「わが都市(まち)すいたの教育ビジョン」の中間見直し案に対する御意見及び市の考え方 № 御意見 市の考え方 「わが都市(まち)すいたの教育ビジョン」(以下、「教育ビジョン」 という)は、本市の教育の大きな方向性を示すものです。 大筋の見直し案には同意できるものが多いです。ただ、具体的 具体的に取り組む事業等の詳細については、毎年度策定する「教育委員 な取組みがわかりにくく、また、目標があいまいで、達成できた 会の重点項目(施策)」の中で明らかにし、また、その取組の成果等につ のかどうかもわからないものになってしまう気がしました。 1 いては、「教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検・評価報告書」の 中で教育委員会自らが取組について検証した結果を市民に公表することと とにかく、成果目標とその基準が、そして取組みの具体(どの しています。 事業なのか?)をもっとはっきりさせてほしいと思います。 なお、御意見を踏まえ、中間見直し版の教育ビジョンは、市民の皆様によ りわかりやすくなるよう工夫をしました。 小中一貫教育は、竹見台中学校区で実施されていますが、いつ までに全中学校区に広げるつもりなのか?竹見台中学校区と同じ 2 ように金曜日に中学校へ登校するシステムなのか、それとも、ど こでも述べているような、単純な(つまり、お題目だけの)小中 一貫なのかわかりません。 「千里みらい夢学園(桃山台小学校、千里たけみ小学校、竹見台中学 校)」は、小中一貫教育のリーディングスクールとしての取組(学力向 上、英語教育、金曜日登校等)の情報発信に努めています。また、全ての 中学校ブロックにおいては、「めざす子ども像」を掲げ、その具現化に向 け、各ブロックで指導内容の重点化を図る中で、小中学校の教員の授業交 流などをとおして積極的に進めています。 確かな学力では、吹田市は大阪府の中では全国学テの平均正答 率が高いのですが、全国の中ではまだまだだと思います。箕面市 のように全国1をめざすのか?また、茨木市のように、正答率8 0%以上と40%以下のデータを出して、底上げを図るようにす 3 るのか?そもそも平成26年度の報告を読む限り、優秀な生徒が たまたま多いだけではないか?授業は改善されているか?と思い たくなるような結果です。茨木市のように全国学テのどのデータ がよくなればいいと思っているのかわかりません。 教育委員会及び各校においては、全国学力・学習状況調査の平均正答率 等の数値だけにとらわれず、児童・生徒の学習習慣や生活習慣などの傾向 や課題を分析しています。この分析に基づき、研修体制の確立や各校の授 業づくりについての実践交流等により教職員の授業改善を図り、子どもた ちの確かな学力の育成をめざしています。 心の教育の充実でも、今年度の学テの報告書を読む限り、吹田 心の教育の充実については、その取組の柱として道徳教育の計画的な推 4 市はいいとはとても思えません。どのデータを上げるつもりなの 進を掲げ、すべての中学校ブロックで道徳の研究授業を行い、児童生徒の 発達段階に応じた道徳性の育成を図っています。今後もこれらの取組をと か?そのためにどんな取組みをするのか? おして、いじめを許さない態度や将来に向けて希望や勇気を持って生き抜 く力を育成してまいります。 また、学びを高め、健やかな心と体を育む教育を進めることにより、子 体力づくりでも、今日的な教育の課題でも、生徒指導の充実で どもたちの確かな学力、豊かな心と健やかな体など、総合的人間力を育む 5 も、進路指導の充実でも、どのデータを上げたいのか?どんな取 とともに、全ての人々が生涯にわたって学び、楽しみ、個性や能力を発揮 しながら自己実現を図る社会づくりをめざします。 組みをするのかわかりません。 教育相談において、相談者へのアンケートは行っておりませんが、専門 家による指導助言を始めとした相談員研修を行うことで、質の高い相談内 容となるよう努めています。また、教育相談の周知については、チラシ配 教育相談では、相談件数が多いのがよいとは限りません。相談 付に加え、ホームページ・「くらしの友」などにも掲載し、必要な方に利 をした後のアンケートを取っているのか?どこまで宣伝している 6 用していただけるよう努めております。引き続き、さらに多くの市民に周 のか(認知度は?)?みえません。特別支援教育の充実も同じで 知を図ってまいります。 す。 特別支援教育においても、子どもたちの社会参加や自立をめざした「個 別の指導計画」や「教育支援計画」に基づいた教育内容の充実を図り、と もに学びともに育つ教育を推進しています。 国が幼児教育を進めようとしていますが、それを先取りしよう という意欲が見られません。保育園では、幼児教育のかけらもみ られません。保育園に通っていた子供たちが小学校で字が読める 7 ようになっているのは、はっきりいって家庭教育の力です。保育 園の力ではありません。それをどう解決するのか?家庭教育の力 は大切なのでそれでもよいのですが、どのような支援をするの か? 8 平成27年度(2015年度)から始まる「子ども・子育て支援新制度」にあ わせ、現在、区域ごとの幼児教育・保育の見込み量とその確保方策等につ いて定める「子ども・子育て支援事業計画」を策定中です。新しい制度の もと、既存の施設を活用しながら公立幼稚園の認定こども園化の推進を図 り、本市の就学前教育を改善・充実させることにしっかり取り組んでいき たいと考えています。 右翼の意見を明記しないようにしてください。 「教育ビジョン」は、本市の教育の大きな方向性を示すものです。今回 例えば市議会定例会本会議平成26年9月では議事録「09月 の中間見直し(案)の内容に直接関係するものではないと思われますが、 16日-04号」に見られるように、公的舞台で右翼丸出しの主 御意見として承らせていただきます。 旨が吹田市に突きつけられています。
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