『特許無料開放』に関するQ&A 平成 28 年 10 月 5 日 Q1.特許の無料化とはどういうことですか A1.一般的に第三者の特許技術を使うには、実施料を支払う必要があります。今回徳島大学では、本学 が単独で保有している特許について、この実施料を支払わずに実施できる期間を設けました。こ れはいわばお試し期間に当たります。この期間は、申し込み後、非独占的通常実施権許諾契約を締 結してから1年以内としています。 Q2.申し込みはどこにすればよいですか A2.窓口は徳島大学の研究支援・産官学連携センター 知財法務部門が担当しています。申込書提出後 に契約手続きをします。 Q3.無料化による企業のメリットは何ですか A3.従来、大学の特許を実施する場合には、最初に契約を締結し実施料を支払い、その後に実施に取り 掛かるという手順でした。そのため技術的な面で、社内で実施が可能か否かを確認できないまま、 契約を結ばなくてはならないため、実施料を回収できない事業化リスクを伴うということがあり ました。今回のスキームでは、無料という「お試し期間」 (1年以内)が設けられているため、事 業化について社内でじっくりと検討の機会が確保できます。それで当該技術(発明)を自社に取り 込むことが可能かどうかを、しっかりと見極めて事業に臨めるため、安心してチャレンジができ、 事業化リスクの軽減が図れるというメリットがあります。 Q4.1 つの特許に 2 社申込みがあった場合はどうなりますか A4 原則は 1 件に複数社が申し込むことができます。ただし、最初の申込者が独占的に実施するかど うかを選ぶことができます。 【例 1:最初の申込者が独占的に実施することを希望した場合】 → 有料の独占的通常実施権許諾契約に変更します。この場合、2 社目以降は実施すること ができません。 【例 2:最初の申込者が独占的な実施を希望しなかった場合】 → 最初の申込者及び 2 社目以降の申込者は無料で非独占的に実施できます。 【例 3:2 社目の申込者が独占的な実施を希望する場合】 → 先に申し込みをしている企業等の無料契約期間が切れた後、その企業等が引き続き実 施権の許諾を希望しなかった場合で、3 社目以降の申込者がいないときは、当該 2 社目 の申込者について、例 1、例 2 の最初の申込者と同様の取扱いとします。 【お問い合わせ先】 徳島大学 研究支援・産官学連携センター 知財法務部門 TEL(088)656-7592 E-mail:[email protected]
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