平成27年度福祉・介護職員処遇改善加算の取り扱いについて 1

平成27年度福祉・介護職員処遇改善加算の取り扱いについて
1 平成27年度当初の特例
(1)提出期限
平成27年4月21日(火)厳守
2 提出書類
(1)福祉・介護職員処遇改善加算届出書(平成27年度用)
(2)福祉・介護職員処遇改善計画書
(3)誓約書
(4)添付書類(就業規則等,労働保険に加入していることが確認できる書類等)
3 提出先
〒070-8525
旭川市7条通10丁目 旭川市第二庁舎5階
福祉保険部指導監査課(障害担当)
電話0166-26-1111(内線5118,5120)
4 前年度の加算の内容と変更がない場合
前年度に福祉・介護職員処遇改善加算を算定しており,新たに加算の内容を変更しない場合には,
次のとおり加算の内容が移行されます。平成27年度に移行された加算のまま算定する場合であって,
前年度に提出した計画書の添付書類に変更がないときは,福祉・介護職員処遇改善計画書と誓約書の
提出で足り,計画書の添付書類は省略することができます。
平成26年度
平成27年度
加算Ⅰ
加算Ⅱ
加算Ⅱ
加算Ⅲ
加算Ⅲ
加算Ⅳ
5 平成27年度福祉・介護職員処遇改善加算からの見直し点
賃金改善の額をより正確に把握するため,加算を取得した場合の賃金水準と取得前の賃金水準の提
出が必要になります。
○賃金改善の見込み額等のイメージ
(1)福祉・介護職員処遇改善加算(Ⅰ)
(Ⅱ)
(Ⅲ)
(Ⅳ)共通
加算 見込額
賃金改善見込額
加算の算定により
※
加算を算定しない
場合(元々の賃金水
賃金改善を行った
場合の賃金総額
準)の賃金総額
※福祉・介護職員処遇改善加算を算定する前の賃金水準(介護職員処遇改善交
付金による賃金改善の部分を除く。
)又は前年度の賃金水準(加算による賃金
改善部分を除く。
)
(2)福祉・介護職員処遇改善加算(Ⅰ)を算定する場合の事務を簡素化した手続き
新加算 (
Ⅰ)と 旧加算 (
Ⅰ)
の差額 の見込額
賃金改善見込額
※
新加算(Ⅰ)を算定
する前年度の旧加
算(Ⅰ)による賃金
加算後の賃金水準
の賃金総額
加算の算定により
賃金改善を行った
場合の賃金総額
6 平成27年度からの福祉・介護職員処遇改善加算(Ⅰ)に係る留意事項
平成27年度からの福祉・介護職員処遇改善加算(Ⅰ)の算定については,キャリアパス要件Ⅰ,
キャリアパス要件Ⅱ及び加算(Ⅰ)の職場環境等要件の全てを満たすことが必要です。
キャリアパス要件Ⅰ
1
~ 1,2及び3の全てに適合すること。
介護職員の任用の際
職位 or 職責 or 職務内容等に応じた任用要件(賃金に関するものを含む。)を定めている。
2
1の職位 or 職責 or 職務内容に応じた賃金体系
(一時金等の臨時的に支払われるものを除く。)
を定めている。
3
1と2の内容について就業規則等の明確な根拠規定を書面で整備し,全ての介護職員に周知
している(福祉・介護職員処遇改善加算を算定している年度の途中で任用した福祉・介職員を
含む。)
。
キャリアパス要件Ⅱ
1
~ 1と2の全てに適合すること。
福祉・介護職員の職務内容等を踏まえ,福祉・介護職員と意見交換をしながら,資質向上の
目標と次のア or イの具体的な計画を策定し,その計画に係る研修の実施 or 研修の機会を確保
している。
ア
資質向上のための計画に沿って,研修の機会の提供 or 技術指導等を実施(OJT,OFF-JT
等)するとともに,介護職員の能力評価を行うこと。
イ
資格取得のための支援(研修受講のための勤務シフトの調整,休暇の付与,費用(交通
費,受講料等)の援助等)を実施すること。
2
1について,全ての介護職員に周知している(介護職員処遇改善加算を算定している年度の
途中で任用した介護職員を含む。)
。
加算(Ⅰ)の職場環境等要件
平成27年4月から届出を要する日の属する月の前月までに実施した処遇改善(賃金改善を除
く。
)の内容を全ての介護職員に周知していること。
ただし,平成27年9月末までに届出を行う場合には,実施予定である処遇改善(賃金改善を
除く。)の内容を全ての福祉・介護職員に周知していることをもって,上記を満たしたものとする。
※
この要件について,
「平成27年4月以降」実施した取組が必要ですが,4月からの算定
に当たっては,ただし書き以降の実施する予定で記載してください。
<参 考>
加算(Ⅱ)
(Ⅲ)の職場環境等要件
平成20年10月から届出を要する日の属する月の前月までに実施した処遇改善(賃金改善を除
く。
)の内容を全ての介護職員に周知していること。
7 福祉・介護職員処遇改善算定に係るフローチャート
キャリアパス要件Ⅰと
YES
キャリアパス要件Ⅱの
キャリアパス要件Ⅰか
福祉・介護職員処遇
改善加算(Ⅰ)
NO
YES
加算(Ⅱ)
(Ⅲ)の職
キャリアパス要件Ⅱの
場環境等要件を満た
どちらかを満たす。
す。
NO
YES
境等要件を満たす。
両方を満たす。
NO
加算(Ⅰ)の職場環
YES
福祉・介護職員処遇
改善加算(Ⅱ)
NO
キャリアパス要件Ⅰ,
キャリアパス要件Ⅱ
YES
福祉・介護職員処遇
改善加算(Ⅲ)
又は加算(Ⅱ)(Ⅲ)
の職場環境等要件の
いずれかを満たす。
NO
キャリアパス要件Ⅰ,
キャリアパス要件 Ⅱ
又は加算(Ⅱ)(Ⅲ)
の職場環境等要件 の
いずれかを満たさ な
い。
YES
福祉・介護職員処遇
改善加算(Ⅳ)
8 特別な事情に係る届出書
事業の継続を図るために,福祉・介護職員の賃金水準(加算による賃金改善分を除く。)を引き下
げた上で賃金改善を行う場合には,特別な事情に係る届出書(以下「特別事情届出書」という。)に
より,次の①から④までに定める事項を届け出なければなりません。この①から④までについて,そ
の事実を証明する書類の添付も必要です。
なお,年度を超えて福祉・介護職員の賃金水準を引き下げることとなった場合は,次年度の加算を
取得するために必要な届出を行う際に,特別事情届出書を再度提出する必要があります。
また,福祉・介護職員の賃金水準を引き下げた後に①に掲げる状況が改善した場合には,可能な限
り速やかに福祉・介護職員の賃金水準を引下げ前の水準に戻さなければいけません。
① 加算を取得している障害福祉サービス事業所等の法人の収支(障害福祉サービス事業による収支
に限る。)について,サービス利用者数の大幅な減少等により経営が悪化し,一定期間に渡って収
支が赤字である,資金繰りに支障が生じる等の状況にあることを示す内容
② 福祉・介護職員の賃金水準の引下げの内容
③ 当該法人の経営及び福祉・介護職員の賃金水準の改善の見込み
④
福祉・介護職員の賃金水準を引き下げることについて,適切に労使の合意を得ていること等の必
要な手続きを行った旨