農薬使用前に確認が必要

しまなみ農業だより
を摂取することになり、も
し食品中に残留成分があれ
ば健康被害等のリスクが高
くなります。
そ こ で、 農 薬 や 食 品 添
加物の残留をより厳しく
チェックしていくため、こ
れからは一日に摂取する量
の「最大の値」や、何回か
調査した「最大値」を参考
に農薬の残留基準値を見直
すことになり、農薬につい
今回は、農薬の使用に関
ても「急性参照用量(AR
する 大 事 な 話 題 で す 。
f D )」 を 考 慮 し た 残 留 農
昨年から農薬の安全性を
薬基準が設定されるように
評価 す る 新 た な 手 法 が 導 入
なりました。そしてこれに
され て お り 、 農 薬 の 「 短 期
伴い、いくつかの農薬で使
暴 露 評 価 」 や「 A R f D 」
用作物や使用方法が変わる
とい う 単 語 を す で に ご 存 じ
ことになりました。これが
の方もおられると思いま
「農薬の短期暴露評価によ
す。
る登録の変更」です。
今までは、農薬や食品添
念のため書きますが、こ
加物 の 残 留 基 準 値 は 「 平 均
値」というものが重視され、 の 変 更 は、 こ れ ま で の 農
薬・農産物が危険だったと
一日 に 摂 取 す る 量 の 「 平 均
いうわけではなく、基本的
的な 値 」 や 、 何 回 も 行 っ た
に安全だったものをより安
調査 の 「 平 均 的 な 値 」 に よ
全にしていこうというもの
り設 定 さ れ て き ま し た 。
です。 しかし考えてみれば、当
この短期暴露評価の導入
然な が ら 人 に よ り 食 べ た り
に 伴 い、 特 に 農 家 の 方 に
飲んだりする量が違うた
とって、とても重大な注意
め、 た く さ ん 食 べ る 人 は 他
が必要になることが出てき
の人 よ り 多 く 食 品 中 の 成 分
ました。
これまでは、農薬容器の
ラベルを確認して記載され
た使用法・使用量を守れば、
農薬の残留値が基準を超過
することはありませんでし
た。
しかし、いくつかの剤は
農薬容器に記された有効期
限内であるにもかかわら
ず、ラベルの記載に従って
使用しても農薬残留基準値
を超える可能性があった
り、すでに使用できない作
物があることになってしま
いました。
すなわち、変更のあった
農薬については「農薬容器
の指示に従ってはいけな
い」
、
「メーカーが発表する
最新の使用法を確認した上
で使わなければならない」
という、非常にややこしい
状態になっています。
登録作物が削除された一
部の農薬を表に記載しまし
たが、今後も変更は逐次行
われる予定ですし、このほ
かにも使用方法の変更な
ど、ここでは全ての農薬や
変更点を記載できませんの
で、 農 薬 を 使 用 す る 方 は、
農薬使用前に確認が必要
農薬の
短期暴露評価による
登録変更
農薬名
オルトラン粒剤
オルトラン水和剤
ジェイエース粒剤
ミニトマト
ジェイエース水溶剤 かんきつ、トマト、ミニトマト、ブロッコリー、なす、だいこん、かぶ
コルト顆粒水和剤
だいこん
なす、きゅうり、すいか、メロン、とうがん、だいこん、いちご、ねぎ、
アドバンテージ粒剤
かんしょ
2015年4月 16
い合わせて使用方法を確認
してから使用してくださ
い。
ジメトエート粒剤
みかん、なつみかん、かんきつ、トマト、ピーマン、かぼちゃ、はく
さい、しろうり、かぶ、にんじん、ねぎ、にら、たまねぎ、さやいん
げん、さとうきび、パイナップル
だいこん、なす、ねぎ、だいず、畑わさび、わさび
ジメトエート乳剤
きゅうり、なす、すいか、メロン、キャベツ、ブロッコリー、はくさい、
だいこん、カリフラワー、レタス、ねぎ、なばな、ほうれんそう、わけぎ、
とうがん、いちご、かんしょ、ばれいしょ、オクラ
オンコル粒剤5
使用できなくなった作物
ミニトマト、はつかだいこん
かんきつ、トマト、ミニトマト、ブロッコリー、なす、だいこん、かぶ、
はつかだいこん
必ずメーカーが提供してい
る最新の情報を、メーカー
やJA、農業指導班等に問
登録作物が削除された農薬(一部)