第1 選挙に関する期日等

第1
選挙に関する期日等
種
別
期 日 ・ 期 間 ・ 期 限
1 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●
後 援 団 体 に 関 す る 寄 附 等 の 禁 止 期 間 平成27年1月26日(月)~4月26日(日)
(選挙期日前90日)
2 候補者等の氏名等を表示する政治活動用 平成26年10月29日(水)
ポスターの掲示禁止期間
(任期満了前6月)
~平成27年4月26日(日)
3 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●
政 党 等 の 政 治 活 動 用 ポ ス タ ー の 撤 去 候補者となった日(告示日)のうち
4 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●
選
挙
期
日
の
告
示
4月19日(日)
5 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●
立
候
補
届
出
日
4月19日(日)A8:30~P5:00
6 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●
選
挙
期
日
4月26日(日)A7:00~P8:00
7 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●
選
挙
会 選挙管理委員会が告示した日時による。
4月26日(日)P9:00
8 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●
開票(選挙)立会人の届出期限
4月23日(木)P5:00
9 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●
開 票 ( 選 挙 ) 立 会 人 選 任 の く じ 選挙管理委員会が告示した日時による。
4月24日(金)A10:00
10 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●
選
挙
運
動
最
終
日
4月25日(土)
11 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●
当
選
証
書
付
与 選挙管理委員会が定めた日時による。
4月27日(月)
12 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●
選挙運動費用収支報告書提出期限
5月11日(月)P5:00
※ 選挙公報発行市にあっては、別途選挙管理委員会の指示事項に注意してください。
-1-
第2
項
各種届出等一覧
目
届 出 先
1 立候補届 選 挙 長
期
限
4月19日(日)
A8:30から
P5:00まで
届 出 に 必 要 な 書 類
・候補者届出書
・供託証明書
(市長100万円、市議30万円)
・公職の候補者となることができない者
でない旨の宣誓書
・所属党派証明書(所属党派があるとき)
・戸籍の謄本又は抄本
・通称認定申請書(通称使用の認定を受
けるとき)
<推薦届出のときには、次の書類も必要>
・推薦届出者の選挙人名簿登録証明書
・候補者推薦届出承諾書
2 選挙事務 選挙管理 設置(異動)後直ちに ・選挙事務所設置(異動)届
所設置(異 委員会
動)届
<推薦届出者が設置(異動)したときに
は次の書類も必要>
・候補者の承諾書(推薦届出者が数人
あるときは、その代表者であること
を証明する書面も必要)
3 公営施設 同
上 開催しようとする日の ・個人演説会開催申出書
使用の個人
2日前のP5:00まで
演説会開催
(4月25日(土)に開
申出
催しようとする場合
は、4月23日(木)
P5:00まで)
-2-
項
目
届 出 先
期
限
届 出 に 必 要 な 書 類
4 新聞広告 広告を掲 4月25日(土)までに ・新聞広告掲載証明書
の掲載
載しよう 新聞広告ができるよう
とする新 に(選挙当日の新聞に
聞社等
掲載することはできな
い。
)
5 選挙運動 指定郵便 4月25日(土)まで
・候補者用通常葉書使用証明書
用通常葉書 局
の交付請求
6 選挙運動 郵便物の 4月25日(土)までに ・選挙運動用通常葉書200枚ごとに選挙
用通常葉書 配達事務 配達されるように(選
の差出
運動用通常葉書差出票1枚を添える。
を取り扱 挙当日に選挙人に到達
う郵便局 するように差し出すこ
とはできない。
)
7 選挙運動 選挙管理 立候補届出後頒布する ・選挙運動用ビラ届出書
用ビラの届 委員会
前に
・ビラの見本(1種類につき1枚)
出(市長選
挙のみ)
8 開票(選 選挙管理
4月23日(木)
挙)立会人 委員会
P5:00まで
の届出
(選挙長)
・開票(選挙)立会人となるべき者の届
出書
・同承諾書
9 出納責任 選挙管理 選任(異動)後直ちに ・出納責任者選任(異動)届
者選任(異 委員会
動)届
<推薦届出者が選任したときには次の書
類も必要>
・候補者の承諾書(推薦届出者が数人あ
るときは、その代表者であることを証
明する書面も必要)
10 選挙事務 同
上 その者を使用する前に ・届出書(報酬を支給する者)
員等届
-3-
項
目
届 出 先
期
限
11 選挙運動 選挙管理
5月11日(月)
費用収支報 委員会
P5:00まで
告書
届 出 に 必 要 な 書 類
・選挙運動費用収支報告書
・領収書その他の支出を証すべき書面の
(この精算届出以後の
写し(領収書を徴し難い事情があった
ものについては収支が
ときは、その支出の明細書等)
あった日から7日以内)
第3
選挙運動一覧
種
別
説
選 挙 事 務 所 設
置 数
設
●●●●●
置場所
明
1箇所
特に制限はないが、選挙当日には当該投票所を設けた場
所の入口から300m以外の区域に限り設置できる。
移
動
選挙事務所は、1日につき1回を超えて移動(廃止に伴
う設置を含む。
)することができない。
届
出
文
●●●●●
書図画
設置(異動)後直ちに選挙管理委員会へ届け出る。
ポスター、立札及び看板の類(たて350㎝×よこ100㎝以
内)の数は、通じて3個以内。ちょうちんの類(高さ85
㎝×直径45㎝以内)1個。記載内容は、選挙事務所を表
示するものでなければならない。
選挙運動用自動車 台
(船舶)
表
数
示 板
使
●●●●●
用車種
1台(隻)
選挙管理委員会交付
乗車定員10人以下の乗用自動車、乗車定員4人以上10人
以下の小型自動車(バン型の貨客兼用の自動車)、四輪
駆動式の自動車で車両重量2トン以下のもの(ジープ型)
乗
●●●●●
車人員
候補者、運転手1人、運動員4人以内(運動員4人は選
挙管理委員会交付の乗車(船)用腕章着用)
車上の運動
走行中は連呼行為 (A8:00~P8:00に限る。
)以外の選挙
運動はできない。
-4-
種
別
説
明
選挙運動用自動車
停止中は選挙運動のための演説、連呼行為(A8:00~
(船舶)
P8:00に限る)ができる。
演説及び連呼行為は、特定建物等での禁止(法166)及び
学校、病院等での静穏保持(法140の2)に注意を要す
る。
文
●●●●●
書図画
ポスター、立札及び看板の類(たて 273㎝×よこ73㎝以
内)は数制限なし。ちょうちんの類(高さ85㎝×直径45
㎝以内)1個
記載内容制限なし。
看板の類の取付けは、道路交通法の規定による設備外積
載についての所轄警察署長の許可を要する。
拡
声
機 使
用 数
1そろい(常時使用)。このほか、個人演説会の開催中、
その会場で別に1そろい使用できる。1そろいとは、マ
イク、スピーカー、増幅装置からなる1組をいう。
表
示 板
個 人 演 説 会 形
態
候補者が不特定多数の聴衆を集めて行う演説会
回
数
制限なし
使
●●●●●
用施設
公営施設
選挙管理委員会交付(常時使用の1そろい)
公営施設とその他の施設
学校、公民館、公会堂、その他選挙管理委員会が指定
した施設
その他の
公営施設及び特定建物等の禁止施設(法166)以外のも
