にある。1 月の公共工事出来高は 4 カ月連続の
減少となった。2013 年度補正予算による押し上げ効果がはく落しているとみ
られる。他方、先行指標の公共工事請負金額は 2014 年末頃に底入れした後、
横ばい圏で推移している(図表 1)
。進捗ベースの公共投資は当面減少基調が
続く見込みだが、2014 年度補正予算の効果が徐々に顕在化する中で、年央に
一旦下げ止まる見通しである。政府消費は、社会保障給付の拡大により増加
が続くだろう。今後の公的需要は当面緩やかな減少基調が続くとみられるが、
2015 年半ば以降徐々に底入れから持ち直しに向かうだろう。
税収
税収は増加している。2 月の国税収入は前年比+19.4%(1 月同+18.3%)
となった(図表 2)
。12 月決算企業などの納付分が反映される 2 月の消費税収
は、2014 年 4 月の消費増税の影響から大幅に増加した。2014 年 4 月~2015
年 2 月までの累計は税収全体で前年比+13.1%となり、補正予算後の 2014 年
度税収見積もり額の伸び(+10.2%)を上回っている。景気が回復基調を維
持する中、税収は今後も増加傾向が続くとみられる。
経済政策
3 月 30 日、経済産業省の諮問機関である総合資源エネルギー調査会・長期
エネルギー需給見通し委員会が開かれ、2030 年の望ましい電源構成比率につ
いて議論された。電源構成比率とは、全発電量に占める火力、原子力、再生
可能エネルギーなどの比率のことである。経済産業省によると、原子力や石
炭などの「ベースロード電源」の比率は 2010 年時点で約 60%であったが、東
日本大震災後の 2012 年に 40%程度まで低下し(図表 3)
、当比率が概ね 60%
程度とされる主要各国に比べても低い水準となっている。一方、火力発電の
増強を背景に液化天然ガス(LNG)や石油などの比率は上昇している。た
だし、LNGや石油はベースロード電源に比べて発電コストが高い。電気料
金は家庭向けで震災前比 2 割、企業向けで同 3 割上昇した(図表 4)
。昨年 4
月に策定された「エネルギー基本計画」によれば、ベースロード電源は「国
際的に遜色ない水準で確保すべき」との考えがある。政府はベースロード電
源比率を震災前の 60%程度まで引き上げたい意向があるようだ。
仮にベースロード電源比率を現状の 40%から 60%まで引き上げるならば、
原子力の比率を高める必要がある(2012 年度時点:1.0%)
。世界的に温室効
果ガス排出削減への貢献が求められる中、二酸化炭素の排出量が多い石炭の
比率を高めていくことは困難で、それ以外のベースロード電源(水力、地熱)
の割合を高めるとしても限界があるだろう。実際、各種報道によると、政府
は原子力の比率を 20%程度とする方向で調整している模様である。ただし、
原子力の活用には慎重論も根強く、調整は難航しそうだ。従来のベースロー
ド電源の定義に縛られず、LNGや再生可能エネルギーなどで対応すること
も前提に、いかにコスト面の課題をクリアしていくか議論を深めることも重
要と考える。電源構成比率は、電力の安定供給や電気料金、温室効果ガス削
減に向けた取組など、影響が広範囲に及ぶだけに慎重な議論が求められよう。
9
みずほ日本経済情報(2015 年 4 月号)
図表 1
公共工事請負金額
図表 2
国税収入
(前年比、%)
(兆円)
25
1.6
1.5
法人税
20
所得税
1.4
15
1.3
3月
1.2
税収計
10
1.1
消費税
その他
5
1.0
0
0.9
1~3月平均
0.8
▲ 5
13/1
0.7
12/1
12/7
13/1
13/7
14/1
14/7
13/7
電源構成比率
(%)
図表 4
14/7
14/10
15/1
(年/月)
電気料金
2010年度比+19.4%
24
石油
80
22
70
2010年度比+28.4%
20
天然
ガス
60
18
50
30
石炭
ス
ロ
水力・地熱
ド
電
源
ー
40
ベ
0
2010年度
16
ー
原子力
10
企業向け(電力料)
14
12
家計向け(電灯料)
10
2012年度
2010
2011
2012
2013
(年度)
(資料)総合資源エネルギー調査会・長期エネルギー需給見通し小委員会資料より
みずほ総合研究所作成
(資料)総合資源エネルギー調査会・長期エネルギー需給見通し小委員会資料
よりみずほ総合研究所作成
図表 5
FY2013
公的需要
14/4
26
100
20
14/1
(円/kWh)
太陽光・風力等
90
13/10
(注)出納整理期間を含むベース。
(資料)財務省「租税及び印紙収入、収入額調」
(年/月)
(注)みずほ総合研究所による季節調整値。
(資料)保証事業会社3社「公共工事前払金保証統計」
図表 3
13/4
15/1
政府部門の主要統計
FY2014
2014Q3
2014Q4
2015Q1
2014/11
2014/12
2015/01
2015/02
2015/03
公共工事出来高
前期比、%
19.6
n.a.
