6月:虫歯を予防しましょう(PDF形式:203kbyte)

平成26年 6 月
金沢市教育プラザ
研修相談センター
虫歯を予防しましょう
虫歯は口の中に住んでいる虫歯菌(ミュータンス菌)が食べ物としてとった糖質(主に砂糖)
を分解して酸をつくり、酸性の度合いがpH5.7 を過ぎたあたりから歯の表面が溶け始めます。
さらに、この状態では、虫歯菌の活動も活発になり、ますます虫歯になりやすくなります。
かみ合わせに影響がでて、食べ物をよくかまずに飲み込んで消化不良
放っておくと
を起こしたり、偏食や食欲不振の原因にもなります。
虫歯になるか、ならないかは、食事やおやつの内容・食べ方、また食べる時間などが影響します。
おやつの時に砂糖がたくさん含まれているものや、歯につきやすいものを食べたり、糖分の多い
飲み物を飲んだり、寝る前に糖質をとったりすると虫歯が出来やすい状態になります。
虫歯になりやすいおやつ
可能性の高いもの
キャラメル、ヌガー、ドロップ、ガム
クッキー、チョコレート、カステラ、和菓子
レーズンサンド、ウエハース、フルーツケーキ、マドレーヌ
アイスクリーム、砂糖不使用ビスケット
可能性の低いもの
おせんべい、クラッカー
虫歯にならないために
しっかり かんで食べる
毎日、歯をみがく習慣をつけるほか
食事では?
カルシウムをとる
歯や骨の栄養といえば、“カルシウム”ですね!
口の中に食べ物が長い時間残っていると虫
歯ができやすくなります。特に甘いものを食
べたあとには、“かみごたえのあるものや、
食物繊維を多く含む野菜類を食べる”ことで、
特に乳幼児期(歯が生えかわるまで)の間にカルシウ
しっかりかむことになり歯の表面がきれいに
ムを十分にとることは、“丈夫な歯をつくる”ことに
なり、唾液の分泌もよくなるので、口の中が
つながります。
さらにきれいになります。
注意!
清涼飲料水や加工品食品をとり過ぎると、
唾液は歯を守ってくれる働きがあります。
添加物として含まれている「リン」(ミネラル)のとり過
ぎになり、大切なカルシウムの吸収が妨げられますの
で注意しましょう。
カルシウムたっぷりの食品
牛乳、ヨーグルト、チーズ
大豆、豆腐、納豆、わかめ、こんぶ、ひじき
小松菜、ほうれん草、切干し大根
モロヘイヤ、小魚、ワカサギ
ごま、アーモンドなど
たのもしいだ液の力
よーく噛むと出てくるフレッシュなだ液は、
甘い食べ物で酸性に傾いた口の中を、中性に
押し戻します。さらに、溶け始めた歯の表面
を修復してくれます。
参考資料:保育所の食事を通して食育を、 こどもの栄養 201312 月