民間出版物の活用による区の歴史・文化等の魅力周知事業企画提案指示書 この「提案指示書」は、中野区(以下「区」という。)が実施する「民間出版物の活用に よる区の歴史・文化等の魅力周知事業」(以下「本事業」という。)に係る受託候補者の選 定に関して、区が契約する事業者(以下「受託者」という。)に要求する本事業の概要や仕 様を明らかにし、企画コンペに参加しようとする者(以下「コンペ参加者」という。)の提 案に具体的な指針を示すものである。 1 本事業の概要 (1)事業名 民間出版物の活用による区の歴史・文化等の魅力周知事業 (2)業務目的 受託者の編集・販売発行する一般雑誌(以下「出版物」という。)に哲学堂公園を中 心とした区の観光資源を紹介する記事を掲載することにより、哲学堂公園やその周辺エ リアが持つ歴史・文化の魅力を、区の新たな観光資源として広く周知を図る。 ア 対象となる主な資源及び紹介テーマ (1)哲学堂公園 ・日本で唯一の哲学をテーマとした精神修養公園 ・哲学の世界を建造物、石造物、地象、植物、空間から体感・理解できる77場の存在 ・哲学の概念と名称から東洋哲学世界の理解を深める工夫がされ、体系的に順路が設けられている。 ・哲学堂内の特徴建築物と桜・梅など庭園景観資源 ・自然立地を活かした景観と空間の構成、展望のある広場、松林、湧水、川の水場など景観構成の特徴 を生かした配置空間 など (2)井上円了 ・江戸時代の世相であった迷信を明治維新において社会から取除くため、合理的思考の全国的啓蒙・ 普及による近代化を目指した円了の活動 ・円了の哲学普及活動を支援した勝海舟との交流 など (3)周辺資源等 ・哲学堂創立当時(大正4年)に哲学堂内「鑚仰軒」(※)に仮住いしていた民俗学者、歌人「折口信夫 (おりくちしのぶ)」の「自歌自註」によるその時代における哲学堂施設や円了とのやりとり、野方村の風 景・生活 ・昭和4年創設の野方配水塔の給水場としての活用から防災用としての転換 ・昭和41年創設当時は飲食店から病院、住居、屋上には庭園やプールまで完備されている複合施設と して入居することがステイタスとも言われていたが、現在はサブカルチャー発祥地としてのブロードウェイ ・旧山﨑邸(歴史民俗資料館)など明治遺産・近代日本の遺構としての哲学堂周辺施設 ・新井薬師など寺社仏閣を始めとする中野区認定観光資源を含む周辺の資源 など ※哲学堂の門戸を看守するために設けられた建物で、現在の哲学堂公園の正門入口のすぐ右側にあ ったとされているが、現在は残っていない。 イ 対象エリア 野方配水塔 歴史民俗資料館 哲学堂公園 哲学の庭 平和の森公園 たき火の歌発祥の地 四季の森公園 中野ブロードウェイ (3)履行期間 契約締結の日から平成28年3月11日(金)まで 2 事業に関する条件 コンペ参加者は1(2)の業務目的を実現するため、下記で示す区が最低限実施するこ とを定める業務(必須業務)とコンペ参加者の企画による業務(自由提案業務)とを組み 合わせ、事業を実施するものとする。 (1)出版物への掲載 区の指定するテーマに基づく企画・取材・編集、原稿執筆、写真により記事を作成し、 受託者自らの編集・発行・販売による出版物への記事を掲載すること。 ア 掲載する出版物及び区の指定するテーマに基づく記事掲載における規格 以下【表1】の基準を満たすこと 【表1】 項目 内容 1 出版物のコン セプト及び主 なターゲット 等 観光やまち歩き、文化・歴史を主軸とした雑誌であり、まち 歩き等の趣向が比較的高い、30代~60代までの読者層を 中心とし、月刊誌若しくは月刊誌の「特別号」などの雑誌 2 発行部数 3万部以上 3 販売取扱 関東近郊以上の範囲で書店、コンビニエンスストア等で販 売。 4 発行者 受託者とする(区は受託者の発行する雑誌ページの買取りと する。) 5 区の指定する テーマに基づ く記事の掲載 形態 記事掲載形態は雑誌1冊、又は雑誌等の一部としての掲載も 可とするが、区の指定するテーマに基づく記事を雑誌の主要 テーマとして扱うものとし、さらに冊子全体の企画テーマを 中野区に関連するものとすること イ 出版物の納品 上記アで作成した出版物300部を区に納品すること。 (2)電子パンフレットの作成 中野区都市観光サイト「まるっと中野」http://www.visit.city-tokyo-nakano.jp/ 内 「中野区おすすめ情報ダウンロード」に電子パンフレットとして掲載するため、表紙 (なお表紙には出版物の名称を入れること)及び裏表紙を作成し、上記2(1)で作 成された記事の全部または一部をPDFデータ及びAIデータによる電子パンフレ ットを作成すること。 (3)スケジュール等について 本事業の実施にあたっては、受託者が完成までの具体的なスケジュールを作成し、 区に提出・協議の上委託業務を履行すること。また、進捗状況等について区に随時報 告すること。 (4)個人情報の取り扱いに関する誓約書の提出について 中野区個人情報の保護に関する条例に基づき、受託業務において知り得た個人情報 (以下「個人情報」という。)について、上記スケジュールと共に「個人情報の取り 扱いに関する誓約書」、「安全管理体制図」及び「取扱者名簿」を提出すること。 (5)責任者等の配置について 記事の制作にあたっては、責任者1名を置き、区と連絡調整・進行管理を一括して 行うこと。なお、委託業務に従事するスタッフの名簿を作成の上区に提出し、変更が 生じた場合は速やかに区に報告し、了承を得ること。 (6)企画等について 企画及び記事の制作にあたっては、区の指定するテーマに基づき企画・編集・記事 の構成案(以下「企画等(案)」という。)を作成し、以下(7)で述べる編集会議 の開催前に区と内容の協議を図ること。また、編集会議終了後、会議における意見を 反映した企画等(案)を再度作成し、区の了解を得ること。 (7)編集会議の開催について 受託者は、上記(5)における責任者及び、区が指定する東洋大学関係者、区が参 加する編集会議を開催し、上記(6)で作成した本事業における企画等(案)につい て闊達な意見交換を行えるように配慮すること。 また、開催に係る日程の調整、資料作成、配布資料印刷、会議における資料説明及 び当日の運営を実施すること。 なお、会議場所は区が提供する。 (8)取材・記事作成等について ア 哲学堂公園及び井上円了に係る記事作成等について 当該記事の作成・編集については、区が指定する東洋大学関係者への取材や資料 等の提供により行うとともに、監修を受けること。 イ その他資源に係る記事作成等について 寺社仏閣等を始めとする中野区認定観光資源(※ 区内の歴史・旧跡、自然・景観、 食・特産品、イベントなど有形無形の資源の中から、区の魅力を表す地域資源として平成26 年2月に認定)を含む周辺施設については、区及び資源の所有者に取材・資料等の 提供等により記事の作成・編集を行うものとする。 なお、区が紹介した取材先等については、原則として区が予め取材先に連絡した 後に行うこと。 ウ 区民自身に対する取材・撮影について 受託者が独自に区民を取材・撮影する必要がある場合は、区に事前連絡の上了解 を得た後、区の委託による取材であることを告げること。なお、その場合は取材場 所の調整(公園占用許可事前申請や道路使用許可等含む)は、受託者の責任におい て行うこと。 エ 編集等について 受託者は、区と協議の上記事を作成・修正するとともに、記事やレイアウトの内 容に従い、必要なイラスト・図表の作成や、写真撮影を行い原稿を完成させること。 オ 校閲・校正について 入稿までに最低3回、区が校閲・校正する機会を設けること。また、区が校閲及 び校正を行う前に、受託者が次のとおり校閲・校正を行うこと。 (ア)誤字の訂正、脱字の挿入 (イ)レイアウトデザイン、フォントタイプ・デザイン、文章表現、用語・単位・ふり 仮名等の統一 (ウ)組織名・人物名・地名等の固有名詞等や電話番号・FAX番号・住所等の正誤確 認 (エ)写真の被写体の正誤確認やレイアウトの調整 (オ)その他必要な校閲及び校正 カ 区が提供する写真等について 企画等において桜や梅の花など本事業の受託期間に撮影が困難な写真の掲載を 必要とする場合は、区が提供するものとする。 