「ミラノ国際博覧会」日本館イベント広場群馬県出展業務 仕様書 1.委託業務の名称 「ミラノ国際博覧会」日本館イベント広場群馬県出展業務 2.実施時期 契約の日から平成 28年 1 月 12 日(火)まで 3.業務の趣旨・目的 EU諸国に日本で初めて輸出が開始された「上州和牛」、ヘルシーフードとして欧米で関心を集め ている「こんにゃく加工品」の品質と安全性をアピールするとともに、県産農畜産物のブランド化を 進める。併せて、世界遺産・自然・県産品など、本県の魅力を総合的にPRし、ぐんまブランドを発信し ていく。 なお、ミラノ国際博覧会が、群馬県産和牛「上州和牛」と「こんにゃく」の欧州におけるプロモー ション活動の始まりであることから、今後のプロモーションの基本方針を設計する。具体的には、キ ャッチコピー、ロゴ、イメージカラー等、今後継続的に使用できる内容を提案する。 4. 業務の内容 ミラノ国際博覧会(日本館イベント広場)出展に関する業務 (1)出展期間 平成 27 年 10 月 29 日(木)、30 日(金) 2 日間 (2)開場時間 両日とも 10 時 00 分~22 時 30 分 (3)場 所 2015 年ミラノ国際博覧会会場 日本館イベント広場 (4)イベント名称 「絹の国」ぐんまから食のおもてなし ~ミラノとの交流再び~ (5)内 容 ア.会場内装飾及び展示物等設営業務 当万博のイベントイメージに沿い、本県の魅力を効果的に伝える会場内装飾を施すとともに、展 示物、各種サイン等の設営を行う。 イ.イベント広場運営業務 イベント広場におけるステージイベント、イベントスペースにおける展示、「食」魅力体験企画 等を円滑に運営できるよう全体進行管理を行うとともに、イベント広場への集客につながるよう な企画を実施する。 なお、企画にあたっては、下記4つの内容を主軸にしたものとする。 ①「上州和牛」、②「こんにゃく」、③「富岡製糸場と絹産業遺産群」、④「群馬県の魅力」 【オープニングセレモニー】 ・出展初日(平成 27 年 10 月 29 日)にオープニングセレモニーを企画・実施すること。 なお、11 時から 30 分間程度の内容とする。 【イベントステージ】 ・上州和牛やこんにゃくをはじめとする県産農畜産物とイタリア現地食材を使用した調理の実 演。なお、実演などのプロモーションは 1 日に3回実施すること。 ・実演で調理した料理の試食会及び日本酒等の県産品の試飲会の実施(試飲・試食は、バックヤ ードで調理、もしくはケータリングで準備) 1 ・試食提供する料理については、本県の魅力が十分に伝わるものとすること。 ・映像、画像によるPR(県産品、観光、世界遺産等) ・各種PRパンフレット等の配布 【イベントスペース及び展示可能スペース】 ・映像、画像、パネル等によるPR(県産品、観光、世界遺産等) ・各種PRパンフレット等の配布 【その他集客企画】 ・主要コンテンツ(イベント出演者、試飲・試飲用食品、展示物・PR映像)を活用し、群馬の 「食」魅力を実際に体験できる企画・実施すること。特に、プロモーションを実施していない 時間帯にも、イベント広場への集客につながるような企画を実施すること。 ・ぐんまちゃんの着ぐるみを 1 体用意するので、使用できるよう人員等手配すること。 ウ.映像コンテンツ制作 別途指定する、県産品、観光等を紹介する映像コンテンツ(計4本:上州和牛・こんにゃく・世 界遺産・群馬県)の製作業者と調整しながら、日本館イベント広場の運営時間内に、イベントス テージ及びイベントスペースにて上映を行う。なお、必要に応じて、本県が保有する映像コンテ ンツ等を活用しながら制作するものとする。 なお、ミラノ万博公社等から示される指針等を遵守し、適正な実施に努めること。 【仕様】 日本館イベント広場の設備で上映でき、かつ、イタリア国内で上映可能なもの 【構成】 県産品や観光情報等を発信するものであり、来場者の関心を引く構成とすること。 (素材:上州和牛・こんにゃく・世界遺産・群馬県) 【使用言語】 音声は原則イタリア語とし、字幕はイタリア語、英語及び日本語の 3 カ国語表記とする。 エ.来場者向け配布物 イベント広場来場者用の配布物の制作及び配布を行う。 なお、ミラノ万博公社等から示される指針等を遵守し、適正な実施に努めること。 (6)通訳等手配 通訳(日本語・イタリア語・英語)(人件費除く)及びMC(イタリア語)(人件費除く)の手配 なお、人件費については、別途契約額に加算する。 ※ 十分な経験のある通訳とすること。 ※ 当該通訳については、できる限り期間中、同じ通訳が望ましい。 ※ 当該MCについては、できる限り期間中、同じMCが望ましい。 (7)関連物品等の輸送・通関関連業務 イベント広場出展物等の輸出入に際して必要な各種手続を行うとともに、輸送運搬業務などを 行う。なお、ぐんまちゃんの着ぐるみは航空便の往復とする。 2 (8)出展申請書等の書類作成 ア.実施計画案(第 1 稿) (提出期限目安:平成 27 年 6 月末) ・実施概要案、実施プログラム案、会場レイアウト案、会場設営/撤去計画案 ほか イ.実施計画案(最終稿) (提出期限目安:出展日の 3 ヶ月前) ・実施計画書、運営計画書、輸送計画書、出展・配布物計画 ほか ウ.