自然人の移動に関する特定の約束 日本国の特定の約束 附属書七(第八章関係) 第一編 日本国は、この編の各節に規定する条件に従って入国及び一時的な滞在を求めるモンゴル国の自然人に対 し、入国前に適当な査証又はこれに相当するものを取得することを要求することができる。 モンゴル国の短期の商用訪問者 第二節 モンゴル国の企業内転勤者 から までの要件を満たすモンゴル国の自然人については、三箇月間、一年間、三年間又は五年 (c) 752 第一節 業務連絡(物品又はサービスの販売のための交渉を含む。)その他これに類似する活動(日本国において 業 務上 の 拠 点を 設 け るた め の 準備 活 動 を含 む 。 )に 参 加す る た め、 日 本 国 内か ら 報酬 を得 るこ とな く、 か つ、一般公衆に対する直接の販売に従事せず、又は自らサービスを提供することなく日本国に滞在するモン ゴル国の自然人については、九十日を超えない期間(この期間は、更新することができる。)、入国及び一 次の 時的な滞在が許可される。 1 (a) 間(この期間は、更新することができる。)、入国及び一時的な滞在が許可される。ただし、三箇月間の 入国及び一時的な滞在については、日本国内における当該自然人の予定される事業活動期間が三箇月以下 である場合に限り、許可される。 日本国への入国及び日本国における一時的な滞在に係る申請を行った日の直前の一年以上の期間にわ たり、日本国内においてサービスを提供し、又は日本国内において投資を行う公私の機関によって雇用 されている者であること。 当 該 公 私 の機 関 の 日本 国 にお け る 支店 若 し くは 代 表 事務 所 に 転任 す る 者又 は 当該 公 私 の 機関 が 所 有 し、若しくは支配し、若しくは当該公私の機関と関連し、かつ、日本国において設立され、若しくは組 織される公私の機関に転任する者であること。 日本国における一時的な滞在の間に次のいずれかの活動に従事しようとする者であること。 長として、そのような支店又は代表事務所を管理する活動 る活動 役員又は監査役として、日本国において設立され、又は組織されるそのような公私の機関を管理す (ii) (i) 753 (a) (b) (c) 2 日本国において設立され、又は組織されるそのような公私の機関の一又は二以上の部門を管理する 活動 物理学、工学その他の自然科学若しくは法律学、経済学、経営学、会計学その他の人文科学に関す る高度の水準の技術若しくは知識を必要とする活動又は日本国以外の国の文化に基盤を有する思考若 しくは感受性を必要とする活動であって、出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律(平成二 十 六 年 法 律 第 七 十 四 号 ) に よ る 改 正 後 の 出 入 国 管 理 及び 難 民 認定 法 ( 昭和 二 十 六年 政 令 第三 百 十 九 に規定する自然科学又は人文科学に関する高度の水準の技術又は知識を必要とする活動とは、1 いう。 が、当該公私の機関の財務及び事業の方針の決定に対して重要な影響を与えることができる場合を この編の規定の適用上、公私の機関が他の公私の機関と「関連」するとは、当該他の公私の機関 号)で定める「技術・人文知識・国際業務」の在留資格において認められるもの 注釈 1 に規定する自然人が、原則として、大学教育(学士)又はそれ以上の教育を修了することによって得た自 然科学又は人文科学の専門的な技術又は知識を用いることなく従事することができない活動をいう。 754 (iii) (iv) (c) (iv) 第三節 モンゴル国の投資家 日本国における一時的な滞在の間に次のいずれかの活動に従事しようとするモンゴル国の自然人について は、三箇月間、一年間、三年間又は五年間(この期間は、更新することができる。)、入国及び一時的な滞 在が許可される。ただし、三箇月間の入国及び一時的な滞在については、日本国内における当該自然人の予 定される事業活動期間が三箇月以下である場合に限り、許可される。 755 日本国における事業に投資してその経営を行う活動 月間、一年間、三年間又は五年間(この期間は、更新することができる。)、入国及び一時的な滞在が許可 あって、日本国における一時的な滞在の間に次のいずれかの活動に従事しようとするものについては、三箇 日本国の法令により法律、会計又は税務のサービスの提供者としての資格を有するモンゴル国の自然人で 第四節 自由職業サービスに従事するモンゴル国の自然人 日本国における事業であって日本国の者以外の者が投資しているものの管理 う活動 日本国の者以外の者であって日本国における事業に投資しているものに代わって当該事業の経営を行 (b) (a) (c) される。