施
の
設
開
●●●●●
催手続
「公 営 施 設」
開催予定日2日前までに別に定める様式の文書で選挙管
理委員会へ申し出る。
「その他施設」
候補者と施設の管理者の承諾を得て使用すればよく、選
挙管理委員会へ申し出る必要はない。
-5-
種
別
説
●●●●●
催周知
個 人 演 説 会 開
明
候補者が行う。選挙運動用ポスター、選挙運動用通常葉
書、街頭演説等で周知
演
説
候補者、運動員等。連呼もできる。テープレコーダー等
使用できるがスライドなど映写等は使用できない。
文
●●●●●
書図画
会 場 外
ポスター、立札及び看板の類(たて 273㎝×よこ73㎝以
内)を会場ごとに通じて2個以内。ちょうちんの類(高
さ85㎝×直径45㎝以内)は会場の内外を通じて1個(会
場内へ1個掲示した場合は、会場外には掲示できない。
)
記載内容の制限は特にないが、掲示責任者の氏名及び住
所の記載を要する。
演説会が終了したときは直ちに撤去する必要がある。
上記以外は掲示も頒布も一切できない。
会 場 内
ポスター、立札及び看板の類の掲示は、規格及び数の制
限がないが、ちょうちんの類(高さ85㎝×直径45㎝以
内)は会場の内外を通じて1個のみ掲示できる(会場内
で1個掲示する場合は、会場外では掲示できない。
)。
記載内容の制限は特にないが、掲示責任者の氏名及び住
所の記載を必要とする。
この他に屋内の演説会場においては、映写等の類を掲示
することもできる。
市長選挙においては、選挙運動用ビラを頒布することが
できる。
上記以外の文書図画は、一切掲示も頒布もできない。
開
●●●●●
催制限
街
頭
演
説 形
態
特定建物等での禁止規定(法166)に注意を要する。
街頭又は公園、空地等で多数の人に対してする演説
(屋内から街頭へ向かってする演説を含む。
)
標
旗
街頭演説は、選挙管理委員会が交付する標旗を掲げて演
説者がその場所にとどまって行う。歩行中又は走行する
車上の演説は禁止されている。
人
員
候補者、運転手1人、運動員15人以内(運動員は選挙管
理委員会が交付する街頭演説用腕章又は乗車(船)用腕章
-6-
種
街
頭
別
演
説
明
を着用する。)
説
演
説
候補者、運動員等。内容制限なし。連呼もできる。
テープレコーダー等の使用もできる。
時
間
A8:00~P8:00に限る。長時間にわたり、同一の場所に
とどまってすることのないように努めること。
文
●●●●●
書図画
選挙運動用の自動車(船舶)に取付けられているものの
掲示、市長選挙における選挙運動用ビラの頒布以外は一
切掲示も頒布もできない。
演説の制限
学校、病院等の周辺では静穏保持に努めること。
特定建物等での禁止規定(法166)に注意を要する。
連
呼
行
為 形
態
できるのは
短時間に一定の文句を連続反復して呼びかけること。
選挙運動用自動車(船舶)上においてA8:00~P8:00の
間運行中又は停止中。
個人演説会の会場及び街頭演説(演説を含む)の場所。
制
限
学校、病院等の周辺では静穏保持に努めること。
特定建物等での禁止規定(法166)に注意を要する。
文
書
図
画
(インターネット
によるものを除
頒布できるもの
1
選挙運動用通常葉書
枚
●●●●●
数
く)
市
長
8,000 枚
市
議
2,000 枚
会
●●●●●
社発行
選挙長が交付する候補者用通常葉書使用証明書を葉書の
葉書の入手
交付事務を行う郵便局に提示して受領する。
(無料)
方法
私
●●●●●
製葉書
選挙長が交付する候補者用通常葉書使用証明書を葉書の
を利用する
表示事務を行う郵便局に提示して私製葉書に選挙郵便物
場合
としての表示を受ける。
(切手の貼付などをしないこと)
私製葉書については次の点に注意を要する。
規格 たて
14㎝~15.4㎝
よこ
9㎝~10.7㎝
重量
2g~6g
-7-
種
文
書
別
図
説
地色
画
白色又は会社発行葉書程度の淡色
表面の左上部(切手を貼付する場所)は「別納」等の
(インターネット
表示をせず無地のまま提示すること。
によるものを除
く)
明
葉書の差出
郵便物の配達事務を取り扱う郵便局に選挙長が交付する
選挙運動用通常葉書差出票を添えて差し出す。差出票1
枚につき200枚の葉書を差し出せる。郵便によらず使送
によったり、選挙人に手渡したり、ポストへ投函するこ
とはできない。また、選挙当日選挙人に到着するように
差し出すこともできない。
記
●●●●●
載内容
2
特に制限はない。
選挙運動用ビラ(市長選挙のみ)
ビ
●●●●●
ラ 枚 数 市選管に届け出たビラ2種類以内で、16,000枚を超えるこ
とができない。
規
格 1枚の大きさは、長さ29.7㎝、幅21.0㎝を超えてはならな
い。
証
紙 選挙管理委員会が交付する証紙を貼らなければならない。
頒布の方法 次に掲げる方法に限られるが、選挙管理委員会に届出をし
てからでなければならない。
なお、選挙当日選挙人に頒布することはできない。
① 新聞折込みによる頒布
② 選挙事務所内、個人演説会の会場内又は街頭演説の場
所における頒布
記
●●●●●
載 内 容 特に制限はないが、ビラの表面に頒布責任者及び印刷者の
氏名(法人にあっては名称)及び住所を記載する必要があ
る。
掲示でき
る も の
1 選挙事務所を表示するもの
ポスター、立札及び看板の類(たて350㎝×よこ100
㎝以内)の数は通じて3個以内。ちょうちんの類
(高さ85㎝×直径45㎝以内)1個。
-8-
種
文
書
別
図
説
画
(インターネット
明
なお、選挙当日においても掲示することができる。
2 選挙運動用自動車等に取り付けるもの
によるものを除
ポスター、立札及び看板の類(たて 273㎝×よこ73
く)
㎝以内)は数の制限なし。ちょうちんの類(高さ85
㎝×直径45㎝以内)1個。
3 候補者が使用するたすき、胸章及び腕章の類
4 個人演説会場において演説会の開催中使用するもの
記載内容
特に制限はないが、掲示責任者の氏名
及び住所の記載を要する。
会 場 内
ポスター、立札及び看板の類は規格及
び数の制限なし。
屋内の演説会場においては、映写等の
類を掲示することもできる。
会 場 外
ポスター、立札及び看板の類(たて273
㎝×よこ73㎝以内)は数は通じて2個
以内。
なお、ちょうちんの類(高さ85㎝×直径45㎝以内)
は、会場内外を通じて1個。
5 選挙運動用ポスター
規 格
長さ42㎝×幅30㎝以内
枚 数
ポスター掲示場の設置数
内 容
特に制限なし。ただし、掲示責任者及び印
刷者の住所氏名(印刷者が法人であるとき
はその所在地と法人名)の記載を要する。
掲示箇所の制限
選挙管理委員会が設置した掲示場ごとに1
枚に限る。
なお、選挙当日においても掲示しておくこ
とができるが、新たに掲示することはでき
ない。
-9-
種
文
書
別
図
説
画
明
選挙の期日の告示日前に政党その他の政治活動
(インターネット
を行う団体がその政治活動のために使用するポ
によるものを除
スターを掲示した者は、当該ポスターにその氏
く)
名又はその氏名が類推されるような事項を記載
された者が当該選挙において候補者となったと
きは、その日のうちに、当該選挙区においてポ
スターを撤去しなければなりません。
新
聞
広
告 回
数
2回
で
●●●●●
きる者
候補者(有料)
手
選挙長が交付する新聞広告掲載証明書に原稿を添えて新
続
聞社等に提出して行う。
ス
●●●●●
ペース
よこ9.6㎝、たて2段組以内で記事下に掲載
内
容
自由(色刷りはできない。)
選挙運動費用 制
限 額
選挙管理委員会が告示した額
市長(選挙人名簿登録者数×81円+3,100,000円)
ただし、18,600,000円を超える場合は18,600,000円
市議(選挙人名簿登録者数÷定数×501円+2,200,000円)
ただし、6,600,000円を超える場合は6,600,000円
運動員等の実費弁償(選挙管理委員会が定める額)
交通費……鉄道賃、船賃、車賃の実費
宿泊料……食事料2食分を含み1夜12,000円(労務者の
場合は食事料は含めずに1夜10,000円)
弁当料……1食1,000円、1日3,000円(労務者には支給
