町の喫茶店

思い出いっぱいの店
人に助けてもらいました」。人手が
足 り ないときに助 けてくれた 人 、
気取らずに、
のんびりと
歳 )、奥 さんの 京 子 さん(
歳 )の
やわらかなコーヒー
扉を開けば、
の香りと、店主・出雲久幸さん
(
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喫茶リラは、東京オリンピック翌
年の昭 和 ( 1 9 6 5 )年 月に
笑顔がホッと心を和ませる。
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オープンした 老 舗 。 年 目 を 迎え
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く り とコーヒーを 味 わう 人 、 人
カウンター越しに、久 幸さん、京
子さんとの会話を楽しみつつ、ゆっ
であふれている。
と なく 、店 内 はいつも 笑 顔や会 話
てなお平日でも客足が途絶えるこ
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呼ばれたこともあった。「仕事を通
ですね」
と京子さん。店内に温かな
が」
物 、軽 食 、デ ザ ー ト か ら 、煮 魚 や
しょうが焼きなど日替わりのおか
店 を 始 めた んです。当 時 、 歳 で
ば、
おれも!』
と怖いもの知らずで
「昭和 年代は、町に活気があっ
て周りに次々と店ができた。『なら
人になっていたり、
バイトしていた
来ていた赤ちゃんが今は立派な大
の思い出がよみがえる。「 抱かれて
通ってくれたお客さま…。
これまで
はお客さまの要望でジュークボック
を 忘れてゆっくりしてほしい」。昔
や肩書きは関係ない。
そういうこと
喫 茶リラの客 層は、子 供から年
配まで幅広い。「ここに来たら、
年齢
名物。
たっぷりの果実とあっさりし
ベリーパフェはファンが 多 く 、店の
パフェは 人 気が高い。中でも ブルー
さまざま。
特にナポリタンやカレー、
ずが付くランチ、鍋焼きうどんまで
若かったからね」
と笑う久幸さん。
たクリームで愛されている。
だときもあったし、
いろいろあった。
結婚したカップルもいる。結婚式に
いう間 」とほほ笑む。
この店が縁で
トフォンとにらめっこ。
これも 時 代
期もあった。「今は、高校生がスマー
ホッとできる 味の 数々、夫 婦の
人柄が、
じんわり心を温める。
「 ざっと
スやインベーダーゲームを置いた時
おなかと心を満たす
「オープン当 時からほとんど 変
わら ない」というメニューは 、飲み
目 線 を 注 ぎつつ、手 際よく 丁 寧に
流れる時間が心地いい。
を 心 待ちに訪れる人 … 。
のんびり
花を咲かせる人。
ランチやデザート
掛 けの席で友 達 同 士おしゃべりに
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して知 り 合いが 大 勢でき ました。
扉の向こうに、
〝町のオアシス〟が広がっている。
カウンターに立つ、出雲久幸さんと京子さん
小路に入ると、看板に
「1965」
の文字の店。
飲み物や料理を用意する。
鷹ノ巣駅前「たかのす銀座通り」
から
だから楽しいんです。店に立つこと
[喫茶リラ]北秋田市材木町8-21 TEL.0186-62-1713
子に 孫 ができ た り。 年 は あっと
親 切にしてくれた 業 者 さん、店に
町の喫茶店
年 を 振 り 返 れ ば 、悩 ん
わが町
でも、人には恵まれた。たくさんの
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VER
DISCO