なお、写真を含む区が提供するデータ(メディア)・原稿・資料等については、 記事制作終了後、速やかに返却すること。 キ 文献、写真等の引用について 文献、写真等を引用する場合においては、その出典を明らかにするとともに、そ の文献、写真等に著作権、人格権、財産権が存する場合においては、必ず許可を得 て引用すること。 (9)取材対象者等への謝礼について 本事業に係る取材対象者及び東洋大学関係者に対する編集会議への出席に係る謝 礼金については、受託者が負担すること。 なお、東洋大学関係者に対する編集会議出席及び取材並びに監修に係る謝礼金は、 区の基準に基づく金額(1 時間につき 13,000 円(税込))とする。 3 企画提案に当たっての留意事項 (1)提案に当たっての基本的考え方 コンペ参加者は本事業の趣旨に沿い、下記の視点に基づき効果的な企画を提案する こと。 評価の視点 コンセプトやターゲット、販売部数など高い周知効果が見込まれるものとなっている か 記事の掲載仕様に訴求力はあるか 適切で分かりやすい構成となっているか 魅力の表現により誘客を促進する企画となっているか 本事業に対する意義や目的の考え方に沿った提案となっているか 魅力の顕在化や価値理解に資する創意工夫があるか 事業を的確に遂行できる人数や体制を確保しているか 取材に係るリスク管理は適切にされているか 制作スタッフは十分な知識や経験を有しているか 業務スケジュールは無理なく計画されているか 哲学堂公園や井上円了を始めとする区の歴史・文化資源に係る知識の向上や理解を深 める提案となっているか 作成した記事の周知や訴求手法は効果が見込まれるものとなっているか 将来的な展望を見据えた提案となっているか 企画提案内容に相応した見積金額となっているか 事業実施にあたっての意欲や姿勢が感じられるか 提案に対し適確かつ簡潔に説明が行われているか どのような相手であってもわかりやすい説明を心がけているか 事業の課題や目的を理解しているか 企画提案書の内容との整合性はあるか 回答が企画提案の内容を補完するものとなっているか 応答は明快・迅速か。 業務に対する責任感や誠実さが感じられるか 4 企画提案書等の作成 (1)企画提案書の作成 コンペ参加者は「1 本事業の概要」、「2 事業に関する条件」、「3 企画提案 にあたっての留意事項」に沿った内容で、かつ次の項目について企画提案書を作成する こと。 項目 内容 1 出版物・記事の規 コンセプト・ターゲット、発行部数、販売取扱等 格 2 区の指定する記 事の掲載形態 様式 様式5 (1)冊子全体の企画及びページ構成 (2)区の指定する記事の企画意図、主に紹介する 観光資源等 (3)井上円了をテーマとした紹介記事 3 事業実施体制 (1)実施体制・進行管理方法等 (2)企画・編集に係る人材のプロフィール・実績 (3)発行までのスケジュール 4 作成した記事の 本事業の枠内で可能な記事の効果的な周知及び訴 効果的な周知・訴 求の手法 求方法 5 事業終了後の成 果物の活用 6 見積書 さらなる成果物の活用の手法 本事業の実施に要する経費の内訳(項目、数量、 単価、金額、税等)を明らかにした積算内訳書 (2)企画提案書等の提出部数 企画提案書 10部 表紙(会社名、担当者名及び電話番号等連絡先を記したもの)1部、本文(企画 提案書)10部で作成すること。 (3)企画提案書の作成に係る留意事項 ア 「企画提案書(本文のみ)」には、応募者名、人名及び雑誌名等応募者名を類推 できるような記載をしないこと。例えば、会社のロゴマークなどの写真の掲載や応 募者が受託している業務実績などの記述なども含む。なお、そのような記載があっ た場合は、受理しない場合がある。 イ 提出できる企画案件は1案とする。 ウ 企画提案にあたり、写真、記事、イラスト等を使用する場合は、その所有者、保 有者等から承諾を得ること。 (4)企画提案の無効 コンペ参加者が、次のいずれかの事項に該当する場合は、失格または無効とする。 ア 企画提案競技(企画コンペ)実施要領(以下「本実施要領」という。)