できない。
)
茶菓料……1日500円(労務者には支給できない。
)
労務者等の報酬(選挙管理委員会が定める額)
労 務 者…日額10,000円以内、超過勤務手当1日につきこの額の5
割以内
事 務 員…日額10,000円以内(超過勤務手当なし。)
車上等運動員…日額15,000円以内(超過勤務手当なし。
)
-10-
種
別
選挙運動費用
説
明
及び手話通訳 上記の事務員、車上等運動員及び手話通訳者について
者
は次の制限があります。
支給期間…文書で選挙管理委員会に届け出たときから
4月25日(土)までの間
支給人員…1候補者1日につき
市
長
12人以内
市
議
9 人以内
ただし、使用できる期間を通じて、この人員の5倍を
超える者(実人員)を届け出ることができない。
イ ン タ ー ネ ッ ト ウェブサイ
ト等
未成年者等を除き誰でも、ウェブサイト等(インター
ネットを利用する方法のうち、電子メールを除く)を
利用する方法により、選挙運動を行うことができる。
その際は、文書図画を掲載するウェブサイト等に、電
子メールアドレス等を表示しなければならない。ま
た、そのウェブサイト等は選挙期日当日もそのままに
しておくことができるが、選挙期日当日の更新はでき
ない。
電子メール
電子メールを利用する方法による選挙運動は、候補者
及び確認団体(市長選挙のみ)に限り、行うことがで
きる。その際は、電子メールの送信の求め・同意を送
信者に通知した者及びメールマガジン等政治活動用電
子メールを継続的に受信している者であって、メール
の送信を拒否しなかった者に送信先は限られ、通知や
求め・同意があったこと等の記録を保存しなければな
らない。
また、電子メールで送信される文書図画には、氏名、
名称や電子メールアドレス等の表示をしなければなら
ない。
有料インタ
選挙運動のための有料インターネット広告は禁止され
ーネット広
ている。ただし、確認団体(市長選挙のみ)が、その
告の禁止
政党等の選挙運動用ウェブサイト等に直接リンクする
政治活動用有料広告を掲載する場合を除く。
-11-
第4
選挙運動に関する注意事項
1 選 挙
事
務 所
選挙事務所とは、選挙運動に関する事務を取り扱う一切の場所的設備をいいます。したがっ
て、政党その他の政治団体又は候補者の運動員などによって、選挙対策本部、後援会、連絡所
等の名称に名をかりて、特定の候補者の選挙に関する事務を取り扱うような場合は、それが選
挙事務所とみなされることがあります。
なお、休憩所その他これに類似する設備は、選挙運動のために設けることはできませんが、
選挙事務所又は個人演説会場内に運動員のために休憩場所を設けることは差し支えありません。
(法133)
(1) 設
置
数
選挙事務所は、候補者1人につき1箇所だけ設置することができます。数人の候補者が共
同して一つの選挙事務所を使用する場合は、各候補者についてそれぞれ1箇所と数えられま
す。
(法131)
(2) ●●●●●
設置場所
選挙の当日であっても投票所を設けた場所の入口から300m以外の区域であれば設置でき
ますが、これに違反して設置されたものは閉鎖させられますから注意してください。
(法132、134)
(3) 選挙事務所の移動
設置された選挙事務所は、1日につき1回を超えて移動(廃止に伴う設置を含む。)する
ことはできません。
(法131)
(4) 設置(異動)届
選挙事務所の設置や異動については、直ちに選挙管理委員会へ届け出ることが必要です。
(各種届出等一覧参照)
(法130)
(5) 選挙事務所のポスター、立札、ちょうちん及び看板の類
選挙事務所を表示するために、その場所において、次の文書図画を掲示することができま
す。
(法143)
ア ポスター、立札及び看板の類を通じて3個以内
規格 たて350㎝×よこ100㎝以内
「通じて3個」とは、例えば、ポスターを2枚使った場合には、立札か看板の
いずれかで1枚しか使用できないということです。なお、両面を使用した場合
は2枚又は2個と数えられます。
イ ちょうちんの類
1個
規格 高さ85㎝×直径45㎝以内
-12-
なお、これらの文書画面の掲示は、選挙事務所の場所に限るもので、事務所から離れた場
所に掲示することはできません。
(6) 選挙運動用ビラの頒布(市長選挙のみ)
選挙管理委員会へ届け出た2種類以内の選挙運動用ビラを選挙事務所内において頒布する
ことができますが、選挙当日は頒布できません。このビラの大きさは長さ29.7㎝×幅21.0㎝
以内で市選管が交付する証紙を貼らなければなりません(法142、令109の6)。
2 選挙運動用自動車、船舶及び拡声機の使用
(1) 使用できる自動車等の数
使用できるものは、自動車1台又は船舶1隻及び拡声機1そろいで、これらを使用する者
は、立候補届出の際交付を受けた表示を、使用する自動車又は船舶及び拡声機の外部から見
やすい箇所に掲示していなければなりません。(法141)
(2) 使用できる自動車の種類
ア 乗車定員10人以下の乗用自動車で次のイ及びウ以外のもの
自動車登録番号標の分類番号が「30から39まで及び300から399まで」、
「50から59まで
及び500から599まで」
、
「70から79まで及び700から799まで」のものが使用できます。た
だし、屋根がなかったり、車の側面とか後面の全部又は一部が開け放しになっているも
のや、屋根があっても一部が開いていたり、屋根を取り外したり開けたりすることがで
きるもの、いわゆるオープンカーやオープンカーに幌を被せた車は使用できません。そ
の他、軽自動車や二輪自動車でも、用途が乗用であれば使用できます。軽自動車の貨物
自動車は使用できません。
イ 乗車定員4人以上10人以下の小型自動車
自動車登録番号標の分類番号が「40から49まで及び400から499まで」のライトバン、
ルートバン等の貨客兼用の小型貨物自動車で、乗車定員が4人以上10人以下のものが使
用できます。ただし、屋根、側面、後面の全部又は一部が開け放しになっているものや、
屋根を取り外したり開けたりすることができる自動車は使用できません。
普通であるか小型であるかは、自動車検査証に記載されています。
ウ 四輪駆動式の自動車で車両重量2トン以下のもの
屋根、側面、後面の全部又は一部が開け放しになっているものは使用できません。い
わゆるジープタイプの自動車でバン型にしたものや幌付のものは使用できます。
以上の自動車が選挙運動に使用できますが、これらの自動車でも走行中に窓以外の部
分を開いて、例えばジープの幌を取り外したり、ライトバンの後部の物品積降口を開け
放して使用したりすることは許されません。
(3) 自動車のポスター、立札、ちょうちん及び看板の類
-13-
自動車(船舶)には、ポスター、立札、ちょうちん及び看板の類を使用できます。その規
格は、ポスター、立札及び看板の類にあっては、たて273㎝×よこ73㎝以内で個数には制限
がありません。また、ちょうちんの類にあっては、高さ85㎝×直径45㎝以内を1個に限りま
すが、自動車に看板等を取り付けるときには、道路交通法の規定により設備外積載について、
あらかじめ所轄の警察署長の許可が必要となります。
(4) 拡
声
機
拡声機1そろいを使用することができますが、この拡声機1そろいとは、拡声装置を基準
として数えるもので、マイクロフォン1個、スピーカー1個、増幅装置及びトランス等をも
って1そろいとするものが普通です。(スピーカーを自動車に永久的な方法で取り付けるに
は陸運支局長の許可を要します。
)
(5) そ
の
他
自動車又は船舶、拡声機の数の制限は、候補者1人についてのものですから、候補者の運
動員が使用する場合も含まれますし、2人以上の候補者が共同して使用するときも各候補者
について、それぞれ1台(隻)又は1そろいと計算されます。
なお、拡声機の使用については、表示を要する1そろいのほか、個人演説会(街頭演説以
外の演説も含む。
)の開催中その会場において別に1そろいを使用することができます。
(法141①ただし書)
3 個 人
演
説 会
個人演説会とは、候補者の政見の発表、選挙人への投票依頼等選挙運動のために、候補者個
