【別添資料4】平成27年度くしろ応援ファンド運営支援業務に係る

別添資料4
平成 27 年度くしろ応援ファンド運営支援業務に係る企画提案要求水準書
Ⅰ 運営体制・実績
1 提案者の匿名組合型ファンドの取扱実績
ファンド事業(金融商品取引法第 28 条第 2 項に規定する第二種金融商品取引業)を円滑に
実施するために必要な実績と能力を、現段階で提案者自体が有していること。実績が不足して
いる場合は、実績不足を補って業務遂行をするための具体的かつ的確な方策を有しているこ
と。
※円滑に実施するための能力とは、ファンドを活用して事業を行う者に対する目利きとサポ
ート、ファンド組成・資金確保・運用等管理、ファンド事業継続のための能力のこと言う。
2 くしろ応援ファンド支援業務の運営体制と配置予定者の能力
くしろ応援ファンド事業(以下、「応援ファンド事業」という。)を円滑に実施するための適切な
組織体制、責任者、スタッフ等を確保していること。
Ⅱ 業務内容
1 委託業務
(1)応援ファンド関係者向けの応援ファンド事業の理解醸成
①
「くしろ応援ファンド事業に係る連携及び協力に関する基本協定」を締結した阿寒町商工会、
音別町商工会、釧路公立大学地域経済研究センター、釧路商工会議所、釧路信用金庫、公
益財団法人釧路根室圏産業技術振興センター、一般社団法人北海道中小企業家同友会
釧路支部及び釧路市(以下「応援ファンド関係者」という。)が、応援ファンド事業の活用を希
望する事業(以下、「応援ファンド活用希望事業」という。)の発掘や応援ファンド活用希望事
業者のサポートを行う上で、応援ファンド事業について同じ知識、意識を持つことが必要であ
る。また、応援ファンド関係者は、日常的な相談窓口を担うことから、共感を得る方法や事業
計画の作成方法等を理解した上で、応援ファンド活用希望事業者からの相談に適切に対応
する必要がある。
このことから、釧路市、釧路信用金庫、釧路公立大学地域経済研究センターの共催による
研修会を含めた、応援ファンド関係者向けの応援ファンド事業の理解醸成を図ること。あわ
せて、釧路市内の企業等(以下、「市内企業等」という。)からの申請を促す取組を実施するこ
と。
②
応援ファンド関係者が相談でき、アドバイスを求めることができる体制を用意するなど、応
援ファンド関係者による応援ファンド事業運営上の相談に対し適宜対応すること。
(2)市内企業等への応援ファンド活用事業募集に係る支援
①
市内企業等が、申請するにあたっては、応援ファンド事業の仕組、応援ファンド事業で求め
られる事業性・共感性・関係性、事業計画作成のポイントなどを理解する必要がある。このこ
とから、市内企業等に応援ファンド事業を理解してもらい、申請を促すことを目的に、市内企
業等向け説明会を含めた応援ファンド事業の啓発を実施すること。
②
応援ファンド関係者と連携し、応援ファンド活用希望事業の発掘を行うこと。
③
応援ファンド活用希望事業が、応援ファンド事業に適した事業か、事業計画の作成方法・内
容が適切かといった疑問や、どのようにストーリー性を出すべきなのかといった申請事業の
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磨き上げなどの相談事項が、応募期間中に生じることが考えられる。
このことから、申請期間中に、提案者が応援ファンド活用希望事業者の相談を直接受ける
場を複数回設けること。
2 連携業務
連携業務とは、提案者の本来業務及びそれに付随する業務であり、市と特定された提案者が
締結する「くしろ応援ファンド事業実施に関する連携協定」に基づき、実施する業務である。
(1)ファンドの組成・募集・周知・運用・分配等
①
応援ファンド事業に選定された事業(以下、「応援ファンド活用事業」という。)については、
提案者が持つファンド組成の仕組を活用し、組成、募集、周知、運用、分配、希望に応じ出資
者特典等の手続きを行うこと。
②
ファンド募集は、平成 28 年 2 月 28 日までに開始すること。
③
ファンド組成は、原則 3 件以上組成すること。
④
ファンド募集にあたっては、提案者のホームページで応援ファンド事業の特設ページを設け
るなどして、募集期間内に希望額を集める仕組みを設けること。
⑤
投資家保護の観点から、出資された財産のファンドごとの分別管理の状況を必要に応じて
開示すること。
(2)ファンド募集終了後の事業進捗状況等のモニタリング
①
ファンド募集終了後の応援ファンド活用事業の進捗状況等について、対外的に公表可能な
ものについての情報を提供すること。市は、この情報をもとにモニタリングを行うとともに、市
ホームページにおいて公表する。この期間は、ファンドを募集し始めた日から、ファンド運用
が終了する日から起算して 1 年を経過するまでとする。
②
応援ファンド活用事業ごとに、出資者の性別、年齢、居住市町村などの出資者属性を開示
すること。
(3)応援ファンド事業及びファンドにより完成した商品・サービスの紹介と評価のフィードバック
①
提案者が持つホームページに特設ページを設けるなど、応援ファンド事業自体を広く周知
すること。
②
完成した商品・サービスのさらなる販路の確保を図るため、提案者がもつホームページなど
様々なチャンネルで、商品・サービスの効果的な情報発信を行うこと。この期間は、ファンド運
用が終了した日から起算して 1 年間とする。
③
完成した商品・サービスの磨き上げを図るため、出資者から得られた、完成した商品・サー
ビスに対する評価を応援ファンド活用事業者にフィードバックすること。この期間は、ファンド
を募集し始めた日から、ファンド運用が終了する日から起算して 1 年を経過するまでとする。
3 ファンド組成費用の設定
応援ファンド活用事業者が提案者に支払うファンド組成費用は 1 件 10 万円とする。ただし、成功
報酬、監査費用、その他特別なサービスの提供にかかる費用は除く。
Ⅲ 契約上限費
3,000 千円とする。(消費税及び地方消費税の額を含む。)
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