「小平市人口ビジョン及び小平市まち・ひと・しごと創生総合戦略」策定支援等業務委託 仕様書(案) 1 件名 「小平市人口ビジョン及び小平市まち・ひと・しごと創生総合戦略」策定支援等業務委託 2 業務の目的 本業務委託は、 「まち・ひと・しごと創生法」 (平成 26 年法律第 136 号)第 10 条の規定等に基 づき小平市が策定する「小平市人口ビジョン及び小平市まち・ひと・しごと創生総合戦略」(以 下「総合戦略等」という。 )の策定に必要な調査・分析等を実施し、総合戦略等策定の円滑かつ 適切な実施に資することを目的とする。 3 業務委託の内容 業務内容の詳細については、プロポーザル後、選定された事業者の企画提案を基に、市と事業 者(受託予定者)の間の協議により、仕様書を作成し決定する。 (1)小平市人口ビジョン ① 対象期間 2015 年(平成 27 年)から 2060 年(平成 72 年) ② 調査・分析等事項 ア 人口の現状分析 (ア)人口動向分析 国が示す分析事例等を参考に、小平市の人口の現状分析を行い、総人口や年齢構成がど のように変化してきたか、その要因はどのようなものであったかなどについて分析する。 ○総人口の推移と将来推計 ○年齢 3 区分別人口の推移と将来推計 ※年齢 3 区分とは、年少人口(0 歳から 14 歳)、生産年齢人口(15 歳から 64 歳)、 老年人口(65 歳以上)の 3 区分のことをいう。 ○出生数、死亡数、転入数及び転出数の推移 ○総人口の推移に与えてきた自然増減及び社会増減の影響 ○性別・年齢階級別の人口移動の状況 ○他の市町村との人口移動の状況 ○産業別の就業状況や雇用状況など人口動向に関連する事項 ○その他、小平市の人口動向分析に資する事項 (イ)将来人口の推計と分析 様々な仮定の下で将来人口推計を行って比較することで、人口に関する小平市の今後の 課題を把握する。 ○平成 22 年国勢調査結果をもとに小平市が平成 24 年 6 月に作成した「小平市人口推計 報告書」の人口推計値を踏まえ、2060 年(平成 72 年)までの推計値を整理する。 ○出生率や移動率などについて仮定値を変えた人口推計における、総人口、性別・年齢 階級別人口の比較 ○将来人口に及ぼす自然増減・社会増減の影響度 ○その他、将来人口の推計と分析に資する事項 (ウ)人口の変化が地域の将来に与える影響の分析・考察 現状の傾向のままで人口が推移した場合の、将来の地域住民の生活や地域経済、地方行 政に与える影響についての分析・考察を行う。 ○小売店など民間利便施設の進出・撤退の状況 ○地域の産業における人材(人手)の過不足状況 ○公共施設の維持管理・更新等への影響 ○社会保障等の財政需要、税収等の増減による地方公共団体の財政状況への影響 ○その他、人口の変化が地域の将来に与える影響の分析・考察に資する事項 イ 人口の将来展望 (ア)人口の将来展望に必要な調査・分析 国が示す調査事例等を参考に、小平市の人口の将来展望に必要な調査について、市民を 対象として郵送の方法により行うとともに、集計と集計結果の分析を行う。なお、調査項 目は小平市と協議のうえ決定する。 ○結婚・出産・子育てに関する意識・希望の調査(最低 1,000 人程度以上) ○定住・移住などに関する意識・希望調査(最低 1,000 人程度以上) ○その他、市内の産業や消費の動向など地域の活性化の分析に資する調査(調査の方法 は任意) ※宛名タックシールは小平市で用意する。 ※発送用の封筒及び返信用封筒(ソフトカラー・テープ付き)の作成、印刷に要する費 用は本業務委託費の中に含む。 ※発送と回収に要する費用は本業務委託費の中に含む。 ※郵送費は本業務委託費に含めるものとする。 (イ)目指すべき将来の方向を定めるための論点の整理 アの人口の現状分析及び(ア)の将来展望に必要な調査・分析の結果を踏まえ、小平 市の人口に関して目指すべき将来の方向を提示するための論点の整理を行う。 (ウ)人口の将来展望を行うための支援 人口の将来展望においては、(イ)の目指すべき将来の方向を踏まえた自然増減や社会 増減に関する仮定を置き、総人口や年齢 3 区分別人口といった人口等を展望し、その結果 を記載することとなるが、仮定の設定や将来展望結果のまとめに係る論点整理等の支援を 行うものとする。 