人が開催する演説会です。個人演説会は、公営施設を使用して開催するものと、その他の施設
を使用して開催するものと2通りの方法があります。公営施設とは、学校(学校教育法第1条
に規定する学校)
、公民館(社会教育法第21条に規定する公民館)
、地方公共団体の管理に属す
る公会堂及び市町村の選挙管理委員会が指定した施設をいいます。(法161①)
個人演説会を開催するときは、概ね次のような制限がありますし、公営施設以外の施設を使
用するときは特定の建物及び施設の制限(法166)がありますから注意してください。
(1) 個人演説会の開催申出等の方法
ア 公営施設を使用する場合
(ア) 申 出 者……候補者に限られます。
(法163)
(イ) ●●●●●
申 出 期 限……開催しようとする日の2日前の午後5時まで(法163、法270)
(例)4月25日(土)に開催しようとするときは、4月23日(木)の
午後5時まで
(ウ) 申 出 先……選挙管理委員会(法163、令112)
(エ) ●●●●●
申 出 方 法……選挙管理委員会に備え付けてある「個人演説会開催申出書」に必要事
-14-
項を記載して申し出てください。(法163、令112①)
2人以上の候補者が共同して個人演説会を開催しようとする場合は、
各候補者の申出書ごとにこの旨附記してください。
(オ) 申出の撤回……開催の申出をした後、その申出を取り消そうとするときは、申出期限
内(開催の日の2日前の午後5時まで)に限って認められます。
(カ) 同一施設について、同時に2以上の個人演説会の開催申出をすることができません。
また、同一施設について既に申し出た使用の日を経過しないうちに新たな申出をするこ
ともできません。
(令112②)
(キ) 個人演説会の施設を使用することのできる時間は、1回について5時間以内です。
(令112③)
(ク) 候補者1人につき、同一施設ごとに1回を限り無料で使用できますが、2回目からは
所定の料金を納付しなければなりません。(法164)
イ 公営施設以外の施設を使用する場合
公営施設以外の施設、例えば個人の居宅、神社、寺院あるいは劇場等を使用する場合は、
候補者とその施設の管理者との間で使用について承諾を得て開催すればよく、選挙管理委
員会に開催の申出をする必要はありません。
また、この場合には、施設を使用することができる時間の制限もありません。
(2) 個人演説会の制限
ア 開催できる者……候補者に限られます。
(法161、161の2)
新聞社、青年団等が主催して行う演説会等、候補者以外の第三者が候補者のために行う
合同演説会は、禁止されています。
(法164の3)
イ ●●●●●●
開 催 回 数……制限はありません。
ウ 個人演説会には、録音盤やテープレコーダーを使用して演説をすることも差し支えあり
ません。
(法164の4)
エ 公営施設以外の次の建物又は施設においては、個人演説会は開催できませんので注意し
てください。
(法166)
・公営住宅を除く国、又は地方公共団体の所有し又は管理する建物
・汽車、電車、乗合自動車、船舶(選挙運動に使用するものを除く。)及び停車場その他
鉄道地内
・病院、診療所その他の療養施設
(3) 個人演説会における文書図画
ア 個人演説会の会場外では
ポスター、立札及び看板の類の数は、会場ごとに、通じて2個以内
(規格 たて273㎝×よこ73㎝以内)
ちょうちんの類1個
-15-
(規格 高さ85㎝×直径45㎝以内)
これ以外の文書図画は掲示できません。なお、これらの文書図画の記載内容について特
に制限はありませんが、掲示責任者の氏名及び住所を記載しなければなりません。
ちょうちんの類については、会場の内外を通じて1個に限られるので、会場外に掲示し
た場合は会場内に掲示できません。
イ 個人演説会の会場内では
ポスター、立札及び看板の類の掲示は規格及び数ともに自由ですが、ちょうちんの類
(高さ85㎝×直径45㎝以内)は、会場内外を通じて1個に限り掲示できます。(会場内で
1個掲示する場合は、会場外では掲示できません。)(法143)これらの文書図画の記載内
容について特に制限はありませんが、掲示責任者の氏名及び住所を記載しなければなりま
せん。また、これらの他に、屋内の演説会場においては、映写の類を掲示することも可能
です。
なお、市長選挙のみ選挙管理委員会に届け出た2種類以内の選挙運動用ビラを頒布する
ことができます。これらのビラには選挙管理委員会が交付する証紙を貼らなければなりま
せん。
(法142、令109の6)
4 街
頭
演
説
(1) 街頭演説とは、街頭又はこれに類似する場所(公園、空地等)で不特定多数の人に向かっ
て行う選挙運動のための演説のことで、歩行中や走行する車上からの演説は禁止されます。
(法141の3、164の5)
演説中は、必ず選挙管理委員会交付の街頭演説用標旗を掲げなければなりません。
(法164
の5)
(2) 屋内から街頭へ向かって行う演説も街頭演説に含まれますから、標旗の掲示を必要としま
す。1人の弁士が2人以上の候補者の応援演説をしようとするときは、それぞれの標旗を必
要とします。また、録音盤も使用することができます。
街頭演説において選挙運動に従事する者は、候補者及び選挙運動用自動車の運転手1人を
除き15人に限られ、これらの者は選挙管理委員会交付の街頭演説用腕章又は乗車用腕章を着
用していなければなりません。
(法164の7)
(3) 街頭演説は、午後8時から翌日午前8時までの間はできません。
(法164の6①)
(4) 街頭演説においては、演説のほかに選挙運動のための連呼行為をすることもできます。
(法140の2)
(5) 街頭演説は、①国、又は地方公共団体の所有し又は管理する建物(公営住宅を除く。)
、②
汽車、電車、乗合自動車、船舶(選挙運動に使用するものを除く。)及び停車場その他鉄道
地内、③病院、診療所その他の療養施設ではできません。(法166)また、学校及び病院、診
療所その他の療養施設の周辺では静穏を保持するよう努めなければなりません。
(法164の6
-16-
②)
(6) 街頭演説をする者は、長時間にわたり同一の場所にとどまってすることのないように努め
なければなりません。
(法164の6③)
(7) 街頭演説の場所においては、選挙運動用自動車(船舶)に取り付けられている文書図画以
外のものは一切掲示できませんから注意してください。
また、市長選挙のみ選挙管理委員会に届け出た選挙運動用ビラ(2種類以内に限る。)を
頒布することができます。なお、これらのビラには市選管が交付する証紙を貼らなければな
りません。
(法142、令109の6)
5 連
呼
行
為
何人も選挙運動のため、連呼行為(短時間に一定の文句を連続反復して呼びかけることをい
う。
)をすることはできませんが、個人演説会場及び街頭演説(演説を含む。
)の場所で行う場
合並びに午前8時から午後8時までの間に限り、選挙運動用自動車又は船舶の上においてする
場合はできます。
(法140の2①)
しかしながら、連呼行為をする者は、学校及び病院、診療所その他の療養施設の周辺におい
ては静穏を保持するように努めなければなりません。(法140の2②)
なお、次の場所においては連呼行為をすることができませんので、注意してください。(法
166)
(1) 公営住宅を除く国、又は地方公共団体の所有し又は管理する建物(公営施設を使用して行
う個人演説会を除く。
)
(2)
汽車、電車、乗合自動車、船舶(選挙運動に使用するものを除く。)及び停車場その他鉄
道地内
(3) 病院、診療所その他の療養施設
6 文 書 図 画 の 頒 布(インターネットによるものを除く。)
選挙運動のために頒布できる文書図画は、選挙運動用通常葉書(選挙用である旨の表示が
してあるもの)と選挙運動用ビラ(市長選挙のみ、選挙管理委員会が交付する証紙を貼ったも
の)以外は、使用することができません。(法142)また、回覧板その他の文書図画又は看板
(プラカードを含む。)の類を多数の者に回覧することは、文書図画の頒布とみなして禁止さ
れています。
(法142⑫)
しかしながら、選挙運動用自動車(船舶)に取り付けて使用するポスター、立札、ちょうち