6.6
▲ 0.8
n.a.
▲ 1.3
▲ 0.9
▲ 1.6
n.a.
n.a.
公共工事請負金額
前期比、%
17.7
▲ 0.3
▲ 16.3
▲ 5.1
0.4
▲ 4.1
12.5
▲ 3.8
0.6
▲ 7.4
▲ 4.9
財政フロー 財政資金対民間収支(一般+特別)
一般会計租税・印紙収入
兆円
▲ 38.6
▲ 23.3
1.9
▲ 8.6
▲ 2.0
▲ 1.7
▲ 2.2
2.4
0.6
前年差、兆円
▲ 4.2
15.3
4.8
3.1
3.6
0.4
2.1
▲ 0.0
2.1
1.5
兆円
45.8
n.a.
11.9
13.1
n.a.
6.9
3.0
4.9
4.3
n.a.
前年比、%
5.2
n.a.
10.9
13.3
n.a.
14.1
11.4
18.3
19.4
n.a.
会計年度累計、兆円
47.0
n.a.
14.9
28.0
n.a.
25.1
28.0
32.9
37.1
n.a.
会計年度累計、前年差、兆円
3.0
n.a.
1.3
2.9
n.a.
2.6
2.9
3.6
4.3
n.a.
所得税
前年比、%
11.8
n.a.
10.2
10.2
n.a.
1.9
14.8
24.3
6.8
n.a.
法人税
前年比、%
▲ 0.4
n.a.
11.7
19.0
n.a.
21.4
▲ 7.9
7.2
2.4
n.a.
消費税
前年比、%
4.3
n.a.
16.1
24.5
n.a.
21.6
24.9
26.7
51.9
n.a.
兆円
1,025.0
n.a.
1,038.9
1,029.9
n.a.
1,053.1
1,029.9
1,047.5
1,054.5
n.a.
前年差、兆円
33.4
n.a.
27.7
12.0
n.a.
31.2
12.0
27.7
27.5
n.a.
内国債
兆円
812.1
n.a.
830.0
836.7
n.a.
845.5
836.7
844.5
852.0
n.a.
国庫短期証券
兆円
157.4
n.a.
154.4
138.0
n.a.
152.2
138.0
148.1
147.6
n.a.
借入金
兆円
55.5
n.a.
20.7
32.4
n.a.
28.2
32.4
35.3
39.4
n.a.
