314-①

夕陽の美しい海岸
千畳敷
「日本の水浴場55選」「日本の夕陽百選」に選ばれている千畳
敷海岸は1792年の地震により隆起して出来た岩床の海岸で、そ
の昔、津軽藩の殿様がそこに千畳の畳を敷かせ大宴会を開いたとい
う逸話から「千畳敷」と呼ばれていて、岩棚が広大に続いています。
千畳敷周辺には奇岩奇石が多く、千畳敷駅の手前には、東側から
みたシルエットが丁度大佛が座っている格好に見えることから大
仏岩と呼ばれる大きな岩があり、それよりやや東側の駐車場が整備
されている場所には西洋の兜に似ていることから兜岩呼ばれてい
ます。他にも潮吹き岩やライオン岩などがあります。
千畳敷のとなりの海岸線には、海水を引き入れたコンクリート
製のプールがあります。
大佛岩
潮吹き岩
ライオン岩
JR千畳敷駅から山側を見上げると、段丘の断層面が露わになっ
ていて地下水がしみ出ています。冬になると、これが凍り付き氷の
滝になります。
段丘面の一段上には灯台があり
ます。
天気のよい日には、歩遊道から
日本海を見下ろすことができます。
海岸線を走る鉄道や車道から、
きれいな海岸段丘が観察できます。
リゾートしらかみ「クマゲラ号」と崖
【西海岸物語
千畳敷
314―①】