なお、将来展望の期間については、2020 年(平成 32 年)の時点について記載するとと もに、5 年もしくは 10 年ごとに中間時点での記載を行い、最終時点は 2060 年(平成 72 年)とする。 (2) 小平市まち・ひと・しごと創生総合戦略 ア 総合戦略の対象期間 2015 年度(平成 27 年度)から 2019 年度(平成 31 年度)までの 5 年間 イ 基本目標 小平市人口ビジョンを踏まえた上で、国のまち・ひと・しごと創生総合戦略が定める次の 政策分野を参考に、一定のまとまりの政策分野ごとに小平市が行う基本目標設定のための論 点の整理及び基本目標の数値目標設定のための支援を行うものとする。 ○地方における安定した雇用を創出する ○地方への新しいひとの流れをつくる ○若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる ○時代に合った地域をつくり、安心なくらしを守るとともに、地域と地域を連携する ウ 講ずべき施策に関する基本的方向を定めるための支援 上記イで定める政策分野ごとの基本目標を達成するために講ずべき施策の基本的方向を小 平市が定めるにあたっての論点の整理を行う。 エ 具体的な施策と客観的な指標の設定のための支援 上記ウに定める施策に関する基本的方向に沿って、政策分野ごとに小平市が定める具体的 な施策及び施策ごとの客観的な重要業績評価指標(KPI)を検討するに当たっての論点の整理 等の支援を行う。この場合、受託者は、国のまち・ひと・しごと創生総合戦略において定め た「政策5原則」(自立性、将来性、地域性、直接性、結果重視)の趣旨を踏まえて行うこ と。 オ (仮称)小平市まち・ひと・しごと創生総合戦略推進委員会の運営支援 小平市が設置するまち・ひと・しごとに関係する団体(行政機関を含む)の代表者、市民、 学識経験者、金融機関等で構成する検討組織「(仮称)小平市まち・ひと・しごと創生総合 戦略推進委員会」を運営するにあたって、会議資料作成の支援及び会議録の作成を行う。契 約期間中に 5 回程度開催する予定。 なお、委員報酬費用の支払いは、本業務に含まない。 カ 総合戦略等の原稿作成等及び印刷製本 総合戦略等(案)の原稿について、市民にわかりやすいものとなるようデータや図表も活 用して作成したうえで印刷・製本を行う。ただし、小平市まち・ひと・しごと創生総合戦略 については、小平市が起草したものについて、受託者において市と協議のうえで編集を行う ものとする。 また、総合戦略等については市民公募手続を行うため、素案の段階においても同様の作業を 行うものとする。 4 業務委託期間 委託業務の期間は契約締結日から平成28年3月31日(木)までとし、成果品の納期限は平成28 年2月19日(金)までとする。 5 成果品 (1)「小平市人口ビジョン及び小平市まち・ひと・しごと創生総合戦略」 A4版、カラー印刷300部、CD-ROM等の電子データ1枚 (2) 総合戦略等に関する調査・分析等の結果報告書 資料一式、CD-ROM等の電子データ1枚 6 その他 (1)受託者は、本委託業務の実施に当たっては、国のまち・ひと・しごと創生長期ビジョンや まち・ひと・しごと創生総合戦略、並びに東京都が策定する予定の地方人口ビジョンや地方版 総合戦略を勘案して行うこと。 (2)受託者は、国から総合戦略等策定に資するものとして小平市に提供されたデータ(「地域 経済分析システム」の一般メニューを含む)については、可能な限り活用して業務を行うこと。 (3)受託者は、小平市セキュリティポリシーを遵守し、本業務の実施過程で知り得た秘密を第 三者に漏らしてはならない。この契約の満了後、又は契約解除後においても同様とする。 (4)本委託業務における成果品及びデータ等を含むあらゆる制作物について、小平市が著作権 を持つものとし、小平市が自由に加工、複写、ホームページの作成、増刷等を行い、公表でき るもとする。 (5)本委託業務を円滑かつ適正に進めるため、打ち合わせ協議は、必要に応じてその都度行う。 (6)受託者は、必要に応じて報告書を作成し、進捗状況を報告するものとする。 (7)本委託業務において仕様書に明記されていない事項及び疑義が生じた場合は、小平市と協 議し明確にするものとする。 以上
© Copyright 2024 ExpyDoc