10億ドル
1,279.3
1,245.3
1,264.4
1,260.5
1,245.3
1,269.1
1,260.5
1,261.1
1,251.1
1,245.3
財政ストック 政府債務残高
外貨準備高
(注1)一般会計租税・印紙収入の月次の会計年度累計のうち、4・5月は前会計年度分の累計値。
(注2)公共工事出来高、公共工事請負金額はみずほ総合研究所による季節調整値。年度は原数値。
(資料)日本銀行「金融経済統計月報」、財務省「租税及び印紙収入、収入額調」、「財政資金対民間収支」、経済産業省「全産業供給指数」、国土交通省「建設総合統計」、
保証事業会社「公共工事前払金保証統計」
10
みずほ日本経済情報(2015 年 4 月号)
6.物価
国内企業物価
国内企業物価(※)は前年比で低下している。3 月の国内企業物価指数(消
費税を除くベース)は前年比▲2.1%と 5 カ月連続のマイナスとなったが、2
月(同▲2.4%)から減少幅が縮小した(図表 1)
。非鉄金属の上昇幅が拡大
したほか、石油・石炭製品の下落幅が縮小した。(※)消費増税の影響を除く。
先行きを展望すると、ドル円相場が円安基調で推移していることは物価の
押し上げ要因となる。他方、原油価格は足元で下げ止まっているが、前年比
でみると大幅なマイナスが続いている。これまでの原油価格下落による物価
押し下げ圧力が円安の影響を上回り、国内企業物価指数は前年比マイナスが
続く見込みである。
消費者物価
消費者物価(※)は前年比ゼロ%近傍で推移している。2 月の生鮮食品を除
く総合指数(コアCPI、消費増税の影響を除く)は前年比 0.0%と 1 月(同
+0.2%)から上昇幅が縮小した(図表 2)
。エネルギーや耐久消費財のマイナ
ス幅が拡大したことが、コアCPI全体の伸び率鈍化につながった。3 月の東
京都区部コアCPI(消費増税の影響を除く)は前年比+0.3%と、伸び率は
前月から変わらなかった。エネルギー価格のマイナス寄与が縮小する一方、
身の回り用品や補習教育などの上昇幅が縮小した。(※)消費増税の影響を除く。
今後のコアCPIは一旦前年比マイナスに転じる見通しである。円安によ
る価格押し上げ効果を原油価格下落の影響が上回るとみられることから、エ
ネルギー価格はマイナス幅が拡大する見通しである。ガソリン価格は 2 月中
旬に底打ちした後、足元にかけて概ね横ばいの推移となっており(図表 3)
、
先行きの反発力も弱いとみられる。電気料金については、4 月は「燃料費調整
制度」に基づき多くの電力会社で値下げが行われたが、5 月は「再生可能エネ
ルギー発電促進賦課金」が増加することが押し上げ要因となる(図表 4)
。も
っとも夏以降は、燃料費調整制度によって再び値下げ方向に転じると予想さ
れる。一方、食料(酒類除く)
・エネルギーを除く総合指数(米国基準コアC
PI)は、内需の回復が続く中で底堅い動きを維持するとみられるが、当面
はエネルギー価格のマイナスを打ち消すほどの上昇は見込み難いだろう。
金融政策
日銀は金融緩和を強化している。4/7・8 の金融政策決定会合では、10 月に
追加した枠組みに沿って金融緩和を進めていくことを決定した。金融政策決
定会合後の記者会見で黒田総裁は、原油安の影響がはく落し始める秋以降、
「物価上昇率はかなり加速していく」と発言し、2015 年度を中心とする期間
に 2%インフレ目標を達成するとの見方に変化がないことを改めて強調した。
他方、多くの市場参加者や民間エコノミストは、2 年で 2%のインフレ目標達
成について依然懐疑的な見方を示している。4 月 30 日に公表される「展望レ
ポート」において、コアCPI見通し(消費増税の影響を除く、政策委員見
