第2回ふれあい懇談会懇談要旨 開催日時 平成26年11月15日

第2回ふれあい懇談会懇談要旨
■開催日時 平成26年11月15日(土)
14時~16時
■開催場所 湖北台近隣センター
■参加者
17名
■出席者
星野市長、日暮総務部長、芹澤企画財政部長、鈴木環境経済部参与
今井建設部長、大塚都市部長
■懇談要旨
市民:質問
街路灯のLED化の問題で、自治会のLED化は進んでいるが、市管理のLED化
は、あまり進んでない様なので、市の計画はどのようになっていますか。
湖北台地区の公共施設の整備について、本年度中に基本方針を決定したいようです
が、もう少し詳しくお聞きしたい。
我孫子市の人口減少と高齢化は、近隣の市と比べて深刻な状況です。人口減少と高
齢化対策についてお伺いしたい。
市長:回答
自治会管理の街路灯は、予算をオーバーするほどの要望があり、自治会を優先して
LED化を進めます。今年は市の街路灯が進みませんでしたが、今後2年間で全ての
街路灯をLED化する予定です。
公共施設の整備については、約2年掛けて皆様方からご意見を頂戴してきました。
そのご意見も踏まえ、本年度、基本的な計画作り、用地買収についても整理をさせ
ていただき、対応していきます。
人口減少問題については、将来に向けて20代、30代の女性をどれだけ増やして
いくか、それとその年代の女性に住んでもらえるかということが、一つの課題として
認識しています。我孫子市では、様々な形で若い世代に住んでもらえるように、市内
で中古住宅を買ってリホームした場合には50万円、転居してきた場合には30万円
合わせて80万円を補助しましょうと本年度より初めました。当然市だけのPRだけ
ではなく、宅建業界、住宅展示場などの住宅関係の業者さんの協力を得てPRをして
頂きました。その結果、市内で賃貸していたが持ち家にして定住しているという人が
140名を超えています。特に湖北・新木・布佐地区に増えています。急激に人口を
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増やすのは難しいので、人口を減らさない、若い人に住み続けていただけるように配
慮することが必要だと思っています。特に成田線沿線は、電車の本数が少ないので、
逆に住宅が若い人にも購入しやすい価格で広い面積を確保できる利点が、ありますの
で、そこを合わせて不動産屋さんにも情報提供しながら、PRをしているところです。
人口は横ばいというより、減らないようにしていきたいと思っています。若い世代が
子育てし易い環境作りの対策を進めなくてはならないと考えています。我孫子市の人
口減少では、高齢化率が東葛地区で最も高いということは、死亡者数も率にすればけ
っこう高いです。我孫子市では、亡くなった方が、2年連続で1,250人を越えて
おり、生まれた方が950人を下回っています。毎年250人から300人の人口が
減る状態になってきています。社会増減の状況では、一時的に我孫子市から出て行く
人と我孫子市へ入ってくる人が、ほぼ同数となってきました。生まれた方と亡くなっ
た方の差の人口の自然減は、中々厳しいと思います。2年あれば人口が500人減る
現実があります。その中で若い人の取り合いの都市間競争の時代に既に入ってい
ますので、若い人に選んでもらえる街になるように、これからもプロジェクトチーム
を中心に検討を進めていきたいと思っています。
市民:質問
街のいたる所に、公職選挙法の定めより大きな看板が立っている。また、一人の人
が20枚以上の看板を立てていること自体を不思議に思います。公職選挙法では、看
板について後援会が6枚、個人が6枚となっています。美化に取り組んでいくならば、
この問題を解決していただきたい。
私どもの自治会では、市より4月1日現在の世帯数に対して、300円の自治会活
動助成金を受けています。当自治会では、延べ12名以上の方が担当課に過分請求分
に気づき返金を求めるように行っております。また、私も広聴課がないということで、
秘書課の方にも2回ほど電話をしていますが、市からは何もいってきていません。こ
れで良いのでしょうか。私どもが住んでいる団地の助成金を調べてください。
選挙管理委員会事務局長:回答
選挙期間以外でも選挙活動の制限があります。その場合に個人名を出す看板につい
ては、通常6枚の証票を交付しています。選挙管理委員会事務局は、選挙事務の執行
機関ですので、取り締まりは警察署になります。そのような情報があった場合に、個