ん及び看板の類をその自動車(船舶)に取り付けたままで回覧することは許されています。ま
た、候補者が使用するたすき、胸章、腕章の類を着用したままで回覧することも差し支えあり
-17-
ません。
(法142⑫)
① 選挙運動用通常葉書
(1) 使用方法
選挙運動用通常葉書は、会社発行葉書、私製葉書のいずれを使用しても差し支えありません。
ア 会社発行葉書の場合
選挙長が交付する候補者用通常葉書使用証明書を告示の日から選挙期日の前日までの間
に葉書の交付事務を行う郵便局に提示して交付を受けてください。無料で交付を受けられ
ます。
イ 私製葉書の場合
選挙長が交付する候補者用通常葉書使用証明書に私製葉書を添付して葉書の表示事務を
行う郵便局で告示の日から選挙期日の前日までの間に選挙郵便物の表示を受けてください。
この場合も無料です。
なお、私製葉書については、次の点に注意してください。
規格
たて14㎝~15.4㎝ よこ9㎝~10.7㎝
重量
2g~6g
地色
白色又は会社発行葉書程度の淡色のもの
ウ 枚数の制限
市長選挙 1候補者につき
8,000 枚
市議会議員一般選挙 1候補者につき 2,000 枚
(2) 差出し方法
選挙運動用通常葉書は、選挙運動の期間中(選挙期日の前日まで)に配達されるように
200枚ごとに立候補の際に交付される選挙運動用通常葉書差出票1枚を添えて郵便物の配達事務
を行う郵便局の窓口に差し出さなければなりません。
(公職選挙郵便規則8)
ポストに投函したり、運動員などにより直接選挙人に頒布することはできませんから注意
してください。
(3) 書き損じ等
選挙運動用通常葉書で印刷を誤り、書き損じ又はき損したものについては、その枚数に限
り手持の通常葉書を使用できますが、この場合でも先に交付又は表示を受けた郵便局で選挙
用である旨の表示を受ける必要があります。書き損じ等の葉書は、上記の表示を受ける場合
同時に提出して選挙運動期間中当該郵便局において保管されることになっています。(公職
選挙郵便規則6)
なお、宛名等を誤って返戻された場合は、宛名を訂正して再差し出しはできます(枚数に
は再計上する。
)が、代わりの葉書を用いることはできません。
(4) 記載内容
選挙運動用通常葉書の記載内容については、特に制限はありません。ただし、その内容が
-18-
名誉毀損罪「刑法230」、買収及び利害誘導罪「法221・222」、選挙の自由妨害罪「法225」、
選挙犯罪のせん動罪「法234」、虚偽事項公表罪「法235」等、犯罪を構成する場合は、それ
ぞれの法律の罰則対象となります。
同一世帯内の数人の有権者に対して、連名で出すこともできますが、たとえば「〇〇会社
御中」というように多数の選挙人に回覧等の特別の方法をとらないと周知できないような出
し方は、回覧の禁止にふれることになります。また、選挙運動用通常葉書の制限内において
使用するものに限り、自筆であると否とを問わず第三者に依頼して推薦状の形式で出しても
差し支えありません。2人以上の候補者が連名で使用するときは、各候補者についてそれぞ
れ1枚として計算されます。
② 選挙運動用ビラ(市長選挙のみ)
(1) 頒布できる種類、枚数
2種類以内で選挙管理委員会に届け出たものに限ります。枚数は16,000枚です。
(2) 大きさ
長さ29.7㎝、幅21.0㎝を超えることができません。
(3) 頒布の方法
次に掲げる方法、場所以外は頒布することができませんし、選挙当日頒布することもでき
ません。
また、ビラは選挙管理委員会に届出をするとともに、選挙管理委員会の交付する証紙を貼
らなければなりません。
ア 新聞折込みによる頒布
イ 選挙事務所内、個人演説会の会場内又は街頭演説の場所における頒布
(4) 記載事項
選挙運動用通常葉書と同様、犯罪行為とならない限り、特に制限はありませんが、ビラの
表面に頒布責任者及び印刷者の氏名(法人にあっては名称)及び住所を記載しなければなり
ません。
7 文 書 図 画 の 掲 示
選挙運動のために掲示することができる文書図画は、次に掲げるもの以外は使用できません。
(法143①)
選挙運動のため、アドバルーン、ネオン・サイン又は電光による表示、スライドその他の方
法による映写等の類を掲示する行為は禁止されています。(法143②)
(1) 選挙事務所表示用ポスター、立札、ちょうちん及び看板の類
ア 数 量 等
ポスター、立札及び看板の類は通じて3個以内、ほかにちょうちんの類は1個に限られ
-19-
ます。ポスター、立札及び看板の類の規格はたて350㎝×よこ100㎝以内、ちょうちんの類
は高さ85㎝×直径45㎝以内です。
イ 内
容
選挙事務所を表示する内容を記載することになっています。付随的に政見等の記載も差
し支えないことになっていますが、政見等を主とするもの、あるいは単に政見等だけを記
載したものは掲示できません。
ウ 掲
●●●●●
示場所
選挙事務所の場所で使用する以外は掲示できません。したがって、事務所以外の建物等
に選挙事務所への案内標識や横断幕等を掲示することはできません。
エ 選挙事務所を廃止したときは、掲示したポスター、立札、ちょうちん及び看板の類は直
ちに撤去しなければなりません。
(法143の2)
(2) 個人演説会場で掲示できる文書図画
ア 個人演説会の会場内
(ア) 数 量
等
ポスター、立札及び看板の類は、規格及び数の制限がありませんが、ちょうちんの類
(高さ85cm×直径45cm以内)は会場内外を通じて1個に限られます(会場内で1個掲示す
る場合は、会場外では掲示できません。)
。
これらの他に、屋内の演説会場においては、映写等の類を掲示することが可能です。
(イ) 内
容
内容に特に制限はありませんが、ポスター、立札、ちょうちん及び看板の類には表面
に掲示責任者の氏名及び住所を記載しなければなりません。
(令110)
(ウ) そ の
他
個人演説会が終了したときは、掲示したポスター、立札、ちょうちん及び看板の類は
直ちに撤去しなければなりません。
(法143の2)
イ 個人演説会の会場外
(ア) 数 量
等
ポスター、立札及び看板の類(たて273㎝×よこ73㎝以内)は各会場ごとに通じて2
個以内、ちょうちんの類(高さ85㎝×直径45㎝以内)は1個。なお、ちょうちんの類は、
会場の内外を通じて1個ですから会場内に掲示した場合は会場外では掲示できません。
(イ) 内
容
内容に特に制限はありませんが、掲示責任者の氏名及び住所は必ず記載してください。
(令110)
(ウ) そ の
他
演説会の開催中に会場の入口、建物の外側、外廻りの塀等会場の外部に掲示できます。
なお、これらの文書図画は、演説会が終了したときは直ちに撤去しなければなりません。
-20-
(法143の2)
(3) 選挙運動用自動車又は船舶に取り付けて使用するポスター、立札、ちょうちん及び看板の
類
ア 数
量
ちょうちんの類は1個(高さ85㎝×直径45㎝以内)に限られますが、ポスター、立札及
び看板の類(これらの規格は、たて273㎝×よこ73㎝以内)は制限ありません。
イ 内
容
内容に特に制限はありません。
ウ 掲
●●●●●
示場所
選挙管理委員会から交付を受けた選挙運動用自動車(船舶)の表示をつけた自動車(船
舶)に限ります。
エ そ の 他
ポスター、立札、ちょうちん及び看板の類を選挙運動用の表示をつけた自動車(船舶)
に取り付けたまま回覧させることは差し支えありません(法142⑫)が、その自動車(船舶)
を選挙運動に使用しなくなったときは、直ちに撤去しなければなりません。
(法143の2)
(4) 候補者が使用するたすき、胸章、腕章の類
候補者が使用するたすき、胸章、腕章の類には、数量等の制限はありません。
また、表示の内容にも特別の制限はなく、候補者が着用したまま回覧することも差し支え
ありません。使用者は候補者に限られますので運動員等は使用できません。
(5) 選挙運動用ポスター
ア 規
格
タブロイド型(長さ42㎝×巾30㎝)以内
イ 数
量
候補者1人につき
ウ 内
市
●●●●●●●●●
長
選
挙
市議会議員一般選挙
ポスター掲示場の設置数
容
内容に特に制限はありませんが、掲示責任者及び印刷者の住所氏名(印刷者が法人であ