通しの中央値:2015 年度前年比+1.0%、2016 年度同+2.2%)に変化がある
のかが注目される。
日銀は当面、
昨年 10 月に決定した内容に即し金融緩和を進めるとみられる。
11
みずほ日本経済情報(2015 年 4 月号)
図表 1
国内企業物価指数
その他
電力・都市ガス・水道
食料品・飲料・たばこ・飼料
化学製品
非鉄金属
鉄鋼
石油・石炭製品
(前年比、%)
5.0
4.0
3.0
図表 2
生鮮食品を除く総合消費者物価指数
コアCPI
(前年比、%)
3.5
食料(酒類・生鮮食品除く)
3.0
総平均
米国基準コアCPI
2.5
2.0
消
費
増
税
の
影
響
2.0
1.0
0.0
消
費
増
税
の
影
響
エネルギー
1.5
1.0
0.5
0.0
▲ 1.0
▲ 0.5
▲ 2.0
(消費増税の影響を除く)
▲ 1.0
▲ 3.0
13/1 13/4 13/7 13/10 14/1 14/4 14/7 14/10 15/1
(消費増税の影響を除く)
(年/月)
▲ 4.0
13/1 13/4 13/7 13/10 14/1 14/4 14/7 14/10 15/1
(年/月)
(資料)日本銀行「企業物価指数」
図表 3
(注)消費増税の影響は、全ての課税対象品目が増税分だけ上昇した場合に想定
される物価上昇幅(+2.0%Pt)。ただし、2014年4月は経過措置の対象となった一部の
品目について旧税率が適用されたため、+1.7%Pt押し上げられる計算。
(資料)総務省「消費者物価指数」よりみずほ総合研究所作成
ドバイ原油価格とガソリン店頭価格
(ドル/バレル)
図表 4
(円/リットル)
(円)
180
120
110
ガソリン店頭価格(右目盛)
電気料金(家庭向け標準モデル料金)
5 月は
再エ ネ賦課金
増加が押し上げ
8,300
8,200
170
8,100
100
160
90
80
8,000
7,900
150
ドバイ原油価格
70
夏以降
値下げ方向に
転じる見通し
7,800
7,700
140
7,600
60
130
50
7,500
7,400
40
120
14/4
14/7
14/10
図表 5
15/3
15/5
(注)各電力会社が公表する一般家庭の平均的な1カ月当たり電気料金を、各電力
会社の供給地域に対応するCPIの市町村ウェイト(1万分比)で加重平均したもの。
(資料)各電力会社ホームページなどよりみずほ総合研究所作成
FY2014
2014Q3
2014Q4
2015Q1
2014/11
2014/12
2015/01
2015/02
2015/03
▲ 18.8
▲ 7.8
▲ 28.4
▲ 39.1
▲ 28.9
▲ 37.0
▲ 43.1
▲ 34.6
前年比、%
1.9
2.8
4.0
2.4
0.4
2.6
1.8
0.3
0.4
0.7
前年比、%
-
▲ 0.0
1.1
▲ 0.4
▲ 2.4
▲ 0.2
▲ 1.0
▲ 2.5
▲ 2.4
▲ 2.1
素原材料
前年比、%
3.3
▲ 3.4
▲ 0.8
▲ 5.7
▲ 6.8
▲ 6.1
▲ 7.6
▲ 7.8
▲ 6.9
▲ 5.5
中間財
前年比、%
2.9
0.4
1.9
0.1
▲ 2.7
0.3
▲ 0.6
▲ 2.7
▲ 2.9
▲ 2.5
最終財
前年比、%
0.1
▲ 0.4
0.0
▲ 0.5
▲ 1.5
▲ 0.3
▲ 0.9
▲ 1.6
▲ 1.4
▲ 1.3
前年比、%
0.2
n.a.
3.6
3.5
n.a.
3.6
3.4
3.5
3.3
n.a.
前年比、%
-
n.a.
0.9
0.8
n.a.
0.8
0.7
0.8
0.6
n.a.
前年比、%
0.1
n.a.
3.6
3.6
n.a.
3.6
3.5
3.5
3.3
n.a.
n.a.