人或いは事務所が特定できる時は、選挙管理委員会事務局より事務所に連絡をしてい
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ます。状況によっては、警察署に連絡をすることも必要であると考えています。
市長:自治会は任意加入団体で其々が加入をしている。加入している数と申請して
いる数が違うということで理解してよろしいですか。市が お支払いをしている
1世帯300円の助成金は、加入者を前提としています。担当課を含めて聞き
取りさせていただき、どのような考えの基で行っているのか。また、千葉市のケース
も改めて聞き取りをさせてもらいながら、検討をさせていただきます。
市民:質問
終末処理場の問題で、来年の3月31日までに持ち帰えることになっており、3市
が予算を計上しておりますが、本当に期限までに持ち帰ることが出来るのでしょうか。
汚泥がまだ500トン残っていますが、これの取り扱いについては、どうなります
か。高校・大学を出て40代の後半の中で、まだ仕事についていない方が、日本全国
で200万人ぐらいいるそうです。まだ若い人でみれば70万人おり、その中で千葉
県では3万数千人がいる。親がなくなった後、この人達は無職になってしまうので、
この人達をどのように仕事に就かせていくのか。市だけの問題ではないが、市はどの
ように考えているのか。
市長:回答
終末処理場について、3市とも9月で補正予算を計上し、松戸市は建設が終わり、
早ければ12月から搬送できるレベルまできています。柏市は、地元に説明をしなが
ら、ほぼ問題なく持ち帰えると聞いています。3市とも保管の仕方、建物、地元への
説明、3月31日までには搬送できると口約束をし、文書で確認をしてきました。私
としても3市とも3月31日までには搬出できる見通しを持っています。汚泥ですが
これが一番のネックです。どこの街が持ってきたのではなく、下水道管を通して、あ
そこに集まってきた物で我孫子市を含めて7市の分です。ここは、終末処理場の機能
と場所ですから、ここに終末処理場の外へ持っていけない汚泥があります。これは、
当初から同じです。最近の汚泥は全部 8,000 ベクレルを下回っていますので、ある程
度脱水等の処理をしながら、搬出できる濃度で処分しています。この520トンにつ
いては、流域7市と県と協議をしながら、国の方の最終処分処理場の整備ができたら、
そちらに持って行くことになっていました。残念ながら来年の3月にはほぼ無理だろ
うという状況の中では、もう暫く置かざるを得ないと思っています。この保管状況を
もう少し安全性の高いものにしてくれとお願いをしています。この520トンの処分
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先が中々決まらない状況で申し訳ありません。次に我孫子市で生活保護の扶助費を支
払っている方々は、再就職できない方々が多くいらしゃいます。市としては職員が職
に就けるように情報提供等の努力をしていますが、就労できる方については、少しず
つ就労させています。それ以上に就労できなくて生活保護になってしまう方が多い状
況です。市としては、生活保護になった段階で、就労指導に繋げています。毎年のよ
うに職員が不足し生活保護のケースワカーを増員しています。色々な形で就労の場を
確保するように取り組んでいます。生活保護になった場合には、次のステップがあり
ますが、生活保護に落ちる前の段階では現実的に見つかっていません。若いうちから
の教育を含めて手に職を付ける教育が必要であると思いますが、現実的には厳しい状
況です。
市民:質問
手賀沼ふれあいラインの356号線の国道化についてと交通事故が増えているの
で、その交通安全対策について。また、湖北台地区の下水道幹線について、下水道管
渠の耐用年数は50年、湖北台地区の着工年は、昭和42年今年で47年目になるの
で、早急な下水道管渠の検証をし、早期の着工をお願いしたい。なお、平成25年度
普通会計の公債比率についてもお聞きしたい。
市長:回答
ふれあいラインの国道化については、湖北台団地が出来る前から計画されており、
国道にするという前提で 100%県の事業で行われています。向こうの356号線をこ
ちらに切り替えるという前提で工事が行われています。元の国道356号線は、元の
県道か若しくは市道まで格下げされるかかもしれないということで工事が進められ
