1月農業普及活動現地情報 桑名地域農業改良普及センター いなべ地域麦類栽培研修会の開催 1 月 27 日に JA みえきたいなべ総合センターや 管内市町などと麦類栽培研修会を共催しました。 麦類の収量及び品質向上を目的とした当研修会 は、例年、いなべ地域(東員町、いなべ市)の認定 農業者等を対象とし、今年は 80 名程度の出席があ りました。研修は 1 日掛かりで、午前は屋内での 講義、午後は圃場での視察としました。 講義では、普及センターから、「排水対策」及 び「緩効性肥料+追肥施用」などの収量向上技術 を紹介しました。特に「追肥」については、26 年 産の実証圃における増収事例を紹介し、積極的に実施するように働きかけました。出席者 からは具体的な方法について質問が相次ぎ、今後の管理を考える良い機会になりました。 圃場視察では、JA と普及が共同で設置している土壌改良資材や緩効性肥料の試験圃、さ らに岐阜県海津市の長久保営農組合へ行きました。この営農組織は平成 25 年度全国麦作共 励会で日本農業新聞会長賞を受賞しており、徹底した排水対策と適期播種により、小麦の 反収はいなべ地域の 2 倍以上となっています。出席者は営農組合の話を熱心に聞いたり、 圃場や機械などを観察したりし、収量向上のヒントを探っていました。 今後も普及センターは、JA 等の関係団体と協力し、圃場巡回や各種試験、研修会などを 行い、当地域の麦類収量向上に向けて取り組んでいきます。 桑員地区農村女性アドバイザーそば打ち研修会の開催 いなべ市では平成 14 年からそばの栽培が始まり、現在では作付面積、生産量とも県内一 を誇っています。また、生産にとどまらず、地元でそばの製粉・製麺加工が行われ、地域 の直売所や飲食店でそばが提供されており、地産地消、6 次産業化の取り組みとしても重 要な作物となっています。 そこで桑員地区農村女性アドバイザー(以下アドバイザー)は管内のそばについて見識 を深めるため、1 月 28 日にそば打ち研修会を東員町保健福祉センターで開催しました。 講師の西嶋普及センター長がそば打ちの手本を示した後、アドバイザーがそば打ちに挑 戦しました。そば粉と小麦粉をこね合わせ、薄くのばし、細く切る工程は最初難しく感じ られましたが、実際にやってみると思った以上の出来で、アドバイザーはそば打ちに少し 自信をつけました。 アドバイザーは水田の高度利用におけるそばの重要性についても理解を深め、有意義な 研修会となりました。 講師から説明を受けるアドバイザー そば粉をこねるアドバイザー
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