総平均
サービス価格 (消費増税の影響を除く)
国際運輸を除く
金融政策
14/9 14/11 15/1
▲ 5.3
(消費増税の影響を除く)
消費者物価
14/7
前年比、%
国内企業物価 総平均
企業向け
14/5
物価の主要統計
FY2013
日本銀行国際商品指数
14/3
(年/月)
(年/月)
(注)週次データ。ガソリン価格は給油所小売価格(レギュ ラー) の全国平均値。
直近値は4月9日の週。
(資料)日経NEEDS、資源エネルギー庁「石油製品価格調査」
商品市況
14/1
15/1
▲ 39.7
金融・保険
前年比、%
1.2
n.a.
4.0
3.8
n.a.
3.8
3.7
3.3
3.2
不動産
前年比、%
▲ 1.1
n.a.
3.3
2.9
n.a.
3.0
2.7
2.9
3.0
n.a.
運輸
前年比、%
0.7
n.a.
3.7
3.8
n.a.
4.1
3.5
3.4
3.5
n.a.
情報通信
広告
前年比、%
前年比、%
▲ 0.8
0.6
n.a.
n.a.
2.8
3.4
3.1
3.7
n.a.
n.a.
3.1
3.2
3.0
3.7
2.8
4.7
2.7
2.0
n.a.
n.a.
リース・レンタル
前年比、%
0.2
n.a.
4.0
4.7
n.a.
5.0
4.9
4.5
4.1
n.a.
諸サービス
前年比、%
0.6
n.a.
4.0
3.7
n.a.
3.7
3.7
3.9
3.9
n.a.
総合
前年比、%
0.9
n.a.
3.3
2.6
n.a.
2.4
2.4
2.4
2.2
n.a.
生鮮食品を除く
前年比、%
0.8
n.a.
3.2
2.7
n.a.
2.7
2.5
2.2
2.0
n.a.
(消費増税の影響を除く※当社推計値)
前年比、%
-
n.a.
1.2
0.7
n.a.
0.7
0.5
0.2
0.0
n.a.
酒類を除く食品・エネルギーを除く
前年比、%
0.2
n.a.
2.3
2.1
n.a.
2.1
2.1
2.1
2.0
n.a.
(消費増税の影響を除く※当社推計値)
n.a.
前年比、%
-
n.a.
0.6
0.4
n.a.
0.4
0.4
0.4
0.3
耐久消費財
前年比、%
▲ 0.9
n.a.
3.8
2.9
n.a.
2.6
2.4
1.5
0.6
n.a.
半耐久消費財
前年比、%
0.7
n.a.
3.0
3.6
n.a.
3.7
3.4
4.0
4.0
n.a.
非耐久消費財
前年比、%
2.1
n.a.
5.4
3.4
n.a.
3.2
3.1
3.1
2.6
n.a.
一般サービス
前年比、%
0.0
n.a.
1.2
1.3
n.a.
1.2
1.3
1.3
1.3
n.a.
公共サービス
前年比、%
1.5
n.a.
3.5
3.2
n.a.
3.2
3.2
3.2
3.2
n.a.
前年比、%
0.04
0.02
0.03
0.07
0.02
0.07
0.07
0.07
0.07
0.02
無担保コール翌日物金利(末値)
(注)実数データより変化率を計算しているため、公表値と一致しないことがある。
(資料)日本銀行「企業物価指数」、「企業向けサービス価格指数」、総務省「消費者物価指数」
12
みずほ日本経済情報(2015 年 4 月号)
2015年 4月 17 日
発行
[執筆担当]
徳田秀信(総括)
03-3591-1298
hid enobu.tok uda@mizuh o-ri.co.j p
大和香織(外需)
03-3591-1284
kao ri.yamato @mizuho-r i.co.jp
風間春香(政府・物価)
03-3591-1418
har uka.kazam a@mizuho- ri.co.jp
坂中弥生(企業)
03-3591-1242
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松浦大将(家計)
03-3591-1435
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ません。本資料は、当社が信頼できると判断した各種データに基づき作成されておりますが、その正
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ることもあります