ています。その中で、走りやすくなれば交通量が増え、交通事故も増えるという事で、
警察署とも協議をし、安全対策を検討していきます。
建設部長:回答
市内でも下水道管の未整備なところが、かなりありますので、そちらを行いながら、
管理も一緒にやっていかなければならないと最近言われてきています。国土強靭化計
画に基づき、市内にある公共施設の下水道、道路、橋等を全部含めまして、今後どの
ように何年でどれ位行えばよいのか、計画を作成していく予定です。
市長:回答
市長になって2期目ですが、老朽化に対する対策は、まだ終わっていないと認識し
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ています。就任直後の計画では、市の学校校舎の耐震化は25年度に終わる。体育館
の耐震化は、26年度から始まります。保育園については、まだ診断もしてない状況
でした。また、水害については、9箇所の常襲地帯がある中で、私が来るまで一切工
事はしてない状況でした。
そのような中で、一つずつ手を打っていますが、来年は市政45周年ということは、
40年・50年経った老朽施設が沢山あります。調査をしながら一つずつ改修・立替・
交換・廃止を含めて検討し、実施しなければならないと認識をしています。
企画財政部長:回答
25年度の公債比率は11.2%です。公債比率は減ってきていますが、今後老朽
化施設の改修などがありますので、そのへんを見ながら行っていきます。
市民:質問
広報に掲載されている「ふれあい懇談会」の記事がいかにも小さい。参加者が少な
く、高齢者ばかりで若者が少なく寂しい。動画の形で我孫子の若者動員作戦を展開し
て頂きたい。我孫子の街は住み易い街だよと市長が先頭に立ってPRして下さい。
我孫子魅力発信室は応援部隊が後押しをしてくれないとやり辛いので、魅力発信
室が仕事をやり易い環境を作ってあげて下さい。
新木についてですが、新木駅周辺の市民は、駅周辺が活気づくことを望んでいるの
で早く進めて欲しい。市政45周年の施策については、書いてある内容が少し寂しい
ので、もっと魅力あるプラニングを展開して欲しい。
市長:回答
現在ふれあい懇談会は、春秋2回各5会場で実施しています。若い人はこの懇談会
には中々参加してくれませんが、土日の午後であっても子どものテーマならば参加し
てくれます。若い人達にはテーマを絞って参加をしていただこうと思っています。も
う一つ若い人達から意見を聴衆する方法として、毎月10項目程度の質問を登録して
いる若い人達に投げかけて、メールで自由に返してもらう制度を来年から入れてみよ
うと思っています。次に魅力発信室についてですが、魅力発信室長は、10月からの
就任で誰が来るのか分らなかったので、余り縛らずに予算編成もしてないで、室長か
らの提案を補正なりで対応していこうと今までは思っていました。新年度予算の編成
作業中なので、室長の考えも踏まえ全体の中で考えていきたいと思っています。新木
につきましては、春に伝えたことに変更ができた部分、少し具体的なタイムスケジュ
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ールが見えてきたところがありましたので、お示ししてきました。工事の進捗に合わ
せて新しい情報が出来しだい説明をさせて頂きます。45周年記念事業ですが、10
周年事業は少し派手に実施するでしょうが、5周年事業は抑えながら余りお金を掛け
ないで実施するのが通例になっていると認識しています。40周年以降5年間我孫子
市にご協力いただいた方々に感謝の気持ちを表せるのは、記念切手を発行し記念とし
て出したいと思います。また、ご当地ナンバープレートを我孫子市が発行します。発
行できるものは、オートバイの125cc以下になり、図柄のパターンは、「うなき
ちさん」「ふさだしお」と「いままでどおり」があります。市内を頻繁に走る企業に
無料で交換しますので付けてくださいとお願いをしています。
市民:質問
もう少し若者も含めて沢山の方に来て欲しいと思います。広報などがあるとは思い
ますが、自治会長宛に 1 月前位に、回覧板なり文章を送っていただければ更に宣伝に
なると思います。公共施設の整備計画について、関心の高い図書館を中里地区に移転
させる計画なのかお伺いしたい。
市長:回答
ふれ懇のPRについては、来年春以降検討させていただきます。ご提案有難うあり
がとうございました。 図書館については、2 年間様々な形でご意見を頂戴してきま