るときはその所在地と法人名)を必ず記載してください。(法144⑤)
エ 掲
●●●●●
示場所
選挙管理委員会が設置したポスター掲示場に掲示できます。このほかは一切掲示できま
せん。
8 新
(1)
聞
広
告
候補者は、選挙運動の期間中その選択する新聞に2回を限り有料で一定の規格内(よこ
-21-
9.6㎝、たて2段組以内で記事下に限られ、色刷りは認められません。
)の広告を掲載するこ
とができます。
(法149)
(2) 申込は、選挙長から交付された新聞広告掲載証明書に掲載原稿を添えて掲載しようとする
新聞社等に提出して行いますが、選挙当日に発行される新聞に広告することはできませんの
で注意してください。
広告の内容及び新聞の選択は自由ですが、一つの広告に2人以上の候補者の共同使用(こ
の場合でも前述の一定規格内に限ります。)は、各候補者ごとにそれぞれ1回として計算さ
れます。
(3) 新聞販売を業とする者が、広告の掲載された新聞を通常の方法で頒布し又その新聞を発行
する会社の本社、支社、支局(個人が発行する新聞については、主たる事務所及びその他の
事務所)及び販売店の店頭等で掲示することが常例となっている場所に限り掲示することが
できますが、候補者、運動員等が大量に買い入れて頒布したり、掲示することは許されませ
ん。
9 ポスター掲示場への掲示
ポスター掲示場には、法定の選挙運動用ポスター1枚を掲示することができ、各投票区ごと
に概ね5~10箇所のポスター掲示場が設置されます。詳しくは選挙管理委員会にお問い合わせ
ください。
(法144の2、令111、111の2)
(1) 掲示できる者
候補者
(2) 掲示できる期間
4月19日から4月25日まで
選挙当日(4月26日)に新たに掲示することはできませんが、前日までに掲示したポスタ
ーは選挙当日においても掲示しておくことができます。
(3) 掲示できる区画
立候補の届出番号と同一の番号が表示されている区画内に1枚を掲示してください。
10 インターネットによる選挙運動
選挙運動ではインターネット等を利用することができます。ただし、選挙運動用通常葉書等
と同様、その内容が犯罪を構成する場合は、それぞれの法律の罰則対象となります。
(1) ウェブサイト等を利用する方法
ア ウェブサイト等を利用する方法
ウェブサイト等を利用する方法とは、インターネット等を利用する方法のうち(2)の電
-22-
子メールを利用する方法を除いたもの(法142の3①)が該当します。
具体的には、ウェブサイト(いわゆるホームページ。)、ブログ・掲示板、ツイッター・
フェイスブックなどのSNS、動画共有サービス、動画中継サイトなどが含まれます。
イ
ウェブサイト等を利用する方法により誰でも選挙運動ができます(法142の3①)が、
選挙運動そのものを行うことができない未成年者や選挙犯罪により公民権停止中の者は除
外されます。
ウ 表示義務
ウェブサイト等を利用する方法により選挙運動のために使用する文書図画を頒布する者
は、その者の電子メールアドレスその他のインターネット等を利用する方法によりその者
に連絡をする際に必要となる情報(例えば、返信用フォームのURLなど。)を、当該ウ
ェブサイト等に表示しなければなりません。
エ 選挙期日における更新等
ウェブサイト等に掲載された選挙運動用文書図画は、選挙期日当日もそのまま表示して
おくことができますが、選挙期日当日は更新できません。
(法142の3②、法129)
(2) 電子メールを利用する方法
ア 電子メール等を利用する方法
電子メールを利用する方法とは特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(平成14
年法律第26号)第2条第1号に規定する電子メールを利用する方法(法142の3①)が該当
します。
具体的には、SMTP方式及び電話番号方式と呼ばれる通信方法が用いられるものを指
し、フェイスブックやLINEなど、ユーザー間でやりとりするメッセージ機能は含まれませ
ん。ただし、一般の電子メールを用いてフェイスブックアドレスにメッセージを送信する
場合は、SMTP方式が使用されることとなるため、注意してください。
イ 電子メールを利用する方法により選挙運動ができる者(法142の4①)
候補者及び確認団体(ただし、確認団体は市長選挙のみ。)
ウェブサイト等を利用する方法と異なり、一般の有権者等は行うことができません。
ウ 送信先の制限
選挙運動用電子メールは、次の電子メールアドレス宛てでなければ送信することができ
ません。
(法142の4②)
また、電子メールアドレスを明らかにして選挙運動用電子メールの送信をしないように
求める通知を受けたときは、当該電子メールアドレスに選挙運動用電子メールを送信する
ことはできません。
(法142の4⑤)
送信対象者
送信対象電子メールアドレス
① あらかじめ、選挙運動用電子メールの送信の求
-23-
選挙運動用電子メール送信者に
め・同意を選挙運動用電子メール送信者に通知
自ら通知した電子メールアドレ
した者※1
ス
政治活動用電子メール(選挙運動用電子メール
政治活動用電子メールに係る自
送信者が普段から発行している政治活動用メー
ら通知した電子メールアドレス
ルマガジン等)を継続的に受信している者 ※2
のうち、選挙運動用電子メール
であって、あらかじめ選挙運動用電子メールの
の送信拒否通知をした電子メー
送信の通知を受け、拒否しなかったもの
ルアドレス以外のもの
②
※1 電子メールアドレスを選挙運動用電子メール送信者に自ら通知した者に限る。
※2 電子メールアドレスを選挙運動用電子メール送信者に自ら通知した者に限り、
かつ、その後に政治活動用電子メールの送信を拒否した者を除く。
エ 記録保存義務(法142の4④)
選挙運動用電子メール送信者には、次の記録を保存しておかなければなりません。
(ア) 選挙運動用電子メールの送信の要求あるいは同意をした者に対し送信する場合
① 受信者が電子メールアドレスを選挙運動用電子メール送信者に対し自ら通知した
こと
②
選挙運動用電子メールの送信の要求あるいは同意があったこと
(イ) 政治活動用電子メールの継続的な受信者に対し送信する場合
①
受信者が電子メールアドレスを選挙運動用電子メール送信者に対し自ら通知した
こと
②
政治活動用電子メールの送信を継続的に行っていること
③
選挙運動用電子メールを送信する旨の通知をしたこと
オ 表示義務(法142の4⑥)
選挙運動用電子メールで送信される文書図画には、次の事項を表示しなければなりませ
ん。
(ア) 選挙運動用電子メールである旨
(イ) 選挙運動用電子メール送信者の氏名又は名称
(ウ) 選挙運動用電子メールの送信者に対し送信拒否通知を行うことができる旨
(エ) 送信拒否通知を行う際に必要となる電子メールアドレスその他の通知先
カ その他
選挙運動用電子メールを受け取ったものが、当該電子メールを転送により頒布すること
は、新たな文書図画の頒布としての制限を受けるため、できません。
ただし、電子メールによる選挙運動を行うことができる者が認められている態様によっ
て行うことは可能です。
-24-
(3) 有料インターネット広告の禁止等
選挙運動のための有料インターネット広告は禁止されます。
ただし、確認団体(市長選挙のみ)は、選挙運動期間中、その政党等の選挙運動用ウェブ
サイト等に直接リンクする政治活動用有料広告を掲載することができます。(法142の6④)
(4) その他
ア 選挙に関しインターネット等を利用する者は、表現の自由を濫用して選挙の公正を害す
ることがないよう、インターネット等の適正な利用に努めなければなりません。(法142の
7)
イ 選挙運動用のホームページや候補者等の選挙運動用電子メールなどの選挙運動用の文書
図画をプリントアウトして頒布することは文書図画の頒布として規制されるため、できま
せん。
ウ 選挙運動用(又は落選運動用)の文書図画(ウェブサイト等)によって自己の名誉を侵
害されたとする候補者等からの申し出により、プロバイダ等が当該文書図画を削除する場
合について、プロバイダ責任制限法の特定の特例(情報発信者の回答期限の短縮)が設け
られています。
