認定看護管理者教育課程 ファーストレベル 1) 教育理念 多様なヘルスニーズを持つ個人、家族及び地域住民に対して、質の高い組織的看護サービスを提供することをめ ざし、一定の基準に基づいた看護管理者を育成する体制を整え、看護管理者の資質と看護の水準の維持及び向上に 寄与することにより、保健医療福祉に貢献する。 本教育機関は、自律的研鑽を求める教育・学究の場となることを意図し、変動する環境に適応し発展へ向けて挑戦 し続けられる人材を育成する。ひいては、認定看護管理者の社会的認知をもたらす人材の輩出をめざす。 2) 教育目的 (1) 看護専門職として必要な管理に関する基本的な知識・技術・態度を習得する。 (2) 看護を提供するための組織化並びにその運営の責任の一端を担うために必要な知識・技術・態度を習得する。 (3) 組織的看護サービス提供上の諸問題を客観的に分析する能力を高める。 3) 教育目標 (1) 保健医療福祉に関する諸制度や理論を学び、職種・機関の役割を理解する。 (2) 組織の目的を達成するために、組織の基本概念を理解し、管理に必要な基礎的能力を育成する。 (3) 管理・監督者としての責務を自覚し、人間関係能力を高め、リーダーシップを発揮できる能力を養う。 (4) 職場の看護サービスの向上をめざし、課題を分析し解決する能力を拡大する。 4) 教育課程 7教科目:時間数 156 時間(10 単位) 表1 ファーストレベルカリキュラム 参照 5) 教育課程修了要件 (1) 各教科目時間数の 4/5 以上の出席があること (2) 7 教科目すべてに合格していること 6) 実施機関 公益社団法人 静岡県看護協会 7) 会場 静岡県看護協会会館 (静岡市駿河区南町 14 番 25 号 エスパティオ 3 階) 8) 開催期間 平成 27 年 5 月 20 日~平成 27 年 7 月 22 日 27 日間 (日程表は受講通知時にお知らせしますが、土、日に予定が入る場合もあります。) 9) 受講要件 (1) 日本国の看護師免許を有する者 (2) 看護師免許を取得後、実務経験が通算して 5 年以上ある者 (3) 管理的業務に関心があり、管理的業務に従事することを期待されている者 10) 定 員 70 名 11) 受講料 (1) 受講料(修了審査料を含む) 150,000 円 平成 27 年度 日本看護協会会員 100,000 円 (2) その他 資料代 ※ 既納料金は返金しません。 12) 受講申込方法 (1) 申込期間 平成 27 年 2 月 23 日(月)~ 3 月 9 日(月) 12 時必着 (2) 提出書類等 ア 平成 27 年度認定看護管理者教育課程「ファーストレベル」 受講申込書(ホームページからダウンロード可) イ 看護師免許証の写し ウ 小論文 課題: 「あなたが取り組んだ看護管理活動(委員会、係などを含む)をひとつあげ、その取り組みのプロセスを 振り返り、リーダーに求められる自己の課題について述べなさい」 用紙: A4 1 枚に収める。表紙不要、本文 1,500 字以上 1,600 字以内とし、最後の行に字数を記載する 書式: MSP 明朝 10.5 ポイント、余白 上を 25mm空ける。 *小論文の評価は、以下の①~⑤の内容及び文章表現について審査を行う ① テーマ ② 取り組んだ課題の背景、意義 ③ 取り組みのプロセスとその評価 ④ ③の中の自身の役割と行動 ⑤ 一連のプロセスから見えてきたリーダーとしての自己課題 エ 返信用封筒 角型2号封筒(受講希望者の住所氏名を明記し 140 円切手を貼付)を提出書類とともに協会へ送付してください。 (3) 提出先 〒422-8067 静岡市駿河区南町 14-25 エスパティオ 3 階 公益社団法人静岡県看護協会 教育研修部 ファーストレベル受講申込 (朱書き) 13) 受講決定 (1) ファーストレベル受講審査会が必要書類と小論文を審査のうえ受講決定する。 (2) 受講の可否及び受講時期は、平成 27 年 4 月 10 日(金)までに本人宛に通知する。 (3) 4 月 10 日(金)を過ぎても通知がない場合は教育研修部へ問い合わせてください。 14) 問合せ 公益社団法人 静岡県看護協会 教育研修部 TEL 054-202-1760 〒422-8067 静岡市駿河区南町 14-25 エスパティオ 3 階 表 1 認定看護管理者教育課程 ファーストレベル カリキュラム 教科目 時間数 ねらい 看護管理 概論 (15) 1 看護管理に必要な知識体系を学び、看護管理へ の活用を理解する 2 看護管理者の役割と活動を理解し、これからの 看護管理者のあり方を考察する 1 看護管理の概要 2 看護管理者の役割と活動 1 拡大・変化する看護専門職の機能と活動範囲を 予測し、看護実践の改善に向け考察する 看護専門職 論 (30) 看護サービ ス提供論 (30) グループ マネジメント (30) 人材育成論 (15) 看護情報論 (15) 特別講義 (6) 1 ヘルスケアシステムの構造と現状、保健医療福 祉制度を理解する 2 保健医療福祉制度の変化が看護管理に与える 影響を理解する 1 看護サービスの基本的概念を理解する 2 看護サービスの対象となる人々の権利を尊重し た、看護サービスの提供過程を理解する 3 安全を保障しながらより質の高い看護サービスを 提供する方法を理解する 4 看護サービス提供上の問題を論理的に解決する 思考を学ぶ 1 組織集団の基本概念、集団の力動的諸機能を 理解する 2 看護チームにおけるリーダーの役割、医療チーム における看護の役割を理解し、連携・協働のあり 方を学ぶ 3 組織目的の達成に向けてメンバーが行動を取れ るように諸理論の活用を考察する 1 人材育成のための基本的な概念を理解する 2 現場(看護単位)における後輩育成や指導方法 を理解する 1 情報の概念と特徴を理解し倫理的な取り扱いを 学ぶ 2 患者ケアに役立ち、看護の質改善に資する情報 管理の在り方を学ぶ 1 基礎的知識に基づき、テーマに対し論理的に表 現する方法を学ぶ 時間数 講義 演習 3 3 3 看護管理に必要な基礎知識 6 4 労働者として学ぶ労務管理の基礎知識 3 1 看護専門職の役割と機能 看護専門職の自律性と責務 看護専門職の動向 6 看護業務の行動指針 2 看護職の自律性と責務を理解する 3 看護に関連する法律や制度の変化を捉え看護 管理の視点で変化の意義や適応を理解する ヘルスケア システム論 (15) 単元 看護専門職としてのキャリア発達 看護基礎教育制度と継続教育 2 看護実践における倫理 3 看護の社会的責務と法的根拠 1 我が国におけるヘルスケアシステムの構造 医療保険制度 社会保障制度 国民医療費と医業に関する費用 診療報酬・介護報酬 診療報酬上の看護活動の評価 2 保健医療福祉の動向・ニーズと政策 6 6 3 3 3 3 保健医療福祉関連職種の理解と活動 3 1 看護サービスの概要 6 2 問題解決 6 3 看護サービスの質管理 看護サービスの質評価と改善 6 看護サービスの安全管理 3 リーダーシップ・集団の基本理念・集団力学 看護職の集団力動とグループワーク 6 3 6 6 3 2 看護チームのマネジメント 3 3 チーム医療と連携 6 カンファレンスの運営・ファシリテーション 3 6 静岡県の医療政策 看護サービスと記録 1 グループマネジメントの基礎理論 3 3 1 人材育成の基礎知識 6 2 人材育成の方法 6 1 医療・看護情報の概要 6 2 看護情報の倫理的側面と対応 3 3 看護実践に活かす情報管理 6 1 レポート・論文の書き方 6 132 3 3 24
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