した。図書館は今の場所が良いという意見が少し多いと思っています。市内には老朽
化した施設が多くある中で、消防署、保育園、隣のわくわく広場が唯一のプレハブな
ので、この3施設については移転しようと思っています。消防署員や消防団員に聞い
てみると、市内には訓練する場所がないので消防団員を含めて訓練ができる場所を確
保したいと思っています。用地交渉も含めて整理をしていきたい。来年の春にはもう
少し説明ができると思います。
市民:質問
私のポリシーはごみのない街です。自分で出来ることは、自分達でやろうよ。
市長:回答
我孫子市では、ボランティアの方々に自分で出来ることは、自分達で手分け
してやっていただいています。有難うございます。我孫子市役所の職員数は人口千人
当り6.4人で市の仕事をしています。この6人台の前般の数字は、千葉県内でも少
ない方です。市でしかやれないところは、市に相談してください。その前に自治会の
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中で出来ることでも、市にお願いしたいということが、少しずつ増えてきますので、
これも含めて皆様方と意見交換をさせていただきたいと思います。
市民:質問
若い人の定住化が進んでいるということで、140名が転入され明るい見通しがで
きたと思います。今後ともプロジェクトを進めていただきたい。柏市がシルバー人材
センターとタイアップして、ジョブコーディネーター制度を作りました。我孫子市で
も65歳以上の方が26%以上になっており、男性の場合は、辞めると大体家にこも
りがちになる人が多くなり、社会との繋がりが少なくなります。今後退職した人達が
多くなりますので、今までの経験を活かし、健康寿命が延びるようにジョブコーディ
ネーター制度内容を見て検討していただきたい。今後公共施設を作る場合に、太陽光
のパネルを設置して出来るだけ再生エネルギーの促進をしていただきたい。
市長:回答
若い人達の定住化は、これからも各市町村が積極的に取り組むだろうと思っていま
す。近隣市とは、比較をしながらそれぞれの街が、若い人の引っ張り合いをしている
ことを踏まえながら、これからも情報を入れながら、我孫子ではどのような方法がい
いのか、我孫子では子育てがし易いことを含めてPRが必要だと思っています。我孫
子市は、高齢化率が高いですが、凶悪犯罪の発生率は一番低いです。私の記憶では、
ここ数年で凶悪犯罪は1件しかありません。あと交通事故もありますが、死亡発生率
も他市と比較しても低いと思っています。安心して暮らせる街であることを含めてP
Rをしていきたいと思っています。先ほどの説明の補足をしますが、若者の転入が1
40名ではなくて、定住が140名です。実際に我孫子市に引っ越してきた方が40
名ぐらいです。あと100名ぐらいの方は、我孫子で賃貸であった方が持ち家になり
ました。まず、我孫子市で中古住宅を含めて持ち家を推奨していきます。それが空き
家対策にも繋がります。宅建業界や住宅メーカーにも情報提供をすると共に若い人達
にPRしていただけるように取り組みをしています。ジョブコーディネーターにつき
ましては、我孫子市でも、厚生労働省が健康寿命を言い始める前にプロジェクトチー
ムを立ち上げながら取り組みをしています。その中で、一番重要視しているのが、認
知症、脳欠化障害、骨租しょう症、リユーマチこの4つの病気を抑えることにより、
我孫子では6割の人が要介護認定を受けています。4つの内の1点目、2点目が最重
要課題として、ただ3点目、4点目も大事にしていきながら、啓発や予防体操を含め
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てPRをさせていただいております。4つの病気をいかに抑えて要介護者にならない
か、健康寿命の延伸に繋げられないかが、大切な課題だと思っています。保健センタ
ー、高齢者支援課を含めてPRさせていただきますので、気軽に参加出来るところに
参加して頂きたいと思います。太陽光パネルの設置については、公共施設のリニュー
アルや耐震補強工事をする時に、設置する適当な場所がある建物については、優先的
に設置をしていきます。来年は本庁舎の屋上にパネルを設置する予定です。ご提案あ
りがとうございました。
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