この場合、当該候補者等は、文書図画(ウェブサイト等)を管理しているプロバイダ等
に対して、次の事項を示してその情報を削除するように申し出る必要があります。
(ア) 自己の名誉を侵害したとする情報
(イ) 名誉が侵害された旨
(ウ) 名誉が侵害されたとする理由
(エ) (ア)の情報が選挙運動用(又は落選運動用)文書図画に記載されていること
詳しくは、下記のウェブサイト等をご確認ください。
① 総務省:インターネット選挙運動の解禁に関する情報
(インターネット選挙運動解禁に関する説明資料、ガイドライン等)
URL http://www.soumu.go.jp/senkyo/
② プロバイダ責任制限法 名誉毀損・プライバシー関係ガイドライン
別冊「公職の候補者等に係る特例」に関する対応手引き
URL http://www.telesa.or.jp/consortium/provider/
③ ②に関する問い合わせ先
東海総合通信局電気通信事業課
住所:名古屋市東区白壁1-15-1
電話:052-971-9401
-25-
11 その他選挙運動に関する事項
(1) 選挙運動の意義
選挙運動の意義については、法律上明確な規定はありませんが、「特定の選挙につき、特
定の候補者の当選を目的として、投票を得若しくは得させるために直接又は間接に選挙人に
働きかける一切の行為をいう。
」とされています。
これを具体的に説明しますと、次のようになります。
ア 選挙が特定していること
選挙期日が告示された場合においては勿論、選挙期日が確定していなくても社会通念上
それがどの選挙を目的としているかを認められれば、選挙が特定しているということがで
きます。
イ 特定の人の当選を目的としていること
特定の人がその選挙に当選し、又は特定の人を当選させ、あるいは特定の人の当選を得
るために他の人の当選を得させまいとする目的があることです。
ウ 選挙人に対して働きかける行為のあること
選挙人に対して直接であると間接であるとを問わず働きかける行為のあることです。
(2) 選挙運動に関する各種制限
ア 選挙運動のできる期間
選挙運動は、選挙期日の告示があり立候補の届出をしたときから選挙期日の前日までの
間でなければすることはできません。(法129)
立候補の届出前に選挙運動をすることは事前運動として禁止されています。なお、選挙
の当日の選挙運動については禁止されていますが、次の例外があります。
選挙当日の例外
(ア) 選挙事務所は、選挙の当日においても、投票所を設けた場所の入口から300m以外の
区域に限り、設置することができます。
(法132)
(イ) 選挙事務所を表示するためのポスター、立札、ちょうちん及び看板の類は、選挙の当
日においても掲示することができます。
(法143⑤)
(ウ) 選挙運動用のポスターは、選挙の当日においても、掲示しておくことができます。
(法143⑥)
イ 選挙運動の時間による制限
(ア) 午後8時から翌日午前8時までの間は、選挙運動のため、街頭演説をすることができ
ません。
(法164の6①)
(イ) 午前8時から午後8時までの間に限り、選挙運動用自動車(船舶)の上において、選
挙運動のため、連呼行為をすることができます。
(法140の2①)
(ウ) 選挙運動のための街頭演説をする者は、長時間にわたり同一の場所にとどまってする
-26-
ことのないように努めなければなりません。
(法164の6③)
(エ) 「公営施設」使用の個人演説会1回について使用できる時間は、5時間を超えること
はできません。
(令112③)
ウ 選挙運動のできる者の制限
選挙の公正を確保し、又は選挙人の投票心理に不当な影響を及ぼすおそれがないように
することなどのために、次の者の選挙運動は禁止されています。
(ア) 選挙事務関係者
投票管理者、開票管理者及び選挙長は、在職中、その関係区域内において選挙運動を
することができません。
(法135①)
(イ) 特定公務員
次の公務員は、在職中、選挙運動をすることができません。(法136)
a 中央選挙管理会の委員及び中央選挙管理会の庶務に従事する総務省の職員並びに選
挙管理委員会の委員及び職員
b 裁 判 官
c 検 察 官
d 会計検査官
e 公安委員会の委員
f 警 察 官
g 収税官吏及び徴税の吏員
このほかの公務員についても、それぞれ関係の法律によって選挙運動が制限されてい
ます。
(a) 国家公務員………一般職に属する国家公務員(教育公務員を含む。)は、国家公
務員法によって選挙運動が制限されています。(国家公務員法102)
(b) 地方公務員………一般職に属する地方公務員(地方公営企業に従事する職員のう
ち、管理、監督の地位にある者等以外の者を除く。)は、地方公務員法によってそ
の職員の属する地方公共団体の区域内では、選挙運動が制限されています。(地方
公務員法36)
(c) 地方教育公務員………教育公務員特例法によって選挙運動が制限されています。
(教育公務員特例法18)
(ウ) 公務員等の地位利用
a 次に掲げる公務員や公社、公庫の役職員の地位にある者が、職務上の組織や身分の
上下関係を利用したり、許可、認可の職務制限を利用する等、その地位に伴う影響力
を利用して選挙運動を行うことは禁止されています。(法136の2)
(a) 国家公務員及び地方公務員(一般職、特別職、常勤、非常勤を問わない。)又は
特定独立行政法人、若しくは、特定地方独立行政法人の役員若しくは職員
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(b) 沖縄振興開発金融公庫の役員若しくは職員
b 前記の公務員等である者が、候補者若しくは候補者になろうとする者(公職にある
者を含む。
)を推薦し、支持し、若しくはこれに反対する目的でする次の行為又は候
補若しくは候補者になろうとする者(公職にある者を含む。)である前記公務員等が
候補者として推薦され、若しくは支持される目的をもってする次の行為は、公務員等
の地位利用による選挙運動とみなされて禁止されています。
(a) その地位を利用して、候補者の推薦に関与し、若しくは関与することを援助し、
又は他人にこれらの行為をさせること。
(b) その地位を利用して、投票の周旋勧誘、演説会の開催その他の選挙運動の企画に
関与し、その企画の実施について指示し、若しくは指導し、又は他人にこれらの行
為をさせること。
(c) その地位を利用して、後援団体を結成し、その結成の準備に関与し、その後援団
体の構成員になることを勧誘し、若しくはこれらの行為を援助し、又は他人にこれ
らの行為をさせること。
(d) その地位を利用して、新聞その他の刊行物を発行し、文書図画を掲示し、若しく
は頒布し、若しくはこれらの行為を援助し、又は他人にこれらの行為をさせること。
(e) 候補者若しくは候補者になろうとする者(公職にある者を含む。)を推薦し、支
持し、若しくはこれに反対することを申し出、又は約束した者に対し、その代償と
して、その職務の執行に当たり、その申し出、又は約束した者に係る利益を供与し、
又は供与することを約束すること。
(エ) 教育者の地位利用
「教育者」とは、学校教育法に規定する学校の長及び教員をいい、国立、公立、私立
の別を問いません。したがって、国立及び公立学校教職員は、教育公務員として一般的
に選挙運動が禁止され、さらに地位利用による選挙運動が禁止されます。
私立学校の教員については、一般の選挙運動を行うことは自由ですが、学校の児童、
生徒、学生に対して教育上の地位を利用して選挙運動をすることは、その影響するとこ
ろが大きいので、禁止されています。
「教育上の地位利用」とは、教育者が学校で占める地位を利用して直接父兄等に働き
かける場合はもちろん、生徒等を介して働きかける場合も含みます。
(法137)
なお、洋裁学校、料理学校等の専修学校、各種学校の教員等はここにいう教育者に含
まれません。
(オ) 不在者投票管理者の地位利用
不在者投票管理者である病院長等は、不在者投票に関しその者の業務上の地位を利用
して選挙運動をすることができません。
(法135②)
公務員である不在者投票管理者については、国家公務員法等により選挙運動又は政治
