事業者団体における「景品表示法」と「特定商取引法」の法令遵守の取組事例 ⑦ 一般社団法人 日本雑誌広告協会 1.主な取組 ・雑誌広告のモニタリング ・自主基準(雑誌広告倫理綱領、雑誌広告掲載基準)を策定し、会員への広告倫理の周 知徹底 ・講習会の実施 2.雑誌広告のモニタリング活動 協会内に会員 50 社からなる「倫理委員会」を組織し、年間を通して雑誌広告のモニタリ ング活動を実施している。 消費者団体から紹介された 10 名の方にモニターを委嘱、合せて 30 誌を毎月調査してい る。雑誌広告モニターは、その中で少しでも問題があると思う広告を見つけた場合は、そ の広告を理由とともに、月に一度倫理委員会事務局に報告することになっている。 事務局で業種別に分類されたモニター報告は、10 名で構成する 4 つの「分科会」におい て問題部分の検討を行い、改善すべき内容・程度に合わせ、「大幅改善申入れ」「改善申入 れ」「掲載注意」などの審査判断を行っている。「倫理委員会」では「分科会」の報告を審 査・承認した後、問題があると判断した広告を掲載していた雑誌社に報告し、審査判断に 従った原稿を掲載するようその都度指導している。 雑誌社 倫理委員会 モニター 事 分科会 分科会 務 モニター ・ ・ ・ 局 分科会 審査・検討 モニター 報告 10 名 が 1 年 間 モ ニ タ リ ン グ ( ※問題ありと 判断した場合 は是正依頼 広告社 広告主 分科会 3.取組の効果等 モニターは、会員以外の消費者団体職員、あるいは消費者団体から紹介された一般消費 者に依頼することで消費者目線のモニタリングを実施している。また、広告の専門である 分科会がそれを審査する事で二重のチェック体制が敷かれている。 (団体の概要) 雑誌広告の質的向上を図り、社会生活情報としての役割を高め、産業、経済、社会の 分野の発展に寄与することを目的としている。 H27 年 1 月現在、会員社は雑誌社 89 社、広告社 110 社。 〈主な事業内容〉 (1)雑誌広告に関する調査・研究 (2)倫理向上のための施策の推進。 → 詳しくはホームページをご覧ください。http://zakko.or.jp/
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