「4 コ ンペ参加者の資格要件等」で定める資格要件を満たさない者及び委託契約の締結日 までに資格要件を満たさなくなった者による提案 イ 参加表明書を提出しなかった者による提案 ウ 本実施要領「5 企画コンペ参加申込方法」で定める提出期限を過ぎて提出され た提案 エ オ 本実施要領「2 委託内容」で定める委託契約の上限額を超える提案 提出した参加表明書及び企画提案書が、民法(明治29年法律第89号)第90 条(公序良俗違反)、第93条(心裡留保)、第94条(虚偽表示)又は第95条 (錯誤)に該当する提案 カ 誤字、脱字等により必要事項が確認できない提案 キ 本事業者選定において、その公正な執行を妨げた者又は公正な価格の成立を害し、 若しくは不正な利益を得ようとした者 ク その他本実施要領に違反すると認められる場合 5 契約に関する条件 (1)契約方法 本件は、総価契約とする (2)履行の確認 本契約に基づく履行検査は、提出された完了届と以下の提出により行う。 ア 出版物 300部 イ 以下の項目について確認できる書面 出版物名、発行部数、販売エリア・販売取扱先、発売日、区の指定するテーマ に基づく記事のページ構成 ウ DVD-R 1 枚 まるっと中野掲載用電子パンフレットの A4 サイズ PDF データ及び AI データ ※中野区都市観光サイト「まるっと中野」http://www.visit.city-tokyo-nakano.jp/ 中野区おすすめ情報ダウンロードに掲載 (3) 納品場所 中野区役所 (4)支払方法 全ての業務完了後、検査合格の後、正当な請求のあった日から30日以内に一括し て支払う。 (5)再委託について ア 区発注における契約に基づく納入等の全部又は主要な部分を一括して第三者に 委託してはならない。 ただし、緊急その他のやむを得ない事情により第三者に委託する必要がある場合 はこの限りでない。 イ 受託者は納入等を第三者に委託する場合には、あらかじめ書面により区の承認を 得なければならない。 (6)個人情報の扱いについて ア 受託者は、法令等の定めるところにより個人情報の適切な管理に努め、個人情報 の漏えい、紛失、改ざん及び破損の防止等について、必要な措置を講じなければな らない。 イ 受託者は、受託業務に際して扱った個人情報を業務の目的の範囲を超えて使用し てはならない。 ウ 受託者は、本委託業務が完了したのちも、その業務に関して知り得た個人情報の 内容をみだりに他人に知らせ、または不当な目的に利用してはならない。 エ 受託者は、委託業務として指示された場合を除き、個人情報の複写及び複製を行 ってはならない。 オ 受託者は、受託業務に際して扱った個人情報について、業務完了後、甲に返還す るものを除き、漏えい無きよう速やかに廃棄しなければならない。 カ 受託者は、委託業務に際して扱った個人情報を第三者に提供してはならない。 キ 受託者は、個人情報に係る業務の全部または一部の処理を第三者に委託しまたは 請け負わせてはならない。 ク 受託者は、個人情報の保護に関し事故が生じた場合は、直ちに区に通知し、当該 事故の解決に努めるとともに遅延なくその状況について書面をもって区に報告し なければならない。 ケ 区は、受託者が上記に掲げる個人情報の保護に関する義務に違反し、又は怠った 場合は、区の個人情報保護審議会の意見等を聴いて、その事実を公表することがで きる。 コ 上記の場合において、区が損害を受けた時は、受託者はその損害を補償しなけれ ばならない。 (7)受託者の責務について ア 関係法令等を遵守し、受託者の責任において適切に業務を行うこと。 イ 業務上知り得た個人及び団体の内部情報が漏えいすることのないよう受託者の 責任において十分な管理体制を整備すること。なお、契約期間外においても同様と する。 ウ 受託者は、本事業の実施に当たり、区又は第三者に損害を及ぼしたときは、区の 責任に帰する場合のほかは、その賠償の責任を負うものとする。 エ 業務において、第三者に取材を行うときは、取材者の身分を明らかにすること。 (8)著作権の帰属等 ア 無償譲渡 成果物が著作権法(昭和 45 年法律第 48 号)第 2 条第 1 項第 1 号に規定する著 作物(以下「著作物」という。)に該当する場合には、受託者は当該成果物に係 る著作権(著作権法第 21 条から第 28 条までに規定する権利をいう。以下同じ。) を当該成果物の引き渡し時に区に無償で譲渡するものとする。 イ 関係者に係る著作権の許諾又は譲渡 前項に関し、記事への署名等により成果物に係る著作権が第三者に帰属している ことが確認できる場合については、受託者は成果物の引渡し前に、第三者より受託 者があらかじめ書面による契約により、区が当該著作物を利用することについて許 諾を得る、又は当該著作物の著作権の譲渡を受ける等の措置を講じ、区が当該著作 物を利用できるようにしなければならない。なお、当該措置を行う期間は、成果物 の発行から5年間とし、生じた費用については受託者が負担するものとする。 ウ 公表 成果物が著作物に該当する場合において、受託者(前項に該当する場合にあって は、関係者を含む。以下同じ。)は、区が当該成果物の内容を自由に公表すること を無条件に同意するものとする。また、区は、成果物が著作権に該当しない場合に は、当該成果物の内容を受託者の承諾なく自由に公表することができる。 エ 内容の改変 受託者は、成果物が著作権に該当する場合において、区が当該著作物の利用目的 の実現のためにその内容を改変しようとするときは、その改変に同意するものとす る。また、区は、成果物が著作物に該当しない場合には、当該成果物の内容を受託 者の承諾なく自由に改変することができる。 オ 著作者人格権の不行使 受託者は、前(ウ)(エ)に該当する場合、区及び区が許諾する者に対して、著 作者人格権を行使しないものとする。 カ 著作物、人物の許諾等 成果物の制作に際して、他の著作物及び人の許諾、記録素材の借用等が必要な場 合は、受託者がその手続きを行うものとし、当該許諾、借用等に発生する費用は当 初の契約金額に含むものとする。 キ 第三者の権利侵害 受託者は、区に対し、成果物が第三者の有する著作権、特許権、実用新案権、意 匠権、商標権その他一切の権利(以下「著作権等」という。)を侵害せず、かつそ のおそれのないことを保証するものとする。 なお、万一成果物に関して、著作権等を侵害するとして区と第三者との間で紛争 が生じた場合には、受託者は自己の責任と負担においてその解決を図るものとし、 区に何らの迷惑をかけないものとする。また、受託者はかかる紛争により区に生じ た損害について賠償するものとする。 (9)自動車使用にあたっての制限 本事業の履行に当たって自動車を使用し、又は利用する場合は、都民の健康と安全 を確保する環境に関する条例(平成 12 年東京都条例第 215 号)の規定に基づき、次 の事項を遵守すること。 ア ディーゼル車規制に適合する自動車であること イ 自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の削 減等に関する特別措置法(平成 4 年法律第 70 号)の対策地域内で登録可能な自動車 の利用に努めること。 当該自動車の自動車検査証(車検証)粒子状物質減少装置証明書等の提示又は写 の提出を求められた場合には、速やかに提示し又は提出すること。 (10)環境への取組み 中野区本庁舎は、「ISO14001」に基づいた環境マネジメントシステムを構築し、 中野区本庁舎内の組織が行う事業活動における環境配慮及び環境保全に関する行動 を適切に実行することとしている。 この取組みには請負者の協力は不可欠であり、本委託業務関係者の業務管理等に当 たっては、この制度の趣旨の理解に努め、地球環境保全に十分配慮するものとする。 (11)その他 本仕様書に明記されていない事項又はその内容の解釈に疑義が生じた場合は、区と 受託者が速やかに協議の上、決定する。 中野区 都市政策推進室 都市観光・地域活性化分野 都市観光推進担当 担当者 辻・松本 03-3228-5433
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