ただし、三箇月間の入国及び一時的な滞在については、日本国内における当該自然人の予定される 事業活動期間が三箇月以下である場合に限り、許可される。 日本国の法令により「弁護士」としての資格を有する弁護士が提供する法律サービス サービス提供者が弁護士としての資格を有する管轄地の法律に関する法的な助言サービス。ただし、 当該サービス提供者については、日本国の法令により「外国法事務弁護士」としての資格を有すること を条件とする。 日本国の法令により「弁理士」としての資格を有する弁理士が提供する法律サービス 日本国の法令により「海事代理士」としての資格を有する海事代理士が提供する法律サービス 日 本 国の 法 令 に より 「 公認 会 計 士」 と し ての 資 格 を有 す る 会計 士 が 提供 す る会 計 、 監 査及 び 簿 記の サービス 日本国の法令により「税理士」としての資格を有する税理士が提供する税務サービス 日本国の法令により「司法書士」としての資格を有する司法書士が提供する法律サービス 日本国の法令により「行政書士」としての資格を有する行政書士が提供する法律サービス 756 (b) (a) (e) (d) (c) (h) (g) (f) 1 ス ス 日本国の法令により「社会保険労務士」としての資格を有する社会保険労務士が提供する法律サービ 日本国の法令により「土地家屋調査士」としての資格を有する土地家屋調査士が提供する法律サービ 第五節 日本国にある公私の機関との間の契約に基づき高度の水準の技術又は知識を必要とする事 757 業活動に従事するモンゴル国の自然人 のいずれかに該当するサービスの提供に係る事業活動であって、出入国管理及び難民認定法の一部 日本国にある公私の機関との間の個人的な契約に基づき、日本国における一時的な滞在の間に、次の 又は 当該自然人の予定される事業活動期間が三箇月以下である場合に限り、許可される。 び一時的な滞在が許可される。ただし、三箇月間の入国及び一時的な滞在については、日本国内における 人については、三箇月間、一年間、三年間又は五年間(この期間は、更新することができる。)、入国及 定められる「技術・人文知識・国際業務」の在留資格に基づくものに従事しようとするモンゴル国の自然 を改正する法律(平成二十六年法律第七十四号)による改正後の出入国管理及び難民認定法でその範囲が (b) (a) (i) (j) 2 物理学、工学その他の自然科学又は法律学、経済学、経営学、会計学その他の人文科学に関する高度 に規定する自然科学又は人文科学に関する高度の水準の技術又は知識を必要とする活動とは、1に 日本国以外の国の文化に基盤を有する思考若しくは感受性を必要とする活動 の水準の技術又は知識を必要とする活動 1 規定する自然人が、原則として、大学教育(学士)又はそれ以上の教育を修了することによって得た自然 科学又は人文科学の専門的な技術又は知識を用いることなく従事することができない活動をいう。 に規定する活動に従事するも 大学教育又はそれ以上の教育を修了していないモンゴル国の自然人であって、情報処理技術に関する試 の規定に基づき入国及び一時的な滞在が許可される。 験に合格しており、かつ、情報処理に関する技術又は知識を必要とする1 のについては、1 3に規定する試験は、日本国政府からモンゴル国政府に通報される区分に該当するものをいう。 同行する配偶者及び子 配偶者及び子については、原則として当該自然人に許可された一時的な滞在の期間と同一の期間、入国及 第六節 4 (a) 第二節から前節までの規定に基づき入国及び一時的な滞在が許可されたモンゴル国の自然人に同行する 3 (a) 1 (a) 758 (a) (b) 2 び一時的な滞在が許可される。ただし、当該配偶者及び子が、当該自然人から扶養を受け、かつ、出入国 管理及び難民認定法に定める「家族滞在」の在留資格において認められる日常的な活動に従事することを 条件とする。 1の規定に基づき入国及び一時的な滞在が許可された配偶者については、申請があった場合には、出入 国管理及び難民認定法に従って日本国政府の許可を受けることを条件として、その在留資格を就労するこ この節の規定の適用上、「配偶者」又は「子」とは、日本国の法令に基づいて認められた配偶者又 とが認められるものに変更することができる。 注釈 は子をいう。 (第二編は、モンゴル語及び英語により作成され、この附属書の不可分の一部を成す。) 759
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