運営計画書(第 1 稿) (提出期限目安:出展日の1か月前) ・実施プログラム、会場設営計画(図面等)、人員計画、配布物計画、広報計画 ほか エ.運営計画書(最終稿) (提出期限目安:出展日の 2 週間前) ・実施プログラム、会場経営計画(図面等)、人員計画、配布物計画、広報計画 ほか オ.その他主催者が必要とする書類の作成 (9)出展に係る留意事項 ア.総合運営 日本館イベント広場への出展の企画と準備を行い、参加者の安全と満足に配慮しつつ、円滑かつ 効果的な出展を実施すること。特に多数の参加団体がいる海外での出展であることから、指定輸 送業者をはじめとする他の業務委託者と綿密に連携し、適正な調整を図ること。 なお、開場時間が長時間にわたるため、時間の使い方にじゅうぶん工夫をした企画内容とする。 また、運営に係る貴社スタッフの人員手配(渡航費等込み)については、事業費に含めること。 イ.リハーサル 現地での必要なリハーサル(会場費は除く)が実施できるよう、事業費に計上すること。 ウ.プロモーション実施における出演者等の手配 プロモーションにおける出演者(人件費及び渡航費等を含む)の手配をすること。 また、調理スタッフ(人件費及び渡航費等を含む)や配膳スタッフ(人件費は除く)の手配をす ること。 エ.公式参加者との連携 本協議会が出展を行う日本館イベント広場を管理する日本館事務局及び行催事事務局と綿密な 連携をとり、必要に応じて連絡・協議を実施すること。また、業務進行状況を把握し、諸事情に よる変更にも対応しながら適切な進行管理を行うこと。 オ.運営・警備について 出展期間中、必要に応じて誘導整理員(人件費除く)及び警備員(人件費除く)を配置し、イベ ント広場内及び周辺での来場者の整理、誘導案内、警備など安全対策・安全管理を行うこと。ま た、運営警備計画を策定すること。 カ.使用言語 パネルや出展物、上映映像、ステージでのアナウンス、ナレーション、配布物等の使用言語は原 則としてイタリア語を基本とすることとし、可能であれば英語でも対応する。 キ.日本館レストラン繁忙時間 3 日本館内レストラン繁忙時間帯(13:00~15:00、19:30~21:30)は、混雑整理の観点から、 ステージイベントは実施しないこと。 ク.試食・試飲 イベント広場での試食・試食は、事前に本協議会・行催事事務局と協議の上、実施時間、配布数 量等の調整を行うこと。 調理及び試食に必要な食材(牛肉と蒟蒻は別途用意するので除く)、調理器具、食器類の手配を すること。 ケ.会場の原状回復 イベント終了後は速やかに会場の原状回復のために必要な業務を行うこと。 コ.各種保険手続 実施内容に応じて、「動産総合保険」「貨物保険」「傷害保険」「施設賠償保険」等、適切な保 険への加入手続き及び保険料の負担、支払を行うこと。 サ.出展会場使用等にかかる費用負担 出展にかかる物品等の輸送にかかる費用、日本館行催事事務局が定める有償オプションの利用に かかる費用、イベント実施にかかる各種保険料、イベント広場会場設備の原状回復にかかる費用 (廃棄物の処理費用等)等は、受託事業者負担とする。 シ.著作権について 本業務より作成された成果品に係る著作権及び版権は、著作者人格権等譲渡になじまない権利を 除き群馬県に帰属するものとする。本業務の中で使用するコンテンツ、受託者の創案した発想、 アイデア又は作成した映像の中で、既に他の者が所有権、著作権を持つ者がある場合には、受託 者において承諾を得るとともに、これらに係る必要経費は受託者負担とする。 (10)その他 本業務の実施にあたっては、各種関係法令・条項等を遵守するとともに、ミラノ万博公社等から 示される次の指針等を遵守し、適正な運営に努めること。 ・「2015 年ミラノ国際博覧会」日本館イベント広場ガイド〔第 3 版〕2015 年 3 月(発行: 農林水産省、経済産業省、日本貿易振興機構、日本館行催事事務局(株式会社博報堂))【参 考 1】 ・EU向け農林水産物等に係る衛生措置等の概要【暫定版】2014 年 10 月(発行:農林水産 省、大臣官房政策課、ミラノ国際博覧会チャレンジ本部事務局)【参考 2】 ・食品・飲料ガイドライン(発行:ミラノ万博公社)【参考 3】 ・食品エリアの衛生と安全ガイドライン(発行:ミラノ万博公社)【参考 4】 ・食品安全・消費者保護:概説【参考 5】 ・税関ガイドライン(発行:ミラノ万博公社)【参考 6】 ・その他新たに示される関連指針等 6.業務完了報告書の提出 業務完了後、速やかに以下の事項を記載した業務完了報告書を提出すること。 ・業務完了年月日 ・各業務内容についての実施内容 ・その他本業務に関連するもので、協議会が指示する内容 等 4 7.留意事項 (1)協議会と十分協議しながら事業を進めること。 (2)委託期間中に進捗状況の報告を求めることがある。 (3)仕様書の記載のない事項については、その都度、協議会と協議して決定する。 (4)事業の執行段階において協議の上、仕様書の内容を変更することがある。 5
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