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大分県産業科学技術センター
グッドデザイン商品創出支援事業 実施要領
(目的)
第1条 グッドデザイン商品創出支援事業(以下「本事業」という。)は、大分県産業科学技術
センター(以下「センター」という。)が、県内企業の商品開発課題の各段階(商品企画、商
品設計、製造加工、販路開拓に至る各プロセス)に的確な支援を実施することにより、市場競
争力のある商品を創出し、経営資源としての「デザイン」を定着させ、売れる商品を生み出す
ことのできる企業を育成することを目的とする。
(資格)
第2条 本事業において「企業」とは、原則として、大分県内に事業所等を有する中小企業者及
び中小企業者の団体をいう。ただし、企業が県外の者であっても、本事業を実施することが本
県の産業振興に寄与すると認められる場合は、この限りでない。
(課題の募集)
第3条 大分県産業科学技術センター長(以下「センター長」という。)は、企業等から本事業
を実施する課題を公募するものとする。
2 本事業の実施を希望する企業等は、グッドデザイン商品創出支援事業申請書(様式1:以下
「申請書」という。)に必要事項を記載し、センター長に提出するものとする。
(課題調査)
第4条 センター長は、必要があると判断したときは、申請企業等に対して課題調査を行うこと
ができる。
2 センター長は、複数のセンター職員を申請企業等の現場に派遣し、その企画力、開発体制、
使用可能な設備機器を含む環境、商品開発課題への取組み方、開発経費などを調査するものと
する。
3 申請企業は、前項の課題調査の実施及び調査事項の報告に協力するものとする。
4 申請企業の現場を課題調査したセンター職員は、調査した事項を商品開発課題調査報告書
(様式2:以下「調査報告書」という。)にまとめてセンター長に報告するものとする。
(審査及び選定)
第5条 センター長は、申請書等をもとに審査し、本事業を実施する必要があると認められる商
品開発課題を選定するものとする。
2 審査は、センター長が別に定める企業選定要領のとおりとする。
3 センター長は、前項の審査結果をもとに、商品開発課題を選定したときは、選定結果通知
(様式3)により、申請企業に通知する。
(実施計画)
第6条 センター長は、選定した商品開発課題を本事業として実施する担当総括および担当職員
(以下「研究員」という。)を指名するものとする。
2 指名された研究員は、当該企業との調整を行って商品開発課題の支援内容や期間等を計画し
た商品開発支援実施計画書(様式4:以下「計画書」という。)を作成し、センター長に提出す
るものとする。
(契約書の締結)
第7条 センター長は、前条の計画書を実施することが適当であると認めたときは、本事業の実
施に先だって、センターと当該企業の間で、本事業の実施及び開発成果の取扱いについて定め
た商品開発支援契約書(様式5:以下「契約書」という。)を締結するものとする。
2 本事業を実施する期間は、前項の契約書の期間とする。ただし、必要に応じて当該年の年度
末までは延長できるものとする。
(アドバイザーの招聘)
第8条 センター長は、第7条の契約書を実施するうえで必要な講師およびアドバイザー(以下
「アドバイザー」という。)を招聘し、本事業の専門的支援を依頼することができる。(様式
6)
2 依頼されたアドバイザーは、研究員とともに当該企業にアドバイスを実施するものとする。
3 アドバイザーは、本事業の実施に先だって、アドバイザーと当該企業の間で、本事業上での
アドバイス業務及びその成果の取扱いについて定めたアドバイス業務覚書(様式7:以下「覚
書」という。)を締結するものとする。ただし、アドバイザーが自ら覚書の締結を必要としない
と申し出た場合は、この限りではない。
(本事業に要する経費)
第9条 本事業にかかる経費は原則として、当該企業が負担するものとする。ただし、センター
は、本事業を行うのに必要なアドバイザーの旅費及び謝金、商品開発の支援上で必要な印刷消
耗品費及び手数料経費の3分の2を負担する。企業負担分に円未満が出た場合は切り捨てる。
(本事業の中止)
第10条 センター長及び当該企業は、天災その他やむを得ない事由により本事業の遂行が困難
となった場合は、本事業を中止することができる。
2 センター長又は当該企業は、前項の規定により本事業を中止するときは、遅滞なく当該企業
又はセンター長等にその旨を通知しなければならない。
(完了報告)
第11条 本事業の報告は、その終了日から10日以内に完了報告書(様式8:以下「報告書」と
いう。)をセンター長に提出するものとする。
2 報告書は、技術審査委員会にて事後評価を受けるものとする。
(成果の公表等)
第11条 センター長又は当該企業は、本事業の実施期間中において、開発成果を第三者に知ら
せようとするときは、それぞれ当該企業又はセンター長の同意を得るものとする。
2 センター長又は当該企業は、本事業の実施期間終了後、その成果を公表できるものとする。
ただし、当該企業が業務上の支障があるため、センター長に対しその成果を公表しないよう申
し入れたときは、契約書で定める優先実施権が付与されている期間に限り、その成果の全部又
は一部を公表しないものとすることができる。
(その他)
第12条 本要領に定めるもののほか、本事業の実施に関して必要な事項は、別に定める。
附則
この要領は、平成22年4月26日から施行する。
附則
この要領は、平成26年4月14日から施行する。