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活動の制限がされていますが、私立の病院等の公務員でない不在者投票管理者について
も地位利用による選挙運動が禁止されています。
「その者の業務上の地位を利用して」とは、不在者投票管理者が日常の職務上有する
影響力を利用してという意味です。
(カ) ●●●●●
未成年者
未成年者(年齢満20年未満の者)は、選挙運動をすることはできません。また未成年
者を使用して選挙運動をさせることもできません。
ただし、未成年者を選挙運動のための単純かつ機械的な労務にのみ使用することは差
し支えありません。
(法137の2)
(キ) 選挙権、被選挙権を有しない者
選挙犯罪等により刑に処せられ、選挙権及び被選挙権を有しない者は、選挙運動をす
ることができません。
(法137の3)
エ 選挙運動員の数の制限
(ア) 街頭演説の場合の制限
街頭演説の場所において選挙運動に従事することができる者の数は、候補者1人につ
いて15人を超えることはできません。
選挙運動に従事することができる者には、応援弁士、運転手の助手及び労務者も含ま
れますが、候補者及び自動車の運転手1人(船舶にあっては運航に必要な船員)は含ま
れません。
街頭演説の場所において選挙運動に従事する者は、街頭演説用腕章又は乗車(乗船)
用腕章を着用しなければなりません。(法164の7)
(イ) 自動車等の乗車制限
選挙運動用自動車(船舶)に乗車(乗船)できる者は、候補者と運転手1人(船舶は
運航に必要な船員)を除き、自動車1台又は船舶1隻につき4人を超えることができま
せん。
(法141の2①)
選挙運動用自動車(船舶)に乗車(乗船)する者は、乗車(乗船)用腕章を着用しな
ければなりません。
(法141の2②)
オ 選挙運動の場所の制限
(ア) 選挙運動用ポスターの掲示場所
選挙管理委員会が設置したポスター掲示場以外には一切掲示できません。
(法143④)
(イ) 演説(街頭演説を含む。
)又は連呼行為の禁止される場所(法166)
a 公営住宅を除く国、又は地方公共団体の所有し又は管理する建物(公営施設を使用
して行う個人演説会を除く。
)
b
汽車、電車、乗合自動車、船舶(選挙運動に使用するものを除く。)及び停車場そ
の他鉄道地内
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c 病院、診療所その他の療養施設
カ その他選挙運動の制限
(ア) 戸別訪問の禁止
何人も、特定の選挙について投票を得若しくは得しめ又は得しめない目的をもって連
続して2以上の選挙人の居宅又はこれに準ずる場所を訪問する行為は禁止されています。
単に1戸を訪問した場合であっても、連続して戸別に訪問する意思でなしたものであれ
ば戸別訪問になります。訪問先は住所、居所に限らず事務所、勤務先をも含み、相手方
が在宅又は応接したか否かは問いません。いずれの場合も戸別訪問となります。
その他、いかなる方法をもってするを問わず、選挙運動のため、戸別に演説会の開催
若しくは演説を行うことについて告知する行為又は候補者の氏名若しくは政党その他の
政治団体の名称を言い歩く行為は戸別訪問とみなされ禁止されています。
(法138)
(イ) 署名運動の禁止
何人も、選挙に関し、投票を得若しくは得しめ又は得しめない目的をもって選挙人に
対し署名運動をすることはできません。候補者、運動員、第三者いずれの場合でも違反
となります。
(法138の2)
(ウ) 飲食物の提供の禁止
何人も、選挙運動に関し、いかなる名目であるかを問わず、湯茶及びこれに伴い通常
用いられる程度の菓子を除き、飲食物を提供することは禁止されています。ただし、選
挙運動に従事する者及び選挙運動のために使用する労務者に対して、選挙運動の期間中
に315食(1日15人分(45食)に選挙期日の告示のあった日から選挙の期日の前日まで
の日数を乗じて得た数)の範囲内で、かつ、選挙管理委員会が告示した1食当たりの額
(基準額1,000円)と1日当たりの額(基準額3,000円)の範囲内で選挙事務所内におい
て食べるか、あるいは携行するために選挙事務所において提供する弁当は差し支えあり
ません。
(法139)
(エ) 選挙運動放送の制限
何人も、公職選挙法に規定する場合を除く外、放送設備(広告放送設備、共同聴取用
放送設備その他有線電気通信設備を含む。)を使用して、選挙運動のために放送を行う
ことも行わせることもできません。
(法151の5)
(オ) 気勢を張る行為の禁止
何人も、選挙運動のため、自動車を連ね又は隊伍を組んで往来する等によって、気勢
を張る行為をすることはできません。(法140)
(カ) 他の演説会の禁止
選挙運動のためにする演説会は、公職選挙法の規定により行う個人演説会のほかは、
いかなる名義をもってするを問わず、開催することができません。(法164の3①)
(キ) 人気投票の公表の禁止
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何人も、選挙に関し、公職に就くべき者を予想する人気投票の経過又は結果を公表す
ることはできません。
(法138の3)
(ク) 文書図画の頒布又は掲示について禁止を免れる行為の制限
a
選挙運動として認められる文書図画(インターネットによるものを除く。)の頒布
又は掲示は、前述の選挙運動用通常葉書の頒布、選挙運動用ビラの頒布(市長選挙の
み)及び選挙運動用ポスターの掲示並びに選挙事務所、個人演説会場、選挙運動用自
動車又は船舶にそれぞれ掲示を許された範囲のポスター、立札、看板及びちょうちん
の類などに限られています。また、何人も、選挙運動の期間中は、著述、演芸等の広
告その他いかなる名義をもってするを問わず、これらの禁止を免れる行為として、候
補者の氏名若しくはシンボル・マーク、政党その他の政治団体の名称又は候補者を推
薦し、支持し若しくは反対する者の名を表示する文書図画を頒布し又は掲示すること
はできません。
(法146①)
b 選挙運動の期間中に候補者の氏名、政党その他の政治団体の名称又は候補者の推薦
届出者その他選挙運動に従事する者若しくは候補者と同一戸籍内にある者の氏名を表
示した年賀状、寒中見舞状、暑中見舞状その他これに類似する挨拶状を当該候補者の
選挙区内に頒布し又は掲示する行為も禁止を免れる行為とみなして禁止されています。
(法146②)
(ケ) 選挙に関する犯罪に該当する行為の禁止
公職選挙法第16章(罰則)に規定されている選挙犯罪、すなわち「買収罪」、
「おとり
罪」
、
「自由妨害罪」
、
「虚偽事項公表罪」、
「氏名等虚偽表示罪」、「詐偽投票罪」等の選挙
の自由公正を害する行為は、当然禁止されています。
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第5 各種証明書等の返還
候補者を辞したとき、選挙が終了したときなど必要がなくなったときは、選挙運動用各種証明
書類を選挙管理委員会に返さなければなりません。
なお、これらを返還する場合は、立候補に際して交付を受けた表示等返還目録に添えて返還し
てください。
(参考例)
表示等返還目録
平成27年
月
日●
〇〇市選挙管理委員会
委員長
殿
候補者
印●●
市
長
平成27年4月26日執行の〇〇
選挙の表示等を次のとおりお返しし
市議会議員一般
ます。
表 示 等 の 名 称
交 付 を
受けた数
選挙運動用自動車(船舶)表示
1
選挙運動用拡声機表示
1
候補者用通常葉書使用証明書
1
新聞広告掲載証明書
2
乗車用腕章
4
街頭演説用腕章
11
街頭演説用標旗
1
返 還 数
備
考
備考 1 選挙が終了したとき又は立候補を辞退(死亡)したときは、直ちに
この目録により表示等を返還してください。
2 候補者用通常葉書使用証明書及び新聞広告掲載証明書については、
使用済みの場合は、返還数の欄に使用済みと記載してください。
3 表示等を紛失したため返還できない場合は、備考欄に理由を記載し
てください。
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